JP2517175Y2 - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JP2517175Y2
JP2517175Y2 JP1986174843U JP17484386U JP2517175Y2 JP 2517175 Y2 JP2517175 Y2 JP 2517175Y2 JP 1986174843 U JP1986174843 U JP 1986174843U JP 17484386 U JP17484386 U JP 17484386U JP 2517175 Y2 JP2517175 Y2 JP 2517175Y2
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JP
Japan
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magnetic head
coil
pair
lead wire
terminal
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JP1986174843U
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JPS6381308U (ja
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青木  一夫
浩之 吉田
強 多田
利政 和田
二郎 中島
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気ヘッドに関し、特にコイルのリード線
と端子との電気的な接続を簡易に行えるようにした磁気
ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ヘッドでは、コイルの先端に形成されたリ
ード線をボビンに植設された端子ピンに巻き付け、さら
に半田付けを行うことによりコイルと端子ピンとを電気
的に接続するようになっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の磁気ヘッドでは、コイルの先端に形成
されたリード線をボビンに植設された端子ピンに巻き付
けて半田付けしていたので、部品費用が高くなる上にリ
ード線の端子ピンへの巻付け工数などの製造工数が多く
なり接続作業に時間がかかるという問題点があった。
また、端子ピンが磁気ヘッドの外方に大きく突出する
構造となるので、磁気ヘッドの小型化が困難であるとい
う問題点があった。
さらに、磁気ヘッドの製造時に端子ピンが折れたり曲
がったりすると、リード線が断線したりショートしたり
して不良の原因になるという問題点があった。
本考案の目的は、上述の点に鑑み、リード線の端子へ
の電気的接続が容易であるとともに磁気ヘッドの小型化
が可能な磁気ヘッドを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の磁気ヘッドは、樹脂モールドにより一体的に
形成される磁気ヘッドにおいて、平行に配置された一対
の端子板の対向縁の対称位置にコイルのリード線の周囲
に当接するような形状に起立するリード線接続部をそれ
ぞれ設け、これらリード線接続部でコイルの一対のリー
ド線をそれぞれ圧着保持して前記コイルと前記一対の端
子板とを電気的に接続するとともに、前記一対の端子板
が樹脂モールド部の外面に露呈するようにしたことを特
徴とする。
〔作用〕
本考案の磁気ヘッドでは、コイルの一対のリード線
が、平行に配置された一対の端子板の対向縁の対称位置
にコイルのリード線の周囲に当接するような形状に起立
されたリード線接続部でそれぞれ圧着保持されて、コイ
ルと一対の端子板とが電気的に接続されるとともに、一
対の端子板が樹脂モールド部の外面に露呈される。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照しながら説明する。
第1図(a)〜(g)は、本考案の一実施例に係る磁
気ヘッドを示す一部破砕上面図,横断面図,下面図,一
部破砕左側面図,右側面図,左側断面図および右側断面
図である。本実施例の磁気ヘッドは、断面三叉状のバッ
クコア1と、このバックコア1上に載置され2条の磁気
ギャップ2aがあらかじめ形成されたフロントコア2と、
バックコア1の中央突部1aに嵌合されるように配置され
たコイル3と、磁気ヘッドの右端部寄りに配置されコイ
ル3の両端部でなるリード線3a,3aが接続された端子板
4と、磁気ヘッドの左端部寄りに配置されていてステン
レス鋼板でT字状に形成され中央にねじ孔5aが螺刻され
たねじ孔板5とが樹脂モールドされて形成されている。
なお、符号6は、樹脂モールド部を示す。
端子板4は、第2図に示すように、黄銅あるいは燐青
銅などの材質で逆凹字板状に形成されていて、その内側
縁に一対の断面くの字状のリード線接続部4a,4aが対称
的に起立するように形成されている。
次に、このように構成された本実施例の磁気ヘッドの
製造方法について説明する。
まず、バックコア1の中央突部1aに嵌合するようにリ
ング状に巻回され絶縁されたコイル3を配置する。この
ように、本実施例の磁気ヘッドでは、コイル3をボビン
に巻装せずにバックコア1に直接装着するようになって
いる。
次に、バックコア1上にフロントコア2を載置して接
合する。続いて、コイル3の一対のリード線3a,3aを端
子板4のリード線接続部4a,4aに挿入して配置する。
そして、バックコア1,フロントコア2,コイル3,端子板
4,ねじ孔板5等の磁気ヘッド構成部品を成形金型に入
れ、この際に成形金型でリード線接続部4a,4aをくの字
状の2片がリード線3a,3aを挟んで相近接するように押
し潰し、リード線接続部4a,4aにリード線3a,3aを圧着保
持させる。しかる後に、トランスファモールド等により
封止成形して磁気ヘッドを形成する。
この後、封止成形された磁気ヘッドの上面でなる摺接
面を二点鎖線で示すように円弧状に研摩して本実施例の
磁気ヘッドを完成する。このとき、フロントコア2の上
部が研摩されてフロントコア2が中央コアと左コアおよ
び右コアとの3つのコアに分離されるとともに各コア間
に2条の磁気ギャップ2a,2aが露呈されることになる。
また、端子板4の上部連結部が研摩されて端子板4が左
右の端子板に切り離される。したがって、コイル3の両
端のリード線3a,3a間が短絡されたままになることはな
く、切り離された両端子板間に通電を行うことによりコ
イル3に磁束が発生され、この磁束が磁気ギャップ2a,2
aを介して磁気テープ等の磁気記録媒体に作用すること
になる。
なお、上記実施例では、第2図に示したような断面く
の字状をしたリード線接続部4a,4aを有する端子板4を
使用するようにしたが、第3図および第4図に示すよう
な断面円弧状および断面コの字状をしたリード線接続部
14a,14aおよび24a,24aを有する端子板14および24を使用
するようにしても同様の作用および効果が得られること
はいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、トランスファ
モールド等の封止成形時に成形金型により端子板に起立
するように設けたリード線接続部を押し潰してリード線
を圧着保持させるだけで端子板とリード線とを電気的に
接続することができるので、リード線の取付工数および
取付時間が低減できる効果がある。
また、端子板に端子ピンの機能をもたせたことにより
ボビンが不要となり、部品点数が減少するとともに部品
費用も低減されるとう効果がある。
さらに、端子ピンを使用しないことにより、磁気ヘッ
ドの製造時の端子ピンの折れや曲がりによる断線やショ
ートを未然に防止することができるとともに、磁気ヘッ
ドの小型化を図ることができる効果がある。
さらにまた、一対の端子板が樹脂モールド部の外面に
露呈するようにしたことにより、端子ピンに比べて露呈
面積が広くなるので、磁気ヘッドを配置する機器側から
のリード線の半田付けが容易にでき、作業性が良くなっ
て歩留りが向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(g)は、本考案の一実施例の磁気ヘッ
ドをそれぞれ示す一部破砕上面図,横断面図,下面図,
一部破砕左側面図,右側面図,左側断面図および右側断
面図、 第2図は、第1図中に示した端子板を示す斜視図、 第3図は、第2図に示した端子板の変形例を示す斜視
図、 第4図は、第2図に示した端子板の他の変形例を示す斜
視図である。 図において、 1……バックコア、1a……中央突部、2……フロントコ
ア、2a……磁気ギャップ、3……コイル、3a……リード
線、4,14,24……端子板、4a,14a,24a……リード線接続
部、4b……切起し片、5……ねじ孔板、5a……ねじ孔、
6……樹脂モールド部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 多田 強 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)考案者 和田 利政 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)考案者 中島 二郎 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−136327(JP,U) 特公 昭56−26959(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂モールドにより一体的に形成される磁
    気ヘッドにおいて、 平行に配置された一対の端子板の対向縁の対称位置にコ
    イルのリード線の周囲に当接するような形状に起立する
    リード線接続部をそれぞれ設け、これらリード線接続部
    でコイルの一対のリード線をそれぞれ圧着保持して前記
    コイルと前記一対の端子板とを電気的に接続するととも
    に、前記一対の端子板が樹脂モールド部の外面に露呈す
    るようにしたことを特徴とする磁気ヘッド。
JP1986174843U 1986-11-14 1986-11-14 磁気ヘツド Expired - Lifetime JP2517175Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986174843U JP2517175Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14 磁気ヘツド

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JPS6381308U JPS6381308U (ja) 1988-05-28
JP2517175Y2 true JP2517175Y2 (ja) 1996-11-13

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ID=31113609

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JP1986174843U Expired - Lifetime JP2517175Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14 磁気ヘツド

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626959A (en) * 1979-08-10 1981-03-16 Showa Alum Ind Kk Production of coating slurry for paper making
JPS56136327U (ja) * 1980-03-14 1981-10-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6381308U (ja) 1988-05-28

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