JP2517067Y2 - 石油ストーブの点火ヒータ - Google Patents

石油ストーブの点火ヒータ

Info

Publication number
JP2517067Y2
JP2517067Y2 JP1989005931U JP593189U JP2517067Y2 JP 2517067 Y2 JP2517067 Y2 JP 2517067Y2 JP 1989005931 U JP1989005931 U JP 1989005931U JP 593189 U JP593189 U JP 593189U JP 2517067 Y2 JP2517067 Y2 JP 2517067Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
filament
base
reflecting mirror
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989005931U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02100057U (ja
Inventor
豊和 城内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1989005931U priority Critical patent/JP2517067Y2/ja
Publication of JPH02100057U publication Critical patent/JPH02100057U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517067Y2 publication Critical patent/JP2517067Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、石油ストーブの燃焼芯に点火する石油スト
ーブの点火ヒータに関する。
〈従来の技術〉 従来の石油ストーブの点火ヒータは、触媒作用のある
白金とロジウムとを用いたフィラメント部を有する点火
用フィラメントと、この点火用フィラメントを保持する
略Y字形状のベースとから構成されている。
この点火ヒータは、石油を含んだ燃焼芯に対して所定
の距離をもって対向設置されており、点火用フィラメン
トに乾電池を電源として通電して赤熱させることによ
り、その輻射熱で燃焼芯に点火している。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述した従来の石油燃焼器具の点火ヒ
ータには以下のような問題点がある。
すなわち、点火ヒータの電源としては乾電池を用いて
いるので、繰り返しての使用によって電圧が低下してく
ることを考慮して、印加されるべき電圧を3.4V〜1.8Vに
設定して、フィラメント部を設計している。このため、
新品の乾電池を使用すると、フィラメント部が断線する
ことがある。また、度重なる使用によって乾電池の電圧
が低下すると、点火に要する時間が長くなる。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、点火に
要する時間を短縮するとともに、新品の電池を用いても
フィラメント部が断線することがない石油ストーブの点
火ヒータを提供することを目的としている。
〈課題を解決する手段〉 本考案に係る石油ストーブの点火ヒータは、点火時に
のみ燃焼室の外部から該燃焼室の内部に移動し燃焼室内
にある燃焼芯に対して対向させられる石油ストーブの点
火ヒータであって、点火用フィラメントと、この点火用
フィラメントを保持するベースと、このベースに取り付
けられて前記点火用フィラメントから発する熱を燃焼芯
に向かって反射する反射鏡とを具備しており、前記反射
鏡は、反射鏡部と、反射鏡部の両側部に形成された当該
反射鏡を前記ベースに取り付けるための切片とを有し、
前記ベースの両側部に前記切片が嵌合される切欠を設
け、前記反射鏡を前記切片により前記点火用フィラメン
トに対して対向するとともに、前記点火用フィラメント
を挟んで反燃焼芯側に取り付けたときに、前記ベースと
当接して当該反射鏡と前記点火用フィラメントとの間に
所定の距離を形成するために前記切片の反射鏡部側を先
端側よりも幅広に形成している。
〈作用〉 芯上下機構によって、燃焼芯の先端部を燃焼室の内部
に突出させる。点火つまみを操作することによって、点
火ヒータを燃焼室の内部に挿入する。点火ヒータが所定
の位置にまで挿入されると、点火用フィラメントに電流
が供給されて熱を発する。発生した熱のうち燃焼芯から
遠ざかる方向、すなわち反燃焼芯側に放射された熱は、
反射鏡によって燃焼芯に向かって反射される。従って、
この反射された熱によって燃焼芯に含まれる石油の温度
は、従来のものより素早く上昇するので、素早い点火が
可能になる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案に係る一実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係る石油ストーブの点火ヒータの分
解斜視図、第2図は石油ストーブの点火ヒータの斜視
図、第3図(a)は石油ストーブの点火ヒータの平面
図、第3図(b)は第3図(a)のA−A線断面図、第
4図はこの石油ストーブの点火ヒータの取付状態の側断
面図、第5図及び第6図は他の実施例に係る石油ストー
ブの点火ヒータの説明図である。
まず、本考案に係る石油ストーブの点火ヒータの説明
の前に一般的な石油ストーブの概略的構成を第4図を参
照しつつ説明する。
円筒形状に形成された燃焼芯20は、その後端部を石油
が貯溜された石油貯溜部(図示省略)に浸漬し、図示し
ない芯上下機構によって上下動自在になっている。この
燃焼芯20の先端部は、天芯24の上に載置された内炎筒22
と、この内炎筒22の外側に設置された外炎筒21との間に
形成された燃焼室23に突出して石油を燃焼させるように
なっている。点火ヒータ10は、前記外炎筒21を支持する
火皿部271に開設された開口271aから点火時にのみ燃焼
室23の内部に移動するように構成されている。すなわ
ち、この点火ヒータ10は上下動可能になった略L字形状
の点火ヒータホルダ28に取り付けられており、点火ヒー
タ10が燃焼室23に挿入された場合にのみフィラメント部
112に対して電流を供給するようになっているのであ
る。なお、図面中25は天芯24が取り付けられる芯外筒
を、26は外炎筒21を覆う外筒を、27はその先端部が火皿
部271になった芯外筒をそれぞれ示している。
本考案に係る石油ストーブの点火ヒータ10は、点火用
フィラメント11と、この点火用フィラメント11を保持す
るベース12と、このベース12に取り付けられて前記点火
用フィラメント11から発する熱を燃焼芯20に向かって反
射する反射鏡13とを備えており、前記反射鏡13は前記点
火用フィラメント11を挟んで反燃焼芯20側に設けられて
いる。
点火用フィラメント11は、赤熱して熱を発するフィラ
メント部112と、このフィラメント部112が橋絡される略
クランク形状の一対の支持棒111とから構成されてい
る。
この点火用フィラメント11を保持するベース12は、例
えばセラミック等の絶縁性を有する材料ではY字形状に
形成されており、略二股状の保持部121とこの保持部121
から延設された取付部122とに大別することができる。
前記保持部121は、点火用フィラメント11を保持する部
分であって、前記支持棒111が挿入される挿入孔121aが
開設されている。また、この保持部121には、挿入され
た支持棒111を安定して支持するための溝121bが挿入孔1
21aに向かって形成されている。さらに、保持部121の縁
部には、後述する反射鏡13を取り付けるための切欠121c
が形成されている。前記取付部122は、点火ヒータ10を
石油ストーブの点火ヒータホルダ28に取り付ける部分で
ある。すなわち、上述したようにベース12の取付部122
を点火ヒータホルダ28に取り付ければ、ベース12に保持
された点火用フィラメント11のフィラメント部112が電
源と接続されるのである。
反射鏡13は、ベース12に取り付けられてフィラメント
部112から発せられる熱(詳しくは近赤外線)を燃焼芯2
0に向かって反射するものであって、薄いステンレス板
で形成されている。この反射鏡13は、反射部131と、反
射鏡13をベース12に取り付ける切片132とを有してい
る。反射部131は、熱を効率良く反射するように鏡面処
理が施されている。また、切片132の先端側は、反射鏡1
3をベース12に取り付けた場合に、反射部131とフィラメ
ント部112との間の距離が所定の値になるように基端側
より若干細く形成されている。すなわち、切片132の基
端部によって反射鏡13とフィラメント部112との間の距
離が所定の値になるようになっているのである。この状
態で、切片132の先端部を折曲することにより、反射鏡1
3はベース12に取り付けられる。
このように構成された点火ヒータ10は、反射鏡13が反
燃焼芯20側に位置するようにして点火ヒータホルダ28に
取り付けられる。すなわち、燃焼芯20側から見て、燃焼
芯20、点火用フィラメント11、反射鏡13の順に並ぶ(第
4図参照)。
次に、本考案に係る石油ストーブの点火ヒータの作用
について説明する。
図示しない芯上下機構によって、燃焼芯20の先端部を
燃焼室23の内部に突出させる。図示しない点火つまみを
操作することによって、点火ヒータ10を燃焼室23の内部
に挿入する。これで点火ヒータ10と燃焼芯20とは所定の
距離(0.7〜1.5mm)を置いて対向することになる。点火
ヒータ10は所定の位置にまで挿入されると、点火用フィ
ラメント11に電流が供給されて、フィラメント部112が
赤熱して熱を発する。燃焼芯20には、熱が直接放射され
るだけでなく、燃焼芯20から遠ざかる方向、すなわち、
反燃焼芯20側に放射された熱も反射鏡13によって反射さ
れる。直接放射された熱と反射された熱とによって燃焼
芯20に含まれる石油の温度は、従来のものより素早く上
昇するので、素早い点火が可能になる。
次に、他の実施例について説明する。なお、上述した
実施例と略同一の部分については、同一の符号を付しそ
の説明を省略するものとする。
第5図に示された点火ヒータ10は、反射鏡13の反射部
131が凹面鏡になっているので、熱をより集中させて燃
焼芯20に反射することができる。従って、上述した実施
例のものより素早い点火を可能にする。この場合は、反
射部131の中心がフィラメント部112の中心に対応するよ
うにする。
また、第6図に示された点火ヒータ10は、いわゆる豆
球型点火ヒータ10を示している。この場合、反射鏡13は
図示するようにホルダ30に取り付ける。従って、この場
合、反射鏡13には点火用フィラメント11の支持棒111が
通過する孔13aとホルダ30の門型のガード31が通過する
孔13bとが開設されている。この反射鏡13は、ガード31
に取り付けられるので、上述した実施例にある切片132
に相当する部分がない。
〈考案の効果〉 本考案に係る石油ストーブの点火ヒータは上記のよう
な構成であるので、点火用フィラメントから発せられた
熱が燃焼芯側に反射される。この熱の反射によって、燃
焼芯に含まれる石油が従来のものより素早く気化するの
で、素早い点火が可能になる。また、熱を効率良く使う
ことになるので、電源の電圧が低下していたとしても点
火が可能である。さらに、新品の電池を用いたとしても
断線が発生しないようにフィラメント部の設計を行うこ
とができる。
また、この石油ストーブの点火ヒータは、点火時にの
み燃焼室内にある燃焼芯に対して対向させられる石油ス
トーブの点火ヒータであるので、燃焼中は燃焼芯に対向
していない。すなわち、石油ストーブにおいて不完全燃
焼が生じると煤が発生するが、反射鏡は燃焼時には燃焼
室内にないのでこの煤が反射鏡に付着するおそれがな
い。このため、反射鏡は常に清浄であり、熱う効率良く
燃焼芯に反射させることができ、常に素早い点火が可能
となる。
また、移動式の石油ストーブの点火ヒータには、使用
中にベースに取り付けた反射鏡がずれると、反射鏡が火
皿部に開設された開口に引っ掛かってしまい上下動が困
難になるという問題点があるが、この石油ストーブの点
火ヒータにおける反射鏡は点火用フィラメントに対して
所定の距離をあけて切片によりベースに取り付けられ、
切片の幅広部分が反射鏡とベースとの間に位置している
ので、反射鏡と点火用フィラメントとの間の距離、ひい
ては反射鏡とベースとの距離は反射鏡をベースに取り付
けるだけの簡単な構成で一定となり、点火ヒータの上下
動が阻害されることなく、しかも、反射鏡を切片により
ベースに取り付けるときに切片の幅広部分が反射鏡部と
ベースとの間に位置し反射鏡と点火用フィラメントとの
間の距離を簡単且つ確実に一定の距離とすることができ
るので、点火ヒータを上下動させても両者の距離が変わ
ることがなく、常に良好な点火が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る石油ストーブの点火ヒータの分解
斜視図、第2図は石油ストーブの点火ヒータの斜視図、
第3図(a)は石油ストーブの点火ヒータの平面図、第
3図(b)は第3図(a)のA−A線断面図、第4図は
この石油ストーブの点火ヒータの取付状態の側断面図、
第5図及び第6図は他の実施例に係る石油ストーブの点
火ヒータの説明図である。 10……点火ヒータ、11……点火用フィラメント、12……
ベース、13……反射鏡、20……燃焼芯。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】点火時にのみ燃焼室の外部から該燃焼室の
    内部に移動し燃焼室内にある燃焼芯に対して対向させら
    れる石油ストーブの点火ヒータにおいて、 点火用フィラメントと、この点火用フィラメントを保持
    するベースと、このベースに取り付けられて前記点火用
    フィラメントから発する熱を燃焼芯に向かって反射する
    反射鏡とを具備しており、 前記反射鏡は、反射鏡部と、反射鏡部の両側部に形成さ
    れた当該反射鏡を前記ベースに取り付けるための切片と
    を有し、 前記ベースの両側部に前記切片が嵌合される切欠を設
    け、 前記反射鏡を前記切片により前記点火用フィラメントに
    対して対向するとともに、前記点火用フィラメントを挟
    んで反燃焼芯側に取り付けたときに、前記ベースと当接
    して当該反射鏡と前記点火用フィラメントとの間に所定
    の距離を形成するために前記切片の反射鏡部側を先端側
    よりも幅広に形成したことを特徴とする石油ストーブの
    点火ヒータ。
JP1989005931U 1989-01-20 1989-01-20 石油ストーブの点火ヒータ Expired - Fee Related JP2517067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989005931U JP2517067Y2 (ja) 1989-01-20 1989-01-20 石油ストーブの点火ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989005931U JP2517067Y2 (ja) 1989-01-20 1989-01-20 石油ストーブの点火ヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02100057U JPH02100057U (ja) 1990-08-09
JP2517067Y2 true JP2517067Y2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=31209737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989005931U Expired - Fee Related JP2517067Y2 (ja) 1989-01-20 1989-01-20 石油ストーブの点火ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517067Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0346753U (ja) * 1989-04-28 1991-04-30

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175758U (ja) * 1985-04-15 1986-11-01
JPS6391433A (ja) * 1986-10-03 1988-04-22 Babcock Hitachi Kk 微粉炭・搬送気体の点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02100057U (ja) 1990-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2517067Y2 (ja) 石油ストーブの点火ヒータ
JP3252128B2 (ja) 渦巻型蚊取線香焚器
KR200271704Y1 (ko) 열차단판을 가지는 전기히터
JP2523435B2 (ja) 燃焼器具用芯
JP2001108235A (ja) 芯式石油燃焼器の放電式点火装置
US2244234A (en) Electric heater
JPS636627Y2 (ja)
JPS613923A (ja) 石油燃焼器の点火装置
CN220369504U (zh) 加热装置及雾化设备
JP2959339B2 (ja) 石油燃焼器の点火電極構造
JP3029007B2 (ja) 石油燃焼器の放電点火装置
JP2001028996A (ja) 渦巻型蚊取線香焚器
US4428729A (en) Discharge type ignitor for oil stove
JP3718994B2 (ja) 灯芯式石油燃焼装置
JPS636629Y2 (ja)
JPS636626Y2 (ja)
JP2001041451A (ja) 石油燃焼器の放電電極固定構造
JPH0650167B2 (ja) 燃焼器具用芯
JPS5928187Y2 (ja) 自動車用シガレツトライタ
JP2002031342A (ja) 石油燃焼器具の放電式点火装置
KR940007583Y1 (ko) 심지식 연료 연소기의 점화장치
JPH0650166B2 (ja) 燃焼器具用芯
JPS6042371B2 (ja) 燃焼器
JPS63116026A (ja) スト−ブ装置
JP2000046331A (ja) 石油燃焼器の放電式点火装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees