JP2000042053A - 介護用ベッド - Google Patents

介護用ベッド

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JP2000042053A
JP2000042053A JP10218242A JP21824298A JP2000042053A JP 2000042053 A JP2000042053 A JP 2000042053A JP 10218242 A JP10218242 A JP 10218242A JP 21824298 A JP21824298 A JP 21824298A JP 2000042053 A JP2000042053 A JP 2000042053A
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JP
Japan
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backrest
frame
floor frame
movable floor
seat
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Pending
Application number
JP10218242A
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English (en)
Inventor
Tokiro Ushio
時郎 潮
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AKETA SANGYO KK
Original Assignee
AKETA SANGYO KK
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
    • A61G7/16Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto converting a lying surface into a chair

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】横方向へ移動可能な可動床フレームを有する介
護用ベッドにおいて、可動床フレームの横方向への移動
を安全かつ確実に行うことができ、可動床フレームに取
り付けられるマットレスが座部と背もたれ部の折り曲げ
部で折れて亀裂を生じてしまうことを防止できるように
する。 【解決手段】介護用ベッドは台フレーム(1) と固定床フ
レーム(2) と可動床フレーム(3) と可動床フレーム(3)
を横方向へ移動させるための移動装置(4) を備えてい
る。可動床フレーム(3) は座部(30)と背もたれ部(31)と
背もたれ部(31)の角度を調整するための角度調整装置(3
2)とを備えている。座部(30)と背もたれ部(31)の折り曲
げ部には背もたれ部(31)を起こしたときにマットレス
(5) の折り曲げ部を湾曲させた状態で受ける湾曲受具(3
3)が設けてある。座部(30)には横方向へ移動して台フレ
ーム(1) から張り出したときに可動床フレーム(3) を支
える支脚部材(36)が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は介護用ベッドに関す
るものである。更に詳しくは、横方向へ移動する可動床
フレームを備えた介護用ベッドにおいて、可動床フレー
ムの横方向への移動を安全かつ確実に行うことができる
介護用ベッドに関する。
【0002】
【従来技術】高齢の人や身体の不自由な人、あるいは病
気療養中の人の寝起きを助け、介護する人の負担を軽減
する介護用ベッドが従来から使用されている。介護用ベ
ッドには様々な構造のものがあるが、近年においてはベ
ッドの床部の一部を横方向(ベッドの幅方向)へスライ
ド可能にしたものが開発されている。このような介護用
ベッドの一例として、登録実用新案公報第303837
8号に記載されているものがある。この介護用ベッド
は、可動床フレームが横方向へ水平状態でスライドでき
るようにしてある。また、可動床フレームは座部と背も
たれ部により構成されており、背もたれ部は上方へ角度
調整が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の介護用ベッドには次のような課題があった。 (イ)可動床フレームが横方向へ移動して張り出したと
きに支えるための部材が設けられていないので、ベッド
としての強度及び安全性に問題がある。 (ロ)可動床フレームを台フレームに収めた場合、及び
可動床フレームを横方向へ移動させた場合に、使用者が
ベッドから下りて立つときに支えとなる掴まる手段が設
けられていないので、不便である。 (ハ)可動床フレームを構成する座部と背もたれ部は、
単にヒンジ部材で連結されているだけであり、背もたれ
部が上方へ起こされたときには座部と背もたれ部の折り
曲げ部には角部が形成される。このため、可動床フレー
ムの上面に取り付けられるマットレスが座部と背もたれ
部の折り曲げ部で折れてしまい、長期の使用ではマット
レスの折れた部分に亀裂が生じる等の問題があった。
【0004】本発明は上記課題を解消するもので、可動
床フレームの横方向への移動を安全かつ確実に行うこと
ができ、またベッドから下りて立つときに安全に立つこ
とができると共に、可動床フレームに取り付けられるマ
ットレスが座部と背もたれ部の折り曲げ部で折れて亀裂
を生じてしまうことを防止できる介護用ベッドを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、台フレームと、当該台フレームの上部に設
けてある固定床フレームと、上記台フレームの上部に設
けてあり上記台フレームの横方向へ移動可能な可動床フ
レームと、上記可動床フレームを横方向へ移動させるた
めの移動装置と、を備えており、上記可動床フレーム
は、座部と、背もたれ部と、当該背もたれ部の角度を調
整するための角度調整装置と、を備えており、上記座部
と背もたれ部の折り曲げ部には、背もたれ部を起こした
ときに、座部と背もたれ部の上面に取り付けられるマッ
トレスの折り曲げ部を湾曲させた状態で受ける湾曲受部
が設けてあることを特徴とする、介護用ベッドである。
【0006】第2の発明にあっては、可動床フレームの
座部と背もたれ部の折り曲げ部は軸着されており、湾曲
受部は背もたれ部の折り曲げ部側の端部に設けてあり、
背もたれ部が座部と平行であるときは上面に実質的に突
出せず、背もたれ部を起こしたときに、背もたれ部の上
方への回動に伴い折り曲げ部に競り上がるようにしてあ
ることを特徴とする、第1の発明に係る介護用ベッドで
ある。
【0007】第3の発明にあっては、可動床フレームに
は、横方向へ移動して台フレームから張り出したときに
上記可動床フレームを支える支脚部材が設けてあること
を特徴とする、第1または第2の発明に係る介護用ベッ
ドである。
【0008】第4の発明にあっては、台フレーム、固定
床フレームまたは可動床フレームのうち一または複数の
フレームに取っ手具が設けてあることを特徴とする、第
1、第2または第3の発明に係る介護用ベッドである。
【0009】第5の発明にあっては、取っ手具が折り畳
み可能であることを特徴とする、第4の発明に係る介護
用ベッドである。
【0010】(作用)本発明に係る介護用ベッドは、座
部と背もたれ部の折り曲げ部に、背もたれ部を起こした
ときにマットレスの折り曲げ部を湾曲させた状態で受け
る湾曲受部が設けてあるので、従来のベッドのように座
部と背もたれ部の折り曲げ部には角部が形成されること
はない。従って、マットレスは湾曲受部に受けられて緩
やかに湾曲し、座部と背もたれ部の折り曲げ部で折れて
しまうことはなく、長期の使用でもマットレスの折り曲
げ部に亀裂が生じることはない。
【0011】可動床フレームに、横方向へ移動して台フ
レームから張り出したときに上記可動床フレームを支え
る支脚部材が設けてあるものは、ベッドとしての強度及
び安全性を十分に確保することができる。
【0012】台フレーム、固定床フレームまたは可動床
フレームのうち一または複数のフレームに取っ手具が設
けてあるものは、可動床フレームを台フレームに収めた
場合、及び可動床フレームを横方向へ移動させた場合
に、使用者がベッドから下りて立つときに支えとなるの
で、便利であり安全性が確保できる。また、取っ手具が
折り畳み可能であるものは、使用しないときには折り畳
んで邪魔にならないようにすることができ、使いやす
い。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る介護用ベッ
ドの一実施の形態を示し、背もたれ部を起こし、可動床
フレームを横へ移動させた状態の斜視図、図2は本発明
に係る介護用ベッドの正面図、図3は図2に示す介護用
ベッドの一部省略平面図、図4は介護用ベッドの図1に
示す状態の正面図、図5は図3におけるA−A部分の要
部を拡大し一部を省略した断面図、図6は図3における
B−B部分の要部拡大断面図、図7は図3におけるC−
C部分の要部拡大断面図、図8は図3におけるD−D部
分の要部拡大断面図、図9は可動床フレームが平坦であ
るときの座部と背もたれ部との境界部分の状態を示す斜
視図、図10は可動床フレームの背もたれ部を起こした
ときの座部と背もたれ部との境界部分の状態を示す斜視
図である。
【0014】介護用ベッドは、台フレーム1、固定床フ
レーム2、可動床フレーム3、移動装置4及びマットレ
ス5、5aを備えている。台フレーム1は金属製の角パ
イプで形成された長方形の枠体である。台フレーム1の
長手方向の両端部には頭部側支脚部材10と足部側支脚
部材11が取り付けてある。頭部側支脚部材10と台フ
レーム1及び足部側支脚部材11と台フレーム1は、そ
れぞれに設けてある取着板12をボルト着することによ
り取り外し可能に固着されている。また、頭部側支脚部
材10と足部側支脚部材11はほぼ逆U字状で、上部に
は柵100、110が設けてある。頭部側支脚部材10
と足部側支脚部材11のそれぞれの両下端部には自在キ
ャスター101、111が設けてある。なお、頭部側支
脚脚部材10の方が足部側支脚部材11よりやや高くな
るよう形成してある。
【0015】台フレーム1の足部側には、平面視での大
きさが台フレーム1の大きさの1/3程度を占める固定
床フレーム2が固着してある。固定床フレーム2は長方
形の枠体20に金属製の丸棒を縦横に組み合わせた格子
体21を固着した構造である(図3参照:なお、図3で
は格子体21と後述する格子体301、311の図示を
一部省略している)。枠体20の所要箇所には上面に設
けられるマットレス5aがずれないようにするマットレ
スストッパー22が設けてある。なお、固定床フレーム
2は台フレーム1から取り外すこともできる。固定床フ
レーム2の枠体20のうち、台フレーム1の中央側の一
辺部は、後述する移動装置4を構成するガイド部材40
である。ガイド部材40は金属製の中空体で形成され、
外部側(後述する可動床フレーム3と対向する側)に
は、ほぼ全長にわたりガイド溝孔400が設けてある。
【0016】台フレーム1における固定床フレーム2と
対応する部分の正面側の側部には、折り畳み構造を有す
る取っ手具13が設けてある。取っ手具13は、支持体
130と取っ手131を備えている。取っ手131は支
持体130の先端部に設けられ、支持体130と平行な
状態から直角な状態までの角度範囲で段階的に角度の調
整が可能である。また、支持体130の基部は台フレー
ム1に上下方向へ回動可能に軸着されている。支持体1
30の上部側は中間部を境に軸周方向へ回転可能で、か
つ取っ手131が台フレーム1から張り出して横方向を
向いた位置で停止する構造となっている(図1参照)。
なお、符号14は支持体130の回動を垂直状態で停止
させるための固定ストッパー、符号15は支持体130
の垂直状態での固定及び固定解除を行うための可動スト
ッパーである。また、符号16は後述する可動床フレー
ム3が横方向へ移動しないように停止させるフレームス
トッパーである。
【0017】台フレーム1の頭部側には、可動床フレー
ム3が横方向(介護用ベッドの幅方向)へ移動可能に設
けてある。ここで、まず、可動床フレーム3を移動させ
るための移動装置4の構造を説明する。移動装置4は、
上記ガイド部材40と所要間隔をおいて台部フレーム1
に設けてあるレール支持部材41を備えている。レール
支持部材41は等辺山形綱の一方の平板を水平にして固
定されており、その上面には断面形状が山形のガイドレ
ール42が固定してある。なお、ガイドレール42はガ
イド部材40と平行に設けてある。レール支持部材41
のうち正面側端部にはローラ受具41aが設けてあり、
ローラ受具41aには後述する可動床フレーム3を支持
する支持ローラ43が設けてある。支持ローラ43は外
周部の両側が径大に形成してあり、可動床フレーム3の
枠体300の脱落を防止する構造である(図3、図5、
図7参照)。可動床フレーム3は上記ガイド部材40と
ガイドレール42及び支持ローラ43に移動可能に載置
され取り付けられる。なお、取付構造は後述する。
【0018】可動床フレーム3は、座部30、背もたれ
部31及び角度調整装置32を備えている。座部30は
長方形の枠体300に金属製の丸棒を縦横に組み合わせ
た格子体301を固着した構造である(図3参照)。枠
体300の所要箇所には上面に設けられるマットレス5
がずれないようにするマットレスストッパー302が設
けてある。枠体300の正面側には逆L型の肘掛け34
が設けてある。また、枠体300には肘掛け34に隣接
して上面方向へコ状に突出して設けられた支脚アングル
35が設けてある。支脚アングル35の下面には下端部
に自在キャスター360を有する支脚部材36が設けて
ある。支脚部材36は蝶ネジ361により長さの調整が
可能である。枠体300のうち、固定床フレーム2のガ
イド部材40と対向する側には、後部寄りの前後二箇所
に移行ローラ44が設けてあり、移行ローラ44はガイ
ド溝孔400を貫通してガイド部材40の中空部に移行
可能に収めてある(図3、図8参照)。
【0019】枠体300のうち、後述する背もたれ部3
1側の後部には、上記ガイドレール42に載置され移行
する移行ローラ45が設けてある。移行ローラ45の外
周部中央には山形のガイドレール42に嵌る形状の周溝
450が設けてある。また、枠体300のうち移行ロー
ラ45より後部には、外周部がレール支持部材41の下
面側と当接して移行する下部移行ローラ46が設けてあ
る。下部移行ローラ46は取着板460を介し枠体30
0に取り付けてある。そして、上記したように枠体30
0の前部側は、上記支持ローラ43に載置されている。
このようにして、可動床フレーム3がガイドレール42
とガイド部材40に沿って移行するとき脱輪しないよう
にしてある(図3、図6参照)。
【0020】枠体300の前後側端部には、取着片30
3が台フレーム1の長手方向と平行に突出して設けてあ
る。取着片303間には、後述する湾曲受具33の先端
部を受けるガイド受具304が設けてある。ガイド受具
304は所要間隔で四箇所に設けてある連結片305と
その間に掛け渡して固着してある先端部材306により
構成されている(図3、図9、図10参照)。
【0021】取着片303の先端部には、背もたれ部3
1が上方へ回動可能に軸着されている。背もたれ部31
は、長方形の枠体310に金属製の丸棒を縦横に組み合
わせた格子体311を固着した構造である。枠体310
の所要箇所には上面に設けられるマットレス5がずれな
いようにするマットレスストッパー314が設けてあ
る。なお、背もたれ部31の平面視での大きさは座部3
0の約二倍に形成してある。背もたれ部31は枠体31
0の前後端部に設けてある取着片312を取着片303
に回動可能にボルト着して取り付けてある。なお、背も
たれ部31は座部30と平行な状態すなわち水平状態か
ら上方へ回動できるようにしてあり、後述する角度調整
装置32によって水平状態から下方へ傾斜することがな
いようにしてある。
【0022】背もたれ部31の格子体311のうち座部
30側の端部には、湾曲受具33が回動可能に取り付け
てある。湾曲受具33は丸棒で円弧状に湾曲して形成さ
れた多数の受棒330を二本の連結棒331で平行に連
結した構造で、各受棒330の基端部は丸められて格子
体311端部に回動可能に取り付けてある(図9、図1
0参照)。湾曲受具33の先端部は上記座部30に設け
てあるガイド受具304の上面に載置してある。
【0023】背もたれ部31の枠体310のうち、湾曲
受具33が取り付けてある側の枠部材313は薄く形成
してあり、座部30と背もたれ部31が平行になって湾
曲部材33がその枠部材313に当たったときに背もた
れ部31上面より上方へ突出することがないようにして
いる(図9参照)。なお、背もたれ部31が上方へ回動
して起き上がると、湾曲受具33は先端部をガイド受具
30に沿って移動させながら、可動床フレーム3の折れ
曲がり部に競り上がる(図10参照)。座部30と背も
たれ部31の上面に取り付けられるマットレス5aの折
り曲げ部は、湾曲受具33により湾曲させた状態で受け
ることができる。
【0024】角度調整装置32は、電動アクチュエータ
320を備えている。電動アクチュエータ320はモー
ターによりロッド323を進退させる構造である。電動
アクチュエータ320は座部30の枠体300に固定さ
れている取着台板321にアングル部材322を介し取
り付けてある。電動アクチュエータ320の基部はアン
グル部材322に上下に回動可能に取り付けてある。電
動アクチュエータ320のロッド323の先端部は、上
記背もたれ部31の枠部材313の下面側に固着してあ
るL型状のアーム板324の先端部に回動可能に軸着し
てある(図2、図4参照)。
【0025】この構造によれば、電動アクチュエータ3
20の作動により可動床フレーム3の背もたれ部31を
上下に回動させて所定の角度で停止させることができ
る。なお、角度調整装置32の操作は各種スイッチ等、
公知手段が採用されるが、その詳細な説明については省
略する。また、上記可動床フレーム3の移動は手動で行
われるが、モーター等を使用して自動化することもでき
る。電動アクチュエータ320の代わりに油圧シリンダ
ーや空気圧シリンダーを採用することもできる。
【0026】(作 用)図1ないし図10を参照して本
発明の介護用ベッドの作用を説明する。介護用ベッドは
通常は図3に示すように可動床フレーム3を台フレーム
1に収めておき、普通のベッドと同様の使い方をする。
そして、例えば使用者が起き上がって食事をするときに
は、介護者がフレームストッパー16を解除し、可動床
フレーム3を図1に示すように横方向へ移動させる。次
に、電動アクチュエータ320を作動させ、可動床フレ
ーム3の背もたれ部31を上方へ回動させ、任意の角度
(例えば、80°程度)まで起こす。
【0027】このとき、背もたれ部31が上昇回動する
のに伴い、座部30と背もたれ部31の折り曲げ部に湾
曲受具33が競り上がる。これによって、従来のベッド
のように座部30と背もたれ部31の折り曲げ部には角
部が形成されることはなく、マットレス5は湾曲受具3
3に受けられて緩やかに湾曲し、座部30と背もたれ部
31の折り曲げ部で折れてしまうことはなく、長期の使
用でもマットレス5の折り曲げ部に亀裂が生じることは
ない。
【0028】また、可動床フレーム3の座部30に支脚
部材36が設けてあるので、可動床フレーム3を横方向
へ移動して台フレーム1から張り出したときに、ベッド
としての強度及び安全性を十分に確保することができ
る。取っ手具13は、必要に応じて介護者が図2に示す
折り畳み状態から図1、図4に示すような使用状態とな
るようにセットする。これによれば、使用者が図1に示
す状態のベッドから下りて立ち上がるときの補助となり
安全性が確保できる。また、介護者の負担を軽減できる
と共に使用者のリハビリテーションにも有効である。
【0029】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る介護用ベッドは、座部と背もたれ部
の折り曲げ部に、背もたれ部を起こしたときにマットレ
スの折り曲げ部を湾曲させた状態で受ける湾曲受部が設
けてあるので、従来のベッドのように座部と背もたれ部
の折り曲げ部には角部が形成されることはない。従っ
て、マットレスは湾曲受部に受けられて緩やかに湾曲
し、座部と背もたれ部の折り曲げ部で折れてしまうこと
はなく、長期の使用でもマットレスの折り曲げ部に亀裂
が生じることはない。
【0031】(b)可動床フレームに、横方向へ移動し
て台フレームから張り出したときに上記可動床フレーム
を支える支脚部材が設けてあるものは、ベッドとしての
強度及び安全性を十分に確保することができる。
【0032】(c)台フレーム、固定床フレームまたは
可動床フレームのうち一または複数のフレームに取っ手
具が設けてあるものは、可動床フレームを台フレームに
収めた場合、及び可動床フレームを横方向へ移動させた
場合に、使用者がベッドから下りて立つときに支えとな
るので、便利であり安全性が確保できる。また、取っ手
具が折り畳み可能であるものは、使用しないときには折
り畳んで邪魔にならないようにすることができ、使いや
すい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用ベッドの一実施の形態を示
し、背もたれ部を起こし、可動床フレームを横へ移動さ
せた状態の斜視図。
【図2】本発明に係る介護用ベッドの正面図。
【図3】図2に示す介護用ベッドの一部省略平面図。
【図4】介護用ベッドの図1に示す状態の正面図。
【図5】図3におけるA−A部分の要部を拡大し一部を
省略した断面図。
【図6】図3におけるB−B部分の要部拡大断面図。
【図7】図3におけるC−C部分の要部拡大断面図。
【図8】図3におけるD−D部分の要部拡大断面図。
【図9】可動床フレームが平坦であるときの座部と背も
たれ部との境界部分の状態を示す斜視図。
【図10】可動床フレームの背もたれ部を起こしたとき
の座部と背もたれ部との境界部分の状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 台フレーム 10 頭部側支脚部材 11 足部側支脚部材 12 取着板 100、110 柵 101、111 自在キャスター 13 取っ手具 130 支持体 131 取っ手 14 固定ストッパー 15 可動ストッパー 16 フレームストッパー 2 固定床フレーム 20 枠体 21 格子体 22 マットレスストッパー 3 可動床フレーム 30 座部 300 枠体 301 格子体 302 マットレスストッパー 303 取着片 304 ガイド受具 305 連結片 306 先端部材 34 肘掛け 35 支脚アングル 36 支脚部材 360 自在キャスター 361 蝶ネジ 31 背もたれ部 310 枠体 311 格子体 312 取着片 313 枠部材 314 マットレスストッパー 32 角度調整装置 320 電動アクチュエータ 321 取着台板 322 アングル部材 323 ロッド 324 アーム板 33 湾曲受具 330 受棒 331 連結棒 4 移動装置 40 ガイド部材 400 ガイド溝孔 41 レール支持部材 41a ローラ受具 42 ガイドレール 43 支持ローラ 44 移行ローラ 45 移行ローラ 450 周溝 46 下部移行ローラ 460 取着板 5、5a マットレス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月20日(1999.1.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図3】
【図4】
【図9】
【図10】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台フレーム(1) と、 当該台フレーム(1) の上部に設けてある固定床フレーム
    (2) と、 上記台フレーム(1) の上部に設けてあり上記台フレーム
    (1) の横方向へ移動可能な可動床フレーム(3) と、 上記可動床フレーム(3)を横方向へ移動させるための移
    動装置(4) と、を備えており、 上記可動床フレーム(3) は、 座部(30)と、 背もたれ部(31)と、 当該背もたれ部(31)の角度を調整するための角度調整装
    置(32)と、を備えており、 上記座部(30)と背もたれ部(31)の折り曲げ部には、背も
    たれ部(31)を起こしたときに、座部(30)と背もたれ部(3
    1)の上面に取り付けられるマットレス(5) の折り曲げ部
    を湾曲させた状態で受ける湾曲受部が設けてあることを
    特徴とする、介護用ベッド。
  2. 【請求項2】 可動床フレーム(3) の座部(30)と背もた
    れ部(31)の折り曲げ部は軸着されており、湾曲受部は背
    もたれ部(31)の折り曲げ部側の端部に設けてあり、背も
    たれ部(31)が座部(30)と平行であるときは上面に実質的
    に突出せず、背もたれ部(31)を起こしたときに、背もた
    れ部(31)の上方への回動に伴い折り曲げ部に競り上がる
    ようにしてあることを特徴とする、請求項1記載の介護
    用ベッド。
  3. 【請求項3】 可動床フレーム(3) には、横方向へ移動
    して台フレーム(1)から張り出したときに上記可動床フ
    レーム(3) を支える支脚部材(36)が設けてあることを特
    徴とする、請求項1または2記載の介護用ベッド。
  4. 【請求項4】 台フレーム(1) 、固定床フレーム(2) ま
    たは可動床フレーム(3) のうち一または複数のフレーム
    に取っ手具(13)が設けてあることを特徴とする、 請求項1、2または3記載の介護用ベッド。
  5. 【請求項5】 取っ手具(13)が折り畳み可能であること
    を特徴とする、 請求項4記載の介護用ベッド。
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