JP2516570Y2 - 導風装置 - Google Patents

導風装置

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JP2516570Y2
JP2516570Y2 JP40492190U JP40492190U JP2516570Y2 JP 2516570 Y2 JP2516570 Y2 JP 2516570Y2 JP 40492190 U JP40492190 U JP 40492190U JP 40492190 U JP40492190 U JP 40492190U JP 2516570 Y2 JP2516570 Y2 JP 2516570Y2
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knob
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は風向きを調整するため
に自動車の車室などに装備される導風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用導風装置では図9、図1
0に示すようにエアの吹出口51が開口されたバレル5
0内に横方向への並行回動動作可能に並列されたブレー
ド52〜52のうちのセンタブレード52と、各ブレー
ド52を左右方向へ回動操作しかつバレル50を上下方
向へ回動操作する操作ノブ53とが一体状に形成され、
操作ノブ53の先端付近が吹出口51を通じてバレル5
0外へ露出され、この露出部分54によってブレード5
2を回動操作していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記導風装置では操作
ノブ53を左右方向の回動端付近へ回動操作したときに
操作ノブ53の操作面53aの大部分がバレル50内へ
進入して露出部分54の長さ及び断面積が大幅に短縮す
るので、操作ノブ53の操作性が極度に悪化する問題点
がある。本考案は上記問題点を解消することを課題とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の導風装置はエア
の吹出口内にエアの吹出方向を変向させるために同期的
な並行回動動作可能に配列された複数個のブレードのう
ちの1ブレードの先端には前記吹出方向側へ付勢された
操作ノブを、その一部を前記吹出口外へ突出させた状態
で付勢方向側及び反付勢方向側への進退動動作可能に組
付けた構成を有する。
【0005】
【作用】エアの吹出口内に配列された複数個のブレード
のうちの1ブレードの先端に組付けられてエアの吹出方
向側へ付勢された操作ノブを回動操作すると、前記操作
ノブが付勢方向へ進動して吹出口外へ露出した前記操作
ノブの露出部分の露出長及び断面積が前記操作ノブの進
動動作によって補償される。
【0006】
【考案の効果】本考案は前記したように構成してあるの
で、操作ノブをどの回動位置へ回動操作しても、吹出口
外へ露出される操作ノブの露出部分の露出長及び操作ノ
ブの露出部分の突出長の短縮を制限して露出部分の断面
積を確保することができ、操作ノブの操作性が回動端付
近で悪化する不具合を解消して操作ノブの操作性を回動
範囲の全域にわたって良化することができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図1〜図7に従っ
て説明する。
【0008】自動車の車室内へエアを吹出すために車室
に装備された導風装置において、上下方向への回動可能
に支持されたバレル1内には左右方向に沿って横架され
て上下方向へ配列された複数個の仕切板1b〜1bによ
って先端の開口部が仕切られた吹出口2が形成され、図
示しない通風ダクトを通じてバレル1内へ導入されたエ
アが吹出口2の先端の開口部を通じて車室内へ吹出され
る。
【0009】吹出口2の先端の上下方向の中央部付近に
横架された仕切板1bの上面の中央部付近には横長状の
節度ストッパ8が仕切板1bと並行状に取着され、この
節度ストッパ8の後側面にはそれぞれ凹曲面状に湾曲さ
れて左右方向へ連接状態で配列された適数個の噛合部8
aが凹設されている。
【0010】吹出口2内にはこの吹出口2の先端から吹
出されるエアの吹出方向を左右方向へ変向させるために
上下方へ突出された上下支軸3aによってそれぞれ左右
方向への回動可能に支持されて左右方向へ等間隔で配列
された複数個のブレード3〜3がそれぞれ起立姿勢で装
入されている。各ブレード3はその後下端にそれぞれ突
設された連結ピン3bを介して連結された連動ロッド6
によって同期的な並行回動動作可能に連繋されている。
【0011】各ブレード3のうち、中央部に配置された
操作用のセンタブレード3にはほぼ方形板状の本体部4
と、この本体部4の上下方向の中央部付近に連接されて
先端部が横長状で左方及び右方へ突出されたノブ取付部
5とが一体状に形成され、このノブ取付部5の先端面に
は反本体部4側へ延出された左右1対のガイドピン5a
が並行状に突設されるとともに、ノブ取付部5の先端部
の左右端部には前後方及び外方開放の挿通部5bがそれ
ぞれ凹設されている。
【0012】センタブレード3を回動操作し、またバレ
ル1を上下方向へ回動操作するためにセンタノブ3のノ
ブ取付部5の先方に配設された操作ノブ10の先端面に
はセンタノブ3の回動支点Aを中心として円弧状に湾曲
されて微細な凹凸を有する操作面10aが形成されると
ともに、操作ノブ10の基端面にはノブ取付部5の両ガ
イドピン5aがそれぞれ挿入されて操作ノブ10をガイ
ドピン5aの軸方向へ案内する左右1対のガイド孔10
bが凹設され、両ガイドピン5aにはノブ取付部5の先
端面と操作ノブ10の基端面との間に介装されて操作ノ
ブ10をエアの吹出方向側へ付勢するスプリング11が
それぞれ嵌装され、操作ノブ10はセンタブレード3の
先端にスプリング11の付勢方向側及び反付勢方向側へ
の進退動動作可能に組付けられている。
【0013】操作ノブ10の左右端部にはセンタブレー
ド3側へ並行状に延出されてノブ取付部5の両挿通部5
b内に貫挿された左右1対の抜け止め片12が並設さ
れ、この両抜け止め片12の先端にはノブ取付部5の先
端部に掛止されて操作ノブ10の進動端を規定する掛止
爪12aがそれぞれ内方へ突出形成されている。
【0014】操作ノブ10の下面の左右方向の中央部に
は節度ストッパ8の各噛合部8aと択一的に弾性係合し
て操作ノブ10を噛合部8aの配列ピッチに対応する回
動角度毎に段階的に制止しかつ操作ノブ10の進動動作
を制限する制止ピン14が突設されている。操作ノブ1
0を回動操作したときには制止ピン14が隣り合う両噛
合部8a間の山部を乗り越えて隣接する噛合部8aに弾
性係合される。
【0015】操作ノブ10はその一部が吹出口2の先端
を通じてバレル1の先端面1aから露出されるように形
成され、操作ノブ10の操作面10aは、本例では操作
ノブ10を左右の回動端の中間位置へ回動したときに操
作面10aの左右両端縁がバレル1の先端面1aに整合
され、操作ノブ10を左右の回動端へ回動したときに操
作面10aの2等分位置付近がバレル1の先端面1aに
整合されるように形成されている。
【0016】風向きの設定に際し、操作ノブ10を図5
に示すように左右の回動端の中間位置に保持したときに
は制止ピン14が節度ストッパ8の中央部の噛合部8a
と噛合して操作ノブ10がセンタブレード3の回動支点
Aに最も接近した位置で制止され、操作ノブ10の操作
面10a全体がバレル1の先端面1bから吹出口2外へ
露出される。このときのバレル1の先端面1bから露出
した操作ノブ10の露出部分15の露出長Dは操作面1
0aの左右端縁間の長さと等しくなり、バレル1の先端
面1aからの操作面10aの突出長Eは、各ブレード3
の回動支点Aを通る直線Bから操作面10aまでの長さ
Fと、直線Bからバレル1の先端面1aまで長さGとの
差F−Gとなる。
【0017】この状態で、図6に示すように操作ノブ1
0を左方の回動端へ回動操作すると、制止ピン14は各
ブレード3の回動支点Aを通る直線Bと並行に変位して
節度ストッパ8の左端の噛合部8aと係合し、操作ノブ
10は左方へ移動しながらスプリング11の弾発力が加
えられる付勢方向へ進動して制止ピン14を中心として
時計回り方向へ回動した状態となり、操作ノブ10の操
作面10aがセンタノブ3の回動支点Aから最も離れた
位置へ進出して操作面10aの約右半分がバレル1の先
端面1aから露出される。このときの操作ノブ10の露
出部分15の露出長Dは操作面10aの左右端縁間の長
さの1/2 以上となり、操作面10aの突出長Eは約F−
Gとなる。
【0018】さらに、図7に示すように、操作ノブ10
を右方の回動端へ回動操作すると、制止ピン14は右方
へ直線Bと並行に変位して節度ストッパ8の右端の噛合
部8aと係合し、操作ノブ10は右方へ移動しながらス
プリング11の弾発力が加えられる付勢方向へ進動して
制止ピン14を中心として反時計回り方向へ回動した状
態となり、操作ノブ10の操作面10aがセンタノブ3
の回動支点Aから最も離れた位置へ進出して操作面10
aの約左半分がバレル1の先端面1aから露出される。
このときの操作ノブ10の露出部分15の露出長Dは操
作面10aの左右端縁間の長さの1/2以上となり、操
作面10aの突出長Eは約F−Gとなる。
【0019】操作ノブ10を中間位置と左右の回動端と
の間の回動位置へ回動操作したときには操作ノブ10は
制止ピン14が節度ストッパ8の中央部の噛合部8aと
左右端の噛合部8aとの間の噛合部8aに係合した状態
で段階的に制止され、操作ノブ10を各回動位置へ回動
したときの操作ノブ10の露出部分15の露出長は操作
ノブ10を左右の回動端へ回動したときの操作ノブ10
の露出長D以上となる。
【0020】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例ではエアの吹出口2内にエアの
吹出方向を左右方向へ変向させるために同期的な並行回
動動作可能に配列された複数個のブレード3のうちのセ
ンタブレード3の先端には前記吹出方向側へ付勢された
操作ノブ10を、その一部を吹出口2外へ突出させた状
態で付勢方向側及び反付勢方向側への進退動動作可能に
組付けるとともに、バレル1には操作ノブ10に形成し
た制止ピン14と択一的に係合して操作ノブ10を所定
の回動角度毎に制止する適数個の噛合部8aを有し、操
作ノブ10の進動動作を制限する節度ストッパ8を取付
けてある。
【0021】このため、操作ノブ10を横方向のどの回
動位置へ回動操作しても、バレル1の先端面1aから露
出される操作ノブ10の露出部分15の露出長Dの短縮
を制限しかつバレル1の先端面1aからの操作面10a
の突出長Eの短縮を制限して露出部分15の断面積を確
保することができ、操作ノブの操作性が回動端付近で悪
化する不具合を解消して操作ノブ10の操作性を回動範
囲の全域にわたって良化することができる。また、操作
ノブ10を節度ストッパ8によって若干の回動角度毎に
段階的に制止することができるので、操作ノブ10の回
動操作時に節度感を付与して操作ノブ10を任意の設定
位置に安定に位置決めすることができる。さらに、セン
タブレード3と操作ノブ10とが別体となるので、操作
ノブ10とセンタノブ3とを異色にしてその識別が容易
となるように色分けすることができる。なお、図8に示
すように操作ノブ10を板ばね11Aによって付勢して
もよく、また、付勢部材をゴム、エラストマ等の化学物
質で構成しても操作ノブ10の作用効果に何ら支障は生
じない。さらに、上記実施例では説明の便宜上バレル1
内にエアの吹出方向を左右方向に変向する複数個のブレ
ード3を配置した導風装置を例示したが、これに限定す
るものではなく、エア通路の吹出口自体の内部にブレー
ドを配置させる構成のものでもよい。また、エアの吹出
方向を上下方向等所望の方向へ変向させることが可能な
ようにブレードを配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】導風装置の要部の平面図である。
【図2】バレルの斜視図である。
【図3】センタブレード及び操作ノブの組立斜視図であ
る。
【図4】センタブレード及び操作ノブの分解斜視図であ
る。
【図5】操作ノブを中間位置へ回動した状態を示す要部
の平面図である。
【図6】操作ノブを左方の回動端へ回動した状態を示す
要部の平面図である。
【図7】操作ノブを右方の回動端へ回動した状態を示す
要部の平面図である。
【図8】センタブレード及び操作ノブの他例を示す分解
斜視図である。
【図9】従来の導風装置の風向き調整機構の平面図であ
る。
【図10】従来の導風装置のセンタブレード及び操作ノ
ブの斜視図である。
【符号の説明】
1 バレル 2 吹出口 3 ブレード 10 操作ノブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアの吹出口内にエアの吹出方向を変向
    させるために同期的な並行回動動作可能に配列された複
    数個のブレードのうちの1ブレードの先端には前記吹出
    方向側へ付勢された操作ノブを、その一部を前記吹出口
    外へ突出させた状態で付勢方向側及び反付勢方向側への
    進退動動作可能に組付けたことを特徴とする導風装置。
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