JP2516456Y2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2516456Y2
JP2516456Y2 JP1994000111U JP11194U JP2516456Y2 JP 2516456 Y2 JP2516456 Y2 JP 2516456Y2 JP 1994000111 U JP1994000111 U JP 1994000111U JP 11194 U JP11194 U JP 11194U JP 2516456 Y2 JP2516456 Y2 JP 2516456Y2
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Japan
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attached
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energization control
sotowak
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JP1994000111U
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利明 鈴木
優 大島
敏郎 畑中
哲也 庄子
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株式会社日立ホームテック
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、炊飯器に関し、電源電
線の電線巻取り機構等を組込んだ本体部とソトワクの取
り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、図3に示すように内釜
と、この内釜を覆う外釜及び内釜を加熱する熱源(いず
れも図示せず)等よりなる本体部1の外側に外殻をなす
上下開口の筒状のソトワク20を取り付け、このソトワ
ク20の底部開口をこれとは別体のボトム20aによっ
て塞ぎ、かつこのボトム20a内に電線巻取り機構19
や熱源の通電制御手段(図示せず)を取り付けていた。
(例えば特開平1−144590号公報)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来の構成で
は、本体部1の内部配線時に本体部1とボトム20aと
が分割されているため、本体部側の配線とボトム20a
側の電線巻取り機構19及び通電制御手段とを夫々別々
に組込んだのち両者の間に配線が跨ぐように組立てられ
る。この配線はボトム20aを本体部1に取り付けた状
態では短くて良いが、短いとボトム20aが邪魔をして
内部配線作業を行うことができないので、ある程度長く
する必要があった。しかし、長すぎるとボトム20aの
取り付け時に本体部1との間に挾み込んだり、電線26
が本体内部で自由に動いてしまい、可動部や高温部に触
れる恐れがあるなど問題がある。従来の構成では両者を
満足させる電線26の長さに設定することは困難で、両
者の問題を含んでいた。又、本来必要な長さ以上に長く
電線26を必要とし高価になる問題があった。
【0004】さらに、本体部1の組み立て過程において
取り付ける様々な電気部品から配線されてくる電線26
は、最後にボトム20aの電線巻取り機構19及び通電
制御手段との配線を接続するまで結束を行うことができ
ず、ばらけた電線26が組み立ての邪魔となる等、配線
作業のやりにくさがあった。またソトワクを取り付けボ
トムを半ば被せた状態で配線を結束しなければならず、
組み立て時間がかかり、コストアップになってしまうと
いう問題があった。
【0005】さらに使用者の使用誤り等によって、ソト
ワク20の上部開口部と本体部1との継ぎ目等から水が
本体内部に侵入した場合、下方に滴下して行き、通電制
御手段にまで滴下する問題があった。通電制御手段は、
熱源への通電を制御するため電気・電子部品が多数配さ
れており、ここに水滴が滴下すると、絶縁性が損なわれ
たり、誤動作、故障の恐れがある。さらには故障によっ
て熱源が発熱し続けたり、絶縁性が損なわれたことで電
気部品が異常発熱して発煙・発火したりする危険性を有
していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる従来の問題を解決
するため本考案では、ボトムではなく本体部側に電線巻
取り機構や通電制御手段を直接取り付け、配線結束作業
が終了してから本体部全体を覆うように有底筒状のソト
ワクを取り付ける構成とした。また通電制御手段は熱源
の下面に取り付けたケースの下側に取付け、このケース
で覆われるようにした。
【0007】
【作用】本考案の構成によれば、本体部側の各種電気部
品の組み立て工程において電気部品を取り付ける毎に配
線結束ができ、電線巻取り機構や通電制御手段も他の電
気部品同様、本体部側に取り付けて直ぐ配線結束が出来
る。最後にボトムと一体になったソトワクをかぶせる事
により、組み立てが完了する。よって、各電線の長さは
各電気部品を繋ぐ最短距離に設定でき、挾み込んだり、
高温部分に触れるなどの問題がない。同時に電線が短く
ソトワクとボトムが一体にでき、組み立ても簡単になる
ため安価に構成でき、消費者に安価に提供できる。
【0008】また、通電制御手段はケースによって覆わ
れており、本体内部に侵入した水は、ケース上に滴下
し、ケースを伝わってソトワクの底面上に滴下するので
通電制御手段に至る事がなく、安全である。通常ソトワ
クは成形時底面各所に穴(図示せず)が設けられてお
り、水はここから炊飯器の設置された床面に排水され
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1は本考案による炊飯器の断面図であ
る。
【0010】図中1は本体部、2はフタ部、3は内釜、
4はフタリング、5はシールパッキン、6はホウネツバ
ン、7は固定ねじ、8はフタ、9は蒸気孔、10はフタ
ヒーター、11はフタ温度センサー、12は本体上枠、
13は外釜、14は熱源となる炊飯ヒーター、15は釜
底温度センサー、16は保温用ヒーター、17は遮熱
板、18はケース、19は電線巻取り機構、20はボト
ムと一体成形した有底筒状のソトワク、21は電源プラ
グ引き出し口、22は電源プラグ、23は制御部、24
は通電制御手段、25はヒンジ部である。
【0011】その構成の概略は本体部1とフタ部2及び
ソトワク20から構成され、ヒンジ部25によって開閉
自在にフタ部2が本体部1に取り付けられている。本体
部1の内部には着脱自在に内釜3が収納される。フタ部
2は内面を構成するフタリング4にシールパッキン5を
介してホウネツバン6がフタ部2の内面側より挿入さ
れ、固定ねじ7によって固定されている。最後にフタ部
2の外郭をなすフタ8とフタリング4が組み付けられて
いる。シールパッキン5はフタリング4とホウネツバン
6の隙間から蒸気がフタ部2内部に侵入しないようにシ
ールすると同時に、下端のツバ部が内釜3の上端と当接
し、内釜3内で発生した蒸気が周囲に漏れないようシー
ルする働きもする。ホウネツバン6及びフタ8には穴が
設けられており、この間を蒸気孔9でつなぎ上記の排出
口としている。前記ホウネツバン6にはフタヒーター1
0とフタ温度センサー11が取り付けられている。
【0012】本体部1は上端を為す本体上枠12に外釜
13が取り付けられ、外釜13の底部に炊飯ヒーター1
4及び釜底温度センサー15が取り付けられている。前
記内釜3を本体部1に収納すると炊飯ヒーター14及び
釜底温度センサー15に当接し、炊飯ヒーター14で内
釜3を加熱すると同時に、釜底温度センサー15で釜底
温度を検出出来るよう構成されている。外釜13の側面
には保温用ヒーター16が巻き付けられている。外釜1
3の下面には炊飯ヒーター14の熱を遮断する遮熱板1
7が取り付けられ、この遮熱板17の下面にはケース1
8を介して電線巻取り機構19及び通電制御手段24が
取り付けられており、本体部1の上から侵入した水滴が
このケース18によって遮へいされ、通電制御手段24
にかからないようにしている。尚このケース18は遮熱
板17の下面と兼用してもよい。
【0013】本体部1の外殻を為す上面開口の有底筒状
のソトワク20は底部に電源プラグ引き出し口21を有
している。またソトワク20の上端は本体上枠12と嵌
合し、固定される。このとき、電線巻取り機構19の電
源プラグ22がソトワク20の電源プラグ引き出し口2
1より外部に出る。本体部1の内部には制御部23が設
けられ、前記フタ温度センサー11、及び釜底温度セン
サー15が接続され、さらに炊飯ヒーター14、フタヒ
ーター10、保温用ヒーター16の通電制御手段24が
接続されている。
【0014】以下、本実施例の要部組み立て手順を説明
する。外釜13の底部に炊飯ヒーター14及び、釜底温
度センサー15を取り付け、また外釜13の外周部には
保温用ヒーター16が巻き付けられる。次に本体上枠1
2が外釜13の上端に取り付けられ、外釜13の底面に
は遮熱板17が取り付けられる。電線巻取り機構19は
ケース18に取り付けられ、ケース18を遮熱板17に
固定することによって、電線巻取り機構19が本体部1
側に固定される。ケース18には通電制御手段24も取
り付けられており、電線巻取り機構19より出る電線2
6はこの状態で炊飯ヒーター14、通電制御手段24、
保温用ヒーター16等と配線、結束することができる
(図2の状態)。次にソトワク20を被せ、本体上枠1
2と嵌合して固定する。ソトワク20には電源プラグ引
き出し口21が設けられており、電線巻取り機構19の
一部又はすべてがソトワク20を取り付けても外部に出
るので電線巻取り機構19の電源プラグ22を引き出す
ことができる。
【0015】
【考案の効果】本考案はソトワク取り付け前の本体部側
に電線巻取り機構や通電制御手段が組み付けられている
ので、すべての配線作業を効率良くできる。しかも各電
線の長さは各電気部品を繋ぐ最短距離に設定でき、挾み
込んだり、高温部分に触れるなどの問題がない。同時に
電線が短くソトワクとボトムが一体に成形されているた
め、組み立ても簡単になるため安価に構成でき、消費者
に安価な炊飯器を提供できる。
【0016】また、本考案は通電制御手段の上部を覆う
ようにケースが設けられているので、本体内部に侵入し
た水が通電制御手段に至る事がなく、誤動作、故障、さ
らには絶縁性が損なわれて発熱・発煙・発火等の危険性
が排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による炊飯器の断面図であ
る。
【図2】同組み立て途中を示す分解斜視図である。
【図3】従来例を示す炊飯器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 フタ部 6 ホウネツバン 17 遮熱板 18 ケース 19 電線巻取り機構 20 ソトワク 21 電源プラグ引き出し口 22 電源プラグ 24 通電制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−31616(JP,A) 特開 平4−38917(JP,A) 実開 昭63−177419(JP,U) 実開 平1−104919(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内釜(3)と、この内釜(3)の外側を
    覆う外釜(13)及び内釜(3)を加熱する熱源(1
    4)等よりなる本体部(1)側に電線巻取り機構(1
    9)及び通電制御手段(24)を取り付け、これらの本
    体部(1)側をボトムと一体成形した有底筒状のソトワ
    ク(20)で覆い、さらに前記通電制御手段(24)は
    熱源(14)の下面に取り付けたケース(18)の下側
    に取付ける事を特徴とする炊飯器。
JP1994000111U 1994-01-18 1994-01-18 炊飯器 Expired - Lifetime JP2516456Y2 (ja)

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JP1994000111U JP2516456Y2 (ja) 1994-01-18 1994-01-18 炊飯器

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JPH0675316U JPH0675316U (ja) 1994-10-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS631158A (ja) * 1986-06-19 1988-01-06 Ricoh Co Ltd デジタル複写機の中間調表現方法
JPS6331616A (ja) * 1986-07-24 1988-02-10 松下電器産業株式会社 電気調理器

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