JP2517440Y2 - 吐出弁 - Google Patents

吐出弁

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JP2517440Y2
JP2517440Y2 JP1989089845U JP8984589U JP2517440Y2 JP 2517440 Y2 JP2517440 Y2 JP 2517440Y2 JP 1989089845 U JP1989089845 U JP 1989089845U JP 8984589 U JP8984589 U JP 8984589U JP 2517440 Y2 JP2517440 Y2 JP 2517440Y2
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valve
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守 山科
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、小型ポンプ等で用いられる吐出弁の改良に
関するものである。
[従来の技術] 第5図,第6図,第7図は従来の吐出弁が用いられて
いる小型ポンプの概要を示す図である。これら図におい
て1は小型直流モーター、2はモータ1の出力軸、3は
モーター1に取付けられたケース、4は出力軸2に固定
されたカラー、5はカラー4に傾け取付けられた駆動
軸、6は筒状の支持部7を有する駆動体で支持部7に駆
動軸5を挿入することにより駆動軸5に取付けられてい
る。8は第6図に示すように複数の穴9を有する他のケ
ースでケース3の上部にこれと組合わせ固定されてい
る。10は軟かいゴムからなるダイヤフラム本体で、前記
のケース8の穴9の位置に相当する個所につり鐘状のダ
イヤフラム部11を有している。このダイヤフラム部11に
は駆動部12が形成されその先端は駆動体に固定されて
る。13はダイヤフラム部11の中央より上方に伸びている
円筒状をした吐出弁の弁体部でケース8に取付けられた
ケースの蓋体15の中央より上方に伸びている弁室部14内
に密着されている。16は弁室部14の先端に設けられた出
口である。又17は弁18を有する吸気孔で、夫々のつり鐘
状のダイヤフラム部11に対応する位置にダイヤフラム部
の数だけ設けられている。
このような小型ポンプは、小型直流モーター1の駆動
によって出力軸2を介してカラー4を回動させることに
よって駆動軸5にすりこぎ状の運動をさせる。この駆動
軸5のすりこぎ状の運動により支持部7を介して駆動部
6をその傾斜面が順次変化する運動を行なわせる。例え
ば図面において右上りの傾斜が左上りの傾斜に向け変化
し更に左上りの傾斜が右上りの傾斜へと変化するように
順次変化する。これによって右側のつり鐘状のダイヤフ
ラム部は駆動部12が下降し又左側のつり鐘状のダイヤフ
ラム部は駆動部12が上昇する。このように各ダイヤフラ
ム部は駆動部が上下動する。この各ダイヤフラム部にお
ける駆動部の上下動は夫々位相がずれた状態にて行なわ
れる。
このようにダイヤフラム部の運動によって、吸気孔17
を通して外部の空気を吸引し、弁13を通して弁室部14へ
送り込み、出口16より送り出す働きをする。即ちポンプ
として作用する。
[考案が解決しようとする課題] 上記の小型ポンプにおける弁13等のような吐出弁は、
筒状の弁を筒状の弁室部に挿入し弁が弁室部内壁面に密
着するように取付けなければならず、取付けが極めて面
倒でありしたがって組立に時間を要する等の欠点を有し
ている。又密着性が十分でないことがあり、もれの原因
となった。更に図示するような形状のものを弾性材料に
て形成する場合、密着面が金型では内側の面になるため
十分な掃除がしにくく、そのため金型内のゴミによって
密着面が粗面になり、これによってももれが生ずること
がある。
本考案は、弁室部への組込みの作業性が良く、更にも
れのない吐出弁を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の吐出弁は、開口を有し該開口の周辺が弁体部
を構成するシート状の弾性材料よりなるダイヤフラム
と、ケース内壁面より突出する突出部と、前記ケースの
突出部近傍に形成されていてポンプ室に接続されている
吐出口と、ケース7内に設けられた出口に接続している
弁室部とを有し、前記ダイヤフラムをその開口が前記弁
室部に位置するように配し又前記突出部を前記開口に挿
入されるように位置せしめてダイヤフラムの開口周辺の
弁体部が突出部に密着するように構成したものである。
これによってポンプ室よりの空気はその圧力によって吐
出口を通り弁体部を開いて弁室部へ入りここを通って出
口から吐出される。又ポンプ室側の圧力が低下すればダ
イヤフラムの弁体部は突出部外周面に密着する。
前記の本考案の吐出弁において、ダイヤフラムに前記
開口の他に第2の開口を形成し、ケースの第2の開口に
相当する位置に第2の突出部を設けると共に突出部に吸
気孔を形成して吸気孔用の弁を構成することも可能であ
る。これによって一枚のシート状の弾性材料からなるダ
イヤフラムに簡単な構造の吐出弁の弁体部と吸気孔用弁
の弁体部を同時に形成することが出来、これを小型ポン
プ等に適用すれば小型ポンプにおける弁を簡単に構成し
得る。
[実施例] 次に本考案の吐出弁の実施例を説明する。第1図は第
5図に示すような構造の小型ポンプに本考案の吐出弁を
用いた場合の実施例を示す断面図で、小型ポンプ自体は
第5図のものと実質上同じである。図において21はダイ
ヤフラム20の中央に開口22を形成することによって構成
された弁体部、23はケース(蓋体)の中央部分より内方
へ伸びる筒状部により構成されている突出部で吐気口へ
通じている。これら弁体部21と突出部23は、小型ポンプ
を組立てた時、ケース(蓋体)より下方に伸びる筒状の
突出部23の先端がダイヤフラム20の中央の開口22内に挿
入されることによって弾性材料よりなる薄い膜状の弁体
部21が突出部23の外周面に圧着されて弁を構成するよう
になる。
このような本実施例の吐出弁を備えた小型ポンプは、
第5図に示す従来の吐出弁を備えた小型ポンプと同様の
ポンプ作用によって、吸気孔17より吸気孔用弁を通って
吸気された後、吐出口24を通った後に圧力により弁体部
21を開き、弁室部25を通り出口26により排出される。こ
こで吐出口付近の圧力が低下すれば弁体部21は突出部23
の外周面に密着して弁は閉じる。
このようにこの実施例の吐出弁は、突出部23の先端を
単に弁体部21を構成するダイヤフラム20の中央開口部分
に挿入し互いに密着させるだけの簡単な作業で弁を組立
てることが出来る。又シート状の弾性材料の突出部21を
突出部23の先端により変形させて圧着するので弾性力に
よって弁室部外周面に圧着されほぼ完全に密着されもれ
が極めて少ない。
この考案の弁体部の形状は、図示する実施例のように
突出部が挿入される例と反対側(図面で下側)に傾斜さ
せ、又突出部の外周面にテーパー面を形成すれば密着度
等の点で好ましい。
第3図,第4図は本考案の第2の実施例の断面図であ
る。この実施例は、ダイヤフラムを弁の部分とピストン
の部分とに分離したものである。そして弁の部分20をケ
ースの面とほぼ同じ大きさのシート状とし、吐出側の弁
の他に吸気口側の弁を形成したものである。つまり中央
の開口22の外側に他の第2の開口27を形成して弁体部と
し、一方ケース(蓋体)には他の突出部28と吸気孔29と
を設けたものである。
ここでピストン部は弁とは別に図示するようにしてケ
ースに固定してある。
このような吐出弁と吸気孔用の弁とを備えた第3図,
第4図に示す小型ポンプは、ピストンの吸気作用によっ
て吸気用の弁の弁体部が開かれ吸気孔よりピストン内に
流入される。更にピストンの作用によって吸気孔用の弁
の弁体部は閉じ一方通路を通って加えられる圧力によっ
て吐出弁の弁体部21が開き弁室部25を通って出口26へと
送り出される。
この実施例は、吸気孔用の弁も吐出弁と同様の構造で
あるので組立が簡単であり又弁体部の突出部への密着が
確実である。更に両方の弁の弁体部が同一のダイヤフラ
ムに形成され又突出部が同一の部材に形成されているの
で弁全体の組立が一層容易になる。
尚吸気孔用の弁も図示するように弁体部と突出部とを
傾斜させた構造にすることによって一層組立が容易にな
り突出部外周面への弁体部の密着度も一層良好なものに
なる。
[考案の効果] 本考案の吐出弁によれば組立が極めて簡単であってし
かももれのない良好な弁を構成し得る。又第2の実施例
のように吸気孔用の弁の弁体部を吐出弁の弁体部を構成
するダイヤフラム部に一体に形成することによってこれ
をポンプ等に適用した場合、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の断面図、第2図は第1
図におけるII−II線断面図、第3図は本考案の第2の実
施例の断面図、第4図は第3図におけるIV−IV線断面
図、第5図は従来の吐出弁を用いた小型ポンプの断面
図、第6図は上記小型ポンプの蓋体の内側よりみた平面
図、第7図は上記小型ポンプの蓋体を取った状態での平
面図である。 20……ダイヤフラム、21……弁体、22……開口、23……
突出部、27……第2の開口、28……第2の突出部、29…
…吸気孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に弁室部を構成する凹部と該凹部のま
    わりに同一円周上で等間隔に設けられた複数の穴を有す
    るケースと、中央に弁体を構成する開口を有し該開口の
    まわりに同一円周上に等間隔に設けられた前記ケースの
    穴の数と同数のポンプ室を構成するダイヤフラム部を有
    するダイヤフラム本体と、中央に下方に僅かに突出する
    突部を有し、該突部を通して貫通する出口と各ポンプ室
    に弁を介して外部に通ずる吸気孔とを有する蓋体とより
    なり、前記ケースの各穴に夫々前記ダイヤフラム部が位
    置するように取り付け、更に蓋体によりケースとの間に
    前記ダイヤフラム本体を挟持したもので、前記蓋体下部
    に各ポンプ室と弁室部とを連通する吐出口を形成した小
    型ポンプ。
  2. 【請求項2】中央に弁室部を構成する凹部と該凹部のま
    わりに同一円周上で等間隔に設けられた複数の穴を有す
    るケースと、同一円周上で等間隔に設けられた前記穴と
    同数のダイヤフラム部を一体に形成した弾性材料よりな
    るダイヤフラム部と、中央に第1の開口を又該第1の開
    口のまわりに前記ダイヤフラム部に対応した位置に設け
    られた複数の(ダイヤフラム部と同数の)第2の開口を
    有する弾性材料よりなる弁体と、中央に下方に僅かに突
    出する突部を有し該突出部を通して貫通する出口と各ポ
    ンプ室に第2の開口付近の弁体を介して外部へ通ずる吸
    気孔を有する蓋体とよりなり、前記ケース上にダイヤフ
    ラム部がケースの夫々の穴に挿入されるように配置され
    たダイヤフラム本体と、前記ダイヤフラム本体上に重ね
    配置された弁体部とを前記ケースと前記蓋体との間に挟
    持したもので、前記蓋体の下部に各ポンプ室と弁室部と
    を第1の開口付近の弁体を介して連通する吐出口を有す
    る小型ポンプ。
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