JP2518182Y2 - 切粉及び切削液処理装置のシール構造 - Google Patents

切粉及び切削液処理装置のシール構造

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JP2518182Y2
JP2518182Y2 JP11266691U JP11266691U JP2518182Y2 JP 2518182 Y2 JP2518182 Y2 JP 2518182Y2 JP 11266691 U JP11266691 U JP 11266691U JP 11266691 U JP11266691 U JP 11266691U JP 2518182 Y2 JP2518182 Y2 JP 2518182Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は工作機械の本機内設置形
切粉及び切削液処理装置のシール構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械に用いる切削液タンク
は、一定の周期でタンク内に堆積したへどろの掃除や、
切削液の交換を行う必要がある。従って図4に示すよう
に例えばチップコンベア104を内蔵する切削液タンク
101は、下面にキャスタ102を有して移動可能とさ
れており、移動時に本機の固定カバー103の下面と干
渉しないように隙間δを有して設置されているのが普通
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術の隙間δを
有して切削液タンクを設置する方法は、この隙間から切
削液の飛沫や切削液が飛び出して床面が汚れるという問
題点を有している。本考案は、従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とす
るところはタンク清掃時に出し入れが容易で切削液や切
粉が隙間から外へ漏れることのない切粉及び切削液処理
装置のシール構造を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における切粉及び切削液処理装置のシール構造
は、工作機械の本機内に設けられた切粉及び切削液誘導
用固定カバーの底面開口部の下に切削液タンクを出し入
れ可能に設けた切粉及び切削液処理装置において、前記
固定カバーの底面開口部の周りに前記切削液タンク上面
との間に隙間を有して可撓性チューブを設け、該可撓性
チューブを必要に応じて膨張させ前記隙間を塞いでシー
ルする流体圧供給手段を設けてなるものである。
【0005】
【作用】機械稼働時には固定カバー下端の可撓性チュー
ブに流体圧を供給して膨張させ、切削液タンク上面との
隙間を塞いでシールを行い、切削液や切粉が外部に漏れ
ないようにする。清掃のため切削液タンクを出し入れす
る場合には可撓性チューブの流体圧を抜いて収縮させ、
切削液タンク上面との間に隙間を作ったのち出し入れを
行う。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図3を参照して説明す
る。本機の切削領域の周りに設けられ切粉及び切削液を
後述の切削液タンク上に誘導する固定カバー1の底面開
口部の周りに、ポケット1aが下向きに設けられてい
る。固定カバー1の下にはキャスタ3を有する切削液タ
ンク2が出し入れ可能に設置されており、固定カバー1
の下端面と切削液タンク2上面の縁板2aとの間には出
し入れに必要な隙間δが設けられている。切削液タンク
2内には取付け台を介してチップコンベア4が設置され
ており、固定カバー1の底面開口部より落下する切粉及
び切削液は、このコンベア4の移動するコンベア5上に
落ち切粉だけが外部に送り出され、切削液はタンクの底
に溜まるようになっている。
【0007】固定カバー1のポケット1a内には可撓性
チューブ6が接着剤等により上面が貼着されて完全に収
まるように設けられており、可撓性チューブ6の底面に
はゴム製パッキン7が貼着されている。更に可撓性チュ
ーブ6には切削液タンクの出し入れに支障のない位置
に、エア取入口6aが設けられており、このエア取入口
6aよりエア源Pよりフィルタ8,レギュラレータ9,
切換弁11を経てエア圧が供給されるようになってい
る。そして可撓性チューブ6にエア圧が供給されると、
図3に示すようにポケット1a内に収納されていた可撓
性チューブが図4に示すように膨張して下にせり出し、
パッキン7が切削液タンクの上面の縁板2aに当接して
隙間を塞ぎシールをするようになっている。
【0008】続いて本実施例の作用について説明する。
機械が稼働中は切換弁11が常時a位置に切換えられて
おり、これによりエア源Pよりフィルタ8,レギュレー
タ9を経て送られるエア圧が可撓性チューブ6に供給さ
れて膨張し、下面に貼着されているゴム製パッキン7が
切削液タンク2上面の縁板2aと当接して隙間δを塞い
でシールする。このため落下する切削液及び切粉はこの
シールにより遮られて床面に飛び散ることがない。次に
清掃等のため切削液タンク2を引出す場合は、先ず電磁
弁11をb位置に切換えて、可撓性チューブ6のエア取
入口6aを大気に連通してエア圧を抜き、チューブ6が
縮んで原形に戻りポケット1a内に収納されて隙間δが
できたあと、作業に支障のない位置に切削液タンクが運
び出される。なお、可撓性チューブ6を膨張させておく
方法は常時エア源Pより切換弁を介してエア圧を供給す
るものと限定されるものではなく、例えば自動車又は自
転車のタイヤ等に用いられているエア取入口のような一
方向弁を設けて、可撓性チューブ内にエア圧を封じ込
み、切削液タンク出し入れ時のみ手動でエア抜きを行う
ようにすることもできる。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。本機の固定カバー下部に
設けた可撓性チューブを流体圧で膨張させ、固定カバー
と切削液タンクとの隙間を塞いでシールするようにした
ので、切削液や切粉が外部へ飛散することがなくなり、
工場内の環境が改善できるとともに流体圧を抜いて隙間
を作ることにより従来通り切削液タンクの出し入れが容
易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の切粉及び切削液処理装置のシール構
造を表す側面断面図である。
【図2】可撓性チューブを膨張させて隙間を塞いだ状態
を表す部分断面図である。
【図3】可撓性チューブのエア圧を抜いて隙間を作った
状態を表す部分断面図である。
【図4】従来の切粉及び切削液処理装置の側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定カバー 2 切削液
タンク 3 キャスタ 4 チップ
コンベア 6 可撓性チューブ 7 ゴム製
パッキン 11 切換弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の本機内に設けられた切粉及び
    切削液誘導用固定カバーの底面開口部の下に切削液タン
    クを出し入れ可能に設けた切粉及び切削液処理装置にお
    いて、前記固定カバーの底面開口部の周りに前記切削液
    タンク上面との間に隙間を有して可撓性チューブを設
    け、該可撓性チューブを必要に応じて膨張させ前記隙間
    を塞いでシールする流体圧供給手段を設けてなることを
    特徴とする切粉及び切削液処理装置のシール構造。
JP11266691U 1991-12-25 1991-12-25 切粉及び切削液処理装置のシール構造 Expired - Fee Related JP2518182Y2 (ja)

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JP2008264927A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Okuma Corp 工作機械
CN104842023A (zh) * 2015-06-02 2015-08-19 汤林 一种用于回收攻丝机铁屑的方法和装置

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