JP2518015Y2 - 担架用回動枕 - Google Patents

担架用回動枕

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JP2518015Y2
JP2518015Y2 JP6749890U JP6749890U JP2518015Y2 JP 2518015 Y2 JP2518015 Y2 JP 2518015Y2 JP 6749890 U JP6749890 U JP 6749890U JP 6749890 U JP6749890 U JP 6749890U JP 2518015 Y2 JP2518015 Y2 JP 2518015Y2
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pillow
frame
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JP6749890U
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賢治 島村
康幸 高岩
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オージー技研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、運動機能に障害をもつ者(以下患者とい
う)を入浴させる際の担架に取着される回動枕の改良に
関する。
従来の技術 公知の従来技術としては実公平1-37618号があるが、
この公報に示される技術は、担架の背部支持部に連結部
材を連結し、この連結部材に3箇所の係止溝を有する係
止部材を固定し、頭部支持部を背部支持部に対して前
傾、水平、後傾の各姿勢に係止する構成である。
考案が解決しようとする課題 従来技術として示した実公平1-37618号公報の技術で
は、頭部支持部即ち枕の回動軸に接近した位置に係止部
材を設けているので、固定側の係止部材と回動側のスト
ッパーロッドとの係合において、わずかなアソビ(寸法
余裕)があっても枕全体は大きくガタつくものであって
担架操作時患者に頭部の振動による不快感を生じさせて
いた。
課題を解決するための手段 本考案は従来技術の課題を解決したもので、介助者が
患者に不快感を与えることなく担架の操作のできる担架
用回動枕を提供することを目的としている。
即ち本考案は、担架1の先端から突出した支枠3の先
端に立設固定する立設枠10と、立設枠10の上端に軸止さ
れこの上端から支枠3の突出方向に延設される枕枠11
と、支枠3の先端と枕枠11の延設中途部を連結し中間部
が折れ曲がり可能な突支い棒13とで成る側面視三角形の
枠体で枕を支持している入浴装置の担架用回動枕であ
る。
また、担架1の支枠3の先端に取着される枕中央部5
と、枕中央部5の左右両側面の夫々から端を突出させて
止着される軸7と、枕中央部5の先方側面及び左右両側
面の三方を囲繞し軸7に回動自在に取着される枕外周部
6と、枕外周部6を所定位置で固定するストッパー8と
からなり、このストッパー8は支枠3の先端から枕外周
部6までの間に有って中間が曲折可能な突支い棒13と、
突支い棒13の中間を折り曲げ或いは直線伸展状態で固定
させる解除具17とからなるものである。
作用 担架1の先端面2に取着する回動枕4の枕外周部6は
入浴時、身体洗浄時及び清拭時には水平よりやや先方を
高くした位置に保ち、枕中央部5面に枕外周部6面を加
え回動枕4の上部面積を広くしている。回動枕4の上部
面積は広い方が、患者の頭部を安定に維持できかつ患者
にとって頭部維持が楽である。
患者の頭部及び頭髪を洗浄しようする場合は、回動枕
4の枕外周部6を吊下位置に回動させ、枕中央部5で患
者の項のみを支持しておいて頭皮及び頭髪を洗浄するも
のであり、枕外周部6を下方回動させる事により洗浄作
業をし易くし洗浄効果を上げる。
枕外周部6を吊下位置に回動させる時及び枕外周部6
を元位置へ戻す時には、回動枕4のストッパー8を操作
する。
先ず、枕外周部6を吊下位置に回動させる時には、枕
外周部6の裏面に位置する解除取手21を把手12の方向へ
引き寄せ摺動させる。解除取手21はその両端が案内体22
に形成される溝9にそって下方へ案内される。この解除
取手21の摺動時、案内体22が解除具17を回動させ、解除
具17が突支い棒軸14を回動させる。第1図においては解
除具17は突支い棒軸14を右回転させる。
突支い棒軸14の回動により、突支い棒先13bが突支い
棒軸14を中心に右回動し、突支い棒13は中間軸16部位で
折れ曲がり、中間軸16を上方に押しやり、枕外周部6は
吊下状位置に向かって下降回動する。
次に、吊下状位置にある枕外周部6を元位置へ戻す時
には、手動にて把手12を重力に抗して持ち上げる。元位
置に戻れば折れ曲がった突支い棒13は直線状に戻り、か
つ、解除具17もスプリング20に引かれて元位置に戻る。
解除具17が元位置に戻ると、案内体22が解除取手21の
一定方向以外の方向への自由な動きを規制するから、解
除具17で回動を規制される突支い棒軸14は回動がロック
された状態に戻る。
実施例 患者が仰臥した担架1の先端面2から突出された二個
の支枠3に、枕中央部5が固定され枕外周部6は固定部
から分離して回動して成る回動枕4が取着される。
前記回動枕4は、円筒の下半分を切り欠いて成る半円
筒形の枕中央部5と、枕中央部5の左右両側面及び先方
側面の三方を囲繞する平面視門形の枕外周部6と、枕中
央部5を左右方向に貫通しその両側面に突出部分を有す
る軸7と、軸7に支持されて枕中央部5の周りを軸7を
中心に回動する前記枕外周部6を所定位置で固定するス
トッパー8とから成る。
次に前記ストッパー8の構成を述べる。
前記軸7は二個の支枠3の先端に立設した二個の立設
枠10先端に横架取着されている。基端がこの軸7にて軸
支された枕枠11を水平よりやや上方に向けて延設する。
枕枠11に枕外周部6が載設され、枕枠11の先端部は枕外
周部6を突出しており、当該先端部には回動枕4を手動
にて回動操作する把手12が縦方向に取着される。
枕枠11の延設中途部には枕枠11を突支い支持する突支
い棒13の先端が、枕枠11に横架される突支い棒軸14にて
軸止される。
支枠3の先端に取付板24が横架され、この取付板24の
先面の中央部に取付体25が突設され、この取付体25に突
支い棒13の基端が支軸15によって軸止される。
突支い棒13は中間部分で突支い棒基13aと突支い棒先1
3bに二分され、この二棒の接合部は中間軸16で折れ曲が
り自在に連結される。
枕枠11には、突支い棒13の連結部を折り曲げたり伸展
状に固定させたりするための解除具117が突支い棒軸14
に関係して設けられる。
解除具17は、長方形の小板18にその長手方向にそって
長穴19を開け、この小板18二個を間隔をもって対面さ
せ、これら小板18の先端部に解除取手21が掛け渡し状に
取着され、小板18の基端部に適宜な小片23が連結取着さ
れ、四辺形に形成されて成り、この解除具17は枕枠11内
に収納されている。
突支い棒軸14の両端部はこの突支い棒軸14の上面と下
面を削り落しており、この削った面を前記長穴19の長手
辺にそわせて嵌められている。突支い棒軸14は長穴19内
にあって回動が不能であり、突支い棒軸14に対して小板
18は一定方向にのみ摺動自在であるように嵌められてい
る。解除具17の小片23には枕枠11に基端が掛止されるス
プリング20の先端が掛止され、解除具17は常時は枕枠11
の基端方向へ引っぱられている。
解除取手21の両突端は、向い合わせて枕枠11内に設け
られている案内体22に囲まれており、解除取手21を手動
で枕枠11の延出方向へスプリング20に抗して移動させる
と、その移動方向がこの案内体22で規制される。
即ち案内体22には、先方に進むに従って下方へ湾曲す
る弧形の溝9が彫られており、解除具17を枕枠11の延出
方向へ手動へ引っぱると案内体22の溝9が解除取手21を
下方へ下げるように案内し、前記小板18の摺動に伴って
突支い棒軸14は第1図においては右回りに回動する。
前記案内体22の溝9は弧形に彫られている為、解除取
手21を手動で引き移動させる際に、移動に伴って解除取
手21が下ると共に、突支い棒軸14に摺動接触しながら該
突支い棒軸14を回動させることができる。
また解除取手21は溝9にそう方向に手動で引っ張られ
ない限り移動が不自在であり、解除取手21が引っ張られ
ていないで元位置に有る時には介助具17は錠止状態にあ
るのであって突支い棒軸14はその回動を解除具17で阻止
されることとなつて、当該解除具17は枕外周部6の回動
を阻止できるものである。
枕外周部6を吊下位置に回動させる場合、最初枕外周
部6は軸7を中央に先方を斜め上方に向けて位置してい
るが、手で引っ張られて解除具17が把手12方向へ摺動
し、突支い棒軸14が回動し、突支い棒13が中間で折れ曲
がり中間軸16が上方へ移動すると、突支い棒13の両端距
離が収縮し、枕枠11は軸7を中心に下方へ回動し、枕枠
11の先端の把手12及び枕外周部6も同時に一体的に下方
へ回動し吊下状に位置する。
この時把手12を介助者が枕外周部6の重力及び頭の重
力を手で支えて徐々に下方へ降ろし、吊下位置に持って
いくのである。
枕外周部6を元位置へ戻す場合、枕外周部6の重力及
び頭の重力が掛っている把手12を介助者が手動で持ち上
げると、枕枠11が軸7を中心に上方へ回動し、突支い棒
軸14の位置も上方へ移動し、突支い棒13の両端距離が延
長され中間軸16が下方へ移動すると共に折れ曲がってい
た突支い棒13は直線状に戻る。
解除具17はスプリング20で常時枕枠11の基方向へ引っ
張られているので、突支い棒軸14が突支い棒先13bの動
きによって回動すると、解除取手21は弧形の溝9を元位
置方向へ通過移動し、解除具17も枕枠11の基方へ摺動し
元位置に戻る。
解除具17が元位置に戻ると案内体22の溝9により解除
取手21の動きが一定方向に規制され、その為、解除取手
21により突支い棒軸14の回動も規制されるので、突支い
棒13は直線状にロックされ、枕外周部6は先方をやや斜
め上方に向けて位置し固定される。
考案の効果 本考案の担架用回動枕は、枕外周部をやや傾斜状位置
に固定している位置と吊下状位置に放置している位置と
の二つの位置をとるが、やや傾斜状位置にしている時、
枕外周部は立設枠と枕枠とを直線状に伸展している突支
い棒で連結して三角形を構成する枠体で支持されてい
る。
上記三角形の頂点にある軸、突支い棒軸及び支軸の三
つの軸はその互いの距離が大きく離れているという理
由、及び突支い棒軸に回動余裕が有ればガタつくのであ
るが、把手を持ち上げた時に枕枠に掛る上方への力は突
支い棒を引っ張るように働き、突支い棒はすでに直線状
に伸展しているので、突支い棒軸を回動させるようには
働かないという理由、の二つの理由に依って、担架の移
動に際し把手を持ち上げたとしても、枕外周部がガタつ
かない。
従来のものは、軸と係止溝が接近している為、当該係
止機構部に僅かのアソビがあっても、軸からかなりの距
離を有する枕部分は大きくガタついていたのである。
また従来のものは、軸から離れた枕の先端を持って担
架を扱うと軸に近接した係止溝には大きな力が加わる
為、係止機構部分の構成部材の消耗や変形が甚だ生じ易
いものであった。
担架を移動操作する時把手を持ち上げて操作するが、
この操作時、本考案の回動枕は、当該回動枕のガタツキ
が小さいので、患者の頭部に振動を与える事は極めて小
さく、その振動により不快感を与えるといった不都合な
事態を最小限に抑える事ができ、安心して快適に入浴、
身体洗浄、頭髪洗浄等ができることになった。
また、枕外周部は前記三角形を構成する枠体で支持さ
れ、突支い棒の折れ曲がりにより枕外周部が回動する構
成であるから、無理な力が加わる部材がなく極めて堅牢
な構成となっており、耐久性を向上させたものである。
また回動枕のストッパーの構成では、解除具を把手方
向へ引っ張らない限り、回動枕は吊下位置に回動しない
ので、回動枕に関る安全が確保されている。即ち、人や
物が誤って突支い棒に当たり、突支い棒軸を押しあげて
も、突支い棒を折り曲がらず不本意に回動枕を吊下位置
に下降回動させてしまうということはなく、従って患者
を驚愕させたり、急降下する把手が人に当たって怪我を
する、といった事態が生じることは全くないのである。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案の実施例を示しており、第1図は断
面図、第2図は枕外周部をやや傾斜位置に固定している
時の斜視図、第3図は枕外周部を吊下位置に放置した時
の斜視図、第4図は内部を透視した平面図を示してい
る。 1……担架、3……支枠、5……枕中央部、6……枕外
周部、7……軸、8……ストッパー、13……突支い棒、
17……解除具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】担架1の先端から突出した支枠3の先端に
    立設固定する立設枠10と、立設枠10の上端に軸止されこ
    の上端から支枠3の突出方向に延設される枕枠11と、支
    枠3の先端と枕枠11の延設中途部を連結し中間部が折れ
    曲がり可能な突支い棒13とで成る側面視三角形の枠体で
    枕を支持している入浴装置の担架用回動枕。
  2. 【請求項2】担架1の支枠3の先端に取着される枕中央
    部5と、枕中央部5の左右両側面の夫々から端を突出さ
    せて止着される軸7と、枕中央部5の先方側面及び左右
    両側面の三方を囲繞し軸7に回動自在に取着される枕外
    周部6と、枕外周部6を所定位置で固定するストッパー
    8とからなり、このストッパー8は支枠3の先端から枕
    外周部6までの間に有って中間が曲折可能な突支い棒13
    と、突支い棒13の中間を折り曲げ或いは直線伸展状態で
    固定させる解除具17とからなることを特徴とする担架用
    回動枕。
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