JP2591269Y2 - ダストカバー組付装置 - Google Patents

ダストカバー組付装置

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JP2591269Y2
JP2591269Y2 JP1993029954U JP2995493U JP2591269Y2 JP 2591269 Y2 JP2591269 Y2 JP 2591269Y2 JP 1993029954 U JP1993029954 U JP 1993029954U JP 2995493 U JP2995493 U JP 2995493U JP 2591269 Y2 JP2591269 Y2 JP 2591269Y2
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Inventor
淳一 藤本
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株式会社リズム
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ソケットに対してダス
トカバーを組み付けるダストカバー組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダストカバー組付装置としては、
例えば図4に示すようなものがある。図4において、1
はソケットであり、ソケット1はソケット本体2と軸部
3を有し、ソケット本体2には円周溝4とテーパ面5を
有する円周突起6がそれぞれ形成されている。
【0003】7はソケット1に対してダストカバー8を
組み付けるためのダストカバー受け具であり、ダストカ
バー受け具7の上部には、ダストカバー8を着座させる
傾斜面を有する開口部9が形成され、開口部9に連続し
て加圧空気が供給される加圧室10が形成されている。
11はダストカバー受け具7に形成されたエアー通路で
あり、エアー通路11から圧縮空気を加圧室10に供給
する。矢印Aはエアー加圧のための圧縮空気のエアー通
路11への供給を示す。
【0004】8は前記ダストカバーであり、ダストカバ
ー8の開口部12を形成する端部には周状突起13と周
状溝14がそれぞれ形成され、端部に連続するダストカ
バー本体部15はダストカバー受け具7の開口部9に着
座し、カバー本体部15に連続する底部16にはソケッ
ト1の軸部3が貫通する開口部17が形成されている。
【0005】ダストカバー8内にはグリース18が封入
されている。次に、ソケット1に対するダストカバー8
の組付けを説明する。ダストカバー本体部15をダスト
カバー受け具7の開口部9に着座させ、ダストカバー8
にソケット1を挿入し、ソケット1の円周突起6のテー
パ面5にダストカバー8の端部を当接させた状態におい
て、矢印Aで示すように、エアー通路11から加圧室1
0内に圧縮空気を供給しながら、矢印Bで示すように、
ソケット1を下側に押し込む。
【0006】加圧室10内に供給された圧縮空気がダス
トカバー8の底部16の開口部17を通り、ダストカバ
ー8内に入ると、ダストカバー8はふくらみ、一方、ソ
ケット1が押し込まれるので、ダストカバー8の端部が
テーパ面5に沿って上側に移動し、円周突起6を乗り越
えて、円周溝4に嵌合する。こうして、ソケット1に対
してダストカバー8が組み付けられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のダストカバー組付装置にあっては、ソケット
端面とダストカバー端面を当接させておいて、ダストカ
バー内に圧縮空気を吹き込みながら、ソケットを押し込
むことで、ダストカバー端部がソケットの円周突起を乗
り越え、円周溝に嵌合するようになっていたため、ソケ
ット端面とダストカバー端面の当接シールが不完全であ
ると、圧縮空気が洩れて、ダストカバーの組付けが不完
全になる。
【0008】また、ダストカバー内にグリースを封入し
ていると、圧縮空気でグリースが飛ばされてしまう。本
考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもの
であって、ダストカバーを拡大した状態でダストカバー
受け具に真空で吸着させておくことで、ソケットに対す
るダストカバーの組付けを確実に行うことができ、か
つ、圧縮空気によるグリースの飛び散りもないダストカ
バー組付装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、図1に示すように、ソケット本体と軸部
とを有しソケット本体側に円周溝を形成したソケットに
対して、前記円周溝に嵌合する周状突起38を有するダ
ストカバー22を組み付けるダストカバー組付装置にお
いて、前記ダストカバー22を、ダストカバー受け具2
1の凹部23に円周状に拡大して添わせるためのゴムチ
ャック29と、拡大して添わせた前記ダストカバー22
を真空で吸着保持するための真空源に通じる負圧通路2
6を形成したダストカバー受け具21を備えたことを特
徴とする。
【0010】また、本考案は、前記ダストカバー22を
拡大したとき、ダストカバー22の端部に形成した周状
溝39が係合する周状突起25を前記ダストカバー受け
具21の凹部内周に形成したことを特徴とする。また、
本考案は、前記ゴムチャック29がエアー通路30を形
成したエア供給部材31と、エアー通路30からのエア
加圧により膨脹して前記ダストカバー22を拡大する加
圧室33が形成されたゴム弾性体32とにより構成され
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本考案のダストカバー
組付装置によれば、ダストカバー22を、ゴムチャック
29を用いてダストカバー受け具21の凹部23に円周
状に拡大して添わせるようにした後に、負圧通路26を
介して真空源から負圧を作用させ、拡大して添わせるよ
うにしたダストカバー22を真空で吸着保持するように
したため、ソケットに対してダストカバー22を確実に
組み付けることができる。
【0012】ダストカバー22を拡大した状態で保持す
るため、グリースを封入するのが容易であり、従来のよ
うにエアーによるグリースの飛び散りも生じない。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本考案の一実施例を示す図である。
図1は本考案の一実施例に係る断面図である。図1にお
いて、21はダストカバー22を受けるダストカバー受
け具であり、ダストカバー受け具21の上部には凹部2
3が形成され、また、凹部23に連通する空間部24が
形成されている。凹部23の内周には周状突起25が形
成され、周状突起25の下側には凹部23に開口する負
圧通路26が形成されている。負圧通路26は図示しな
い真空源に接続されている。また、負圧通路26の下側
の凹部23には段部27が形成されている。なお、段部
27の上側の凹部23の内壁とダストカバー22の間で
あって、負圧通路26が開口するところには負圧が作用
する周状の空間28が形成される。
【0014】29はゴムチャックであり、ゴムチャック
29は圧縮空気が供給されるエアー通路30が形成され
たエアー供給部材31と、エアー供給部材31の外周に
設けられたゴム弾性体32により構成される。ゴム弾性
体32は、エアー通路30に連通する加圧室33を有
し、その端部34,35は固定部材36,37によりエ
アー供給部材31の外周に固定される。エアー通路30
から圧縮空気がゴム弾性体32の加圧室33に供給され
ると、ゴム弾性体32は横方向にふくらむようになって
いる。
【0015】22は前記ダストカバーであり、ダストカ
バー22の端部には周状突起38と周状溝39がそれぞ
れ形成され、これらの周状突起38と周状溝39の内側
は開口部となっており、開口部は垂直面40を有する。
ゴム弾性体32の加圧室33内に圧縮空気が供給される
と、ゴム弾性体32が横方向にふくらみ、ダストカバー
22の垂直面40を押圧する。垂直面40が外側に押圧
されると、ダストカバー22の周状溝39がダストカバ
ー受け具21の周状突起25に係合するようになってい
る。
【0016】ダストカバー22の端部に連続してダスト
カバー本体部41が形成され、ダストカバー本体部41
はダストカバー22がダストカバー受け具21の凹部2
3内に収納された状態で段部27に当接する。ダストカ
バー本体部41に連続して底部42が形成され、底部4
2は凹部23の底面43に当接し、底部42に形成した
開口部44はダストカバー受け具21の空間部24に開
口している。
【0017】次に、動作を説明する。図示しないソケッ
トに対してダストカバー22を組み付けるために、ダス
トカバー22をダストカバー受け具21の凹部23内に
収納する。すなわち、ダストカバー22の底部42が凹
部23の底面43に当接するように、ダストカバー22
を凹部23内に収納する。
【0018】この収納状態において、図示しないエアー
源から矢印Cで示すように圧縮空気を、エアー通路30
を介してゴム弾性体32の加圧室33に供給すると、ゴ
ム弾性体32が横方向にふくらみ、ダストカバー22の
垂直面40を押圧する。これにより、ダストカバー22
の端部は外側にひろがり、ダストカバー22の周状溝2
9がダストカバー受け具21の周状突起25に係合する
と同時にダストカバー本体41が段部27とも当接す
る。
【0019】こうして、ダストカバー22は拡大し、ダ
ストカバー受け具21の凹部23に添うようになる。こ
の状態において、図示しない真空源から負圧通路26を
介してダストカバー22と段部27の上側の内壁との間
の空間28に負圧を作用させると、ダストカバー22は
ダストカバー受け具21の凹部23に真空で吸着保持さ
れる。
【0020】ここで、ゴムチャック29に供給する圧縮
空気を減圧し、ゴム弾性体32のふくらみを減少させ
て、ゴムチャック29をダストカバー22からはずす。
この状態は、図2に示される。図2の矢印Dで示すよう
に、図示しない真空源から負圧通路26を介して空間2
8に負圧が作用している状態においては、ダストカバー
22の周状溝29が凹部23の周状突起25に係合し、
ダストカバー22が拡大して、凹部23に添う状態が真
空により保持される。
【0021】このように、ダストカバー22が凹部23
に吸着保持されている状態においては、図3に示すよう
に、グリースノズル45を用いて、グリース46をダス
トカバー22内に注入することは容易であり、従来のよ
うに、圧縮空気でグリース46が飛び散ってしまうこと
がない。図2の状態において、図示しないソケットをダ
ストカバー22に挿入し、所定の位置に置いて、真空源
を切ると、空間28には負圧が作用しなくなるので、真
空による吸着状態は解除され、ダストカバー22はそれ
自体の弾性力により、初期状態に戻り、ソケットに組み
付けられる。すなわち、ソケットの円周溝にダストカバ
ー22の周状突起38が嵌合し、ソケットに対して、ダ
ストカバー22が確実に組み付けられる。
【0022】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、ゴムチャックにより、ダストカバーを円周状に拡大
して、ダストカバー受け具の凹部にそわせ、拡大して添
わせたダストカバーを真空により吸着保持するようにし
たため、ソケットに対してダストカバーを確実に組み付
けることができる。
【0023】また、ダストカバーはダストカバー受け具
の凹部に保持されるため、グリースを注入することも容
易であり、グリースが飛び散ってしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る断面図
【図2】ダストカバーを拡大、保持した状態を示す説明
【図3】グリース注入の説明図
【図4】従来例を示す図
【符号の説明】
21:ダストカバー受け具 22:ダストカバー 23:凹部 24:空間部 25:周状突起 26:負圧通路 27:段部 28:空間 29:ゴムチャック 30:エアー通路 31:エアー供給部材 32:ゴム弾性体 33:加圧室 34,35:端部 36,37:固定部材 38:周状突起 39:周状溝 40:垂直面 41:ダストカバー本体部 42:底部 43:底面 44:開口部 45:グリースノズル 46:グリース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/02 B23P 21/00 303 F16J 15/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケット本体と軸部とを有しソケット本体
    側に円周溝を形成したソケットに対して、前記円周溝に
    嵌合する周状突起を有するダストカバーを組み付けるダ
    ストカバー組付装置において、 前記ダストカバーを、ダストカバー受け具の凹部に円周
    状に拡大して添わせるためのゴムチャックと、拡大して
    添わせた前記ダストカバーを真空で吸着保持するための
    真空源に通じる負圧通路を形成したダストカバー受け具
    を備えたことを特徴とするダストカバー組付装置。
  2. 【請求項2】前記ダストカバーを拡大したとき、ダスト
    カバーの端部に形成した周状溝が係合する周状突起を前
    記ダストカバー受け具の凹部内周に形成したことを特徴
    とする請求項1のダストカバー組付装置。
  3. 【請求項3】前記ゴムチャックがエアー通路を形成した
    エア供給部材と、エアー通路からのエア加圧により膨脹
    して前記ダストカバーを拡大する加圧室が形成されたゴ
    ム弾性体とにより構成されることを特徴とする請求項1
    のダストカバー組付装置。
JP1993029954U 1993-06-04 1993-06-04 ダストカバー組付装置 Expired - Lifetime JP2591269Y2 (ja)

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JPH0687779U JPH0687779U (ja) 1994-12-22
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KR101871337B1 (ko) * 2017-11-03 2018-06-27 고려기술주식회사 차량의 동력조향장치용 더스트 캡 자동 조립장치
CN114833547B (zh) * 2022-05-13 2023-03-28 青岛新松机器人自动化有限公司 后卡钳活塞防尘罩自动压装工装

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