JP2516537Y2 - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2516537Y2
JP2516537Y2 JP1789089U JP1789089U JP2516537Y2 JP 2516537 Y2 JP2516537 Y2 JP 2516537Y2 JP 1789089 U JP1789089 U JP 1789089U JP 1789089 U JP1789089 U JP 1789089U JP 2516537 Y2 JP2516537 Y2 JP 2516537Y2
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magnetic tape
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公男 田中
津一 佐藤
孝輝 佐藤
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【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 本考案は磁気テープカセットに関し、詳しくは磁気テ
ープカセットの構造に関する。
〔従来技術の説明〕
従来から磁気テープカセットに於ては上下の各ハーフ
部材を第9図に示されるように内外2層の構造とするい
わゆる2色成形が行なわれることがある。この場合、ハ
ブ穴3の内側表面部分には外層40及び内層42の継ぎ目44
が出現するが、こうした継ぎ目44はそこにバリが残る恐
れを有し且つ外観上の一体感も損われてしまう。
そこで本件出願人は、第6図から第8図に示されるよ
うに前記ハブ穴3を、第7図に示される如く外側テーパ
部分7を含めて内層9だけによって形成し、外層11が内
層9の環状突出部13の外側周囲を取巻く構造の磁気テー
プカセットを提案した。この場合、磁気テープカセット
の窓部も同様の構造とされ、内層9は第8図に示される
ように、例えば透明プラスチック材料製の窓部材15の周
囲部分が参照番号17で示される如く立ち上げられ、外層
11はこの立上げ部17の外側周囲を取巻くようにして形成
された。上記構成は特に、外力によって外層11がその縁
部から剥離する問題を有効に防止し得る。然しながら、
この構成ではカセットを第6図の如く正面から見た場合
に内層9の露出面積が大きくなり、例えば外層を梨地仕
上した場合における外層材料とのデザイン上の一体感を
出しにくいと言ったデザイン上の制約を持っている。
〔考案の目的〕
従って、本考案の目的は、ハーフ部材を内外2層構造
とした場合でもハブ穴及びテープ透視用窓部における内
層の露出部分が目立たず、それにより外層材料のデザイ
ン上の一体感が損なわれない磁気テープカセットを提供
することにある。
〔考案の概要〕
本考案に従えば、磁気テープを巻回したハブを上下の
ハーフ部材間に収容し、前記上下の各ハーフ部材には外
側テーパ面と、前記ハブを受容する中心孔とを具備した
ハブ穴を設け、前記上下の各ハーフ部材を外層と内層と
を一体化した2層構造とした磁気テープカセットであっ
て、 前記ハブ穴の周囲部分は、外側テーパ面に平行なテー
パ面及び前記中心孔と前記テーパ面との間に形成される
環状平面部とを有する内層部分と、前記内層のテーパ面
及び前記環状平面部に沿って伸延され前記中心孔周囲に
沿って露出する環状段差部を残して形成された外側部分
とからなり、前記周囲部分における内外層の界面は鏡面
にて形成し、前記ハブ穴の中心孔周囲に沿って露出した
環状段差部の表面は梨地面としたことを特徴とする磁気
テープカセットが提供される。
本考案の磁気テープカセットに於ては更に、前記外層
の、テープ透視用窓部周囲部分に沿った開口部分が内層
の開口部分の開口端部より後退して形成されそれにより
露出された内層部分が前記外層のバリ防止の為の段差部
とされ、該段差部の露出面は梨地とされる。また、前記
内層のテープ透視用窓部の周囲の各段差部を除く外層と
の接着面は鏡面とされる。
〔実施例の説明〕
以下に、第1図から第5図を参照して本考案を詳しく
説明する。
第1図には本考案に従う磁気テープカセット2が示さ
れる。該磁気テープカセット2はテープ種類検出孔(図
示せず)をその後面側に有し、また前面側には磁気テー
プ案内用のガイドローラ及びテープガイド(図示せず)
を含む部分を有し、上下の各ハーフ部材(上側ハーフ部
材4のみが図示される)には、磁気テープを巻回した一
対のハブと夫々整合し外側テーパ部6を具備する一対の
ハブ穴8が貫通され、また上側ハーフ部材4の概略中央
にはテープ透視用窓部10が設けられている。
本考案に於ては上下の各ハーフ部材は内外層を相互に
接着させた2層構造を有している。第2図には上側のハ
ーフ部材におけるハブ穴8及びその周囲部分の断面が示
される。図示される如く、上側ハーフ部材4はプラスチ
ック材料等の内層12及びエラストマ材料等の外層14から
構成される。前記内層12の、従来からの録再機器のハブ
駆動軸の挿入案内の為のハブ穴外側テーパ部に相当する
部分は、第3図に示されるように、中心孔19に隣接した
環状平面部16及びこの環状平面部16の周囲部分から立上
げられたテーパ部分18とに分けて成形される。
一方、前記外層14は前記内層12の外側表面に接着状態
で成形され、前記ハブ穴8の部分に於ては図示の如くテ
ーパ部分18に沿って下方に伸延され、前記環状平面部16
の一部と当接した状態で終端される。外層14の外側表面
20は外観を向上させ且つ多様化させるだけでなく、滑り
止め等の効果をももたせる目的上、通常は梨地面或は凹
凸面仕上げとされる。前記環状平面部16の、中心孔19側
に露出された残余の環状部分は前記外層14の成形時のダ
レ及びそれによる所望されざるバリの形成を防止する為
の、幅が0〜0.3mmの段差部22を形成する。本考案に於
ては前記内層12の前記外層と接触する外側表面は従来通
り全て鏡面とされるが、前記段差部22には前記外層に形
成したと類似の梨地仕上が施される。これにより該段差
部22における鏡面反射がなくなり外観上目立たなくなる
と共に、段差部22と外層14のテーパ部24との面構成上或
はデザイン上の一体感が向上し、磁気テープカセットの
外観が向上する。
本考案の磁気テープカセットに於てはテープ透視用窓
部10に於ても段差部22と類似の窓段差部が形成される。
第4図及び第5図を参照されたい。内層12は、テープ透
視用窓部10に於ては窓部材26の突出部28を挿通する為の
開口部30が形成されるだけであり、第8図に示される従
来例の如き立上げ部は形成されない。外層14の前記開口
部30に対応する部分には幅広の、即ち開口部30の開口端
部から後退した開口32が形成される。これにより内層12
の開口部30の開口端と開口32の開口端との間には外層成
形時のダレを防止する作用を為す、前記段差部22と類似
の環状段差部34が形成される。本考案に於ては該環状段
差部34にもまた外層14の外側表面と類似の凹凸面仕上げ
とすることによってテープカセット外観の一層の向上が
達成される。
〔作用効果〕
本考案の磁気テープカセットによれば、外層をハブ穴
の外側テーパ部に沿って伸延させたこと、並びに前記各
段差部を梨地仕上とすることにより外層の面構成上の一
体感が強調され、磁気テープカセットの外観が向上す
る。
以上本考案を具体例を参照して説明したが、本考案の
内で多くの変更を為し得ることを銘記されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気テープカセットの正面図である 第2図は第1図を線A−Aで切断した部分断面図であ
る。 第3図は第2図の円内部分の部分拡大断面図である。 第4図は第1図を線B−Bで切断した部分断面図であ
る。 第5図は第4図の円内部分の部分拡大断面図である。 第6図は従来の磁気テープカセットの正面図である。 第7図は第6図を線D−Dで切断した部分断面図であ
る。 第8図は第6図を線E−Eで切断した部分断面図であ
る。 第9図は従来の2層構造を有する磁気テープカセットの
部分断面図である。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 2:磁気テープカセット 4:上側ハーフ部材 6:外側テーパ部 8:ハブ穴 10:テープ透視用窓部 12:内層 14:外層 16:環状平面図 18:テーパ部分 19:中心孔 20:外側表面 22:段差部 24:テーパ部 26:窓部材 28:突出部 30:開口部 34:環状段差部 40:外層 42:内層 44:継ぎ目

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻回したハブを上下のハーフ
    部材間に収容し、前記上下の各ハーフ部材には外側テー
    パ面と、前記ハブを受容する中心孔とを具備したハブ穴
    を設け、前記上下の各ハーフ部材を外層と内層とを一体
    化した2層構造とした磁気テープカセットであって、 前記ハブ穴の周囲部分は、外側テーパ面に平行なテーパ
    面及び前記中心孔と前記テーパ面との間に形成される環
    状平面部とを有する内層部分と、前記内層のテーパ面及
    び前記環状平面部に沿って伸延され前記中心孔周囲に沿
    って露出する環状段差部を残して形成された外側部分と
    からなり、前記周囲部分における内外層の界面は鏡面に
    て形成し、前記ハブ穴の中心孔周囲に沿って露出した環
    状段差部の表面は梨地面としたことを特徴とする磁気テ
    ープカセット。
  2. 【請求項2】外層の、テープ透視用窓部周囲部分に沿っ
    た開口部分が内層の開口部分の開口端部より後退して形
    成されそれにより露出された内層部分が前記外層のバリ
    防止の為の段差部とされ、該段差部の露出面は梨地とさ
    れ、また、前記内層のテープ透視用窓部周囲部分の各段
    差部を除く外層との接着面は鏡面とした実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の磁気テープカセット。
  3. 【請求項3】磁気テープを巻回したハブを上下のハーフ
    部材間に収容し、前記上下の各ハーフ部材には外側テー
    パ面と、前記ハブを受容する中心孔とを具備したハブ穴
    を設け、前記上下の各ハーフ部材を外層と内層とを一体
    化した2層構造とした磁気テープカセットであって、 前記ハブ穴の周囲部分は、外側テーパ面に平行なテーパ
    面及び前記中心孔と前記テーパ面との間に形成される環
    状平面部とを有する内層部分と、前記内層のテーパ面及
    び前記環状平面部に沿って伸延され前記中心孔周囲に沿
    って露出する環状段差部を残して形成された外側部分と
    からなり、前記周囲部分における内外層の界面は鏡面に
    て形成し、前記ハブ穴の中心孔周囲に沿って露出した環
    状段差部の表面は梨地面とし、 外層の、テープ透視用窓部周囲部分に沿った開口部分が
    内層の開口部分の開口端部より後退して形成しそれによ
    り露出された内層部分を前記外層のバリ防止の為の段差
    部とし、該段差部の露出面は梨地とし、また、前記内層
    のテープ透視用窓部周囲部分の各段差部を除く外層との
    接着面は鏡面としたことを特徴とする磁気テープカセッ
    ト。
JP1789089U 1989-02-20 1989-02-20 磁気テープカセット Expired - Lifetime JP2516537Y2 (ja)

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KR1019900002083A KR930001153B1 (ko) 1989-02-20 1990-02-20 자기테이프 카세트
US07/482,087 US5180118A (en) 1989-02-20 1990-02-20 Magnetic tape cassettes

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