JP2517327B2 - 硬貨払出装置 - Google Patents
硬貨払出装置Info
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- JP2517327B2 JP2517327B2 JP62286215A JP28621587A JP2517327B2 JP 2517327 B2 JP2517327 B2 JP 2517327B2 JP 62286215 A JP62286215 A JP 62286215A JP 28621587 A JP28621587 A JP 28621587A JP 2517327 B2 JP2517327 B2 JP 2517327B2
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F5/00—Coin-actuated mechanisms; Interlocks
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D5/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、硬貨処理装置に設けられる硬貨払出装置に
関する。
関する。
(ロ)従来の技術 従来、複数の硬貨チューブ内の硬貨を1個の駆動モー
タによって個々に払出しできるようにした硬貨払出装置
では、例えば実開昭54−70499号公報に示されるよう
に、複数並設したコインチューブの下方に設けたベース
プレートとコインチューブ下端間に、各コインチューブ
内の最下位の硬貨をそれぞれ受け入れる孔を有するペイ
アウトスライドを設け、このペイアウトスライドをコイ
ンチューブの並設方向と直交する方向に往復移動させる
駆動モータと、ベースプレート後方に配されペイアウト
スライドが後方に移動したとき該ペイアウトスライドの
孔内にある硬貨を各孔別に受け止めるチェンジスライド
と、各チェンジスライドをペイアウトスライドに係止す
る係止部と、チェンジスライドの後方に配されチェンジ
スライドの移動を選択的に開放、阻止制御するチェンジ
レバと、払出す硬貨種に応じてチェンジレバを駆動制御
するソレノイドとを備えた構成が知られている。
タによって個々に払出しできるようにした硬貨払出装置
では、例えば実開昭54−70499号公報に示されるよう
に、複数並設したコインチューブの下方に設けたベース
プレートとコインチューブ下端間に、各コインチューブ
内の最下位の硬貨をそれぞれ受け入れる孔を有するペイ
アウトスライドを設け、このペイアウトスライドをコイ
ンチューブの並設方向と直交する方向に往復移動させる
駆動モータと、ベースプレート後方に配されペイアウト
スライドが後方に移動したとき該ペイアウトスライドの
孔内にある硬貨を各孔別に受け止めるチェンジスライド
と、各チェンジスライドをペイアウトスライドに係止す
る係止部と、チェンジスライドの後方に配されチェンジ
スライドの移動を選択的に開放、阻止制御するチェンジ
レバと、払出す硬貨種に応じてチェンジレバを駆動制御
するソレノイドとを備えた構成が知られている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 かかる従来技術は、2個のチェンジレバにそれぞれソ
レノイドを連結し、この2個のソレノイドの励磁、非励
磁の組合せによって4種類のモードを設定可能と成し
て、4本のコインチューブの硬貨を選択的に払出すもの
であるから、チェンジレバを動作してコインチューブを
選択するための複数のソレノイドが必要であり、かつそ
の設置のためのスペースが必要となって払出装置が大形
になる。また、多数のソレノイドを同時に動作すると電
圧降下等を生じ、駆動モータあるいは他の電気制御装置
等に悪影響を与える等の問題があった。
レノイドを連結し、この2個のソレノイドの励磁、非励
磁の組合せによって4種類のモードを設定可能と成し
て、4本のコインチューブの硬貨を選択的に払出すもの
であるから、チェンジレバを動作してコインチューブを
選択するための複数のソレノイドが必要であり、かつそ
の設置のためのスペースが必要となって払出装置が大形
になる。また、多数のソレノイドを同時に動作すると電
圧降下等を生じ、駆動モータあるいは他の電気制御装置
等に悪影響を与える等の問題があった。
本発明はこのようなことから、ソレノイドを使用せず
硬貨払出し用の駆動モータによって複数の硬貨チューブ
の硬貨を選択的に払出す硬貨払出装置を提供するもので
ある。
硬貨払出し用の駆動モータによって複数の硬貨チューブ
の硬貨を選択的に払出す硬貨払出装置を提供するもので
ある。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、硬貨を収納する複数の硬貨チューブを並設
して成る硬貨払出装置において、正転逆転可能な駆動モ
ータと、この駆動モータによって往復移動するスライド
部材と、前記硬貨チューブ毎に対応してそれぞれスライ
ド部材に連結可能に設けられ連結時のスライド部材の往
復移動により対応する硬貨チューブ内の硬貨を払出す払
出部材と、前記駆動モータによって駆動し硬貨を払出す
べき硬貨チューブに対応した前記払出部材をスライド部
材に連結させる選択機構とを備え、前記駆動モータの一
方向への回転により選択機構を駆動し、逆方向への回転
によりスライド部材を駆動するものである。
して成る硬貨払出装置において、正転逆転可能な駆動モ
ータと、この駆動モータによって往復移動するスライド
部材と、前記硬貨チューブ毎に対応してそれぞれスライ
ド部材に連結可能に設けられ連結時のスライド部材の往
復移動により対応する硬貨チューブ内の硬貨を払出す払
出部材と、前記駆動モータによって駆動し硬貨を払出す
べき硬貨チューブに対応した前記払出部材をスライド部
材に連結させる選択機構とを備え、前記駆動モータの一
方向への回転により選択機構を駆動し、逆方向への回転
によりスライド部材を駆動するものである。
(ホ)作用 駆動モータの一方向への回転によって選択機構を駆動
し、硬貨を払出す硬貨チューブに対応した払出部材をス
ライド部材に連結する。そして駆動モータの逆方向への
回転によってスライド部材を往復移動すると、スライド
部材に連結された払出部材が往復移動して、対応する硬
貨チューブの硬貨を払出す。
し、硬貨を払出す硬貨チューブに対応した払出部材をス
ライド部材に連結する。そして駆動モータの逆方向への
回転によってスライド部材を往復移動すると、スライド
部材に連結された払出部材が往復移動して、対応する硬
貨チューブの硬貨を払出す。
(ヘ)実施例 第28図、第29図において(1)は自動販売機等に装着
される硬貨処理装置であり、受口(13)から投入された
硬貨の真偽と金種を判別する硬貨選別部(11)と、この
硬貨選別部(11)で選別された正貨を金種毎に振分ける
振分け部(12)とから成る硬貨選別機(10)を上部の前
面に着脱自在に設け、下部には振分け部(12)にて振分
けられた硬化を釣銭用の硬貨として金種毎に収納する複
数の硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)と、手動にて
硬貨を補給する手動式の複数の硬貨チューブ(20D)(2
0E)とを横一列に並設したカセット式コインチューブ
(20)を着脱自在に装着し、かつこのカセット式コイン
チューブ(20)下部には各硬貨チューブ(20A)(20B)
(20C)(20D)(20E)内の硬貨を払出す硬貨払出装置
(30)を設けている。また、硬貨選別機(10)とカセッ
ト式コインチューブ(20)との間には、複数のファンク
ションスイッチ(83A)(83B)(83C)(83D)(83E)
(83F)を配設した操作パネル(80)を設けている。
される硬貨処理装置であり、受口(13)から投入された
硬貨の真偽と金種を判別する硬貨選別部(11)と、この
硬貨選別部(11)で選別された正貨を金種毎に振分ける
振分け部(12)とから成る硬貨選別機(10)を上部の前
面に着脱自在に設け、下部には振分け部(12)にて振分
けられた硬化を釣銭用の硬貨として金種毎に収納する複
数の硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)と、手動にて
硬貨を補給する手動式の複数の硬貨チューブ(20D)(2
0E)とを横一列に並設したカセット式コインチューブ
(20)を着脱自在に装着し、かつこのカセット式コイン
チューブ(20)下部には各硬貨チューブ(20A)(20B)
(20C)(20D)(20E)内の硬貨を払出す硬貨払出装置
(30)を設けている。また、硬貨選別機(10)とカセッ
ト式コインチューブ(20)との間には、複数のファンク
ションスイッチ(83A)(83B)(83C)(83D)(83E)
(83F)を配設した操作パネル(80)を設けている。
硬貨選別機(10)は第28図乃至第30図に示すように、
一方の側面の上部に係合片(14)を突設し、また両側面
の下部にはそれぞれ係合片(15)を突設して、硬貨処理
装置(1)の側壁(2)(3)にそれぞれ開口した係止
溝(4)へ、両側面の下部の係合片(15)を前方から挿
入して係合し、かつ上部の係合片(14)を側壁(2)の
上部に設けた係止部材(5)に係合して取外し自在に装
着されている。
一方の側面の上部に係合片(14)を突設し、また両側面
の下部にはそれぞれ係合片(15)を突設して、硬貨処理
装置(1)の側壁(2)(3)にそれぞれ開口した係止
溝(4)へ、両側面の下部の係合片(15)を前方から挿
入して係合し、かつ上部の係合片(14)を側壁(2)の
上部に設けた係止部材(5)に係合して取外し自在に装
着されている。
また、硬貨選別機(10)の硬貨選別部(11)は、受口
(13)から投入された硬貨を、検銭レール(16)上に形
成される硬化通路(17)内を転動させ、この転動中に公
知の電子検銭装置(図示せず)によって真偽判別及び金
種判別を行なうようになっており、電子検銭装置による
判定結果によって、ゲート(18)を動作して正貨と偽貨
とに振分けるようになっている。そして硬化通路(17)
の終端部に対して略直角に対向位置する側壁(10A)に
は、衝撃吸収性の極めて高い非反発弾性ゴム(19)を装
着し、検銭レール(16)上を転動して来た硬貨(C)を
該非反発弾性ゴム(19)に衝突させてその衝撃を吸収
し、硬貨(C)が反発されることなく下方のゲート(1
8)へ落下できるようになっている。非反発弾性ゴム(1
9)(例えばハネナイト〔商標〕)は、振動の減衰が極
端に早く、従来のゴム配合物に比べ衝撃吸収性が極めて
高いとともに反発弾性率が3%と極めて低いものであ
る。
(13)から投入された硬貨を、検銭レール(16)上に形
成される硬化通路(17)内を転動させ、この転動中に公
知の電子検銭装置(図示せず)によって真偽判別及び金
種判別を行なうようになっており、電子検銭装置による
判定結果によって、ゲート(18)を動作して正貨と偽貨
とに振分けるようになっている。そして硬化通路(17)
の終端部に対して略直角に対向位置する側壁(10A)に
は、衝撃吸収性の極めて高い非反発弾性ゴム(19)を装
着し、検銭レール(16)上を転動して来た硬貨(C)を
該非反発弾性ゴム(19)に衝突させてその衝撃を吸収
し、硬貨(C)が反発されることなく下方のゲート(1
8)へ落下できるようになっている。非反発弾性ゴム(1
9)(例えばハネナイト〔商標〕)は、振動の減衰が極
端に早く、従来のゴム配合物に比べ衝撃吸収性が極めて
高いとともに反発弾性率が3%と極めて低いものであ
る。
一方、硬貨選別機(10)の振分け部(12)は、ゲート
(18)及び図示しないゲートによって、硬貨選別部(1
1)の検銭装置の判定結果に基づいて硬化通路(17)か
らの硬貨を金種別に振分け、下方のオーバーフロー用の
シャッタ装置(6)を通してカセット式コインチューブ
(20)の各硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)へ送出
するようになっている。
(18)及び図示しないゲートによって、硬貨選別部(1
1)の検銭装置の判定結果に基づいて硬化通路(17)か
らの硬貨を金種別に振分け、下方のオーバーフロー用の
シャッタ装置(6)を通してカセット式コインチューブ
(20)の各硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)へ送出
するようになっている。
カセット式コインチューブ(20)は第31図及び第32図
に示すように、50円硬貨用の硬貨チューブ(20A)と、1
0円硬貨用の硬貨チューブ(20B)、100円硬貨用の硬貨
チューブ(20C)、100円・50円・10円硬貨の何れも収納
可能な手動補給式の硬貨チューブ(20D)(20E)を横一
列に並設しており、両側面の下部とその上方にそれぞれ
係止杆(21)(22)を突設し、第28図及び第29図に示す
ようにこの係止杆(21)を側壁(2)(3A)の下部前端
にそれぞれ開口する係止溝(7)へ挿入係合するととも
に、係止杆(22)を側壁(2)(3A)にそれぞれ開口す
る係止溝(8)へ挿入係合させ、更に上部を係止装置
(9)に係合して取外し自在に装着している。また、カ
セット式コインチューブ(20)は第31図及び第32図に示
すように、硬貨チューブ(20A)の前面に前記硬貨選別
機(10)から返却送出された硬貨を下端へ案内して送出
する返却通路(23)を設けているとともに、各硬貨チュ
ーブ(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)は、硬貨を
厚み方向に積重ね収納できるように底壁(24)をそれぞ
れ設けている。この底壁(24)は中央部に前後方向にス
リット(25)を開口して、後述する払出部材(67)の押
出部(70)が底壁(24)上へ突出して前後移動自在と成
すとともに、底壁(24)上に積上げ収納された最下位の
硬貨が、押出部(70)によって押出される払出口(26)
を開口している。そして、カセット式コインチューブ
(20)は、係止杆(22)が係止溝(8)のストッパ部
(8A)に係止される位置まで、係止杆(21)を支点にし
てカセット式コインチューブ(20)を前方へ回動するこ
とにより、上端が前面に開放されて手動による硬貨の補
給ができるようになっている。
に示すように、50円硬貨用の硬貨チューブ(20A)と、1
0円硬貨用の硬貨チューブ(20B)、100円硬貨用の硬貨
チューブ(20C)、100円・50円・10円硬貨の何れも収納
可能な手動補給式の硬貨チューブ(20D)(20E)を横一
列に並設しており、両側面の下部とその上方にそれぞれ
係止杆(21)(22)を突設し、第28図及び第29図に示す
ようにこの係止杆(21)を側壁(2)(3A)の下部前端
にそれぞれ開口する係止溝(7)へ挿入係合するととも
に、係止杆(22)を側壁(2)(3A)にそれぞれ開口す
る係止溝(8)へ挿入係合させ、更に上部を係止装置
(9)に係合して取外し自在に装着している。また、カ
セット式コインチューブ(20)は第31図及び第32図に示
すように、硬貨チューブ(20A)の前面に前記硬貨選別
機(10)から返却送出された硬貨を下端へ案内して送出
する返却通路(23)を設けているとともに、各硬貨チュ
ーブ(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)は、硬貨を
厚み方向に積重ね収納できるように底壁(24)をそれぞ
れ設けている。この底壁(24)は中央部に前後方向にス
リット(25)を開口して、後述する払出部材(67)の押
出部(70)が底壁(24)上へ突出して前後移動自在と成
すとともに、底壁(24)上に積上げ収納された最下位の
硬貨が、押出部(70)によって押出される払出口(26)
を開口している。そして、カセット式コインチューブ
(20)は、係止杆(22)が係止溝(8)のストッパ部
(8A)に係止される位置まで、係止杆(21)を支点にし
てカセット式コインチューブ(20)を前方へ回動するこ
とにより、上端が前面に開放されて手動による硬貨の補
給ができるようになっている。
また、各硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)に前記
硬貨選別機(10)から自動補給される硬貨が所定の枚数
まで到達すると、前記シャッタ装置(6)が動作して硬
貨選別機(10)からの硬貨を図示しない送出通路を通し
て金庫へ送出するようにしている。
硬貨選別機(10)から自動補給される硬貨が所定の枚数
まで到達すると、前記シャッタ装置(6)が動作して硬
貨選別機(10)からの硬貨を図示しない送出通路を通し
て金庫へ送出するようにしている。
硬貨払出装置(30)は、カセット式コインチューブ
(20)内に収納された硬貨を払出す払出機構(31)と、
この払出機構(31)によって硬貨を払出す硬貨チューブ
(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)の選択を行なう
選択機構(32)、及び払出機構(31)と選択機構(32)
をそれぞれ駆動する駆動機構(33)とによって構成され
ている。
(20)内に収納された硬貨を払出す払出機構(31)と、
この払出機構(31)によって硬貨を払出す硬貨チューブ
(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)の選択を行なう
選択機構(32)、及び払出機構(31)と選択機構(32)
をそれぞれ駆動する駆動機構(33)とによって構成され
ている。
駆動機構(33)は第1図、第24図、第27図に示すよう
に、歯車機構(34)に連結した正転及び逆転可能な駆動
モータ(35)を上部に設け、歯車機構(34)の下部両側
には払出機構(31)を駆動するための駆動カム(36)を
それぞれ設けるとともに、駆動カム(36)(36)間には
出力軸(34A)を設け、この出力軸(34A)の下端に選択
機構(32)を駆動する歯車(37)を設けている。そして
駆動モータ(35)が選択信号の送達により一方向(便宜
上、以下正転と記す)へ回転すると、歯車機構(34)は
歯車(37)を回転し、また駆動モータ(35)が払出信号
の送達により逆方向(便宜上、以下逆転と記す)へ回転
すると、歯車機構(34)は駆動カム(36)を1回転させ
るようになっている。即ち、駆動モータ(35)は選択信
号が送達されると正転して歯車(37)を回転し、また払
出信号が送達されると逆転して駆動カム(36)を回転す
るとともに、この駆動カム(36)と同軸上に設けた停止
カム(38)を回転して、この停止カム(38)が1回転す
ると払出待機位置センサ(39)が動作して停止されるよ
うになっている。また、駆動カム(36)及び停止カム
(38)は歯車機構(34)により、駆動モータ(35)が逆
転したときだけ所定の方向へ回転するように構成され、
また歯車(37)は駆動モータ(35)が正転したとき所定
の方向へ回転し、駆動モータ(35)の逆転時には逆方向
へ回転するようになっている。
に、歯車機構(34)に連結した正転及び逆転可能な駆動
モータ(35)を上部に設け、歯車機構(34)の下部両側
には払出機構(31)を駆動するための駆動カム(36)を
それぞれ設けるとともに、駆動カム(36)(36)間には
出力軸(34A)を設け、この出力軸(34A)の下端に選択
機構(32)を駆動する歯車(37)を設けている。そして
駆動モータ(35)が選択信号の送達により一方向(便宜
上、以下正転と記す)へ回転すると、歯車機構(34)は
歯車(37)を回転し、また駆動モータ(35)が払出信号
の送達により逆方向(便宜上、以下逆転と記す)へ回転
すると、歯車機構(34)は駆動カム(36)を1回転させ
るようになっている。即ち、駆動モータ(35)は選択信
号が送達されると正転して歯車(37)を回転し、また払
出信号が送達されると逆転して駆動カム(36)を回転す
るとともに、この駆動カム(36)と同軸上に設けた停止
カム(38)を回転して、この停止カム(38)が1回転す
ると払出待機位置センサ(39)が動作して停止されるよ
うになっている。また、駆動カム(36)及び停止カム
(38)は歯車機構(34)により、駆動モータ(35)が逆
転したときだけ所定の方向へ回転するように構成され、
また歯車(37)は駆動モータ(35)が正転したとき所定
の方向へ回転し、駆動モータ(35)の逆転時には逆方向
へ回転するようになっている。
一方、歯車機構(34)の下部と駆動カム(36)(36)
との間には、駆動モータ(35)の逆転により前後方向へ
進退移動して前記硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)
(20D)(20E)内の硬貨の有無を検知する硬貨検知装置
(40)を設けている。この硬貨検知装置(40)は、硬貨
チューブ(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)の下部
裏面にそれぞれ開口した検知孔(27)に対向して可動自
在な検知杆(41)を前面に突出して設け、かつ下面に略
半円状に開口した制御孔(42)を設けて、この制御孔
(42)に前記駆動カム(36)の上面に突設した駆動杆
(36A)を挿入し、駆動カム(36)が1回転すると前後
方向へ平行に進退移動するように支持されている。即
ち、硬貨検知装置(40)は硬貨の払出待機時には第1図
及び第25図に示すように、駆動杆(36A)によって後方
に位置して検知杆(41)をカセット式コインチューブ
(20)の後方に位置させ、また駆動カム(36)が回転す
ると駆動杆(36A)が制御孔(42)内の外周面に当接し
て回転し、第4図及び第26図に示すように駆動杆(36
A)が折返し点に近くなると硬貨検知装置(40)は急激
的に前方へ進出移動して駆動杆(41)を検知孔(27)内
へ挿入し、各硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)(20
D)(20E)内の硬貨の有無を検出するようになってい
る。即ち硬貨検知装置(40)は、駆動カム(36)の回転
により前記払出機構(31)が硬貨を払出し終える位置ま
で到達すると、駆動カム(36)の駆動杆(36A)によっ
て前方へ急激的に進出移動され、硬貨払出後の硬貨の有
無を検出するとともに後退移動されるようになってい
る。
との間には、駆動モータ(35)の逆転により前後方向へ
進退移動して前記硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)
(20D)(20E)内の硬貨の有無を検知する硬貨検知装置
(40)を設けている。この硬貨検知装置(40)は、硬貨
チューブ(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)の下部
裏面にそれぞれ開口した検知孔(27)に対向して可動自
在な検知杆(41)を前面に突出して設け、かつ下面に略
半円状に開口した制御孔(42)を設けて、この制御孔
(42)に前記駆動カム(36)の上面に突設した駆動杆
(36A)を挿入し、駆動カム(36)が1回転すると前後
方向へ平行に進退移動するように支持されている。即
ち、硬貨検知装置(40)は硬貨の払出待機時には第1図
及び第25図に示すように、駆動杆(36A)によって後方
に位置して検知杆(41)をカセット式コインチューブ
(20)の後方に位置させ、また駆動カム(36)が回転す
ると駆動杆(36A)が制御孔(42)内の外周面に当接し
て回転し、第4図及び第26図に示すように駆動杆(36
A)が折返し点に近くなると硬貨検知装置(40)は急激
的に前方へ進出移動して駆動杆(41)を検知孔(27)内
へ挿入し、各硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)(20
D)(20E)内の硬貨の有無を検出するようになってい
る。即ち硬貨検知装置(40)は、駆動カム(36)の回転
により前記払出機構(31)が硬貨を払出し終える位置ま
で到達すると、駆動カム(36)の駆動杆(36A)によっ
て前方へ急激的に進出移動され、硬貨払出後の硬貨の有
無を検出するとともに後退移動されるようになってい
る。
選択機構(32)は第5図及び第27図に示すように、前
記駆動機構(33)の歯車(37)に係合する歯車(43)と
この歯車(43)に並設固定された連動歯車(44)とを後
部に設け、かつ連動歯車(44)に係合して回動される駆
動歯車(45)を、側壁(2)(3A)間に回動自在に架設
した駆動軸(46)に装着している。この駆動歯車(45)
は一方向回転クラッチ(45A)を内設し、この一方向回
転クラッチ(45A)を介して駆動軸(46)に装着してい
る。そして前記駆動モータ(35)が正転したときだけ、
歯車(37)(43)(44)から受ける駆動モータ(35)の
回転を駆動軸(46)へ伝えて該駆動軸(46)を回転する
ようになっている。即ち、駆動歯車(45)は駆動モータ
(35)の正転時に駆動軸(46)を回動し、駆動モータ
(35)が逆転すると空回りするようにしている。
記駆動機構(33)の歯車(37)に係合する歯車(43)と
この歯車(43)に並設固定された連動歯車(44)とを後
部に設け、かつ連動歯車(44)に係合して回動される駆
動歯車(45)を、側壁(2)(3A)間に回動自在に架設
した駆動軸(46)に装着している。この駆動歯車(45)
は一方向回転クラッチ(45A)を内設し、この一方向回
転クラッチ(45A)を介して駆動軸(46)に装着してい
る。そして前記駆動モータ(35)が正転したときだけ、
歯車(37)(43)(44)から受ける駆動モータ(35)の
回転を駆動軸(46)へ伝えて該駆動軸(46)を回転する
ようになっている。即ち、駆動歯車(45)は駆動モータ
(35)の正転時に駆動軸(46)を回動し、駆動モータ
(35)が逆転すると空回りするようにしている。
一方、駆動軸(46)には前記硬貨チューブ(20A)(2
0B)(20C)(20D)(20E)にそれぞれ対応する複数の
ウォーム歯車(47)と、パルス発生用の複数のスリット
を開口した円板(48)と、逆転防止用のストップ歯車
(49)を設け、駆動軸(46)によって回転するようにな
っている。そして円板(48)には、この円板(48)のス
リットを検知してパルスを発生するパルス発生装置(5
0)を対向して設け、円板(48)が回転するとパルス発
生装置(50)からパルスが発生されるようにしている。
また、ストップ歯車(49)に係合するストッパ部材(5
1)をストップ歯車(49)に対向して設け、駆動軸(4
6)が逆転しようとするとストッパ部材(51)の先端が
ストップ歯車(49)の歯に食込み係合して逆転を阻止す
るようになっている。
0B)(20C)(20D)(20E)にそれぞれ対応する複数の
ウォーム歯車(47)と、パルス発生用の複数のスリット
を開口した円板(48)と、逆転防止用のストップ歯車
(49)を設け、駆動軸(46)によって回転するようにな
っている。そして円板(48)には、この円板(48)のス
リットを検知してパルスを発生するパルス発生装置(5
0)を対向して設け、円板(48)が回転するとパルス発
生装置(50)からパルスが発生されるようにしている。
また、ストップ歯車(49)に係合するストッパ部材(5
1)をストップ歯車(49)に対向して設け、駆動軸(4
6)が逆転しようとするとストッパ部材(51)の先端が
ストップ歯車(49)の歯に食込み係合して逆転を阻止す
るようになっている。
各ウォーム歯車(47)の前部には、ウォーム歯車(4
7)に係合する歯車(52)を上部に設けた制御カム(5
3)(54)(55)(56)(57)を回転自在に配設し、ウ
ォーム歯車(47)の回転により第5図において反時計方
向へ回転するようにしている。そして各制御カム(53)
(54)(55)(56)(57)の前部に対応して制御杆(5
8)を上下動自在に設け、制御カム(53)(54)(55)
(56)(57)の回転によって制御杆(58)を上下移動で
きるようになっている。即ち、各制御カム(53)(54)
(55)(56)(57)は第33図に示すように、カム部(5
9)の上面に制御杆(58)の下端が落込み可能な制御溝
(60)を1個あるいは2個設け、制御カム(53)(54)
(55)(56)(57)が回転して制御溝(60)が制御杆
(58)の下端位置に回転すると、制御杆(58)の下端が
制御溝(60)内に落込んで下動位置し、更に回転すると
制御溝(60)に連続して傾斜する傾斜面(60A)に沿っ
て制御杆(58)を押上げ、カム部(59)の上面に上動位
置するようになっている。また、制御カム(53)は硬貨
チューブ(20A)に対応し、制御カム(54)は硬貨チュ
ーブ(20B)に、制御カム(55)は硬貨チューブ(20
C)、制御カム(56)は硬貨チューブ(20D)、そして制
御カム(57)は硬貨チューブ(20E)にそれぞれ対応し
ているとともに、制御カム(57)のカム部(59)外縁に
は第5図に示すように、選択待機位置センサ(61)を動
作する検出片(62)を設け、選択待機位置センサ(61)
が検出片(62)を検出することにより、各制御カム(5
3)(54)(55)(56)(57)が待機位置に位置した状
態であることを検知できるようになっている。そしてこ
の待機状態時には、第6図に示すように各制御カム(5
3)(54)(55)(56)(57)が配置されるように成
し、全ての制御杆(58)がカム部(59)上へ上動位置す
るようにしているとともに、駆動モータ(35)が正転す
ることによって第7図から第12図に示す6通りの状態に
変更設定できるようになっている。
7)に係合する歯車(52)を上部に設けた制御カム(5
3)(54)(55)(56)(57)を回転自在に配設し、ウ
ォーム歯車(47)の回転により第5図において反時計方
向へ回転するようにしている。そして各制御カム(53)
(54)(55)(56)(57)の前部に対応して制御杆(5
8)を上下動自在に設け、制御カム(53)(54)(55)
(56)(57)の回転によって制御杆(58)を上下移動で
きるようになっている。即ち、各制御カム(53)(54)
(55)(56)(57)は第33図に示すように、カム部(5
9)の上面に制御杆(58)の下端が落込み可能な制御溝
(60)を1個あるいは2個設け、制御カム(53)(54)
(55)(56)(57)が回転して制御溝(60)が制御杆
(58)の下端位置に回転すると、制御杆(58)の下端が
制御溝(60)内に落込んで下動位置し、更に回転すると
制御溝(60)に連続して傾斜する傾斜面(60A)に沿っ
て制御杆(58)を押上げ、カム部(59)の上面に上動位
置するようになっている。また、制御カム(53)は硬貨
チューブ(20A)に対応し、制御カム(54)は硬貨チュ
ーブ(20B)に、制御カム(55)は硬貨チューブ(20
C)、制御カム(56)は硬貨チューブ(20D)、そして制
御カム(57)は硬貨チューブ(20E)にそれぞれ対応し
ているとともに、制御カム(57)のカム部(59)外縁に
は第5図に示すように、選択待機位置センサ(61)を動
作する検出片(62)を設け、選択待機位置センサ(61)
が検出片(62)を検出することにより、各制御カム(5
3)(54)(55)(56)(57)が待機位置に位置した状
態であることを検知できるようになっている。そしてこ
の待機状態時には、第6図に示すように各制御カム(5
3)(54)(55)(56)(57)が配置されるように成
し、全ての制御杆(58)がカム部(59)上へ上動位置す
るようにしているとともに、駆動モータ(35)が正転す
ることによって第7図から第12図に示す6通りの状態に
変更設定できるようになっている。
制御杆(58)は制御カム(53)によって上下動され、
カム部(59)の上面に支持されている上動位置では、後
述の払出部材(67)による硬貨の払出動作を阻止し、ま
た制御溝(60)内へ落込み支持されている下動位置で
は、払出部材(67)による硬貨の払出動作を行なわせる
ように制御するものである。従って第7図から第12図に
示す6通りの状態による硬貨を払出す硬貨チューブ(20
A)(20B)(20C)(20D)(20E)の選択が行なえる。
カム部(59)の上面に支持されている上動位置では、後
述の払出部材(67)による硬貨の払出動作を阻止し、ま
た制御溝(60)内へ落込み支持されている下動位置で
は、払出部材(67)による硬貨の払出動作を行なわせる
ように制御するものである。従って第7図から第12図に
示す6通りの状態による硬貨を払出す硬貨チューブ(20
A)(20B)(20C)(20D)(20E)の選択が行なえる。
一方、払出機構(31)は前記選択機構(32)の上部に
設けており、第1図及び第13図に示すように、選択機構
(32)の上部を覆うように設けた仕切板(63)には、前
記駆動杆(58)の上端を突出する孔(64)をそれぞれ設
けるとともに、この孔(64)に対応してスライド部材
(65)の連結部(66)が前後に移動自在な案内溝(63
A)を設けている。
設けており、第1図及び第13図に示すように、選択機構
(32)の上部を覆うように設けた仕切板(63)には、前
記駆動杆(58)の上端を突出する孔(64)をそれぞれ設
けるとともに、この孔(64)に対応してスライド部材
(65)の連結部(66)が前後に移動自在な案内溝(63
A)を設けている。
スライド部材(65)は上面の両側部に、前記駆動カム
(36)の下面に突設した駆動杆(36B)を挿入係合する
駆動溝(65A)をそれぞれ設け、かつ下部には前記案内
溝(63A)内へ位置して前面を開口する略箱状の連結部
(66)を設けて、前記駆動モータ(35)の逆転による駆
動カム(36)の1回転動作によって、前後方向へ往復移
動するようになっている。また、連結部(66)の底面中
央部には、第34図に示すように後述する払出部材(67)
の連結杆(69)を係脱自在な連結孔(66A)を設けると
ともに、前記制御杆(58)が連結部(66)内へ突出でき
かつ連結部(66)が前後移動可能なように制御杆(58)
の逃げ溝(66B)を設けている。
(36)の下面に突設した駆動杆(36B)を挿入係合する
駆動溝(65A)をそれぞれ設け、かつ下部には前記案内
溝(63A)内へ位置して前面を開口する略箱状の連結部
(66)を設けて、前記駆動モータ(35)の逆転による駆
動カム(36)の1回転動作によって、前後方向へ往復移
動するようになっている。また、連結部(66)の底面中
央部には、第34図に示すように後述する払出部材(67)
の連結杆(69)を係脱自在な連結孔(66A)を設けると
ともに、前記制御杆(58)が連結部(66)内へ突出でき
かつ連結部(66)が前後移動可能なように制御杆(58)
の逃げ溝(66B)を設けている。
払出部材(67)は第22図及び第34図に示すように、後
部の下面からバネ部材(68)によって下方へ突出付勢さ
れる連結杆(69)を出没自在に内設し、前端には払出時
に硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)
内の底壁(24)上に突出して最下位の硬貨を払出す押出
部(70)を設け、更に押出部(70)の下部側には両側方
へ突出して前後に延在する案内片(71)を設け、かつ中
間部の上部には払出硬貨を側方へ傾斜させるように傾斜
した制御部(72)を設けているとともに、後端上部には
後方へ突出した案内片(73)を設けている。また、連結
杆(69)は係止片(74)によって装着部(67A)からの
脱落を阻止され、下面から出没自在となっており、連結
杆(69)を装着部(67A)内へ装着する場合は、バネ部
材(68)を装着部(67A)内へ挿入した後に、連結杆(6
9)を係止片(74)の弾性に抗して装着部(67A)内へ挿
入することにより装着することができ、装着後は係止片
(74)によって脱落を防止されるようになっている。
部の下面からバネ部材(68)によって下方へ突出付勢さ
れる連結杆(69)を出没自在に内設し、前端には払出時
に硬貨チューブ(20A)(20B)(20C)(20D)(20E)
内の底壁(24)上に突出して最下位の硬貨を払出す押出
部(70)を設け、更に押出部(70)の下部側には両側方
へ突出して前後に延在する案内片(71)を設け、かつ中
間部の上部には払出硬貨を側方へ傾斜させるように傾斜
した制御部(72)を設けているとともに、後端上部には
後方へ突出した案内片(73)を設けている。また、連結
杆(69)は係止片(74)によって装着部(67A)からの
脱落を阻止され、下面から出没自在となっており、連結
杆(69)を装着部(67A)内へ装着する場合は、バネ部
材(68)を装着部(67A)内へ挿入した後に、連結杆(6
9)を係止片(74)の弾性に抗して装着部(67A)内へ挿
入することにより装着することができ、装着後は係止片
(74)によって脱落を防止されるようになっている。
そして払出部材(67)は、第1図に示すように前部の
待機位置に位置したスライド部材(65)の連結部(66)
内に後部を挿入して、突出する制御杆(58)の上端に連
結杆(69)を対向位置させるとともに、第1図及び第14
図に示すように前部の案内片(71)を基板(75)に設け
た案内溝(75A)に前後移動自在に挿入支持される。従
って払出部材(67)は、制御杆(58)が上動位置にある
と該制御杆(58)によって連結杆(69)を押上げられ、
スライド部材(65)との連結を解除し、また、制御杆
(58)が下動位置にあると、連結杆(69)はスライド部
材(65)の連結部(66)の連結孔(66A)内へ突出して
係合し、スライド部材(65)と連結されるようになって
いる。そして払出部材(67)は、スライド部材(65)と
連結されると、第4図に示すようにスライド部材(65)
の前後移動とともに前後移動され、またスライド部材
(65)に連結されていない場合は、第2図に示すように
待機状態に位置し、スライド部材(65)だけが前後移動
するようになっている。
待機位置に位置したスライド部材(65)の連結部(66)
内に後部を挿入して、突出する制御杆(58)の上端に連
結杆(69)を対向位置させるとともに、第1図及び第14
図に示すように前部の案内片(71)を基板(75)に設け
た案内溝(75A)に前後移動自在に挿入支持される。従
って払出部材(67)は、制御杆(58)が上動位置にある
と該制御杆(58)によって連結杆(69)を押上げられ、
スライド部材(65)との連結を解除し、また、制御杆
(58)が下動位置にあると、連結杆(69)はスライド部
材(65)の連結部(66)の連結孔(66A)内へ突出して
係合し、スライド部材(65)と連結されるようになって
いる。そして払出部材(67)は、スライド部材(65)と
連結されると、第4図に示すようにスライド部材(65)
の前後移動とともに前後移動され、またスライド部材
(65)に連結されていない場合は、第2図に示すように
待機状態に位置し、スライド部材(65)だけが前後移動
するようになっている。
一方、基板(75)の各案内溝(75A)は第15図及び第2
1図に示すように、基板(75)上に装着されたカセット
式コインチューブ(20)底壁(24)のスリット(25)と
対応位置するように成し、払出部材(67)が前後移動す
ると押出部(70)が底壁(24)上に収納された最下位の
硬貨(C)を後方へ押出し、払出口(26)から下方の送
出口(76)へ払出す。また、払出口(26)に対向する前
記仕切板(63)の前面に、左右方向に傾斜した案内面
(77A)を有する規制片(77)を突出して設け、第16図
及び第18図に示すように、押出部(70)により押出され
る硬貨(C)の後端に当接して、該硬貨(C)を払出部
材(67)の側方へ案内し、隣り合う払出部材(67)との
間から下方の送出口(76)へ落下するようにしている。
また更に、押出部(70)により押出される硬貨(C)
は、第16図、第17図及び第19図に示すように、制御部
(72)の傾斜によって下方向へ傾斜され、払出部材(6
7)上からの落下を促される。
1図に示すように、基板(75)上に装着されたカセット
式コインチューブ(20)底壁(24)のスリット(25)と
対応位置するように成し、払出部材(67)が前後移動す
ると押出部(70)が底壁(24)上に収納された最下位の
硬貨(C)を後方へ押出し、払出口(26)から下方の送
出口(76)へ払出す。また、払出口(26)に対向する前
記仕切板(63)の前面に、左右方向に傾斜した案内面
(77A)を有する規制片(77)を突出して設け、第16図
及び第18図に示すように、押出部(70)により押出され
る硬貨(C)の後端に当接して、該硬貨(C)を払出部
材(67)の側方へ案内し、隣り合う払出部材(67)との
間から下方の送出口(76)へ落下するようにしている。
また更に、押出部(70)により押出される硬貨(C)
は、第16図、第17図及び第19図に示すように、制御部
(72)の傾斜によって下方向へ傾斜され、払出部材(6
7)上からの落下を促される。
第16図、第17図及び第20図、第23図に示すように、硬
貨チューブ(20E)に対応して設けた払出部材(67)
は、他の払出部材(67)と同構造の他に左側部下方へ斜
めに延出する払出杆(78)を設けている。この払出杆
(78)は硬貨チューブ(20E)から払出された硬貨
(C)を、送出口(76)へ送出すべく傾斜する送出シュ
ート(79)上に沿って延在せしめ、硬貨の払出し時に硬
貨チューブ(20E)から払出される硬貨(C)が、送出
シュート(79)上面に張付くことなく送出口(76)へ送
出されるようにしている。
貨チューブ(20E)に対応して設けた払出部材(67)
は、他の払出部材(67)と同構造の他に左側部下方へ斜
めに延出する払出杆(78)を設けている。この払出杆
(78)は硬貨チューブ(20E)から払出された硬貨
(C)を、送出口(76)へ送出すべく傾斜する送出シュ
ート(79)上に沿って延在せしめ、硬貨の払出し時に硬
貨チューブ(20E)から払出される硬貨(C)が、送出
シュート(79)上面に張付くことなく送出口(76)へ送
出されるようにしている。
操作パネル(80)は第35図乃至第41図に示すように、
上部に複数の表示窓(81)を開口並設し、かつ所定の表
示窓(81)に対応してLEDから成る表示ランプ(82)
と、ファンクションスイッチ(83A)(83B)(83C)(8
3D)(83E)(83F)をそれぞれ配設している。そして表
示窓(81)の裏側には各表示窓(81)に対応して前面に
表示を施した表示板(84)をスライド自在に設け、この
表示板(84)の一端に設けた操作摘(85)を左右に移動
操作して表示板(84)をスライドさせることにより、3
種類の異なる表示ができるようになっているとともに、
この表示板(84)の裏面に複数の反射板(86A)(86B)
を設け、かつこの反射板(86A)(86B)に対向する基板
(87)側に反射型フォトインタラプタ(88A)(88B)を
設け、3種類の表示に対応した3種類のモードが設定で
きるようになっている。
上部に複数の表示窓(81)を開口並設し、かつ所定の表
示窓(81)に対応してLEDから成る表示ランプ(82)
と、ファンクションスイッチ(83A)(83B)(83C)(8
3D)(83E)(83F)をそれぞれ配設している。そして表
示窓(81)の裏側には各表示窓(81)に対応して前面に
表示を施した表示板(84)をスライド自在に設け、この
表示板(84)の一端に設けた操作摘(85)を左右に移動
操作して表示板(84)をスライドさせることにより、3
種類の異なる表示ができるようになっているとともに、
この表示板(84)の裏面に複数の反射板(86A)(86B)
を設け、かつこの反射板(86A)(86B)に対向する基板
(87)側に反射型フォトインタラプタ(88A)(88B)を
設け、3種類の表示に対応した3種類のモードが設定で
きるようになっている。
即ち、第35図に示すように表示窓(81A)に「回収」
の表示を位置させると、各表示窓(81)は左側から「10
円」「50円」「100円」「500円」「始・終」「P」の表
示がされるとともに、フォトインタラプタ(88A)(88
B)は第39図に示す如く何れも反射板(86A)(86B)に
対向せず、OFF・OFF状態となる。また、第36図に示すよ
うに表示窓(81A)に「設定」の表示を位置させると、
各表示窓(81)には「販売」「価格」「売上」等の表示
が成され、フォトインタラプタ(88A)(88B)は第40図
に示す如く、両フォトインタラプタ(88A)(88B)が反
射板(86A)(86B)に対向して、両フォトインタラプタ
(88A)(88B)はON・ON状態となる。更に、第37図に示
すように表示窓(81A)に「タイマ」の表示を位置させ
ると、各表示窓(81)に「開始」「終了」等の表示がさ
れ、かつ一方のフォトインタラプタ(88A)は第41図か
ら明らかなようにOFF状態となり、また他方のフォトイ
ンタラプタ(88B)はON状態となるものである。
の表示を位置させると、各表示窓(81)は左側から「10
円」「50円」「100円」「500円」「始・終」「P」の表
示がされるとともに、フォトインタラプタ(88A)(88
B)は第39図に示す如く何れも反射板(86A)(86B)に
対向せず、OFF・OFF状態となる。また、第36図に示すよ
うに表示窓(81A)に「設定」の表示を位置させると、
各表示窓(81)には「販売」「価格」「売上」等の表示
が成され、フォトインタラプタ(88A)(88B)は第40図
に示す如く、両フォトインタラプタ(88A)(88B)が反
射板(86A)(86B)に対向して、両フォトインタラプタ
(88A)(88B)はON・ON状態となる。更に、第37図に示
すように表示窓(81A)に「タイマ」の表示を位置させ
ると、各表示窓(81)に「開始」「終了」等の表示がさ
れ、かつ一方のフォトインタラプタ(88A)は第41図か
ら明らかなようにOFF状態となり、また他方のフォトイ
ンタラプタ(88B)はON状態となるものである。
第42図は前記操作パネル(80)部の一部を省略した回
路図を示すものであり、マイクロコンピュータから成る
コントロール制御部(90)の各出力ポートP12〜P16から
は、第43図に示すようにa〜bのパルスがサイクル的に
出力される。SW1,SW2,SW3,SW4はそれぞれファンクショ
ンスイッチ(83A)(83B)(83C)(83D)であり、押圧
操作している時だけONするものである。P1,P2はフォト
インタラプタ(88A)(88B)、またLED1,LED2,LED3,LED
4はそれぞれ表示ランプ(82)である。
路図を示すものであり、マイクロコンピュータから成る
コントロール制御部(90)の各出力ポートP12〜P16から
は、第43図に示すようにa〜bのパルスがサイクル的に
出力される。SW1,SW2,SW3,SW4はそれぞれファンクショ
ンスイッチ(83A)(83B)(83C)(83D)であり、押圧
操作している時だけONするものである。P1,P2はフォト
インタラプタ(88A)(88B)、またLED1,LED2,LED3,LED
4はそれぞれ表示ランプ(82)である。
第43図のタイムチャートは、表示窓(81A)に「回
収」の表示を位置させたモード時に、SW3を閉成した状
態のものである。このモードでは、P1とP2がOFF状態の
ため、SW1〜SW4のいずれもOFFならばP30とP31は「H」
レベルとなる。これにおって「回収」のモード状態であ
るとコントロール制御部(90)にて判断する。この状態
において、SW3をONするとP14の信号「c」がドライバ
(91)を通して正信号となり、これがSW3を通ってイン
バータ(92)にて負信号となってP30に入力する。この
ためP30には「g」の信号が生じる。ここでSW1〜SW4の
いずれも、ONされる最短時間はT1よりも充分長くなるよ
うにT1(T1=T2=T3……)を設定しているので、SW3のO
N状態に確実にキャッチできる。次にSW1がONされると、
P12の信号「a」に対応してP30に「h」の信号が生じ
る。同様に、SW4がONのときはP31に「i」の信号が生じ
る。これらの場合、SW1〜SW4のいずれがONかの判断は、
P12〜16の信号時に同期してP30とP31の状態を判断する
ことで行なわれる。
収」の表示を位置させたモード時に、SW3を閉成した状
態のものである。このモードでは、P1とP2がOFF状態の
ため、SW1〜SW4のいずれもOFFならばP30とP31は「H」
レベルとなる。これにおって「回収」のモード状態であ
るとコントロール制御部(90)にて判断する。この状態
において、SW3をONするとP14の信号「c」がドライバ
(91)を通して正信号となり、これがSW3を通ってイン
バータ(92)にて負信号となってP30に入力する。この
ためP30には「g」の信号が生じる。ここでSW1〜SW4の
いずれも、ONされる最短時間はT1よりも充分長くなるよ
うにT1(T1=T2=T3……)を設定しているので、SW3のO
N状態に確実にキャッチできる。次にSW1がONされると、
P12の信号「a」に対応してP30に「h」の信号が生じ
る。同様に、SW4がONのときはP31に「i」の信号が生じ
る。これらの場合、SW1〜SW4のいずれがONかの判断は、
P12〜16の信号時に同期してP30とP31の状態を判断する
ことで行なわれる。
LED1〜LED4は、SW1〜SW4に対応しており、SW1がONで
あることをLED1が発光して表示する関係にある。いまSW
3がONであると、T1のタイミングでP30にて「g」信号が
存在することでSW3がONであることを検知する。これに
よりT2タイミングでP14の「c」信号に同期してP17に
「fc」信号を発生させる。このためLED3は「fc」信号に
て発光する。「fc」信号1個では発光時間が短いため、
タイミングT3または更にT4で発光するように遅延動作ま
たは各タイミングT1,T2,T3……を設定する。通常、SW1
〜SW4のいずれも最短のON操作がされても確実に検知動
作ができるように、T1……T3……の期間を短かく設定し
ているために、1度ONさせるとLEDは「fc」信号が数個
入力して、または1個の「fc」信号から遅延時間内に更
に「fc」信号を発生させて、残像作用にてある時間連続
点灯している様に見える。同様にしてSW1がONしたとき
には、「fa」信号が生じてLED1が信号「a」に同期して
発光する。
あることをLED1が発光して表示する関係にある。いまSW
3がONであると、T1のタイミングでP30にて「g」信号が
存在することでSW3がONであることを検知する。これに
よりT2タイミングでP14の「c」信号に同期してP17に
「fc」信号を発生させる。このためLED3は「fc」信号に
て発光する。「fc」信号1個では発光時間が短いため、
タイミングT3または更にT4で発光するように遅延動作ま
たは各タイミングT1,T2,T3……を設定する。通常、SW1
〜SW4のいずれも最短のON操作がされても確実に検知動
作ができるように、T1……T3……の期間を短かく設定し
ているために、1度ONさせるとLEDは「fc」信号が数個
入力して、または1個の「fc」信号から遅延時間内に更
に「fc」信号を発生させて、残像作用にてある時間連続
点灯している様に見える。同様にしてSW1がONしたとき
には、「fa」信号が生じてLED1が信号「a」に同期して
発光する。
第44図のタイムチャートは表示窓(81A)に「設定」
の表示を位置させたモード状態、即ち、P1とP2がON状態
にセットされたときのものである。SW1〜SW4がOFFなら
ばP30とP31のポートはP15とP16のポートの「d」と
「e」信号にてP1とP2が発光に伴なう受光をし、それに
よってP30とP31には「d」信号の期間「L」レベルとな
った「g」と「h」が入力する。このモードの状態は
「d」信号期間中にP30とP31の状況を読み取ることにて
判断される。
の表示を位置させたモード状態、即ち、P1とP2がON状態
にセットされたときのものである。SW1〜SW4がOFFなら
ばP30とP31のポートはP15とP16のポートの「d」と
「e」信号にてP1とP2が発光に伴なう受光をし、それに
よってP30とP31には「d」信号の期間「L」レベルとな
った「g」と「h」が入力する。このモードの状態は
「d」信号期間中にP30とP31の状況を読み取ることにて
判断される。
この状態において、SW3をONするとP14の「c」信号が
ドライバ(91)で「H」信号となってSW3を通してイン
バータ(92)に入力し、そこで反転して「L」信号
「g1」となってP30に入力する。このため、P30はt1期間
「L」レベルとなる。従って「c」信号時にP30とP31の
状態を読み取ることでSW3がONであることを判断する。
同様にSW1〜SW4のON状態は、「a」〜「d」の信号時に
P30とP31の状態で読みとることで判断される。
ドライバ(91)で「H」信号となってSW3を通してイン
バータ(92)に入力し、そこで反転して「L」信号
「g1」となってP30に入力する。このため、P30はt1期間
「L」レベルとなる。従って「c」信号時にP30とP31の
状態を読み取ることでSW3がONであることを判断する。
同様にSW1〜SW4のON状態は、「a」〜「d」の信号時に
P30とP31の状態で読みとることで判断される。
このように、P12〜P16にはa〜eの「L」信号が周期
的に必要時間(判定する期間)出力され、P17には「f
c」の「H」信号が必要時間出力される。このときSW1〜
SW4の動作状態と、どの設定モードにあるかが判断され
る。従って、各モード毎に同じSW1〜SW4を別の機能指令
に使うことができる。
的に必要時間(判定する期間)出力され、P17には「f
c」の「H」信号が必要時間出力される。このときSW1〜
SW4の動作状態と、どの設定モードにあるかが判断され
る。従って、各モード毎に同じSW1〜SW4を別の機能指令
に使うことができる。
従って、表示窓(81A)に「回収」の表示を位置させ
てファンクションスイッチ(83A)を押圧操作すると、
コントロール制御部(90)から第45図に示すCPU(93)
へ10円硬貨の払出指令が送出され、またファンクション
スイッチ(83C)を操作すると100円硬貨の払出指令が送
出される。そして終了は、もう一度ファンクションスイ
ッチ(83A)(83C)を押圧操作したとき、コントロール
制御部(90)が2回押された事を判断して終了指令をCP
U(93)へ送出する。
てファンクションスイッチ(83A)を押圧操作すると、
コントロール制御部(90)から第45図に示すCPU(93)
へ10円硬貨の払出指令が送出され、またファンクション
スイッチ(83C)を操作すると100円硬貨の払出指令が送
出される。そして終了は、もう一度ファンクションスイ
ッチ(83A)(83C)を押圧操作したとき、コントロール
制御部(90)が2回押された事を判断して終了指令をCP
U(93)へ送出する。
一方、表示窓(81A)に「設定」の表示を位置させて
ファンクションスイッチ(83B)を操作すると、価格設
定状態にセットされるもので、このモードでは各種の設
定及びチェック等ができる。
ファンクションスイッチ(83B)を操作すると、価格設
定状態にセットされるもので、このモードでは各種の設
定及びチェック等ができる。
第45図は制御ブロック図を示すもので、(93)はCPU
(中央処理装置)、(94)は払出制御部であり、CPU(9
3)からの選択信号に基づいて駆動モータ(35)を正転
し、払出信号に基づいて駆動モータ(35)を逆転すると
ともに、パルス発生装置(50)、払出待機位置センサ
(39)及び選択待機位置センサ(61)からの信号によっ
て駆動モータ(35)を停止するものである。(90)は前
記したコントロール制御部である。
(中央処理装置)、(94)は払出制御部であり、CPU(9
3)からの選択信号に基づいて駆動モータ(35)を正転
し、払出信号に基づいて駆動モータ(35)を逆転すると
ともに、パルス発生装置(50)、払出待機位置センサ
(39)及び選択待機位置センサ(61)からの信号によっ
て駆動モータ(35)を停止するものである。(90)は前
記したコントロール制御部である。
次に上記の構成による硬貨の払出し動作を説明する。
待機状態では第1図に示すように、スライド部材(65)
は前部に位置し、払出部材(67)の押出部(70)は各硬
貨チューブ(20A)〜(20E)の前方に位置している。ま
た、各制御カム(53)〜(57)は第6図に示す状態にあ
り、各制御杆(58)は上動位置にある。従って各払出部
材(67)の連結杆(69)は上方へ押圧された状態にあ
り、スライド部材(65)との連結を解除している。
待機状態では第1図に示すように、スライド部材(65)
は前部に位置し、払出部材(67)の押出部(70)は各硬
貨チューブ(20A)〜(20E)の前方に位置している。ま
た、各制御カム(53)〜(57)は第6図に示す状態にあ
り、各制御杆(58)は上動位置にある。従って各払出部
材(67)の連結杆(69)は上方へ押圧された状態にあ
り、スライド部材(65)との連結を解除している。
一方、払出制御部(94)は第46図に示すように、選択
待機位置センサ(61)が制御カム(57)の検出片(62)
を検出していない場合は検出するまで駆動モータ(35)
を正転する(S1,S2,S3)。また、払出待機位置センサ
(39)が停止カム(38)を検出していない場合は、検出
するまで駆動モータ(35)を逆転する(S5,S6,S6)。そ
してパルスカウント(S7)にてリセットされる。この状
態が待機状態である。
待機位置センサ(61)が制御カム(57)の検出片(62)
を検出していない場合は検出するまで駆動モータ(35)
を正転する(S1,S2,S3)。また、払出待機位置センサ
(39)が停止カム(38)を検出していない場合は、検出
するまで駆動モータ(35)を逆転する(S5,S6,S6)。そ
してパルスカウント(S7)にてリセットされる。この状
態が待機状態である。
ここで、10円と100円の同時払出しを説明すると、選
択信号の入力によって駆動モータ(35)が正転される
(S8,S9)。この駆動モータ(35)の正転により各制御
カム(53)〜(57)が第6図において反時計方向に回転
するとともに、円板(48)が回転してパルス発生装置
(50)からパルスが入力される。そしてこのパルス数
が、10円・100円同時払出モードとして設定されている
所定のパルス数に到達すると駆動モータ(35)を停止す
る(S10,S11,S12)。このときの各制御カム(53)〜(5
7)の状態を第7図に示す。即ち、10円硬貨を収納する
硬貨チューブ(20B)に対応する制御カム(54)と、100
円硬貨を収納する硬貨チューブ(20C)に対応する制御
カム(55)の制御溝(60)が制御杆(58)に対応し、こ
の制御杆(58)を制御溝(60)内へ落込んで下動位置し
た状態にある。従って、硬貨チューブ(20B)に対応し
た払出部材(67)と、硬貨チューブ(20C)に対応した
払出部材(67)の連結杆(69)は、それぞれスライド部
材(65)の連結孔(66A)に突出係合してスライド部材
(65)に連結される。即ち、10円硬貨と100円硬貨払出
し用の払出部材(67)だけがスライド部材(65)に連結
される。この連結状態を第3図に示す。
択信号の入力によって駆動モータ(35)が正転される
(S8,S9)。この駆動モータ(35)の正転により各制御
カム(53)〜(57)が第6図において反時計方向に回転
するとともに、円板(48)が回転してパルス発生装置
(50)からパルスが入力される。そしてこのパルス数
が、10円・100円同時払出モードとして設定されている
所定のパルス数に到達すると駆動モータ(35)を停止す
る(S10,S11,S12)。このときの各制御カム(53)〜(5
7)の状態を第7図に示す。即ち、10円硬貨を収納する
硬貨チューブ(20B)に対応する制御カム(54)と、100
円硬貨を収納する硬貨チューブ(20C)に対応する制御
カム(55)の制御溝(60)が制御杆(58)に対応し、こ
の制御杆(58)を制御溝(60)内へ落込んで下動位置し
た状態にある。従って、硬貨チューブ(20B)に対応し
た払出部材(67)と、硬貨チューブ(20C)に対応した
払出部材(67)の連結杆(69)は、それぞれスライド部
材(65)の連結孔(66A)に突出係合してスライド部材
(65)に連結される。即ち、10円硬貨と100円硬貨払出
し用の払出部材(67)だけがスライド部材(65)に連結
される。この連結状態を第3図に示す。
そして所定のパルス数がカウントされ駆動モータ(3
5)が停止されると、払出信号を入力して駆動モータ(3
5)を逆転する。この駆動モータ(35)の逆転により、
駆動カム(36)が1回転しスライド部材(65)が後方へ
往動し更に前方へ復動復帰する。このスライド部材(6
5)の後方への往動により、スライド部材(65)に連結
されている10円及び100円硬貨用の払出部材(67)は、
第4図に示すように後方へ移動される。従って硬貨チュ
ーブ(20B)(20C)内の最下位の10円硬貨及び100円硬
貨は、それぞれの払出部材(67)の押出部(70)によっ
て後方へ押圧され、払出口(26)から払出される。一
方、他の硬貨チューブ(20A)(20D)(20E)に対応し
た払出部材(67)は、スライド部材(65)と連結状態に
ないため、第2図に示すように待機位置に静止した状態
にある。そしてスライド部材(65)が前方へ復動して復
帰することで、連結された払出部材(67)も復帰し、駆
動カム(36)が1回転を終了して停止カム(38)が払出
待機位置センサ(39)を動作する(S13,S14,S15,S1
6)。そしてこのとき10円硬貨と100円硬貨の払出しを続
けるべく払出信号が入力されていると、即ち同モードで
の連続払出しの場合は、駆動モータ(37)を連続して逆
転し、上記の払出し動作を繰り返し行ない(S17)、払
出信号が停止されると払出待機位置センサ(39)が停止
カム(38)を検出した待機位置にて駆動モータ(37)を
停止する(S18)。
5)が停止されると、払出信号を入力して駆動モータ(3
5)を逆転する。この駆動モータ(35)の逆転により、
駆動カム(36)が1回転しスライド部材(65)が後方へ
往動し更に前方へ復動復帰する。このスライド部材(6
5)の後方への往動により、スライド部材(65)に連結
されている10円及び100円硬貨用の払出部材(67)は、
第4図に示すように後方へ移動される。従って硬貨チュ
ーブ(20B)(20C)内の最下位の10円硬貨及び100円硬
貨は、それぞれの払出部材(67)の押出部(70)によっ
て後方へ押圧され、払出口(26)から払出される。一
方、他の硬貨チューブ(20A)(20D)(20E)に対応し
た払出部材(67)は、スライド部材(65)と連結状態に
ないため、第2図に示すように待機位置に静止した状態
にある。そしてスライド部材(65)が前方へ復動して復
帰することで、連結された払出部材(67)も復帰し、駆
動カム(36)が1回転を終了して停止カム(38)が払出
待機位置センサ(39)を動作する(S13,S14,S15,S1
6)。そしてこのとき10円硬貨と100円硬貨の払出しを続
けるべく払出信号が入力されていると、即ち同モードで
の連続払出しの場合は、駆動モータ(37)を連続して逆
転し、上記の払出し動作を繰り返し行ない(S17)、払
出信号が停止されると払出待機位置センサ(39)が停止
カム(38)を検出した待機位置にて駆動モータ(37)を
停止する(S18)。
そしてこのとき10円硬貨を払出すための選択信号が入
力されると、再び駆動モータ(35)を正転して各制御カ
ム(53)〜(57)を回転し、パルス発生装置(50)から
のパルス数が、10円硬貨払出モードとして設定されてい
る所定のパルス数に到達すると、駆動モータ(35)を停
止する(S9,S10,S11,S12)。これにより各制御カム(5
3)〜(57)は第8図に示す状態、即ち制御カム(54)
の制御溝(60)だけが制御杆(58)に対応位置し、制御
杆(58)を下動位置する。従って、次に駆動モータ(3
7)の逆転による前記払出動作を行なうことで、10円硬
貨の払出しができる。
力されると、再び駆動モータ(35)を正転して各制御カ
ム(53)〜(57)を回転し、パルス発生装置(50)から
のパルス数が、10円硬貨払出モードとして設定されてい
る所定のパルス数に到達すると、駆動モータ(35)を停
止する(S9,S10,S11,S12)。これにより各制御カム(5
3)〜(57)は第8図に示す状態、即ち制御カム(54)
の制御溝(60)だけが制御杆(58)に対応位置し、制御
杆(58)を下動位置する。従って、次に駆動モータ(3
7)の逆転による前記払出動作を行なうことで、10円硬
貨の払出しができる。
一方、(S19)で選択信号が入力されない場合は、選
択待機位置センサ(61)が制御カム(57)の検出片(6
2)を検出しているかチェックし、検出していないとき
は検出するまで駆動モータ(35)を正転して、各制御カ
ム(53)〜(57)を第6図に示す待機状態位置へ復帰さ
せる(S1,S22,S3)。
択待機位置センサ(61)が制御カム(57)の検出片(6
2)を検出しているかチェックし、検出していないとき
は検出するまで駆動モータ(35)を正転して、各制御カ
ム(53)〜(57)を第6図に示す待機状態位置へ復帰さ
せる(S1,S22,S3)。
従って、100円硬貨を払出す場合は各制御カム(53)
〜(57)を第9図に示す状態に設定し、また50円硬貨の
払出しは第10図、硬貨チューブ(20D)内の硬貨の払出
しは第11図、及び硬貨チューブ(20E)内の硬貨の払出
しは第12図に示す状態に設定することで払出しができ
る。
〜(57)を第9図に示す状態に設定し、また50円硬貨の
払出しは第10図、硬貨チューブ(20D)内の硬貨の払出
しは第11図、及び硬貨チューブ(20E)内の硬貨の払出
しは第12図に示す状態に設定することで払出しができ
る。
(ト)発明の効果 本発明は上記したように構成したものであるから、各
硬貨チューブの硬貨払出しの選択を、ソレノイドを使用
することなく硬貨払出し用の駆動モータによって行なう
ことができる。従って多数のソレノイドの同時動作によ
る電圧降下等を生じることもなく、かつソレノイド方式
に比べて多種類の選択モードを設定できる等の効果を奏
するものである。
硬貨チューブの硬貨払出しの選択を、ソレノイドを使用
することなく硬貨払出し用の駆動モータによって行なう
ことができる。従って多数のソレノイドの同時動作によ
る電圧降下等を生じることもなく、かつソレノイド方式
に比べて多種類の選択モードを設定できる等の効果を奏
するものである。
各図は本発明の実施例を示すもので、第1図は待機状態
を示す硬貨払出装置の縦断側面図、第2図乃至第4図は
払出動作状態を示す硬貨払出装置の縦断側面図、第5図
は選択機構部分の横断平面図、第6図乃至第12図は各制
御カムの設定状態を示す説明図、第13図は払出部材を装
着する前の払出機構部分の横断平面図、第14図は払出部
材及びスライド部材を装着した状態の払出機構部分の横
断平面図、第15図はカセット式コインチューブを装着し
た状態の払出機構部分の横断平面図、第16図は硬貨払出
動作状態の払出機構部分の横断平面図、第17図は同様の
縦断正面図、第18図乃至第20図は硬貨払出動作説明図、
第21図は硬貨チューブと払出部材との位置関係を示す縦
断面図、第22図は払出部材の斜視図、第23図は他の払出
部材の斜視図、第24図は駆動機構の正面図、第25図及び
第26図は硬貨検知装置の待機状態及び前方への進出状態
を示す底面図、第27図は硬貨処理装置の一部破断側面
図、第28図は硬貨処理装置の正面図、第29図は同様の側
面図、第30図は硬貨選別機の一部破断正面図、第31図は
カセット式コインチューブの背面斜視図、第32図は同様
の底面図、第33図は制御カムと制御杆の関係図、第34図
は払出部材とスライド部材の連結部分を示す断面図、第
35図乃至第37図はそれぞれ異なる表示状態を示す操作パ
ネルの正面図、第38図は操作パネルの縦断側面図、第39
図乃至第41図は表示板のそれぞれ異なる設定位置状態を
示す概略図、第42図は操作パネル部の電気回路図、第43
図及び第44図はタイムチャート図、第45図は制御ブロッ
ク図、第46図及び第47図はフローチャート図である。 (20A)(20B)(20C)(20D)(20E)…硬貨チュー
ブ、(32)…選択機構、(35)…駆動モータ、(65)…
スライド部材、(67)…払出部材。
を示す硬貨払出装置の縦断側面図、第2図乃至第4図は
払出動作状態を示す硬貨払出装置の縦断側面図、第5図
は選択機構部分の横断平面図、第6図乃至第12図は各制
御カムの設定状態を示す説明図、第13図は払出部材を装
着する前の払出機構部分の横断平面図、第14図は払出部
材及びスライド部材を装着した状態の払出機構部分の横
断平面図、第15図はカセット式コインチューブを装着し
た状態の払出機構部分の横断平面図、第16図は硬貨払出
動作状態の払出機構部分の横断平面図、第17図は同様の
縦断正面図、第18図乃至第20図は硬貨払出動作説明図、
第21図は硬貨チューブと払出部材との位置関係を示す縦
断面図、第22図は払出部材の斜視図、第23図は他の払出
部材の斜視図、第24図は駆動機構の正面図、第25図及び
第26図は硬貨検知装置の待機状態及び前方への進出状態
を示す底面図、第27図は硬貨処理装置の一部破断側面
図、第28図は硬貨処理装置の正面図、第29図は同様の側
面図、第30図は硬貨選別機の一部破断正面図、第31図は
カセット式コインチューブの背面斜視図、第32図は同様
の底面図、第33図は制御カムと制御杆の関係図、第34図
は払出部材とスライド部材の連結部分を示す断面図、第
35図乃至第37図はそれぞれ異なる表示状態を示す操作パ
ネルの正面図、第38図は操作パネルの縦断側面図、第39
図乃至第41図は表示板のそれぞれ異なる設定位置状態を
示す概略図、第42図は操作パネル部の電気回路図、第43
図及び第44図はタイムチャート図、第45図は制御ブロッ
ク図、第46図及び第47図はフローチャート図である。 (20A)(20B)(20C)(20D)(20E)…硬貨チュー
ブ、(32)…選択機構、(35)…駆動モータ、(65)…
スライド部材、(67)…払出部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萬年 浩昭 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−88798(JP,A) 実開 昭51−131996(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】硬貨を収納する複数の硬貨チューブを並設
して成る硬貨払出装置において、正転逆転可能な駆動モ
ータと、この駆動モータによって往復移動するスライド
部材と、前記硬貨チューブ毎に対応してそれぞれスライ
ド部材に連結可能に設けられ連結時のスライド部材の往
復移動により対応する硬貨チューブ内の硬貨を払出す払
出部材と、前記駆動モータによって駆動し硬貨を払出す
べき硬貨チューブに対応した前記払出部材をスライド部
材に連結させる選択機構とを備え、前記駆動モータの一
方向への回転により選択機構を駆動し、逆方向への回転
によりスライド部材を駆動することを特徴とする硬貨払
出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62286215A JP2517327B2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 硬貨払出装置 |
KR1019880014931A KR920000556B1 (ko) | 1987-11-12 | 1988-11-12 | 자동판매기의 경화지불 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62286215A JP2517327B2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 硬貨払出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01128189A JPH01128189A (ja) | 1989-05-19 |
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