JP2517776B2 - エスカレ―タ - Google Patents

エスカレ―タ

Info

Publication number
JP2517776B2
JP2517776B2 JP2097360A JP9736090A JP2517776B2 JP 2517776 B2 JP2517776 B2 JP 2517776B2 JP 2097360 A JP2097360 A JP 2097360A JP 9736090 A JP9736090 A JP 9736090A JP 2517776 B2 JP2517776 B2 JP 2517776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tread
escalator
translucent body
elongated hole
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2097360A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03293288A (ja
Inventor
忠一 斎藤
和平 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2097360A priority Critical patent/JP2517776B2/ja
Publication of JPH03293288A publication Critical patent/JPH03293288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517776B2 publication Critical patent/JP2517776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乗客輸送設備に係り、特に乗降口での安全性
を向上させたエスカレータに関する。
〔従来の技術〕
エスカレータの場合、乗口の固定された乗降床から移
動している踏板に足を乗せる際、ハンドレールを握る手
と踏板に乗る足のバランスを失い転倒する事例が知られ
ている。この転倒現象は、降り口でも発生しており、特
に視力、行動の俊敏性が低下した高齢者に多く見られ
る。
この様な転倒現象を回避するため、上下各階床の乗降
床の最寄り部の踏板の下側に照明装置を置き、踏板の中
央部に設けた靴形などの半透明板を通して光を上向きに
発生させ、乗客に対して乗り込み及び降りるタイミング
を知らしめるエスカレータの構造が知られている。この
エスカレータの構造は、乗客の足元を踏板の正しい位置
に誘導して安全性を向上させると共に照明光による美的
なデザインとなっている。
更に、実公昭52−22796号公報には踏板の下側に設け
た照明装置と、その踏板の中央部に設けた半透明板の構
成が開示されされている。即ち、実公昭52−22796号公
報には踏段クリートの下部面に透輝体を例えばボルトな
どで固着し、この透輝体の下部面から所定間隔設けて配
設された光源により照明する構成が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、踏板の下部の一部に切欠き穴を設け
ている構造、それに半透明板を嵌め込み、ボルト及びナ
ットにより踏板に直接締結している構造であったため、 1)一般に、ダイキャスト成型をしたアルミ合金やステ
ンレス鋼の薄板で作られる踏板に、その踏面溝の底部全
てを切抜くことは、この部分の強度及び剛性が著しく低
下すると共に経年的な使用により破損が生じて大事故に
至る、 2)踏面における乗客の荷重により踏面が撓んで半透明
板に繰り返し荷重がかかりボルト孔の周囲が疲労破壊を
起したり、傘の先端などで半透明板が集中荷重を受けて
破損する。
などの問題があり、折角透光板を設けて安全性を高めて
もこの安全構造を更に普及させる上で上記の点が隘路と
なっていた。
本発明の目的は、透光板を設ける踏面の強度を向上さ
せエスカレータ乗降口における総合的な安全性の向上を
図ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、移動方向に溝を形成した踏面と該踏面の
溝の底部に穿設した該溝の底部の幅より狭い幅の細長孔
と該細長孔の下に配設した透光体と該透光体を支持する
弾性部材と、該弾性部材を下側から支持し前記踏面に固
定された支持部材とを有する踏板と、前記透光体下部に
配設した光源をことにより達成される。
上記目的は、前記細長孔の下部で前記踏板の移動方向
と直交する方向に前記踏面に固設された支持枠の前記細
長孔と重なる位置に前記透光体を装着する空間を設けた
ことにより達成される。
上記目的は、前記細長孔を前記溝底部に互いに隣合あ
って複数個設け、該複数個の細長孔で一つのブロックを
構成したことにより達成される。
上記目的は、前記ブロックの細長孔の内の少なくとも
一つに前記透光体を装着したことにより達成される。
上記目的は、前記ブロックの細長孔を前記踏面の幅方
向の中心線を基準として左右対称にそれぞれ穿設したこ
とにより達成される。
上記目的は、前記透光体の材質は合成樹脂であること
により達成される。
上記目的は、前記踏面の色彩とは異なる色彩の注意帯
を前記踏面に設けたことにより達成される。
上記目的は、前記光源の色調は、前記踏面及び踏面に
設けた注意帯の色調と異なることにより達成される。
上記目的は、前記光源を乗降口近傍から前記踏面の曲
線路近傍迄延設したことにより達成される。
〔作用〕
上記構成によれば、踏面の溝底部に溝底部の幅より狭
い細長孔を穿設しているので、踏面の移動方向から見た
溝の横断面は溝の底部に残存する部分がフランジを形成
するので、底部が残存しない場合に比較して強度及び剛
性が高い。
次に透光体を弾性材で支持しているので踏面が撓んで
透光体に繰り返し荷重がかかっても緩衝し透光体が破損
することがない。また溝を貫通する物体の先端などで透
光体が集中荷重を受けても緩衝し破損することがなく強
度の向上が図られている。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図に示すようにエスカレータ1は、下部の乗降床
2から図示せざる上部の乗降床にかけて踏板3が水平路
3E、いずれも図示せざる下部曲線路、傾斜路、上部曲線
路、水平路と無端状に連結されて移動するものであり、
この踏板3と同期移動するハンドレール4、それにハン
ドレール4の案内路を形成する欄干5などで構成されて
いる。
第2図は踏板3を上から見た平面図である。
第3図に示すように踏板3の移動方向と直交する方向
に折り曲げたステンレス鋼帯で形成した多数の踏面頂部
3Aと踏面溝部3Bのうち、踏面溝部3Bの底部には溝底部の
幅より狭い幅の幅A、この幅Aより大きい長さBの細長
孔3Cが穿設されている。さらに、第2図に示すようにこ
の細長孔3Cは、図示では3個で1単位の集合細長孔Mを
構成し、この集合細長孔Mは踏板3の幅方向の中心線N
を境にして左右対称位置に設けられ、一人乗りの踏板で
は乗客の両足、2人乗りの踏板では各々の乗客が立つ範
囲を区分する。
第4図に示すようにこの細長孔3Cの下側には透光体
6、この透光体6を弾性支持する弾性材7及びこの弾性
材7を下側から支持し、踏板3に固定した支持枠8が設
けられ、踏板3に設けられた透光体6の下側には踏板3
と離れた位置に透光体6の移動方向に、第1図に示すラ
ンプ9Aとカバー9Bなどで構成される照明装置9が固定さ
れている。弾性材7はボルト等の支持材により踏板3に
支持してもよい。
ここで、支持枠8は、詳細な図示は省略するも踏板3
の両側部にあってこの踏板3全体の強度及び剛性を保持
すると共にその両端部に踏板用転動ローラを備えた支持
体10が固定され、踏板3の移動方向に直交する横長で逆
U字形の部材であり、これが踏板3の下側に固着あるい
は溶着している。また、この支持枠8と並行して別の支
持体11,12も踏板3の下側に固着されて踏板全体の強度
を保持している。さらに、支持枠8は細長光3Cの集合細
長孔Mの範囲で、この集合細長孔Mをカバーする大きさ
の透光可能(透明でも半透明でもよい)な合成樹脂製の
透光体6とほぼ同じ寸法の幅C、長さDの切抜部Pを有
しており、この切抜部Pに透光体6が嵌め込まれてい
る。
一方、透光体6の下側は、支持枠8に固設されたナッ
ト8Aにボルト8Bで締結される弾性材7が支持している。
第5図に示すように弾性材7は鋼製のばね板、ゴム
系、合成樹脂系など弾性のある材料で作られており、そ
の上面は曲面7Aと幅Eの切欠き部7Bを備えている。な
お、この幅Eは集合細長孔Mの全幅よりも広く、透光体
6の幅より狭く形成されているので照明光が透光体6を
通過するのを防げない。この場合、弾性材7の弾性力
は、細長孔3Cが傘の先など先細のもので上から押された
時に矢印下方向にある程度沈下して緩衝しその破損を防
止するものであるが、この沈下は弾性材7の先端が停止
位置G迄達した時に制止されて塑性変形が阻止される。
また、上記踏板3は、その表面の踏面頂部3Aはアルミニ
ウムかステンレス鋼の地色、踏面溝部3Bは一般に黒色系
の塗装色、さらに踏板3の前部と側部に設けられる注意
帯3Dは黄色となっているが、照明装置9の照明光はこれ
らとは異色の例えば、緑や赤となっており、透光体6か
らの透光光線を際立たせるになっている。第6図に示す
ように、照明装置9は、乗降床2から踏板3の曲線路ま
で延設されて、踏板3相互間に段差が生じる水平路終端
Z付近まで透光体6からの照明光を照射する例えば蛍光
灯から構成されている。
上記において、透光体6をボルト、ナットなどで安全
に固定しなかったのは、踏面にかかる荷重や温度変化に
よる伸縮がもたらす透光体6の支持部の応力集中に対応
するものである。また、照明光の色調は透光体6自身の
調色で変化させてもよい。さらに、弾性材7、支持枠8
の形状は例示のものに限定されるものではなく、踏板3
自身の材質も特に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、踏面の溝底部に溝底部の幅より狭い
幅の細長孔を穿設し溝底部にフランジを形成しているの
で強度及び剛性の低下は最小限に抑えられ、透光体を弾
性材で支持しているので若し細長孔近傍に荷重をかけら
れて踏面が撓みんだとしても透光体の応力を緩衝できる
ので、強度及び剛性の向上を図った踏面と耐久性を確保
した透光体を提供できるからエスカレータ乗降口におけ
る総合的な安全性の向上を図る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る乗降口の斜視図、 第2図は第1図に示した踏板の平面図、 第3図は第2図に示したII−II線に沿う断面図、 第4図は第3図に示したIII−III線に沿う断面図、 第5図は第4図に示した弾性材の斜視図、 第6図は第1図に示した照明装置から照射する照明光を
示す斜視図である。 1……エスカレータ、2……乗降床、3……踏板、3A…
…踏面頂部、3B……踏面溝部、3C……細長孔、3E……水
平路、5……欄干、6……透光体、7……弾性材、8…
…支持枠、9……照明装置、10……支持体、11……支持
体、12……支持体。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動方向に溝を形成した踏面と該踏面の溝
    の底部に穿設した該溝の底部の幅より狭い幅の細長孔と
    該細長孔の下に配設した透光体と該透光体を支持する弾
    性部材と、該弾性部材を下側から支持し前面踏面に固定
    された支持部材とを有する踏板と、前記透光体下部に配
    設した光源を備えたことを特徴とするエスカレータ。
  2. 【請求項2】前記細長孔の下部で前記踏板の移動方向と
    直交する方向に前記踏面に固設された支持枠の前記細長
    孔と重なる位置に前記透光体を装着する空間を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ。
  3. 【請求項3】前記細長孔を前記溝底部に互いに隣合あっ
    て複数個設け、該複数個の細長孔で一つのブロックを構
    成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    エスカレータ。
  4. 【請求項4】前記ブロックの細長孔の内の少なくとも1
    つに前記透光体を装着したことを特徴とする請求項3に
    記載のエスカレータ。
  5. 【請求項5】前記ブロックの細長孔を前記踏面の幅方向
    の中心線を基準として左右対称にそれぞれ穿設したこと
    を特徴とする請求項3又は請求項4のうち何れか1項に
    記載のエスカレータ。
  6. 【請求項6】前記透光体の材質は合成樹脂であることを
    特徴とする請求項1から請求項5のうち何れか1項に記
    載のエスカレータ。
  7. 【請求項7】前記踏面の色彩とは異なる色彩の注意帯を
    前面踏面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のエ
    スカレータ。
  8. 【請求項8】前記光源の色調は、前記踏面及び踏面に設
    けた注意帯の色調と異なることを特徴とする請求項7に
    記載のエスカレータ。
  9. 【請求項9】前記光源を乗降口近傍から前記踏板の曲線
    路近傍迄延設したことを特徴とする請求項1から請求項
    8のうち何れか1項に記載のエスカレータ。
JP2097360A 1990-04-12 1990-04-12 エスカレ―タ Expired - Lifetime JP2517776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2097360A JP2517776B2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 エスカレ―タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2097360A JP2517776B2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 エスカレ―タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03293288A JPH03293288A (ja) 1991-12-24
JP2517776B2 true JP2517776B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=14190335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2097360A Expired - Lifetime JP2517776B2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 エスカレ―タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517776B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102849600A (zh) * 2012-09-17 2013-01-02 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种扶梯梯级警示灯

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6530465B1 (en) * 2002-04-17 2003-03-11 Inventio Ag Illuminated escalator combplate
JP2006131379A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Takenaka Komuten Co Ltd マンコンベアおよび踏段
CN104192688B (zh) * 2014-08-26 2016-05-11 江南嘉捷电梯股份有限公司 自动扶梯底部护壁的照明装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102849600A (zh) * 2012-09-17 2013-01-02 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种扶梯梯级警示灯

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03293288A (ja) 1991-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4756398A (en) Passenger conveyor apparatus
US4362232A (en) Step for passenger conveyor
KR20030051810A (ko) 에스컬레이터의 계단 체인 위의 계단 부착물
JP2517776B2 (ja) エスカレ―タ
JP2706141B2 (ja) エスカレータまたは動く歩道の手摺
JP2680372B2 (ja) エスカレーター
US6102186A (en) Escalator balustrade/handrail construction
US7222713B2 (en) Step attachment on the step chain of an escalator
JPH0986847A (ja) 乗客コンベア
JP4071108B2 (ja) エスカレータのステップチェーン上のステップ取付部
JP3917504B2 (ja) 乗客コンベア
JPH09202581A (ja) 傾斜型乗客コンベア
JP3971999B2 (ja) 乗客コンベア
JPH03147697A (ja) 乗客コンベアの欄干
JP2001072366A (ja) 移動踏板の表示体
JPH01209296A (ja) 乗客コンベアの踏板
JP2000203784A (ja) 移動踏板の表示体
AU2002227061A1 (en) Step attachment on the step chain of an escalator
JPS6116301Y2 (ja)
JPS622228Y2 (ja)
JP2001171968A (ja) エスカレーターの表示体
JPH10182047A (ja) 乗客コンベアの透明型欄干用フェンス体
JP2003182966A (ja) 乗客コンベアの安全装置
JPH0318594A (ja) エスカレータ
JPH07252068A (ja) 乗客コンベアの乗降口