JP2517073B2 - シボ模様付熱可塑性エラストマ―成形物およびその製造方法 - Google Patents
シボ模様付熱可塑性エラストマ―成形物およびその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、シボ模様付熱可塑性エラストマー成形物お
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、表面に細か
い凹凸からなるシボ模様、特に深いシボ模様を有する機
械的物性に優れた熱可塑性エラストマー成形物、および
その製造方法に関する。
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、表面に細か
い凹凸からなるシボ模様、特に深いシボ模様を有する機
械的物性に優れた熱可塑性エラストマー成形物、および
その製造方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 従来、自動車用ダッシュボード、人形などの成形物に
塩化ビニル樹脂(PVC)が広く用いられている。特にシ
ボ模様を有する、たとえば自動車用ダッシュボードなど
は、高級イメージが強いため需要が多い。
塩化ビニル樹脂(PVC)が広く用いられている。特にシ
ボ模様を有する、たとえば自動車用ダッシュボードなど
は、高級イメージが強いため需要が多い。
ところで、上記のような自動車用ダッシュボード、人
形などのシボ模様付塩化ビニル樹脂成形物を製造する方
法としては、ジオクチルフタレートなどの可塑剤を加え
たプラスチゾル用の塩化ビニル樹脂パウダーを金型に注
入するか、または上記パウダー中に金型を浸漬して金型
表面に上記パウダーを付着させて加熱して成形する、い
わゆるスラッシュ成形法、塩化ビニル樹脂シート(PVC
シート)を真空成形する方法が知られている。
形などのシボ模様付塩化ビニル樹脂成形物を製造する方
法としては、ジオクチルフタレートなどの可塑剤を加え
たプラスチゾル用の塩化ビニル樹脂パウダーを金型に注
入するか、または上記パウダー中に金型を浸漬して金型
表面に上記パウダーを付着させて加熱して成形する、い
わゆるスラッシュ成形法、塩化ビニル樹脂シート(PVC
シート)を真空成形する方法が知られている。
しかしながら、塩化ビニル樹脂は、耐熱性、耐熱老化
性、耐寒性、耐光性に劣るという問題点があった。ま
た、塩化ビニル樹脂を用いて上記のようなスラッシュ成
形あるいは真空成形を行なってシボ模様付の成形物を製
造してもシボの深さは90μm程度であり、したがって、
より深いシボ模様を有する合成樹脂成形物の出現が望ま
れていた。
性、耐寒性、耐光性に劣るという問題点があった。ま
た、塩化ビニル樹脂を用いて上記のようなスラッシュ成
形あるいは真空成形を行なってシボ模様付の成形物を製
造してもシボの深さは90μm程度であり、したがって、
より深いシボ模様を有する合成樹脂成形物の出現が望ま
れていた。
本発明者らは、上記のようなシボ模様付塩化ビニル樹
脂成形物に代わる、より深いシボ模様を有する合成樹脂
成形物を得るべく鋭意研究したところ、ポリオレフィン
系樹脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムとを
含む熱可塑性エラストマーのパウダーを用いてパウダー
スラッシュ成形すれば、機械的物性の低下がないととも
に、シボ深さが深く、しかもシボ模様の転写性に優れた
成形物が得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
脂成形物に代わる、より深いシボ模様を有する合成樹脂
成形物を得るべく鋭意研究したところ、ポリオレフィン
系樹脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムとを
含む熱可塑性エラストマーのパウダーを用いてパウダー
スラッシュ成形すれば、機械的物性の低下がないととも
に、シボ深さが深く、しかもシボ模様の転写性に優れた
成形物が得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、シボ模様付塩化ビニル樹脂
成形物に代わる、よりシボ深さが深く、かつ機械的物性
の低下がないようなシボ模様付熱可塑性エラストマー成
形物を提供することを目的としている。
しようとするものであって、シボ模様付塩化ビニル樹脂
成形物に代わる、よりシボ深さが深く、かつ機械的物性
の低下がないようなシボ模様付熱可塑性エラストマー成
形物を提供することを目的としている。
また、本発明は、上記のようなシボ模様付熱可塑性エ
ラストマー成形物の製造方法を提供することを目的とし
ている。
ラストマー成形物の製造方法を提供することを目的とし
ている。
発明の概要 本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物
は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラストマーのパウダ
ーが、シボ模様転写用金型の内表面に吹き付けられて該
金型の内表面に溶融付着することにより、表面にシボ模
様が形成されてなることを特徴としている。
は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラストマーのパウダ
ーが、シボ模様転写用金型の内表面に吹き付けられて該
金型の内表面に溶融付着することにより、表面にシボ模
様が形成されてなることを特徴としている。
また、本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー
成形物の製造方法は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン
・α−オレフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラ
ストマーのパウダーを、あらかじめ加熱したシボ模様転
写用金型の内表面に吹き付けて該金型の内表面に溶融付
着させた後、該金型を冷却するパウダースラッシュ成形
法にて表面にシボ模様を有する熱可塑性エラストマー成
形物を得ることを特徴としている。
成形物の製造方法は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン
・α−オレフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラ
ストマーのパウダーを、あらかじめ加熱したシボ模様転
写用金型の内表面に吹き付けて該金型の内表面に溶融付
着させた後、該金型を冷却するパウダースラッシュ成形
法にて表面にシボ模様を有する熱可塑性エラストマー成
形物を得ることを特徴としている。
発明の具体的説明 以下、本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー
成形物およびその製造方法を図に基づいて具体的に説明
する。
成形物およびその製造方法を図に基づいて具体的に説明
する。
第1図は、本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラスト
マー成形物を製造する際に用いられるシボ模様転写用金
型の内表面に、熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き
付ける状態を示す一概略図である。
マー成形物を製造する際に用いられるシボ模様転写用金
型の内表面に、熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き
付ける状態を示す一概略図である。
まず、本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー
成形物について説明する。
成形物について説明する。
本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物
は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとを必須成分として含有する熱可塑性エ
ラストマーのパウダーからなる。
は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとを必須成分として含有する熱可塑性エ
ラストマーのパウダーからなる。
本発明においては、上記エチレン・α−オレフィン系
共重合体ゴムは、エチレン・α−オレフィン系共重合体
ゴムの部分架橋物が好ましく用いられるが、エチレン・
α−オレフィン系共重合体ゴムの非架橋物を用いても良
い。
共重合体ゴムは、エチレン・α−オレフィン系共重合体
ゴムの部分架橋物が好ましく用いられるが、エチレン・
α−オレフィン系共重合体ゴムの非架橋物を用いても良
い。
本発明で用いられる好ましい熱可塑性エラストマーと
しては、具体的には、以下のような熱可塑性樹脂組成物
が挙げられる。
しては、具体的には、以下のような熱可塑性樹脂組成物
が挙げられる。
(I)エチレンまたはプロピレンの単独重合体または少
量の他の重合性単量体との共重合体によって代表される
各種ポリオレフィン系樹脂と、エチレンと炭素数3〜14
のα−オレフィンとの二元共重合体ゴムまたはこれに各
種ポリエチレン化合物をさらに共重合させた三元共重合
体ゴムであるエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム
の部分架橋物とを混合して得られる熱可塑性樹脂組成物
(たとえば、特公昭53-21021号および特開昭55-71738号
公報参照)、 (II)ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン系共重合体ゴムとのブレンド体を少量の架橋剤の存在
下に、動的に熱処理して得られた熱可塑性樹脂組成物
(たとえば、特公昭53-34210号、特開昭53-149240号公
報、および特開昭53-149241号公報参照)、 (III)上記(I)または(II)の組成物に、さらにポ
リオレフィン系樹脂をブレンドして得られた熱可塑性樹
脂組成物(たとえば、特開昭53-145857号公報および特
開昭54-16554号公報参照)、 (IV)エチレンの単独重合体もしくは少量の他の重合性
単量体との共重合体によって代表されるペルオキシド架
橋型ポリオレフィン系樹脂、プロピレンの単独重合体も
しくは少量の他の重合性単量体との共重合体によって代
表されるペルオキシド非架橋型ポリオレフィン系樹脂、
およびエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムのブレ
ンド体を少量のペルオキシドの存在下に、動的に熱処理
して得られた熱可塑性樹脂組成物(たとえば、特開昭55
-71739号公報参照)など、 これら各種の熱可塑性エラストマーにおいて、ポリオ
レフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴ
ムとは、通常90/10〜10/90、好ましくは80/20〜20/80の
重量比となるようにブレンドして用いられる。
量の他の重合性単量体との共重合体によって代表される
各種ポリオレフィン系樹脂と、エチレンと炭素数3〜14
のα−オレフィンとの二元共重合体ゴムまたはこれに各
種ポリエチレン化合物をさらに共重合させた三元共重合
体ゴムであるエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム
の部分架橋物とを混合して得られる熱可塑性樹脂組成物
(たとえば、特公昭53-21021号および特開昭55-71738号
公報参照)、 (II)ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン系共重合体ゴムとのブレンド体を少量の架橋剤の存在
下に、動的に熱処理して得られた熱可塑性樹脂組成物
(たとえば、特公昭53-34210号、特開昭53-149240号公
報、および特開昭53-149241号公報参照)、 (III)上記(I)または(II)の組成物に、さらにポ
リオレフィン系樹脂をブレンドして得られた熱可塑性樹
脂組成物(たとえば、特開昭53-145857号公報および特
開昭54-16554号公報参照)、 (IV)エチレンの単独重合体もしくは少量の他の重合性
単量体との共重合体によって代表されるペルオキシド架
橋型ポリオレフィン系樹脂、プロピレンの単独重合体も
しくは少量の他の重合性単量体との共重合体によって代
表されるペルオキシド非架橋型ポリオレフィン系樹脂、
およびエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムのブレ
ンド体を少量のペルオキシドの存在下に、動的に熱処理
して得られた熱可塑性樹脂組成物(たとえば、特開昭55
-71739号公報参照)など、 これら各種の熱可塑性エラストマーにおいて、ポリオ
レフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴ
ムとは、通常90/10〜10/90、好ましくは80/20〜20/80の
重量比となるようにブレンドして用いられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、成形性、シートの耐
傷付き性などを向上させる目的で、ポリエチレン、特に
低密度ポリエチレンとポリプロピレンとを10/90〜70/30
の重量比で混合して用いることができる。
傷付き性などを向上させる目的で、ポリエチレン、特に
低密度ポリエチレンとポリプロピレンとを10/90〜70/30
の重量比で混合して用いることができる。
また、部分架橋されるべきエチレン・α−オレフィン
系重合体ゴムとしては、主として強度的な理由から、エ
チレンとα−オレフィンとのモル比が50/50〜90/10、好
ましくは70/30〜85/15の範囲内であり、またムーニー粘
度ML1+4(121℃)が約20以上、好ましくは約40〜80であ
るエチレン・α−オレフィン系重合体ゴムを使用するこ
とが望ましい。これらのエチレン・α−オレフィン系重
合体ゴムを部分架橋する場合は、一般に熱可塑性エラス
トマー100重量部に対し、約0.1〜2重量部の有機ペルオ
キシドを用いて、動的に熱処理して行なうことが好まし
い。
系重合体ゴムとしては、主として強度的な理由から、エ
チレンとα−オレフィンとのモル比が50/50〜90/10、好
ましくは70/30〜85/15の範囲内であり、またムーニー粘
度ML1+4(121℃)が約20以上、好ましくは約40〜80であ
るエチレン・α−オレフィン系重合体ゴムを使用するこ
とが望ましい。これらのエチレン・α−オレフィン系重
合体ゴムを部分架橋する場合は、一般に熱可塑性エラス
トマー100重量部に対し、約0.1〜2重量部の有機ペルオ
キシドを用いて、動的に熱処理して行なうことが好まし
い。
本発明における熱可塑性エラストマーは、上記熱可塑
性樹脂組成物中に必要に応じてポリイソブチレン、ブチ
ルゴムなどによって代表されるペルオキシド非架橋型炭
化水素系ゴム状物質および/または鉱物油系軟化剤を含
めることもできる。
性樹脂組成物中に必要に応じてポリイソブチレン、ブチ
ルゴムなどによって代表されるペルオキシド非架橋型炭
化水素系ゴム状物質および/または鉱物油系軟化剤を含
めることもできる。
本発明で用いられる熱可塑性エラストマーのパウダー
は、40〜100メッシュ、好ましくは60〜80メッシュであ
り、上記のような熱可塑性樹脂組成物のペレットをたと
えば粉砕することによって得られる。
は、40〜100メッシュ、好ましくは60〜80メッシュであ
り、上記のような熱可塑性樹脂組成物のペレットをたと
えば粉砕することによって得られる。
本発明においては、柔軟性、耐傷付き性、耐熱性およ
び耐寒性が良好で、柔軟性の温度依存性が少なく、しか
も可塑剤含有軟質ポリ塩化ビニルのような表面のベトツ
キ感のない熱可塑性エラストマーのパウダーが用いられ
る。
び耐寒性が良好で、柔軟性の温度依存性が少なく、しか
も可塑剤含有軟質ポリ塩化ビニルのような表面のベトツ
キ感のない熱可塑性エラストマーのパウダーが用いられ
る。
本発明では、上記のような熱可塑性エラストマーのパ
ウダーが、シボ模様転写用金型1の内表面に吹き付けら
れてこの金型1の内表面に溶融付着することにより、得
られる熱可塑性エラストマー成形物の表面にシボ模様が
形成される。
ウダーが、シボ模様転写用金型1の内表面に吹き付けら
れてこの金型1の内表面に溶融付着することにより、得
られる熱可塑性エラストマー成形物の表面にシボ模様が
形成される。
本発明においては、ポリオレフィン系樹脂とエチレン
・α−オレフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラ
ストマーのパウダーは、細かい凹凸が施されているシボ
模様転写用金型1の内表面のシボの内部まで奥深く食い
込んで金型内表面に溶融付着するため、従来の塩化ビニ
ル樹脂製のシボ模様付成形物と比較して深いシボが得ら
れる。ちなみに、本発明では、シボの深さが150μm以
上のシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物が得られる
のに対し、従来の塩化ビニル樹脂では、シボの深さが90
μm程度の成形物を得るのが限度であった。
・α−オレフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラ
ストマーのパウダーは、細かい凹凸が施されているシボ
模様転写用金型1の内表面のシボの内部まで奥深く食い
込んで金型内表面に溶融付着するため、従来の塩化ビニ
ル樹脂製のシボ模様付成形物と比較して深いシボが得ら
れる。ちなみに、本発明では、シボの深さが150μm以
上のシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物が得られる
のに対し、従来の塩化ビニル樹脂では、シボの深さが90
μm程度の成形物を得るのが限度であった。
次に、本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー
成形物の製造方法について説明する。
成形物の製造方法について説明する。
本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物
の製造方法は、上記熱可塑性エラストマーのパウダーを
用いてパウダースラッシュ成形法にて表面にシボ模様を
有する成形物を製造する方法である。
の製造方法は、上記熱可塑性エラストマーのパウダーを
用いてパウダースラッシュ成形法にて表面にシボ模様を
有する成形物を製造する方法である。
本明細書において「パウダースラッシュ成形法」と
は、プラスチックのパウダーを、あらかじめ加熱した金
型の内表面に吹き付けて金型の内表面に溶融付着させ、
次いで、この金型を冷却して成形物を得る成形法をい
う。この成形法により得られる成形物の表面は平滑であ
っても良いし、また凹凸であっても良い。本発明におい
ては、内表面に細かい凹凸が施されているシボ模様転写
用金型1を用いてパウダースラッシュ成形を行なう。
は、プラスチックのパウダーを、あらかじめ加熱した金
型の内表面に吹き付けて金型の内表面に溶融付着させ、
次いで、この金型を冷却して成形物を得る成形法をい
う。この成形法により得られる成形物の表面は平滑であ
っても良いし、また凹凸であっても良い。本発明におい
ては、内表面に細かい凹凸が施されているシボ模様転写
用金型1を用いてパウダースラッシュ成形を行なう。
本発明では、まずシボ模様転写用金型1を加熱してお
く。
く。
この加熱の温度は、通常150〜210℃である。
次に、あらかじめ加熱したシボ模様転写用金型1の内
表面に、上記熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き付
けてこの金型1の内表面に熱可塑性エラストマーのパウ
ダーを溶融付着させる。
表面に、上記熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き付
けてこの金型1の内表面に熱可塑性エラストマーのパウ
ダーを溶融付着させる。
上記吹き付けの方法としては、従来公知の方法、たと
えばスプレーガンを用いる方法がある。
えばスプレーガンを用いる方法がある。
本発明では、シボ模様転写用金型1の内表面に、上記
熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き付けるので、熱
可塑性エラストマーのパウダーは、金型1の内表面に施
されているシボの内部まで奥深く食い込み、あらかじめ
加熱されている金型1の熱を受けて金型1の内表面に溶
融付着する。したがって、本発明においては、シボの深
いシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物を得ることが
できる。
熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き付けるので、熱
可塑性エラストマーのパウダーは、金型1の内表面に施
されているシボの内部まで奥深く食い込み、あらかじめ
加熱されている金型1の熱を受けて金型1の内表面に溶
融付着する。したがって、本発明においては、シボの深
いシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物を得ることが
できる。
次に、上記シボ模様転写用金型1を冷却して表面にシ
ボ模様を有する熱可塑性エラストマー成形物を得る。
ボ模様を有する熱可塑性エラストマー成形物を得る。
上記冷却の方法としては、空冷による方法、水冷によ
る方法などが挙げられる。
る方法などが挙げられる。
本発明に係る製造方法により得られたシボ模様付熱可
塑性エラストマー成形物は、耐傷付き性、外観、肌ざわ
りに優れているが、本願の出願人が既に出願して特願昭
62-331718号明細書中に記載した表面処理を成形物の表
面に施すことにより、さらに優れた耐傷付き性、外観、
肌ざわりを有するシボ模様付熱可塑性エラストマー成形
物が得られる。
塑性エラストマー成形物は、耐傷付き性、外観、肌ざわ
りに優れているが、本願の出願人が既に出願して特願昭
62-331718号明細書中に記載した表面処理を成形物の表
面に施すことにより、さらに優れた耐傷付き性、外観、
肌ざわりを有するシボ模様付熱可塑性エラストマー成形
物が得られる。
すなわち、上記表面処理として、まずシボ模様付熱可
塑性エラストマー成形物の表面上に、飽和ポリエステ
ル、塩素化ポリオレフィンから選ばれた少なくとも1種
の化合物を含むプライマー層を形成し、さらに、このプ
ライマー層上に飽和ポリエステル、アクリル酸エステル
樹脂およびイソシアネート樹脂から選ばれた少なくとも
1種の化合物を含むトップコート層を形成する。ただ
し、プライマー層が、飽和ポリエステルおよび塩素化ポ
リオレフィンから選ばれた少なくとも1種の化合物のう
ちで飽和ポリエステルのみを含んでなる場合には、トッ
プコート層は少なくともアクリル酸エステル樹脂を含ん
でいなければならない。
塑性エラストマー成形物の表面上に、飽和ポリエステ
ル、塩素化ポリオレフィンから選ばれた少なくとも1種
の化合物を含むプライマー層を形成し、さらに、このプ
ライマー層上に飽和ポリエステル、アクリル酸エステル
樹脂およびイソシアネート樹脂から選ばれた少なくとも
1種の化合物を含むトップコート層を形成する。ただ
し、プライマー層が、飽和ポリエステルおよび塩素化ポ
リオレフィンから選ばれた少なくとも1種の化合物のう
ちで飽和ポリエステルのみを含んでなる場合には、トッ
プコート層は少なくともアクリル酸エステル樹脂を含ん
でいなければならない。
成形物の表面上にプライマー層を形成するには、飽和
ポリエステルおよび塩素化ポリオレフィンから選ばれた
少なくとも1種の化合物を有機溶剤に溶解させ、得られ
たプライマー層形成用塗布液を常法に従って成形物の表
面上に塗布すればよい。
ポリエステルおよび塩素化ポリオレフィンから選ばれた
少なくとも1種の化合物を有機溶剤に溶解させ、得られ
たプライマー層形成用塗布液を常法に従って成形物の表
面上に塗布すればよい。
また、プライマー層上にトップコート層を形成するに
は、飽和ポリエステル、アクリル酸エステル樹脂および
イソシアネート樹脂から選ばれた少なくとも1種の化合
物を有機溶剤に溶解させ、得られたトップコート層形成
用塗布液を常法に従ってプライマー層上に塗布すればよ
い。
は、飽和ポリエステル、アクリル酸エステル樹脂および
イソシアネート樹脂から選ばれた少なくとも1種の化合
物を有機溶剤に溶解させ、得られたトップコート層形成
用塗布液を常法に従ってプライマー層上に塗布すればよ
い。
発明の効果 本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物
は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラストマーのパウダ
ーが、シボ模様転写用金型の内表面に吹き付けられて該
金型の内表面に溶融付着することにより、表面にシボ模
様が形成されてなるため、シボ深さの浅いシボ模様だけ
でなく、従来のシボ模様付塩化ビニル樹脂成形物と比較
して、シボ深さのより深いシボ模様が形成され得るとい
う効果があり、また機械的物性の低下がないという効果
がある。
は、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラストマーのパウダ
ーが、シボ模様転写用金型の内表面に吹き付けられて該
金型の内表面に溶融付着することにより、表面にシボ模
様が形成されてなるため、シボ深さの浅いシボ模様だけ
でなく、従来のシボ模様付塩化ビニル樹脂成形物と比較
して、シボ深さのより深いシボ模様が形成され得るとい
う効果があり、また機械的物性の低下がないという効果
がある。
また、本発明に係る製造方法によれば、上記のような
効果を有するシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物が
得られる。
効果を有するシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物が
得られる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、
これら実施例に限定されるものではない。
これら実施例に限定されるものではない。
実施例1 [熱可塑性エラストマーのパウダーの製造方法] 下記の各成分を用いて、下記のようにして熱可塑性エ
ラストマーのパウダーを製造した。
ラストマーのパウダーを製造した。
(A成分)エチレン・プロピレン・エチリデンノルボル
ネン3元共重合体ゴム;エチレン単位/プロピレン単位
(モル比):78/22、ヨウ素価15、ムーニー粘度(M
L1+4、121℃)61 (B成分)アイソタクチックポリプロピレン樹脂:メル
トインデックス13g/10分(230℃) (C成分)ナフテン系プロセスオイル (D成分)1,3−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプ
ロピル)ベンゼン20重量%、ジビニルベンゼン30重量%
およびパラフィン系鉱油50重量%よりなる混合物 上記(A成分)55重量部、(B成分)45重量部および
(C成分)30重量部をバンバリーミキサーで窒素雰囲気
下、180℃で5分間混練した後、得られた混練物をシー
トカッターで角ペレット状とした。
ネン3元共重合体ゴム;エチレン単位/プロピレン単位
(モル比):78/22、ヨウ素価15、ムーニー粘度(M
L1+4、121℃)61 (B成分)アイソタクチックポリプロピレン樹脂:メル
トインデックス13g/10分(230℃) (C成分)ナフテン系プロセスオイル (D成分)1,3−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプ
ロピル)ベンゼン20重量%、ジビニルベンゼン30重量%
およびパラフィン系鉱油50重量%よりなる混合物 上記(A成分)55重量部、(B成分)45重量部および
(C成分)30重量部をバンバリーミキサーで窒素雰囲気
下、180℃で5分間混練した後、得られた混練物をシー
トカッターで角ペレット状とした。
この角ペレット100重量部に対し、(D成分)1重量
部をヘンシェルミキサーで混練し、押出機で窒素雰囲気
下、220℃で押出し、熱可塑性エラストマーのペレット
を製造した。
部をヘンシェルミキサーで混練し、押出機で窒素雰囲気
下、220℃で押出し、熱可塑性エラストマーのペレット
を製造した。
このようにして得られた熱可塑性エラストマーのペレ
ットを、−60℃雰囲気下で粉砕して40〜80メッシュの熱
可塑性エラストマーのパウダーを得た。
ットを、−60℃雰囲気下で粉砕して40〜80メッシュの熱
可塑性エラストマーのパウダーを得た。
[成形物の製造] まず、自動車ダッシュボード用の金型であって、内表
面にシボ深さ150μmのシボ模様を施したシボ模様転写
用金型をあらかじめ210℃に加熱し、次いで、この金型
の内表面に上記熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き
付けて溶融密着させる。
面にシボ深さ150μmのシボ模様を施したシボ模様転写
用金型をあらかじめ210℃に加熱し、次いで、この金型
の内表面に上記熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き
付けて溶融密着させる。
最後に、この金型を冷却してシボ模様付熱可塑性エラ
ストマー成形物を得た。
ストマー成形物を得た。
得られたシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物のサ
イズは、長さ1200mm、幅500mm、厚さ1.0mmであった。
イズは、長さ1200mm、幅500mm、厚さ1.0mmであった。
得られたシボ模様付熱可塑性エラストマー成形物につ
いて、引張特性、表面硬度、ねじり剛性率、永久伸び、
熱老化特性、シボ深さ、ソフト感およびグロスを下記の
方法により評価した。なお、評価用のサンプルは、得ら
れた上記成形物から打ち抜き採取した。
いて、引張特性、表面硬度、ねじり剛性率、永久伸び、
熱老化特性、シボ深さ、ソフト感およびグロスを下記の
方法により評価した。なお、評価用のサンプルは、得ら
れた上記成形物から打ち抜き採取した。
[評価方法] (1)引張特性 JIS K-6301の方法による。
(2)表面硬度 JIS K-6301に記載されているJIS Aタ
イプの方法による。
イプの方法による。
(3)ねじり剛性率 ASTM 1043の方法による。
(4)永久伸び JIS K-6301の方法による。
(5)熱老化特性 サンプルを120℃のエアーオーブン
中に1000時間放置した後、このサンプルを取り出してJI
S K-6301の引張試験法にて測定した。
中に1000時間放置した後、このサンプルを取り出してJI
S K-6301の引張試験法にて測定した。
(6)シボ深さ 成形物の表面に転写されたエンボスの
山頂から谷底までの距離を測定した。
山頂から谷底までの距離を測定した。
(7)ソフト感 成形物の表面を手で触れてその感触を
5段階表示した。
5段階表示した。
5…非常に柔らかい 4…柔らかい 3…普通 2…硬い 1…非常に硬い (8)グロス シボの施された成形物の表面に光を60度
の入射角で照射し、その反射率を%表示した。
の入射角で照射し、その反射率を%表示した。
結果を表1に示す。
比較例1 実施例1における熱可塑性エラストマーを東芝製90mm
φのTダイ押出成形機を用いて、スクリューがフルフラ
イトであり、L/Dが22であり、押出温度が220℃であり、
T−ダイがコートハンガーダイであり、引き取り速度5m
/分という条件下で1.0mm厚みのシート状に押し出し、冷
却ロール(ロール温度35℃)で冷却し、シートを得た。
φのTダイ押出成形機を用いて、スクリューがフルフラ
イトであり、L/Dが22であり、押出温度が220℃であり、
T−ダイがコートハンガーダイであり、引き取り速度5m
/分という条件下で1.0mm厚みのシート状に押し出し、冷
却ロール(ロール温度35℃)で冷却し、シートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同じ評価を行な
った。
った。
結果を表1に示す。
実施例2 実施例1において、(A成分)を80重量部、(B成
分)を20重量部とし、さらに(E成分)ブチルゴム(エ
ッソ製 IIR 065)10重量部を添加した以外は、実施例
1と同様にして成形物を得、得られた成形物について、
実施例1と同じ評価を行なった。
分)を20重量部とし、さらに(E成分)ブチルゴム(エ
ッソ製 IIR 065)10重量部を添加した以外は、実施例
1と同様にして成形物を得、得られた成形物について、
実施例1と同じ評価を行なった。
結果を表1に示す。
比較例2 実施例2における熱可塑性エラストマーを東芝製90mm
φのTダイ押出成形機を用いて、スクリューがフルライ
トであり、L/Dが22であり、押出温度が220℃であり、T
−ダイがコートハンガーダイであり、引き取り速度5m/
分という条件下で1.0mm厚さのシート状に押し出し、冷
却ロール(ロール温度35℃)で冷却し、シートを得た。
φのTダイ押出成形機を用いて、スクリューがフルライ
トであり、L/Dが22であり、押出温度が220℃であり、T
−ダイがコートハンガーダイであり、引き取り速度5m/
分という条件下で1.0mm厚さのシート状に押し出し、冷
却ロール(ロール温度35℃)で冷却し、シートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同じ評価を行な
った。
った。
結果を表1に示す。
実施例3 実施例1において、(C成分)を用いなかったこと以
外は、実施例1と同様にして成形物を得、得られた成形
物について、実施例1と同じ評価を行なった。
外は、実施例1と同様にして成形物を得、得られた成形
物について、実施例1と同じ評価を行なった。
結果を表1に示す。
比較例3 実施例3における熱可塑性エラストマーを東芝製90mm
φのTダイ押出成形機を用いて、スクリューがフルフラ
イトであり、L/Dが22であり、押出温度が220℃であり、
T−ダイがコートハンガーダイであり、引き取り速度5m
/分という条件下で1.0mm厚みのシート状に押し出し、冷
却ロール(ロール温度35℃)で冷却し、シートを得た。
φのTダイ押出成形機を用いて、スクリューがフルフラ
イトであり、L/Dが22であり、押出温度が220℃であり、
T−ダイがコートハンガーダイであり、引き取り速度5m
/分という条件下で1.0mm厚みのシート状に押し出し、冷
却ロール(ロール温度35℃)で冷却し、シートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同じ評価を行な
った。
った。
結果を表1に示す。
第1図は、本発明に係るシボ模様付熱可塑性エラストマ
ー成形物を製造する際に用いられるシボ模様転写用金型
の内表面に、熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き付
ける状態を示す一概略図である。 1……シボ模様転写用金型
ー成形物を製造する際に用いられるシボ模様転写用金型
の内表面に、熱可塑性エラストマーのパウダーを吹き付
ける状態を示す一概略図である。 1……シボ模様転写用金型
Claims (2)
- 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オ
レフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラストマー
のパウダーが、シボ模様転写用金型の内表面に吹き付け
られて該金型の内表面に溶融付着することにより、表面
にシボ模様が形成されてなることを特徴とするシボ模様
付熱可塑性エラストマー成形物。 - 【請求項2】ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オ
レフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラストマー
のパウダーを、あらかじめ加熱したシボ模様転写用金型
の内表面に吹き付けて該金型の内表面に溶融付着させた
後、該金型を冷却するパウダースラッシュ成形法にて表
面にシボ模様を有する熱可塑性エラストマー成形物を得
ることを特徴とするシボ模様付熱可塑性エラストマー成
形物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20863688A JP2517073B2 (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | シボ模様付熱可塑性エラストマ―成形物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20863688A JP2517073B2 (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | シボ模様付熱可塑性エラストマ―成形物およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257310A JPH0257310A (ja) | 1990-02-27 |
JP2517073B2 true JP2517073B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=16559518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20863688A Expired - Lifetime JP2517073B2 (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | シボ模様付熱可塑性エラストマ―成形物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517073B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155571A1 (ja) | 2010-06-09 | 2011-12-15 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形品 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3063255B2 (ja) * | 1990-10-03 | 2000-07-12 | 住友化学工業株式会社 | 粉末成形用熱可塑性エラストマーパウダー、それを用いる粉末成形法およびその成形体 |
US5308700A (en) * | 1990-10-03 | 1994-05-03 | Sumitomo Chemical Company Limited | Thermoplastic elastomer powder for powder molding, powder molding method using the same and molded article thereof |
US5308699A (en) * | 1990-10-03 | 1994-05-03 | Sumitomo Chemical Company Limited | Thermoplastic elastomer powder for powder slush molding powder slush molding method using the same and molded article thereof |
US5585431A (en) * | 1991-04-11 | 1996-12-17 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Thermoplastic elastomer powder composition for powder molding, powder molding method using the same and molded article thereof |
JP2002210757A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-30 | Honda Motor Co Ltd | 表皮付き発泡成形品の製造方法 |
JP2012025087A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Mold-Tech:Kk | 微細凹凸模様を有するシートの製造方法。 |
-
1988
- 1988-08-22 JP JP20863688A patent/JP2517073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155571A1 (ja) | 2010-06-09 | 2011-12-15 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形品 |
US9096748B2 (en) | 2010-06-09 | 2015-08-04 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Thermoplastic elastomer composition and molded products using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0257310A (ja) | 1990-02-27 |
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