JPH0220297Y2 - - Google Patents

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JPH0220297Y2
JPH0220297Y2 JP9274086U JP9274086U JPH0220297Y2 JP H0220297 Y2 JPH0220297 Y2 JP H0220297Y2 JP 9274086 U JP9274086 U JP 9274086U JP 9274086 U JP9274086 U JP 9274086U JP H0220297 Y2 JPH0220297 Y2 JP H0220297Y2
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、阻集器の改良に関する。
尚、阻集器とは、汚水が油脂、ガソリン、土砂
その他排水の為の配管設備の機能を著しく妨げ、
又は排水のための配管設備を損傷するおそれのあ
る物(以下、「汚濁物」という)を混在させてい
るとき、その「汚濁物」を汚水から分離、収集し
て、汚水の残部(以下、「放流水」という)のみ
を下水道へ放流させることにより、下水道の汚損
を防止するものをいう(実公昭59−31818号公報、
建設省告示第1597号参照)。
〈従来の技術〉 従来、上記タイプの阻集器は第3図の如くであ
つた。
直方体の槽形状である阻集器本体1には中央左
寄りに仕切り板3が立設され、かかる仕切り板3
の左側の部屋4にはトラツプかご5が配置されて
いる。トラツプかご5の壁面5aは汚水中の汚濁
物をトラツプできるようにステンレス製の網(網
目;0.5〜5mm)で形成されている。
一方、仕切り板3の右側の部屋6には流出具7
が配置されている。流出具7は阻集器本体1に溜
つた放流水の水面9の下に位置する注入口11
と、液面上へ突出する開口部13と(防臭栓15
が嵌合されている)、阻集器本体1の側壁へボル
ト締めされる固定部16とからなる。尚、符号1
7は下水道へ連通する排水管である。
汚水はかかる構成の阻集器の左側の部屋4へ投
入される。そして汚水中に混在する汚濁物はトラ
ツプかご5に捕獲され、放流水のみがトラツプか
ご5を通過することとなる。この放流水の仕切り
板3と阻集器本体1の底壁との間隔を通つて左側
の部屋6へ行き、その水面9を上昇させる。その
上昇した分の放流水は流出具7のさき部18を越
えて排水管17へ排水されることとなる。
しかし、作業終了時かかる阻集器の清掃作業を
行う場合には、阻集器内に溜つた放流水を排出さ
せるため(水位を低下させるため)流出具7を取
り外す必要がある。しかし、かかる流出具7は阻
集器本体1へボルト止めされているため、その着
脱作業に大変手間がかかつていた。
そこで、第4図の如く、流出具7の下端部に排
出孔19を設け、上記清掃作業時には排出孔19
の密閉している栓21を外せるようにしたものが
ある(以上、実公昭59−31818号公報参照)。
尚、本考案に関連のある実開昭60−165568、58
−85693号公報等も参照されたい。
〈考案が解決しようとする問題点〉 第4図の阻集器によれば阻集器内の放流水を排
出するのが容易になる。しかし、排出孔19より
下にある放流水は依然として阻集器本体1の底部
に残つている。かかる放流水にはトラツプかご5
にトラツプされなかつた汚物(トラツプかご5の
網目を通り抜けたいわゆる小もの)が混在してい
るので、下記の問題をひきおこす。
(i) 上記小ものの汚物が腐敗するおそれがある。
かかる小もの汚物の腐敗は悪臭等の原因となり
好ましくない。
(ii) 長い間放置しておくと、小ものの汚物が阻集
器本体1の底面、及び隅部23―最も洗浄が困
難な部位である―へこびりついてしまう。
従つて、阻集器本体1の底部に溜つた放流水を
除去する必要があるが、その作業は困難である。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案の阻集器は、上記問題点にかんがみて、
阻集器内部に残つた放流水を容易に除去でき、そ
の洗浄作業を容易にするものである。
そして、その構成は阻集器本体の下面に形成さ
れた排出口の周縁に立上り管が着脱自在に配設さ
れ、阻集器本体には立上り管を貫通させる開口部
を設けたトラツプ槽が着脱自在に嵌合され、かか
るトラツプ槽には汚水が供給される部分と開口部
を形成した部分とを隔離する隔壁が形成され、隔
壁の中腹には既述のトラツプかご5の網目と同等
な大きさの(即ち、汚濁物を通過させない)貫通
孔が形成されていることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について説明をする。
第1図は実施例の阻集器を示す断面図である。
実施例の阻集器は阻集器本体31、トラツプ槽
47、隔壁59、立上り管41を備えてなる。阻
集器本体31は鍋形状の部材であり汚水源と配管
接続されている。実施例の阻集器ではかかる配管
を2本接続可能とした。図の符号33,35が配
管のジヨイント部である(配管は図示しない)。
阻集器本体31の底面の略中央には丸穴形状の
排出口37が穿設され、その周縁部は下方へ縮径
するテーパ状である。この排出口37に続く管状
部材は排出管39であり、図示しない下水配管へ
連通している。
排出口37には円筒形の立上り管41が着脱自
在に嵌合されている。この立上り管41と排出口
37の周縁部との間にはガスケツト(ゴム製、フ
ルオロカーボン樹脂製等)を介在させることが望
ましい。また、立上り管41を排出口37の周縁
部に対して螺合状態とすることもできる。
立上り管41の上縁部43はトラツプ槽47の
周縁部57よりも低い位置にあるものとする。か
かる立上り管41の高さがトラツプ槽47内の水
位を決めるからである。尚、水より比重の軽い汚
濁物(グリース等)を確実にトラツプするため、
立上り管41の上縁部43は後述する隔壁59の
貫通孔61よりも高い位置にあることが望まし
い。
立上り管41の上縁部43には、コの字形状の
線条部材である取つて45が配設されている。
トラツプ槽47は略ドーナツツの円周方向半割
り形状であり、その外周壁49は阻集器本体31
の内周面に沿つた形状である。そして、その周縁
部57を阻集器本体31の周縁部32へ係止させ
ている。尚、トラツプ槽47の外周壁49には従
来例のトラツプかごの如く(ステンレス鋼製の網
が張つてあつた)の貫通孔は形成されていない。
また、外周壁49は、洗浄を容易にする見地か
ら、全体的に角のない丸みを帯びた形状とした。
トラツプ槽47の中央には立上り管41を貫通
可能な開口部51があり、その周縁部から円筒状
の補助隔壁53が立ち上つている。補助隔壁53
の上縁部55は立上り管41の上縁部43より高
い位置にあるものとする(図例ではトラツプ槽4
7の周縁部57と同じ高さである)。また補助隔
壁53にはその下縁部56に貫通孔58が穿設さ
れている。この貫通孔58は隔壁59の貫通孔6
1以下の径(又は幅)とし、例えばスリツト状、
丸穴状である。また、従来例の如くステンレス鋼
製の網を張つてもよい。
尚、かかる補助隔壁53は開口部51の周縁部
に対して着脱自在としてもよい。
また、かかる補助隔壁53はなくてもよい。
トラツプ槽47の外周壁49の底部分には円筒
状の隔壁59が載置されている。そして隔壁59
の上端は防臭椀60へ一体的に連結している。勿
論両者を別体とし、隔壁59の上端へ防臭椀60
を嵌合する構成とすることもできる。ただし、隔
壁59の上縁部は、汚水及び汚濁物をオーバーフ
ローさせないように、立上り等41の上縁部43
より高い位置にあるようにする。
また、防臭椀60を補助隔壁53若しくは立上
り管41へ被せるようにしてもよい。
尚、トラツプ槽47の外周壁49の底部分に
は、隔壁59を偏在させないための段部56が形
成されている。この隔壁59と立上り管41の間
には1〜5cmの間隔を取ることが好ましく、補助
隔壁53は両者の略中央に位置させる。
隔壁59にはその中腹に貫通孔61が穿設され
ている。この貫通孔61は従来例のトラツプかご
5の壁面5aの網目と略同じ径(又は幅)を有
し、実施例のトラツプ槽47において隔壁59で
仕切られた外側の部屋63へ投入された汚水(図
例中その流れを矢印で示している)中の汚濁物
を、隔壁59の内側の部屋64(開口部51を設
けた部分)へ侵入させないようにトラツプしてい
る。かかる貫通孔61の形状はスリツト状、丸穴
状等特にとらわれない。従来例と同様にステンレ
ス鋼製の網を張つてもよい。
かかる貫通孔61を隔壁59の略中腹に穿設し
たのは以下の理由による。即ち、トラツプ槽47
において隔壁59より外側の部屋63へ投入され
た汚水中の水より高比重の汚濁物成分(砂、魚骨
等)はその底部へ沈み、一方、水より低比重の汚
濁物成分(グリース等)は外側の部屋63の水面
に浮遊するので、かかる汚濁物成分が確実に内側
の部屋65へ侵入しないようにするためである。
よつて、汚水はその放流水成分のみが貫通孔61
を通過することとなる。
尚、隔壁59は、トラツプ槽47に固着された
ものでもよい。
尚、図例中の符号71はトラツプ槽47のつま
み、符号73は蓋部材、符号75はのぞき窓であ
る。
以下、実施例の阻集器の使用態様について説明
をする。
汚水源から図示しない配管を通つて送られてく
る汚水は、トラツプ槽47において隔壁59で仕
切られている外側の部屋63へ投入される。そし
て、汚水中の汚濁物は隔壁59の貫通孔61を通
過できないので、かかる外側の部屋63において
そのうち水より高比重の成分が底部に沈澱し、一
方、汚濁物中の水より低比重の成分は水面上に浮
遊することとなる。
つまり、汚水中の放流水成分のみが隔壁59の
貫通孔61を通り抜け隔壁59の内側の部屋65
へ入る。そして、かかる部屋の水面を上昇させ、
立上り管41の上縁部43を越えた分の放流水が
排出管39を介して、下水道へ排出されることと
なる。
そして、トラツプ槽47において隔壁59より
外側の部屋63が汚濁物でいつぱいになつたり、
作業が終了したときには以下のようにして汚濁物
を捨て、阻集器の洗浄を行う。
まず、蓋部材73を取り外す。そして、防臭椀
60と隔壁59との一体物を持ち上げて外す。す
ると隔壁59の外側の部屋63にトラツプされて
いる汚濁物は中心方向(開口部51方向)へ移動
する。しかし、かかる汚濁物は、今度は、補助隔
壁53でせき止められることとなる。尚、外側の
部屋63に残存していた放流水成分は立上り管4
1でせき取められている。
そして、立上り管41を開口部51の周縁部か
ら取り外すと、上記放流水成分のみが補助隔壁5
3の下縁部に形成されている貫通孔58を通り抜
け、排出管39を介して下水道へと排出される。
尚、この排水効率を向上させるために、トラツ
プ槽47の外周壁49の隔壁59を受ける部分
に、補助隔壁53と同様な貫通孔を設けることが
できる。
結局、トラツプ槽47には汚濁物のみが残るの
で、トラツプ槽47を持ち上げてかかる汚濁物を
廃棄する。その後トラツプ槽47を洗浄すること
となるが、この洗浄は容易である。一方、阻集器
本体1には汚濁物はいうまでもなく放流水も残ら
ないので、その洗浄は極めて容易である。例えば
ホースを使つて水で洗い流すだけでよい。
尚、上記において、補助隔壁53を設けない場
合には、防臭椀60と隔壁59との一体物を取り
外すことなく、トラツプ槽47を阻集器本体1か
ら持ち上げ、その後立上り管41を取り外すこと
となる。
尚、一般的に言つて、トラツプ槽47を持ち上
げる前に、立上り管41を取り外して放流れを排
出させるようにした方が、作業が楽である。
また、上記実施例の阻集器を半分割にすれば、
本考案が従来例に記載の阻集器のタイプにも適用
できることがわかる。
即ち、従来例(第3,4図)のタイプの阻集器
において、仕切り板3を隔壁とみたてるととも
に、阻集器本体1へ略その内周面へ沿つた形状の
トラツプ槽を嵌合させ、右側の部屋6の底面に排
出口を形成し、その周縁部へ立上り管を着脱自在
に立設する構成とすればよい。
第2図は他の実施例の阻集器を示す断面図であ
る。
この実施例の阻集器は第1図の阻集器におい
て、排出管39を阻集器本体31から外して、か
かる阻集器本体31が外箱体81へ取付けられて
いることを特徴とする。尚、阻集器本体31は外
箱体81の周縁部82へその周縁部32を係止し
て取り付けられている。
外箱体81には側壁の下縁部に排出管83が形
成され、図示しない下水道へと連通している。
尚、外箱体81の底面は、排出管83へ放流水を
排出し易くするため、排出管83を最低位置とす
る傾斜を設けることが好適である。
この実施例の阻集器も第1図のそれと同様な作
用・効果を生じる。更には、外箱体81を用いる
ことにより、阻集器本体31の設置工事が容易に
行えるという効果がある。
〈効果〉 以上説明したように、本考案は阻集器本体の底
面に排出口を設け、そこに立上り管を着脱自在に
立設させるとともに、汚水の汚濁物をトラツプす
る所定の隔壁を備えたトラツプ槽を阻集器本体へ
嵌合させた構成である。
従つて、トラツプ槽へ投入された汚水中の汚濁
物はトラツプ槽(隔壁より汚水投入側の部分にお
いてである)でトラツプされる。そして、このト
ラツプ槽を阻集器本体から取り外せば、従来と同
様にして汚濁物を廃棄することが可能となる。
一方、阻集器本体に残つた放流水は立上り管を
外すことによつて、排出口から全て排出すること
が可能となる。
かかる構成・作用を奏する本考案の阻集器によ
れば、その内部の放流水を排出することが容易と
なる。従つて、阻集器の清掃作業が容易かつ迅速
に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の阻集器の断面図であり、
第3,4図は従来の阻集器の断面図である。 1,31……阻集器本体、37……排出口、4
1……立上り管、47……トラツプ槽、51……
開口部、59……隔壁、61……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 阻集器本体の底面に形成された排出口の周縁に
    立上り管が着脱自在に配設され、 前記阻集器本体には前記立上り管を貫通させる
    開口部を設けたトラツプ槽が着脱自在に嵌合さ
    れ、 前記トラツプ槽には、下記要件を具備した隔壁
    が配設されていることを特徴とする阻集器; (ア) 前記隔壁には略中腹に所定の大きさの貫通孔
    が形成されている、 (イ) 前記トラツプ槽において汚水が投入される部
    分と前記開口部が形成されている部分とを隔離
    するように、前記隔壁の上端部は前記立上り管
    よりも高い位置にある。
JP9274086U 1986-06-18 1986-06-18 Expired JPH0220297Y2 (ja)

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JPS631091U JPS631091U (ja) 1988-01-06
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