JPS6136787Y2 - - Google Patents

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JPS6136787Y2
JPS6136787Y2 JP9609282U JP9609282U JPS6136787Y2 JP S6136787 Y2 JPS6136787 Y2 JP S6136787Y2 JP 9609282 U JP9609282 U JP 9609282U JP 9609282 U JP9609282 U JP 9609282U JP S6136787 Y2 JPS6136787 Y2 JP S6136787Y2
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JP
Japan
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diaphragm
rib
valve body
ribs
thin plate
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JP9609282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一枚の弾性薄板でダイアフラム部と弁
体部とを形成したダイアフラムポンプに関するも
のである。
第1図は上記構成のダイアフラムポンプの一例
を示すものであつて、図中1が弾性薄板であり、
中央がダイアフラム部2、両端部が夫々弁体部
3,4となつていてカバー及びベースである上下
2枚の基板5,6によつて周縁部と、ダイアフラ
ム部2と弁体部3,4との間の部分とが挾持され
ている。ダイアフラム部2はその中央に連接棒1
5の一端が固着され、モータ16にて回転駆動さ
れる偏心軸17に軸受18を介して他端が連結さ
れた連接棒15により、ダイアフラム部2は上下
に動き、下方の基板6との間のポンプ室20の内
容積を変化させる。一方の弁体部4は上方の基板
5に設けた吸込口21の下面に弾接することで吸
入弁を形成し、他方の弁体部3は下方の基板6の
吐出口22に弾接することで吐出弁を形成するも
のであり、ダイアフラム部2の上下動によるポン
プ室20の内容積変化に応じて吸入弁からポンプ
室20へと空気が吸い込まれ、ポンプ室20から
吐出弁を経て吐出管23から空気が吐出されるも
のである。図中24はモータ固定ばね、25はフ
イルター、26,27は夫々ポンプ室20と吸入
弁及び吐出弁をつなぐ通路である。
このようなダイアフラムポンプにおけるダイア
フラム部2と弁体部3,4とを形成する弾性薄板
1は、空気洩れを防ぐために第2図に示すように
上下両表面における周縁部に1条乃至2条の環状
につながつたリブ7を設け、通常ゴムの成形品と
して形成される弾性薄板1の厚みのばらつきを吸
収しつつ基板5,6でリブ7を圧縮させることで
空気もれを防いでいる。図中12は弁体部3,4
を形成するためのスリツト11は弾性薄板1の位
置決め用突部、9はダイアフラム部2と弁体部
3,4との間における上面に設けられたリブであ
る。尚、弾性薄板1の下面は前記通路26,27
に面するものとなつているために、これら通路2
6,27における流れを阻害しないように、弾性
薄板1の下面側には、ダイアフラム部2と弁体部
3,4との間を仕切る上面側のリブ9と同様のリ
ブは設けてはいない。ところで、前述のような厚
みのばらつきが設計寸法よりも薄い方に偏つた時
には上記リブ7によつてこの従来例では次のよう
な問題が生じる。すなわち第2図中のA−A線断
面部にあつては第3図に示すようにリブ7の存在
のために基板6と弾性薄板1のリブ7付近との間
にポンプ室20につながるすき間30が生じてし
まう。第2図中のC−C線断面図においても同様
に第4図に示すように吐出弁用の弁体3の周囲で
弾性薄板1のリブ7付近と基板6との間に吐出管
23につながるすき間31が生じてしまう。そし
て第2図中のB−B線断面部、つまりダイアフラ
ム部2と弁体部3との間でも、リブ7を圧縮する
際に弾性薄板1自体のリブ7近傍も弾性変形して
しまうことから、リブ7に沿つたすき間32が第
5図に示すように生じてしまうものであり、この
すき間32が上記2つのすき間30,31を連通
させてしまうものである。つまりポンプ室20か
らこれらすき間30,31,32を通じて吐出管
23へ空気洩れを生じてしまうものであり、また
第2図中に矢印Yで示すように吐出時に逆流を生
じてしまうものである。これらの点はダイアフラ
ムポンプの効率を下げてしまうだけでなく、この
ダイアフラムポンプが自動血圧計におけるカフへ
の送気用のものである場合には血圧の測定精度を
低下させてしまうことにもなる。更には弾性薄板
1の厚みが厚い方に偏ると基板5のそりが生じて
しまうおそれがあることから、厚みの公差を薄い
方に大きくとつていると、上記問題点が頻発する
ことになる。もつとも、上面側においてダイアフ
ラム部2と弁体部3,4との間を区切つているリ
ブ9と同じものを弾性薄板1の下面側にも設けた
ならば、このリブの存在で上記すき間32の発生
を防止できるために、空気洩れを防ぐことができ
るが、この時には前述のように、通路26,27
における空気の流れをリブが阻害してしまうこと
になる。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは弾性薄板の周縁部に
設けた空気洩れ防止用のリブが、弾性薄板の厚み
のばらつきでかえつて空気洩れを生じさせてしま
うということがなく、常に確実に空気洩れを防ぐ
ことができる上に、空気の流れを阻害するような
こともないダイアフラムポンプを提供するにあ
る。
以下本考案について説明すると、本考案は周縁
部にリブが設けられた弾性薄板のダイアフラム部
と弁体部との間の表面に、基端が周縁部のリブに
連続した先細りのリブを設けたことによつて、周
縁部のリブと弾性薄板の厚みのばらつきとで周縁
部のリブにそつたすき間が基板との間に生じて
も、ポンプ室につながるすき間は先細りのリブに
よつてダイアフラム部と弁体部との間で閉じられ
るようにしたことを特徴としているとともに、こ
のリブを先細りとしているために、リブに沿つた
新たなすき間の発生がなく、また空気の通路中に
リブが位置しても、空気の流れをリブが阻害する
ことがないようにしていることに特徴を有するも
のであり、以下図示実施例に基いて詳述すると、
ダイアフラムポンプ自体の構造は第1図と同じで
あるが、2枚の基板5,6で周縁部と、ダイアフ
ラム部2と弁体部3,4との間の部分とが挾持固
定される弾性薄板1を第6図に示すように形成す
る。基本的形状は前記従来例と同じであり、周縁
部の上下両表面には環状のリブ7を、ダイアフラ
ム部2と弁体部3,4との間の部分の上面にはリ
ブ9を設けている。そしてダイアフラム部2と吐
出弁用の弁体部3との間の下面に、基端が周縁部
のリブ7に一体に連続した先細りのリブ8を設け
ている点で前記従来例と相違する。
今、第6図中のA′−A′線断面部及びC′−C′線
断面部において、弾性薄板1の厚みのばらつきの
ために、リブ7にそつているとともに夫々ポンプ
室20と吐出管23とにつながるすき間30,3
1が従来と同様に第3図b及び第4図bに示すよ
うに生じたとしても、ダイアフラム部2と弁体部
3との間の第6図中B′−B′線断面部においては、
第7図に示すように、リブ8が周縁部のリブ7に
そつてすき間を生じさせてしまうことを防ぎ、前
記両すき間30,31を不連続なものとしてしま
うものである。しかもこのリブ8は先細りである
から、リブ8の圧縮に伴なう弾性薄板1自体の弾
性変形量もリブ8の先端にいくに従つて小さくな
り、リブ8の両側に新たなすき間ができたとして
も、このすき間はリブ8の基端部付近に限られた
ものとなり、従つて前記両すき間30,31を連
通させてしまうということもないものである。
尚、この先細りのリブ8は両基板5,6で挾持さ
れる部分にのみ存在して、ポンプ室20や通路2
7に先端が露出してしまうことがないようにして
いる。このためにリブ8が空気の流れを防げるよ
うなことは全くない。また、スリツト12によつ
て舌片状とされている各弁体部3,4の基端に薄
肉部10を設けているのは、ダイアフラム部2が
駆動されている時のダイアフラム部2の歪が弁体
部3,4に及んでしまうことを防いで、吸入弁及
び吐出弁が弁効率の良好な動作を行なうようにし
ているものである。
以上のように本考案にあつては弾性薄板の周縁
部に設けた空気洩れ防止用のリブが、弾性薄板の
厚みのばらつきで基板との間にリブにそつたすき
間を生じさせても、このすき間は先細りのリブに
よつてダイアフラム部と弁体部との間で遮断され
てしまうものであり、またここにおけるリブは先
細りであるために、このリブに沿つて新たなすき
間が生じてしまうことがない上に、リブの存在で
空気の流れが阻害されることもなく、空気洩れや
逆流を生じることがなく、常に良好なポンプ効率
のものとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはダイアフラムポンプの一例の縦
断面図及び横断面図、第2図a,b,cは従来の
ダイアフラムの平面図、X−X線断面図、底面
図、第3図a,bはA−A線断面図、第4図a,
bはC−C線断面図、第5図a,bはB−B線断
面図、第6図a,b,cは本考案一実施例のダイ
アフラムの平面図、Z−Z線断面図、底面図、第
7図a,bはB′−B′線断面図であつて、1は弾性
薄板、2はダイアフラム部、3,4は弁体部、
5,6は基板、7は周縁部のリブ、8は先細りの
リブを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 往復駆動されるダイアフラム部と、吸入弁や吐
    出弁の弁体とを可撓性を有する弾性薄板で一体に
    形成して弾性薄板のリブを表面に設けた周縁部及
    びダイアフラム部と弁体部との間を2枚の基板で
    挾持したダイアフラムポンプおいて、弾性薄板の
    弁体部とダイアフラム部との間の表面に基端が前
    記周縁部のリブに連続した先細りのリブを設けて
    成るダイアフラムポンプ。
JP9609282U 1982-06-25 1982-06-25 ダイアフラムポンプ Granted JPS59577U (ja)

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JP9609282U JPS59577U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 ダイアフラムポンプ

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JP9609282U JPS59577U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 ダイアフラムポンプ

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JPS59577U JPS59577U (ja) 1984-01-05
JPS6136787Y2 true JPS6136787Y2 (ja) 1986-10-24

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JP9609282U Granted JPS59577U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 ダイアフラムポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE4007932A1 (de) * 1990-03-13 1991-09-19 Knf Neuberger Gmbh Membranpumpe mit einer formmembrane
JP2002139364A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Nihon Tetra Pak Kk 計量装置

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Publication number Publication date
JPS59577U (ja) 1984-01-05

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