JP2978102B2 - 自動貸靴機 - Google Patents

自動貸靴機

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JP2978102B2 JP7317072A JP31707295A JP2978102B2 JP 2978102 B2 JP2978102 B2 JP 2978102B2 JP 7317072 A JP7317072 A JP 7317072A JP 31707295 A JP31707295 A JP 31707295A JP 2978102 B2 JP2978102 B2 JP 2978102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボーリング場等に
おいて使用する靴の自動貸出しを行う自動貸靴機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機において、販売する商
品を傷めることなく、商品取り出し口まで自動的に搬送
する商品搬送装置が種々開発されてきた。この種の自動
販売機の商品搬送装置の例としては、図5及び図6に示
すようなものがあった。図5は特開平6−180784
号公報における自動販売機の商品搬送装置の構成を示
し、図6は特開平2−219195号公報における自動
販売機の商品搬送棚装置の内部構成を示す構成図であ
る。
【0003】まず、図5に示す商品搬送装置について説
明する。図5において、31は商品搬送装置、32は無
端搬送体33上にループ状に配置された商品収納部、3
3は商品収納部32を取付けプーリ38によりそれを上
下に搬送する無端搬送体、34はプーリ38を回転して
無端搬送体33を駆動する駆動機、35は商品収納部3
2から落下した商品を取り出す商品取り出し部、36は
無端搬送体33に取り付けられて共に移動し、商品売り
切れの検出に使用する仕切り板、37は商品収納部32
を受ける受け板である。
【0004】次に、図5に示す商品搬送装置の動作につ
いて説明する。まず、左右の商品収納部32にそれぞれ
別の商品A及びBを収納する。図5に示すように、仕切
り板36が装置の上部にある状態を待機状態といい、こ
の状態で待機する。そこで、装置外表面に設けられた商
品A選択スイッチを押すと、装置右下端の商品収納部3
2に商品が在るか否かをチェックする。商品Aがなけれ
ば、駆動機34によりプーリ38を時計方向に回転し
て、無端搬送体33を商品収納部32の1つ分だけ矢印
方向に移動する。
【0005】そこで、再び商品Aと仕切り板36の有無
を検査する。この操作を商品Aが存在するまで行う。商
品Aが検出されると、商品取り出し部35に落として商
品Aの取り出しを可能にし、無端搬送体33は待機状態
に戻る。また、仕切り板36が検出されると、無端搬送
体33は待機状態に戻ると共に、表示装置に売り切れを
表示する。上記は商品Aについて説明したが、商品Bに
ついても同様に動作する。
【0006】次に、図6により上記の商品搬送棚装置に
ついて説明する。図6において、41は自動販売機のキ
ャビネット、42はキャビネット41の前面下部に配置
された商品取出口、43は上下複数段に縦型に配置され
販売する商品を収納するドラム型の商品棚、45は販売
する商品、46及び47は商品棚43を構成するドラム
及び回転羽根であって、ドラム46は固定であり、その
前部に商品搬出口44が構成され、回転羽根47が回転
して商品45を商品搬出口44の前まで搬送してそこか
ら排出させるよう構成する。また、48はバケット49
に搬出された商品45を商品取出口42まで搬送するエ
レベータ機構、49はエレベータ機構48により上下に
移動し商品棚43から搬出された商品45を受けて商品
取出口42に搬送するバケットである。
【0007】図6に基づき、このように構成された商品
搬送棚装置の動作について説明する。まず、キャビネッ
ト41を開けて商品棚43の回転羽根47の間に商品4
5を収納すると、販売待機状態となる。この状態で販売
指令、例えば、上から2段目の商品棚43に収納されて
いる商品45の販売が指令されると、エレベータ機構4
8によりバケット49は対応する商品45が収納されて
いる商品棚43の商品搬出口44の前に位置づけされ
る。同時に、回転羽根47が所定の方向に1ピッチだけ
回転すると、そこに収納されている商品45は転動して
商品搬出口44からバケット49に排出される。エレベ
ータ機構48はそれを検出すると、バケット49を降下
して商品45を商品取出口42まで搬送する。商品45
はそこから取り出される。
【0008】以上説明した商品搬送装置及び商品搬送棚
装置において取り扱う搬送媒体はどれも小型の販売商品
が対象であった。しかし、本発明による装置で取り扱う
搬送媒体はボーリング場等において貸出しする靴である
から、上記の販売商品の場合とは異なる配慮が必要であ
る。すなわち、貸出しする靴は、例えば、100回以上
も使用に耐えなければならないので、靴貸出機はその装
置内における靴の落下及び積み上げ等靴を損傷するよう
な構造を有する自動販売機のようなものを使用すること
はできない。そうかといって、エレベータ機構のような
商品搬出機構を使用すると、装置の動作が遅くなり、靴
使用者の要望に応えることができなくなる。
【0009】そこで、ボーリング場等においては、従
来、そこで使用する靴の貸出はカウンタにおいて従業員
の人手により取り扱うようにしていたが、最近、靴の貸
出し専用の自動貸靴機が開発され、自分の好む大きさの
靴を自動的に借りることができるようになった。その1
例として、図7に示すようなものがあった。図7は靴使
用者の選択により希望する靴を自動的に貸し出す自動貸
靴機の構成を示す1部破断正面図である。
【0010】図7において、51は自動貸靴機、52は
ドラム形状をなし、上下に複数段配置されて垂直軸を中
心に水平に回転して貸し靴を供給する靴収納ドラム、5
3は靴収納ドラム52の周囲に放射状に複数形成された
靴収納区画、54は希望するサイズの靴が収納されてい
る靴収納ドラム52から靴を取り出すために開ける靴取
り出し扉、55は靴の使用者が靴貸出操作を行う操作パ
ネル、56は靴貸出操作方法等を表示する表示装置、5
7は靴の使用料のコインを投入するコイン投入孔、58
は希望するサイズの靴を選択する靴選択ボタン、59は
誤って投入したコインの返却を求める戻しボタン、60
は返却コインを受け取るコイン返却口である。
【0011】次に、同じく図7を参照して、この例によ
る自動貸靴機の動作について説明する。まず、靴を収納
する場合、自動貸靴機51の側部か前面パネルを開い
て、靴収納ドラム52の各靴収納区画53に対し靴取り
出し扉54に表示されているサイズの靴をそれぞれ収納
してパネルを閉じると、貸出待機状態となる。貸出待機
状態では、表示装置56に「貸出中」の表示が行われ
る。
【0012】そこで、コインを必要な枚数、例えば、1
00円硬貨3枚投入すると、表示装置56に「靴選択ボ
タンを押して下さい」の表示が行われ、靴選択ボタン5
8に内蔵するランプを全部点灯する。このとき、希望す
るサイズに対応する靴選択ボタン58を押すと、そのラ
ンプのみが点灯を継続してそのサイズの靴の選択を表
し、対応する靴取り出し扉54のロックが外れて開けら
れるようになる。靴取り出し扉54を開けて靴を取り出
し、閉めると、靴取り出し扉54は再びロックされ、ラ
ンプは消灯され、靴収納ドラム52が1区画回転して靴
取り出し扉54の内側には靴が存在する靴収納区画53
が待機することになる。
【0013】しかし、その靴収納ドラム52に収納され
ていた指定サイズの靴が全部貸し出されてしまうと、靴
選択ボタン58を押したときに、表示装置56に「靴貸
出中止」の表示が出て、貸出不能となる。また、規定外
のコインをコイン投入孔57に入れたときとか、投入し
たコインを戻したい場合は、戻しボタン59を押すと、
投入したコインはコイン返却口60に戻される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図5及び図6に示す商品搬送装置及び商品搬送棚装
置は自動販売機に使用されるものであって、搬送による
商品の損傷等を特に注意する必要がないものであった。
そのため、数100回使用する貸し靴等に使用すると、
靴が損傷し易いという問題があった。さらに、これらの
装置は商品搬送用のスペースが必要であるため、これを
自動貸靴機に使用すると、かなり大型のものになるとい
う問題があった。
【0015】その上、図5に示す商品搬送装置は無端搬
送体駆動方式であり、図6に示す商品搬送棚装置はエレ
ベータ搬送方式により商品を1つの商品搬出口まで搬送
して取り出すように構成しているため、商品取り出し速
度が遅く、1刻も速く靴が欲しいという要望があるボー
リングシューズ(靴)の貸出等には不向きであるという
問題があった。
【0016】また、図7に示す自動貸靴機は水平方向に
回転する靴収納ドラムを使用するため(以下、横型と呼
ぶ)、装置が大型となり、通常のビルに搬入して設置す
ることが困難であるという問題があった。その上、最上
部の靴の取り出しには背の低い人には不可能であるほ
か、操作パネルの操作が面倒であり、また、一方の手で
靴取り出し扉を開いて他方の手で靴を取り出さなければ
ならないため両手を必要とする等、操作性に問題があっ
た。
【0017】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、操作パネルの操作及び靴の取り出し等装置の
操作性がよく、靴を損傷させず、その貸出速度が速い小
型の自動貸靴機を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による自動貸靴機
は、上記の目的を達成するため、放射状に設けられた複
数の区画仕切板により仕切られた複数の靴収納区画を有
し左右方向に延びる上下2本の回転軸に対しそれぞれ縦
方向に回転自在に取り付けられた複数の靴収納ドラム
と、操作手順を表示すると共に表示されている靴の種類
をタッチにより選択するタッチパネルを含む表示装置
と、正面パネルの靴収納区画に対応した位置に設けられ
該靴収納区画から靴を取り出す靴取出口と、該靴取出口
を自動開閉する開閉手段と、靴収納ドラムを1区画宛回
転させて靴収納区画に収納されている靴を靴取出口に位
置づけする駆動手段とからなり、各靴収納ドラムは異な
る種類の靴を収納し、表示装置に表示された操作手順に
従い希望する種類の靴を選択することにより、対応する
開閉手段のロックを自動的に外して希望する種類の靴を
靴収納区画から取り出すようにしたことを特徴とするも
のである。
【0019】本発明による自動貸靴機は、上記のように
構成され、靴収納ドラムを縦型(左右方向に延びる回転
軸を軸に縦方向に回転する)に使用するようにしたこと
により,小型に構成されると共に、上方の靴取出口を比
較的下の方に配置することができるので、操作性が向上
した。その上、靴収納ドラムの縦方向回転によって生じ
る靴の損傷を靴摺動板を装備することにより防止し、ま
た、開閉手段(シャッタ)の自動開閉により靴取出口を
自動的に開口し、表示装置にタッチパネルを設けて操作
を容易にするようにしたことにより、操作パネルの操作
及び靴の取り出し等装置の操作性を向上し、貸出速度が
速い小型の自動貸靴機を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、放射状に設けられた複数の靴収納区画を有し左右方
向に延びる上下2本の回転軸に対しそれぞれ縦方向に回
転自在に取り付けられた複数の靴収納ドラムと、操作手
順を示す表示装置と、正面パネルの前記靴収納区画に対
応した位置に設けられ該靴収納区画から靴を取り出す靴
取出口と、該靴取出口を開閉する開閉手段と、前記靴収
納ドラムを1区画宛回転させて前記靴収納区画を前記靴
取出口に位置づけする駆動手段とからなり、各前記靴収
納ドラムは異なる種類の靴を収納し、前記表示装置はタ
ッチパネルを含み、前記表示装置に表示された操作手順
に従い、前記タッチパネル上に表示された靴の種類をタ
ッチすることにより希望する種類の靴を選択し、前記選
択した種類の靴に対応する開閉手段のロックを外して希
望する種類の靴を靴収納区画から取り出すうにしたも
のであり、装置を小型化して搬出入を容易にすると共
に、専用面積の効率を向上し、上方の靴取出口を比較的
下の方に配置することができるため、操作性が向上し、
更にタッチパネルの操作によって操作を容易にしたこと
により、靴の貸出速度が向上するという作用を有する。
【0021】本発明の請求項2に記載の発明は、放射状
に設けられた複数の靴収納区画を有し左右方向に延びる
上下2本の回転軸に対しそれぞれ縦方向に回転自在に取
り付けられた複数の靴収納ドラムと、操作手順を示す表
示装置と、正面パネルの前記靴収納区画に対応した位置
に設けられ該靴収納区画から靴を取り出す靴取出口と、
該靴取出口を開閉する開閉手段と、前記靴収納ドラムを
1区画宛回転させて前記靴収納区画を前記靴取出口に位
置づけする駆動手段とからなり、各前記靴収納ドラムは
異なる種類の靴を収納し、前記開閉手段はシャッタとシ
ャッタ駆動部とからなり、前記シャッタ駆動部は前記表
示装置に表示された操作手順に従い希望する種類の靴を
選択したときに前記制御手段の制御により前記シャッタ
を駆動して前記靴取出口を自動的に開口するようにした
ものであり、装置を小型化して搬出入を容易にすると共
に、専用面積の効率を向上し、上方の靴取出口を比較的
下の方に配置することができるため、操作性が向上し、
更に靴の取り出しにおける装置の操作を容易且つ迅速に
したことにより、靴の貸出速度が向上するという作用を
有する。
【0022】本発明の請求項3に記載の発明は、前記上
の回転軸に設けられた靴収納ドラムは前記駆動手段によ
り選択した靴が収納されている靴収納区画が真横より下
方に向けて停止するよう停止位置が定められ、対応する
靴取出口を前記靴収納区画に応じて低く設置するように
したものであり、そのため、更に操作性が向上するとい
う作用を有する。
【0023】本発明の請求項4に記載の発明は、前記靴
収納ドラムの下部の円周に沿って靴摺動板を設け、回転
により落ちた靴を受けて円滑に搬送するようにしたもの
であり、靴収納ドラムの回転により回転される靴の損傷
を防止するという作用を有する。
【0024】
【0025】以下、添付図面、図1乃至図4に基づき本
発明の一実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の
一実施の形態における自動貸靴機の正面パネルの構成を
示す正面図、図2は図1に示す自動貸靴機の背面パネル
を外して内部の構成を示す内部構成図、図3は図1に示
す自動貸靴機の側面パネルを外して内部の構成を示す内
部構成図、図4は本実施の形態における自動貸靴機の動
作を示すフローチャートである。
【0026】次に、図1乃至図3を参照して、本実施の
形態における自動貸靴機の構成について説明する。1は
本実施の形態における自動貸靴機、2は錠9を開けて開
き靴を収納することができる扉状の正面パネル、3は指
定された種類(例えば、サイズ、以下、サイズで代表す
る)の靴を収納し、使用者の選択により駆動手段で回転
して貸出しする靴を靴取出口6に搬送する靴収納ドラ
ム、4は靴収納ドラム3を複数の区画に分割してそれぞ
れ貸出しする靴を収納する靴収納区画である。
【0027】また、5は個々に縦方向に回転自在に靴収
納ドラム3を支える左右方向に延びる回転軸、6はシャ
ッタ7が開いたときに、靴収納区画4から希望する靴を
取り出す靴取出口、7は、常時、靴取出口6を閉じ、そ
の靴が選択されたときに自動的に開いて靴を取り出しう
るシャッタ、8は、通常、シャッタ7を閉じてロック
し、対応するシャッタ7の靴が選択された場合、シャッ
タ7のロックを外して靴取出口6を開口するシャッタ駆
動部である。
【0028】また、9は自動貸靴機の正面パネルをロッ
クする錠、10は装置の状態及び操作手順を表示する表
示装置、11は表示装置10の表示パネルであり、タッ
チすることによりそこに表示されているサイズの靴を選
択することができる、例えば、LCD(液晶ディスプレ
イ)を使用したタッチパネル、12は表示装置10に表
示された金額のコインまたは硬貨を投入するコイン投入
孔、13は投入したコインの返却を求めるコイン返却ボ
タン、14は誤って投入した種類の異なるコインの回収
及びコイン返却ボタン13を押してコインを回収するコ
イン回収口である。
【0029】また、15は靴収納ドラム3が回転したと
きに靴収納区画4から靴が滑り落ちるのを防止するため
に区画仕切板18の表面に取り付けられた靴滑り止め、
16は靴収納ドラム3を回転させるための靴収納ドラム
の駆動手段を収容するかまたは靴収納ドラムの外部に設
けられた駆動装置(図示せず)からの駆動力の伝達に使
用するハブ、17はステンレス鋼等の靴が滑り易い材料
で作られ、靴収納ドラム3が回転するときに靴が円滑に
搬送され、擦れて損傷するのを防止する靴摺動板、ま
た、18は靴収納ドラム3を放射状に仕切り靴収納区画
4を形成する区画仕切板である。靴滑り止め15は靴の
取り出しに邪魔にならず靴が滑り落ちない程度の高さ、
例えば、略1〜0.5cm程のものでよく、靴摺動板1
7はステンレス鋼の他、靴が滑り易い材料であれば、プ
ラスチック等他の如何なる材料でもよい。
【0030】図3から明らかに分かるように、上列に配
置されている靴収納ドラム3の停止位置はその靴収納区
画4がやや下向きに停止し、それに対応する靴取出口6
もやや下方に配置されて背が低い人でも靴を取り出し易
い構成とする。同様に、下列に配置される靴収納ドラム
3の靴収納区画4は真横かやや上向きに停止するよう配
置される構成とする。
【0031】靴収納ドラム3を個別に駆動する靴収納ド
ラムの駆動手段(図示せず)は、例えば、パルスモータ
等を使用した内部モータであればハブ16内に装備して
ハブ16を駆動手段として位置づけし、通常の外部に設
けたモータ及びタイミングベルト等からなるものである
と、ハブ16を歯付きプーリ等駆動手段の1構成部とし
て使用することができる。その際、靴収納ドラム3を正
しい位置に停止するための、位置検出手段または位置決
め手段を必要とする。それら手段の例としては、発光ダ
イオード(LED)等を使用した光検知手段、アームに
よりスイッチを押して靴収納ドラム3の位置を検出する
位置検出手段、純機械方式であれば、靴収納ドラム3に
アームを取付け停止位置にきたときにラッチを作動させ
るラッチ手段等がある。
【0032】シャッタ7は摺動型または開き型の何れの
形式のものでもよいが、本実施の形態では、摺動型を使
用し、選択された靴収納ドラム3に対応する上部に配列
のシャッタ7は上方に摺動して靴取出口6を開き、下部
に配列のシャッタ7は下方に摺動して靴取出口6を開く
ようにしている。シャッタ7を駆動するシャッタ駆動部
8として、本実施の形態においては、ソレノイド(図示
せず)を使用し、シャッタ7の不作動時には、ラッチ
(図示せず)によりシャッタ7を閉状態に維持し、シャ
ッタ7の作動時には、ソレノイドに通電してラッチを外
しバネ等緊張部材の張力に逆らってシャッタ7を開く。
通電を解除すると、シャッタ7はバネの力により閉状態
に復帰し、ラッチでその位置に係止される。しかし、シ
ャッタ駆動部8は、例えば、小型モータを使用する等他
の方式を使用してもよい。
【0033】また、本実施の形態では、1つの自動貸靴
機1内に靴収納ドラム3を5個装備したが、制御手段、
表示装置10及びコイン投入孔12等からなる操作部を
靴収納ドラム3の間に移動する等工夫してスペースを作
り、もう1台靴収納ドラム3を装備するようにすること
もできる。加えて、このように、本実施の形態による自
動貸靴機は靴収納ドラムを縦型にしたため、上記従来の
自動貸靴機と同様な靴収容能力を持ちながら、装置を小
型化にすることができる。
【0034】本実施の形態において使用される表示装置
10は、タッチパネル11を使用し、タッチパネル11
に表示されている靴のサイズ又は靴取出口6の番号(図
1では、1〜5と表示)をタッチすることによって、希
望するサイズの靴を選択することができる。タッチパネ
ル11を使用すると、後述するように、操作する者はコ
インを投入した後、その眼を他の装置に移動することな
く操作することができるので、操作が容易迅速となる。
【0035】また、一旦所定のコインを投入したときに
は返却できないということにしておくと、コイン返却ボ
タン13を省略することができる。しかし、誤った種類
のコインが投入された場合には、自動的にコイン回収口
14に戻される。また、この表示装置10は、その他、
操作の手順を示すが、その詳細は動作の説明において後
述する。
【0036】次に、図4を加え図1乃至図3を参照し
て、本実施の形態における自動貸靴機の動作について詳
細に説明する。まず、靴を靴収納ドラム3に収納する場
合は、「手動/自動」切替スイッチ(図示せず)を手動
に切り替え、裏面または正面パネル2を開く。「手動/
自動」切替スイッチが手動に切り替えられると、靴収納
ドラム3は連続して回転させることができるので、靴収
納ドラム3を図3の矢印方向に回転させながら(逆方向
回転だと靴が靴滑り止め15から外れてしまう)所定の
サイズの靴を1足ずつ靴収納区画4に収納する。
【0037】裏面または正面パネル2を閉めて「手動/
自動」切替スイッチを自動に切り替えると、自動貸靴機
1は靴貸出の待機状態となり、表示装置10には〔靴貸
出中〕の表示が表れると共に、〔100円硬貨3枚を投
入して下さい〕のメッセージが表示される(図4のステ
ップ100)。そこで、コイン投入孔12に100円硬
貨が3枚投入されると(ステップ101)、表示装置1
0の表示は〔希望するサイズの靴を選択して下さい〕の
表示と共に、各靴取出口6のシャッタ7とかその付近に
表示されている靴のサイズ(例えば、24cm、25c
m、26cm、27cm、28cm)を表示するか、シ
ャッタ7の表面とかその付近に表示されている靴サイズ
の番号(1、2、3、4、5)が表示される(ステップ
102)。
【0038】表示装置10の表示から希望するサイズの
靴を選択するためその表示部分をタッチすると、自動貸
靴機1の制御手段(図示せず)はそのサイズの靴が収納
されている靴収納ドラム3を選択し、その靴収納ドラム
3に靴の在庫が在るか否かをチェックする(ステップ1
03)。靴の在庫が在ると、対応するシャッタ駆動部8
を作動してシャッタ7を開け、靴を取り出し可能にし、
表示装置10に〔x番の靴を出して下さい〕の表示を行
う(ステップ104)。また、この際、選択的に正面パ
ネル2の靴取出口6の付近に設けられた選択されたドラ
ムの位置を表示する表示灯19を点灯して、選択された
靴取出口6の位置を表示するようにしてもよい。しか
し、表示灯19の点灯はシャッタ7を手動で開く場合に
は必要であるが、自動開口の場合は、必ずしも必要では
ない。
【0039】靴を靴収納区画4から取り出すと、制御手
段はそれを感知して自動的にシャッタ7を閉位置に復帰
させ、靴取出口6を閉じてロックする。同時に、靴収納
ドラムの駆動手段は靴収納ドラム3を図3の時計方向に
1区画分だけ回転して、次に貸し出すべき靴を靴取出口
6の内側に配置して次の貸出しに備える。そのとき、シ
ャッタ7を閉じた後でなければ、靴収納ドラム3が回転
しないように、インターロックを装備している。
【0040】靴収納ドラム3の回転後、全サイズの靴の
在庫が在るか否かをチェックする(ステップ107)。
在庫が在れば、待機状態(ステップ100)に戻り、そ
こで、次の貸出操作の開始を待つ。在庫が無ければ、
〔貸出停止〕を表示して自動貸靴機1の貸出機能を停止
する(ステップ108)。このときは、警報を鳴らすよ
うにしてもよい。
【0041】ステップ103において選択された靴の在
庫が無い場合、〔選択した靴の在庫はありません「再選
択」か「操作中止」を押して下さい〕の表示と共に、
〔再選択〕と〔操作中止〕のタッチ部を表示する(ステ
ップ105)。この際、警報を鳴らすか、対応するシャ
ッタ7付近に赤ランプを設けて点灯するようにしてもよ
い。〔再選択〕をタッチすると、ステップ102に戻
り、別のサイズの靴の選択を待つ。〔操作中止〕をタッ
チすると、投入されたコインがコイン回収口14に戻さ
れ、待機状態(ステップ100)に戻る(ステップ10
6)。
【0042】この自動貸靴機の操作は、操作者からみる
と、(1)100円硬貨3枚投入する、(2)希望する
靴のサイズの表示をタッチする、の2ステップのみであ
り、その上、現在見ているタッチパネルのタッチである
から(従来のような外部の押しボタンであると、そこに
眼を写して一瞬考える時間が必要である)、非常に迅速
に操作することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明による自動貸靴機は、以上説明し
たように構成し、特に、靴収納ドラムを縦型(左右方向
の回転軸を軸に縦方向に回転する)に使用するようにし
たことにより,小型に構成することができ、また上方の
靴取出口を比較的下の方に配置することができるので、
背が低い人でも楽に操作できるようになった。その上、
靴収納ドラムの縦方向回転によって生じる靴の損傷を靴
摺動板を装備することにより防止し、また、開閉手段
(シャッタ)の自動開閉により靴取出口を自動的に開口
し、表示装置にタッチパネルを設けて操作を容易にする
ようにしたことにより、操作パネルの操作及び靴の取り
出し等装置の操作性を向上し、貸出速度が速い小型の自
動貸靴機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における自動貸靴機の正
面パネルの構成を示す正面構成図
【図2】図1に示す自動貸靴機の背面パネルを外して内
部の構成を示す内部構成図
【図3】図1に示す自動貸靴機の側面パネルを外して内
部の構成を示す内部構成図
【図4】本実施の形態における自動貸靴機の動作を示す
フローチャート
【図5】自動販売機の商品搬送装置の構成を示す構成図
【図6】自動販売機の商品搬送棚装置の内部構成を示す
構成図
【図7】靴使用者の選択により希望する靴を自動的に貸
し出す自動貸靴機の構成を示す1部破断正面図
【符号の説明】
1 自動貸靴機 2 正面パネル 3 靴収納ドラム 4 靴収納区画 5 回転軸 6 靴取出口 7 シャッタ 8 シャッタ駆動部 9 錠 10 表示装置 11 タッチパネル 12 コイン投入口 13 コイン返却ボタン 14 コイン回収口 15 靴滑り止め 16 ハブ 17 靴摺動板 18 区画仕切板 19 表示灯 32 商品搬送装置 33 無端搬送体 34 駆動機 35 商品取り出し部 36 仕切り板 37 受け板 38 プーリ 41 キャビネット 42 商品取出口 43 商品棚 44 商品搬出口 45 商品 46 ドラム 47 回転羽根 48 エレベータ機構 49 バケット 51 自動貸靴機 52 靴収納ドラム 53 靴収納区画 54 靴取り出し扉 55 操作パネル 56 表示装置 57 コイン投入孔 58 靴選択ボタン 59 戻しボタン 60 コイン返却口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状に設けられた複数の靴収納区画を有
    し左右方向に延びる上下2本の回転軸に対しそれぞれ縦
    方向に回転自在に取り付けられた複数の靴収納ドラム
    と、操作手順を示す表示装置と、正面パネルの前記靴収
    納区画に対応した位置に設けられ該靴収納区画から靴を
    取り出す靴取出口と、該靴取出口を開閉する開閉手段
    と、前記靴収納ドラムを1区画宛回転させて前記靴収納
    区画を前記靴取出口に位置づけする駆動手段とからな
    り、各前記靴収納ドラムは異なる種類の靴を収納し、
    記表示装置はタッチパネルを含み、前記表示装置に表示
    された操作手順に従い、前記タッチパネル上に表示され
    た靴の種類をタッチすることにより希望する種類の靴を
    選択し、前記選択した種類の靴に対応する開閉手段のロ
    ックを外して希望する種類の靴を靴収納区画から取り出
    すようにしたことを特徴とする自動貸靴機。
  2. 【請求項2】放射状に設けられた複数の靴収納区画を有
    し左右方向に延びる上下2本の回転軸に対しそれぞれ縦
    方向に回転自在に取り付けられた複数の靴収納ドラム
    と、操作手順を示す表示装置と、正面パネルの前記靴収
    納区画に対応した位置に設けられ該靴収納区画から靴を
    取り出す靴取出口と、該靴取出口を開閉する開閉手段
    と、前記靴収納ドラムを1区画宛回転させて前記靴収納
    区画を前記靴取出口に位置づけする駆動手段とからな
    り、各前記靴収納ドラムは異なる種類の靴を収納し、
    記開閉手段はシャッタとシャッタ駆動部とからなり、前
    記シャッタ駆動部は前記表示装置に表示された操作手順
    に従い希望する種類の靴を選択したときに前記制御手段
    の制御により前記シャッタを駆動して前記靴取出口を自
    動的に開口するようにしたことを特徴とする自動貸靴
    機。
  3. 【請求項3】前記上の回転軸に設けられた靴収納ドラム
    は前記駆動手段により選択した靴が収納されている靴収
    納区画が真横より下方に向けて停止するよう停止位置が
    定められ、対応する靴取出口を前記靴収納区画に応じて
    低く設置するようにしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の自動貸靴機。
  4. 【請求項4】前記靴収納ドラムの下部の円周に沿って靴
    摺動板を設け、回転により落ちた靴を受けて円滑に搬送
    するようにしたことを特徴とする請求項1、2または3
    記載の自動貸靴機。
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