JP2516359Y2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2516359Y2
JP2516359Y2 JP12472290U JP12472290U JP2516359Y2 JP 2516359 Y2 JP2516359 Y2 JP 2516359Y2 JP 12472290 U JP12472290 U JP 12472290U JP 12472290 U JP12472290 U JP 12472290U JP 2516359 Y2 JP2516359 Y2 JP 2516359Y2
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俊彦 石原
博之 中川
裕造 小林
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グローリー工業株式会社
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、放射状に仕切り形成された複数の収納室を
上下方向に複数段配置したドラム状の商品収納棚を備
え、この商品収納棚を回転させて収納室に収納されてい
る商品を選択し、選択された収納室に対応する取出し扉
を開放して商品を取出すようにした自動販売機に係り、
取出し扉の施錠・解錠制御に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の自動販売機は、放射状に仕切り形成し
た複数の収納室を上下方向に複数段配置した商品収納棚
を回転移動させ、選択した収納室を各段の収納室ごとの
取出し位置の各取出し扉に対応させ、投入された貨幣の
金額値内の販売価格の商品が収納されている各段の取出
し扉を開閉可能とし、選択された収納室に対応する取出
し扉を開放して商品を取出すようにした構造が採られて
いる。そして、このような自動販売機では、従来、例え
ば、実公昭58-12296号公報に記載されているように、取
出し扉は、投入金額値と収納室の商品の販売価格との対
比のみで取出し扉の開放を許容するか否か判断し、投入
金額値が商品の販売価格以上であれば、取出し扉を解錠
して取出し扉を開閉可能とし、取出し扉を開放して商品
を取出した後、取出し扉を閉塞すれば、再び取出し扉を
施錠するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の構造の自動販売機では、取出し扉を開放し
た後、一度閉塞すると、取出し扉は施錠されるため、例
えば、商品を購入しようとして取出し扉を開放しても、
商品を取出す前に誤って取出し扉を閉塞した場合には、
その時点で取出し扉は施錠され、貨幣を投入しても商品
を手にいれることができなくなる事態が生じ、商品を手
にいれるには再び貨幣を投入しなければならず、顧客に
不測の損害を与え信用を損なう問題があった。
また、従来の構造の自動販売機では、商品を販売した
収納室についても、その収納室の商品の販売価格より投
入された金額値が多いときには、再度、取出し扉の開閉
動作が可能となって再販売可能状態となり、間違ってす
でに販売済みとなった収納室に対応する開閉扉を開放し
た場合も、同様に貨幣を投入しても商品を手に入れるこ
とができない事態が発生する問題があった。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、最初に取
出し扉が開放されたとき、一定の期間は取出し扉の開閉
を可能とし、この期間内では何回も開閉可能とし、商品
の取出しが確実にできるようにするとともに、さらに、
販売した収納室は販売済みとしてその収納室が取出し扉
位置にあるときには、取出し扉の開放動作を禁止して施
錠状態とし、誤操作を防止できる自動販売機を提供する
ものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1に記載の考案の自動販売機は、放射状に仕切
り形成した複数の収納室を上下方向に複数段配置した商
品収納棚と、この商品収納棚を各収納室を選択する必要
角度に回転移動させる回転駆動手段と、前記商品収納棚
の各段の収納室ごとの取出し位置にそれぞれ対応して設
けられた複数の取出し扉と、この各取出し扉の開閉動作
を禁止してこの取出し扉を閉塞可能とするとともにこの
取出し扉の開閉動作を許容して開閉可能とする施錠・解
錠手段と、前記取出し扉の位置にある商品収納棚の各収
納室の商品販売価格と投入された金額値とを比較し商品
販売価格が投入金額以下である収納室に対応する取出し
扉の施錠・解錠手段を解錠して対応する取出し扉を開閉
可能とする解錠制御手段とを備えた自動販売機におい
て、前記施錠・解錠手段にて解錠され開閉可能となった
取出し扉の一つが開放されるとその後当該取出し扉の閉
塞状態が一定期間継続したときに施錠してこの取出し扉
の開閉動作を禁止する施錠制御手段と、一度取出し扉が
開放された収納室は販売済みとしてその後取出し扉の位
置に対応してもその対応する取出し扉の解錠を禁止する
解錠禁止制御手段とを具備したものである。
請求項2に記載の考案の自動販売機は、放射状に仕切
り形成した複数の収納室を上下方向に複数段配置した商
品収納棚と、この商品収納棚を各収納室を選択する必要
角度に回転移動させる回転駆動手段と、前記商品収納棚
の各段の収納室ごとの取出し位置にそれぞれ対応して設
けられた複数の取出し扉と、この各取出し扉の開閉動作
を禁止してこの取出し扉を閉塞可能とするとともにこの
取出し扉の開閉動作を許容して開閉可能とする施錠・解
錠手段と、前記取出し扉の位置にある商品収納棚の各収
納室の商品販売価格と投入された金額値とを比較し商品
販売価格が投入金額以下である収納室に対応する取出し
扉の施錠・解錠手段を解錠して対応する取出し扉を開閉
可能とする解錠制御手段とを備えた自動販売機におい
て、前記施錠・解錠手段にて解錠され開閉可能となった
取出し扉の一つが開放されるとその後当該取出し扉が開
放された時点から一定時間経過後に閉塞されていること
を条件として当該取出し扉を施錠してこの取出し扉の開
閉動作を禁止する施錠制御手段と、一度取出し扉が開放
された収納室は販売済みとしてその後取出し扉の位置に
対応してもその対応する取出し扉の解錠を禁止する解錠
禁止制御手段とを具備したものである。
(作用) 請求項1に記載の考案の自動販売機は、商品収納棚を
回転駆動手段にて回転させ、各収納室に収納されている
商品を選択してその収納室を取出し取出し扉の位置に臨
ませた状態で、取出し扉の位置にある商品収納棚の商品
販売価格と投入された金額値とを比較し商品販売価格が
投入金額以下であると、解錠制御手段が施錠・解錠手段
を解錠し、取出し扉が開閉可能となる。そして、取出し
扉を開放して収納室の商品を取出すことができる。この
とき、商品を取出す前に誤って取出し扉を閉塞しても、
取出し扉が閉塞状態で一定期間経過しなければ、取出し
扉は何回でも開閉ができ、確実に商品を取出すことがで
き、取出し扉が閉塞された後、その取出し扉の閉塞状態
が一定期間継続したときに施錠制御手段によってこの取
出し扉の開閉動作が禁止され、その後は、解錠禁止制御
手段によって一度取出し扉が開放された収納室は販売済
みとして取出し扉は開放することがない。
請求項2に記載の考案の自動販売機は、施錠・解錠手
段によって解錠されて開放された取出し扉は、一定期間
内に複数回開放されても最初に開放された時点から一定
時間経過するまでは施錠制御手段によって施錠されるこ
とがなく、商品の取出しが確実にできる。
(実施例) 本考案の一実施例の構成を図面について説明する。
第2図乃至第4図において、1は販売機筐体2内に垂
直方向の軸を中心として回転可能に支持されたドラム状
の商品収納棚で、この商品収納棚1には放射状に仕切り
形成した複数の収納室3を上下方向に複数段配置され、
各収納室3はそれぞれ平面略扇形状に形成されて商品収
納棚1の周面にそれぞれ開口されている。また、前記販
売機筐体2の前面には、前記商品収納棚1の上下方向に
複数段形成された収納室3にそれぞれ対応して取出し扉
4が下部支軸5を中心として回動して開閉可能に支持さ
れている。この各取出し扉4は背面一側に下側に略円弧
状に湾曲した係合片6がそれぞれ突設されている。この
各係合片6の下縁部には鉤状の係止部7が形成されてい
る。また、この各係合片6の係止部7にそれぞれ係脱さ
れる係合部8を下端に形成した施錠片9が販売機筐体2
内に軸10にて回動自在に取付けられている。そして、各
施錠片9にはそれぞれ電磁石11の吸引杆12が枢着されて
おり、この電磁石11の励磁動作で吸引杆12が吸引される
と、施錠片9の係合部8が係合片6の係止部7との係合
が解かれ、取出し扉4は開放可能となる。このように、
係合片6、施錠片9および電磁石11とにて取出し扉の開
閉動作を禁止してこの取出し扉4を閉塞可能とするとと
もにこの取出し扉4の開閉動作を許容して開閉可能とす
る施錠・解錠手段13が構成される。
また、前記取出し扉4は前記商品収納棚1の各収納室
3に収納された商品を覗視できるように透明板にて形成
され、前面には商品の販売価格を表示した取っ手14がそ
れぞれ設けられている。そして、前記商品収納棚1は各
同一段の収納室3にはそれぞれ同一価格の商品が収納さ
れるようになっている。
次に、前記商品収納棚1は周縁に回転駆動手段の電動
機15によって回転されるローラ16が接触されて回転され
るようになっており、この商品収納棚1は各収納室3の
開口部が取出し扉4の対向する位置に位置決め保持され
るように、下方位置の周縁に図示しない位置決め係合部
が各収納室3に対応して形成され、この位置決め係合部
に係脱される位置決め片17が軸19にて回動自在に筐体2
内に取付けられ、この位置決め片17は図示しない付勢手
段にて位置決め係合部に付勢され、この位置決め片17は
定位置固定手段の電磁石20によって吸引される作動部21
が位置決め係合部から係合が解かれる方向に回動され
る。
また、前記商品収納棚1は位置検出を検出するスイッ
チからなる位置検出手段22が設けられている。
さらに、前記各取出し扉4の係合片6によってこの取
出し扉4の開放時にそれぞれ作動され各取出し扉4の開
放をそれぞれ検知するスイッチからなる開閉検出手段23
が設けられている。
また、前記販売機筐体2の前面一側には、紙幣挿入部
25、硬貨投入部26および硬貨返却部27が設けられ、さら
に、前記電動機15を駆動させて商品収納棚1を回転させ
る操作スイッチ釦からなる商品収納棚回転指示手段28、
投入金額値および残額金額値を表示する表示部29が設け
られている。
次にこの自動販売機の制御系を第1図について説明す
る。
前記商品収納棚回転指示手段28の出力はI/Oポート30
を介してCPUなどの中央処理装置からなる制御手段31に
入力される。また、前記紙幣挿入部25および硬貨投入部
26からそれぞれ投入された紙幣および貨幣は入金処理部
32の紙幣処理部33と硬貨処理部34にてそれぞれ真偽およ
び金種を判別され、この紙幣処理部33と硬貨処理部34と
の金額値などの出力はI/Oポート35を介して前記制御手
段31に入力される。また、前記硬貨返却部27に残金の硬
貨を返却させる残金返却手段36は前記制御手段31にI/O
ポート35を介して接続されている。さらに、前記投入金
額値および残額金額値を表示する表示部29が前記制御手
段31にI/Oポート36を介して接続されている。
また、前記制御手段31は、前記各段の取出し扉4の位
置にある商品収納棚1の各収納室3の商品販売価格と投
入された金額値とを比較し商品販売価格が投入金額以下
である収納室3に対応する取出し扉4の施錠・解錠手段
13を解錠して対応する取出し扉4を開閉可能とする解錠
制御手段41と、前記施錠・解錠手段13にて解錠され開閉
可能となった取出し扉4の一つが開放されるとその後当
該取出し扉4の閉塞状態が一定期間継続したときに施錠
してこの取出し扉4の開閉動作を禁止する施錠制御手段
42と、一度取出し扉4が開放された収納室3は販売済み
としてその後取出し扉4の位置に対応してもその対応す
る取出し扉4の解錠を禁止する解錠禁止制御手段43、お
よび前記残金返却手段36、表示部29などを制御するその
他の制御手段44とを有している。
また、この制御部31にはI/Oポート46を介して前記回
転駆動手段15、商品収納棚位置検出手段22、商品収納棚
定位置固定手段20に接続されている。さらに、この制御
部31にはI/Oポート47を介して施錠・解錠手段13と取出
し扉開閉検知手段23が接続されている。
次にこの実施例の作用を第5図について説明する。
商品収納棚1を操作スイッチ釦からなる商品収納棚回
転指示手段28を操作する(ステップ1)と、制御手段31
は解錠しているものがあれば施錠・解錠手段13に出力し
て全ての取出し扉4を施錠する(ステップ2)。そし
て、制御手段31からの出力で商品収納棚1は回転駆動手
段15の電動機が駆動して回転され(ステップ3)、この
回転されている商品収納棚1の収納室3に収納されてい
る商品を取出し扉4から透視して選択し、所望の商品が
収納されている収納室3を取出し扉4の位置で商品収納
棚1を停止させる。そして、貨幣が投入されている(ス
テップ4)と、入金処理部32は入金処理するとともに表
示部29には投入された金額値が表示される(ステップ
5)。そこで、制御部31は投入された金額値が商品収納
棚1に収納されている商品の最低額と同一か最低額より
高い金額を越えているかを判断(ステップ6)し、さら
に、投入された金額値が商品収納棚1の一段目の収納室
3に収納されている商品の販売額とを対比し(ステップ
7)、投入額が販売価格を越えているときには、一段目
の取出し扉4の位置の収納室3に対応する第6図に示す
販売メモリに販売済みのフラグがセットされているかを
判断し(ステップ8)、フラグがセットしていない場合
には未販売と判断して、第7図に示す制御部31の施錠・
解錠メモリの一段目の取出し扉4に位置にフラグをセッ
トする(ステップ9)。そして、商品収納棚1の二段
目、三段目、……n段目の各収納室3についても順次、
投入された金額値が各段の収納室3に収納されている商
品の販売額とを対比し(スイップ10)、投入額が販売価
格を越えているときには、その該当段の取出し扉4の位
置の収納室3に対応する販売メモリに販売済みのフラグ
がセットされているかを判断し(ステップ11)、フラグ
がセットしていない場合には未販売と判断して、制御部
31の施錠・解錠メモリの該当段の取出し扉4に位置にフ
ラグをセットする(ステップ12)。そして、この解錠ス
テップにおいて、各収納室3について、各段の収納室3
に収納されている商品の販売額に投入額が満たないとき
には、施錠・解錠メモリの該当段の取出し扉4に位置に
フラグをセットしない。また、該当段の取出し扉4の位
置の収納室3に対応する販売メモリに販売済みのフラグ
がセットされているときも施錠・解錠メモリの該当段の
取出し扉4に位置にフラグをセットしない。そして、解
錠制御手段41は施錠・解錠メモリにフラグがセットされ
ている該当段の取出し扉4の施錠・解錠手段を解錠させ
る(ステップ13)。また、施錠・解錠メモリの該当段の
取出し扉4に位置にフラグをセットされていないと、解
錠禁止制御手段43は該当段の取出し扉4の開放を禁止す
る。そして、取出し扉4の一つが開放されたことを取出
し扉開閉検知手段23にて検知する(ステップ14)と、他
の取出し扉4を施錠・解錠手段13は施錠する(ステップ
15)。次いで、そして、投入金額値から販売金額値を減
算処理するとともに残額値を表示部29に表示する(ステ
ップ16)。そして、開放された取出し扉4が閉塞され閉
塞状態が一定時間経過するか、また開放された取出し扉
4が最初に開放されてから一定時間経過する(ステップ
17)と、閉塞されている取出し扉4は施錠・解錠手段13
で施錠され、施錠制御手段42は施錠・解錠手段13の開放
動作を禁止する(ステップ18)。すなわち、開放された
取出し扉4が閉塞されても閉塞状態が一定時間経過する
前か、また開放された取出し扉4が最初に開放されてか
ら一定時間経過する前は、取出し扉4を閉塞しても再び
開放することができる。そして、制御部31の販売メモリ
に販売された収納室3に対応するフラグをセットする
(ステップ19)。さらに、投入された貨幣値の残額値が
商品収納棚1に収納されている商品の最低額と同一か最
低額の金額を越えているかを判断(ステップ20)し、次
いで、残額値と商品収納棚1の一段目の収納室3に収納
されている商品の販売額とを対比し(ステップ21)、残
額値が販売価格を越えているときには、一段目の取出し
扉4の位置の収納室3に対応する第6図に示す販売メモ
リに販売済みのフラグがセットされているかを判断し
(ステップ22)、フラグがセットしていない場合には未
販売と判断して、第7図に示す制御部31の施錠・解錠メ
モリの一段目の取出し扉4に位置にフラグをセットする
(ステップ23)。そして、商品収納棚1の二段目、三段
目、……n段目の各収納室3についても順次、残額値が
各段の収納室3に収納されている商品の販売額とを対比
し(スイップ24)。残額額が販売価格を越えているとき
には、その該当段の取出し扉4の位置の収納室3に対応
する販売メモリに販売済みのフラグがセットされている
かを判断し(ステップ25)、フラグがセットしていない
場合には未販売と判断して、制御部31の施錠・解錠メモ
リの該当段の取出し扉4に位置にフラグをセットする
(ステップ26)そして、解除制御手段41は施錠・解錠メ
モリにフラグがセットされている該当段の取出し扉4の
施錠・解錠手段を解除させる(ステップ27)。次いで、
投入金額値と販売額との残額がある場合、残金を返却す
るか、再販売するかの待ちの計時を開始(ステップ28)
する。次いで、商品収納棚回転指示手段28を操作せず
(ステップ29)、貨幣が投入されないで(ステップ3
0)、さらに、取出し扉4の一つが開放されない(ステ
ップ31)で、待ち時間が経過する(ステップ32)と、残
金返却処理が行われる(ステップ33)。そして、投入金
額値と販売額との残額がある場合、残金を返却するか、
再販売するかの待ち時間内に、商品収納棚回転指示手段
28を操作され(スイップ29)、または、貨幣が投入され
(ステップ30)、さらに、取出し扉4の一つが開放され
る(ステップ31)と、前記各ステップにしたがって再度
商品が販売される。
〔考案の効果〕
請求項1に記載の考案によれば、商品収納棚を回転駆
動手段にて回転させ、各収納室に収納されている商品を
選択してその収納室を取出し扉の位置に臨ませた状態
で、取出し扉の位置にある商品収納棚の商品販売価格と
投入された金額値とを比較し商品販売価格が投入金額以
下であると、解錠制御手段が施錠・解錠手段を解錠し、
取出し扉が開閉可能となり、取出し扉を開放して収納室
の商品を取出すことができる。このとき、商品を取出す
前に誤って取出し扉を閉塞しても、取出し扉が閉塞状態
で一定期間経過しなければ、取出し扉は何回でも開閉が
でき、確実に商品を取出すことができ、取出し扉が閉塞
された後、その取出し扉の閉塞状態が一定期間継続した
ときに施錠制御手段によってこの取出し扉の開閉動作が
禁止され、その後は、解錠禁止制御手段によって一度取
出し扉が開放された収納室は販売済みとして取出し扉は
開放することがない。
請求項2に記載の考案によれば、施錠・解錠手段によ
って解錠されて開放された取出し扉は、一定期間内に複
数回開放されても最初に開放された時点から一定時間経
過するまでは施錠制御手段によって施錠されることがな
く、商品の取出しが確実にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動販売機のブロック
図、第2図は同上正面図、第3図は同上商品収納棚部の
平面図、第4図は同上施錠・解錠分の説明側面図、第5
図は同上フローチャート図、第6図は同上制御部の販売
メモリ図、第7図は同上制御部の施錠・解錠メモリ図で
ある。 1……商品収納棚、3……収納室、4……取出し扉、13
……施錠・解錠手段、15……回転駆動手段、41……解錠
制御手段、42……施錠制御手段、43……解錠禁止制御手
段。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状に仕切り形成した複数の収納室を上
    下方向に複数段配置した商品収納棚と、この商品収納棚
    を各収納室を選択する必要角度に回転移動させる回転駆
    動手段と、前記商品収納棚の各段の収納室ごとの取出し
    位置にそれぞれ対応して設けられた複数の取出し扉と、
    この各取出し扉の開閉動作を禁止してこの取出し扉を閉
    塞可能とするとともにこの取出し扉の開閉動作を許容し
    て開閉可能とする施錠・解錠手段と、前記取出し扉の位
    置にある商品収納棚の各収納室の商品販売価格と投入さ
    れた金額値とを比較し商品販売価格が投入金額以下であ
    る収納室に対応する取出し扉の施錠・解錠手段を解錠し
    て対応する取出し扉を開閉可能とする解錠制御手段とを
    備えた自動販売機において、 前記施錠・解錠手段にて解錠され開閉可能となった取出
    し扉の一つが開放されるとその後当該取出し扉の閉塞状
    態が一定期間継続したときに施錠してこの取出し扉の開
    閉動作を禁止する施錠制御手段と、 一度取出し扉が開放された収納室は販売済みとしてその
    後取出し扉の位置に対応してもその対応する取出し扉の
    解錠を禁止する解錠禁止制御手段と を具備したことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】放射状に仕切り形成した複数の収納室を上
    下方向に複数段配置した商品収納棚と、この商品収納棚
    を各収納室を選択する必要角度に回転移動させる回転駆
    動手段と、前記商品収納棚の各段の収納室ごとの取出し
    位置にそれぞれ対応して設けられた複数の取出し扉と、
    この各取出し扉の開閉動作を禁止してこの取出し扉を閉
    塞可能とするとともにこの取出し扉の開閉動作を許容し
    て開閉可能とする施錠・解錠手段と、前記取出し扉の位
    置にある商品収納棚の各収納室の商品販売価格と投入さ
    れた金額値とを比較し商品販売価格が投入金額以下であ
    る収納室に対応する取出し扉の施錠・解錠手段を解錠し
    て対応する取出し扉を開閉可能とする解錠制御手段とを
    備えた自動販売機において、 前記施錠・解錠手段にて解錠され開閉可能となった取出
    し扉の一つが開放されるとその後当該取出し扉が開放さ
    れた時点から一定時間経過後に閉塞されていることを条
    件として当該取出し扉を施錠してこの取出し扉の開閉動
    作を禁止する施錠制御手段と、 一度取出し扉が開放された収納室は販売済みとしてその
    後取出し扉の位置に対応してもその対応する取出し扉の
    解錠を禁止する解錠禁止制御手段と を具備したことを特徴とする自動販売機。
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