JP2516238B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2516238B2 JP5170788A JP5170788A JP2516238B2 JP 2516238 B2 JP2516238 B2 JP 2516238B2 JP 5170788 A JP5170788 A JP 5170788A JP 5170788 A JP5170788 A JP 5170788A JP 2516238 B2 JP2516238 B2 JP 2516238B2
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通信機器や電子計算機等より出力される情
報信号に応じて画像や文字等を印刷記録する装置に係
り、特にカラーの中間調記録を行なうのに好適な熱転写
記録装置に関する。
〔従来の技術〕
通信機器や電子計算機等より出力される情報に応じ
て、文字や図形を記録する端末出力装置があるが、最近
はこれらの出力装置において、従来のように白黒2値の
みの記録でなく、カラーで、しかも中間の濃淡(中間
調)を記録可能な装置が実用化され、普及しつつある。
この種の装置としては、保守の容易な点、画素毎に濃
淡を制御できるため解像度を犠牲にせずに多くの階調を
表現できる点などから、熱転写記録方式に属する方式が
有力となつている。
また、この種のカラー・中間調表現可能な記録装置に
対しては、次のような要望がある。
色の再現性、特に中間濃度部分を安定した色調で再
現(複数枚記録を行なつても色が違わない)すること。
コンピユータ、その他の画像を扱う機器から出力さ
れるデジタル信号をもとに記録を行なえること。この場
合、既存のコンピユータの持つ出力端子(例えば、パラ
レル出力ポート)がそのまま使えることが望まれる。
取り扱う情報量の増大(例えば従来の白黒2値の1
画素あたり1ビツトであつたものが、24ビツト(3色)
必要となるなど)に対して、記録時間が増大しないこ
と。(画像信号の入力を高速にすること) 以上のような要望に対して、従来より存在するインタ
フエース方式としては、例えば工学社偏「グラフイツク
プリンタの使い方」工学社発行において開示されている
如く、シリアル転送方式(一般に“RS-232C規格”とし
て知られている方式に代表される)と、パラレル転送方
式(一般に、代表的な方式としては“セントロニクス仕
様”として知られている方式)の大別として2種類が従
来より広く知られている。これらのうち、シリアル方式
は、実際上動作速度(例えば、3MByte、の情報量を9600
bpsで扱うとして、約40分かかる)が遅く、カラー・中
間調用としては適当ではない。
パラレル方式に関しては、一般には、その動作速度は
装置側の制限により決まる。(例えば、演算装置として
高速なMC6809型マイクロプロセツサを2MHzのクロツク周
波数で動作させたとすると、1画像データ(8ビツト)
の受取り(ハンドシエーク(後述)動作を含めて)に約
30μs程度要る。上記の3Mbyteの画像を扱うには約90秒
程度かかつてしまう。
すなわち、従来の画像データ転送方式に関しては、中
間調のあるカラー画像などは想定しておらず、高速化に
対応しきれない点充分認識されていなかつた。
また、電子計算機と端末との間で、デジタルデータを
送受する他の方式としては、「インターフエース」誌、
1987年7月号、No.122に「標準入出力I/F=SCS1の研
究」(P211〜259)と題する特集記事に開示される如
く、パラレル方式の一種であるSCSI方式が知られてい
る。この方式においては、同期モード(Syn-chronous)
と呼ばれる転送手順によると4.0Mバイト/秒程度の高速
転送を実現することができる。しかしながら、この方式
においては、データの送り出し側、受け側双方に専用の
制御回路部分を設けねば高速化は図れなかつた。すなわ
ち、既存のプリンタ用インタフエースとして普及してい
る“RS-232C規格”や、“セントロニクス方式”のよう
に、既に大部分のコンピユータに組み込まれているもの
と違つて使用するためには、新たにSCS1回路をコンピユ
ータに付加する必要があつた。
次に、中間調記録装置に要求される項目としての中間
調濃度部分の記録の安定性に、デジタル信号の入力部分
が関係する部分について説明する。
前記従来例の文献「グラフイツクプリンタの使い方」
において開示されている如く、情報(データ)の送受に
おいては、「ハンドシエーク方式」と呼ばれる方式が一
般に用いられている。これは、基本的には、受け手側の
受入の可否を送り手へ知らせる信号(前記文献において
は、BUSY信号及びCTS信号)及び、送り手がデータを送
つた旨受け手へ知らせる信号(同、STROBE信号及びRTS
信号)の2つを交互にやりとりすることによつてデータ
を確実に送るものである。この方式によると、前記文献
に開示される如く、送り手(コンピユータ等)と受け手
(中間調記録装置)のいずれの側の都合によつても残り
の一方を待たせることができる。しかしながら、中間調
記録装置の一連の記録途中に、送り手(コンピユータ)
側の一方的な都合(例えば割り込み処理等)によつて、
データの転送が1時的に停止し、その間記録を停止した
りすると、熱転写により中間調を記録する部分での熱的
な不連続が発生し、記録された画像に濃さの不連続部分
が発生するという不都合があつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上説明した従来技術を整理してみると、カラー・中
間調記録を行なう記録装置へ、画像データを転送して記
録を行なうためには、大量のデータを高速に既存のコ
ンピユータのインタフエースを介して送れること。記
録中には、記録の進行に同期して画像データが送られ、
何らかの事情でデータの転送が停止した場合には記録の
熱的不連続を防止し、記録の濃度誤差を防止すること、
などを解決すべき課題としてあげることができる。
本発明の目的は、上記した従来技術における課題を解
決し、コンピユータの既存のインタフエースを介してデ
ータを受けとり、同データをもとにカラー・中間調画像
を良好に記録する熱転写記録装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、熱転写記録装
置が1ライン分のデータを受取る際に、予じめ決めてあ
る先頭コードを解読する手段により先頭コードを解続し
た後、該解読手段より出力する信号に基づきビジー信号
停止手段によりビジー信号を止め、データ数係数手段を
初期値にセツトし、さらに時間計測手段をリセツトする
こととした。そして、ビジー信号が停止ししたことを外
部の信号源が検知して1ライン分のデータを送出クロツ
クとともに所定数送出すると、該送出クロツクにもとづ
いて該熱転写記録装置内のラインメモリはデータを取り
込む。このとき、上記送出クロツクの数をデータ計係数
手段が計数して、所定数に達したときビジー信号停止手
段を解除してビジー信号を復活させる。また、上記送出
クロツクの数が所定数に達しない時には、上記時間計測
手段により予じめ設定した時間を経過したことを知らせ
る信号を、上記同様、ビジー信号停止手段の解除に用い
る様にした。
さらに、1ライン分の熱転写記録の進行に並行して、
次に記録すべき1ライン分の画像データを入力する際
に、熱転写記録部の1ライン毎記録動作に同期した信号
をもとに、上記ビジー信号停止手段に作用して、該ビジ
ー信号を停止させる同期制御手段を用いて、熱転写動作
とデータ送出の同期をとる様にした。また、連続した記
録途中に、何らかの理由で上記のように所定の一ライン
分のデータが送られない場合にも記録動作を続行させる
手段と、1ライン前に記録した際に使用した画像データ
を保持している補助記憶手段とを設け、該補助記憶手段
より取り出した画像データを記録に用いるように構成し
た。
〔作用〕
外部装置からの特定の先頭コードを解読した後ビジー
信号を停止し、一定時間もしくは一定数のストローブ信
号が入力されるまで、外部装置に対してビジー信号を入
力可能状態のままとしたため、外部装置は、データの転
送において、ストローブ信号のみをデータ信号に付随し
て出力するだけで済み、ビジー信号の応答時間の待ち時
間なしに、高速にデータ信号を転送することができる。
また、熱転写記録装置内の熱転写記録部分から得られ
る1ライン毎の記録の同期信号に同期して上記ビジー信
号の転送可能状態への切換を行うため、外部装置の動作
を記録の進行に同期して行うことができ、中間調の記録
をムラ無く連続して続行することができる。
さらに、データの受取は、既に一般に普及しているイ
ンターフエースを用いるため、外部の画像データ出力装
置に新たに専用の回路等の増設を行なう必要がなく、汎
用性の高い熱転写記録装置を構成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明による熱転写記録装置の一実施例の
全体構成を示すブロツク図である。
同図において、外部の電子計算機などの画像情報出力
装置2より送られてきた画像データは、入力端子3より
熱転写記録装置1内部へ入力される。さらに、データ線
4と同期信号を伝えるストローブ信号線5は共にコード
解読器6に入力されている。また、ストローブ信号線5
はデータ数計数回路7へと接続されている。上記のコー
ド解読器の6周辺には、他に、ビジー信号発生器8及び
同ビジー信号停止器9があり、ここから出たビジー信号
線10は外部の画像情報出力装置2へと戻されている。画
像データ線4とストローブ信号線5は、スイツチ回路11
を介してラインメモリ12、及びアドレス発生回路13へそ
れぞれ導かれている。さらに、一時、ラインメモリ12に
蓄えられた画像データは、中間調パルス幅変調回路14に
送られ、さらにパルス幅に変調された信号がサーマルヘ
ツド15に送られて、後述する如くして記録が行われる。
一方、熱転写記録装置1全体を制御しているシステム
コントローラ16からは、制御線が上記各回路及びモータ
制御回路17へと接続され、それぞれの回路と連携して動
作している。モータ制御回路17の先にはモータ18があ
り、このモータ18が熱転写記録装置1の記録機構20の記
録機構部19を駆動している。
次に、第1図に示した本発明の一実施例をさらに詳細
に説明する。
第2図は第1図に示した熱転写記録装置1の記録機構
20部分を示す斜視図である。
同図において、サーマルヘツド15表面には、1列に並
んだ多数の微小な(例えば1024個の、幅150ミクロン、
長さ250ミクロンの)発熱素子30が設けられていおり、
この発熱素子30の表面とインク紙31の表面は接触した状
態となつている。また、インク紙31の反対側の表側表面
には、記録紙32が接しており、記録紙32裏面のプラテン
33とサーマルヘツド15とは、サーマルヘツド15の裏面よ
り図示せざる手段により押圧されており、サーマルヘツ
ドの発熱体30、インク紙31、記録紙32のそれぞれは接触
した状態となつている。また、プラテン33は円筒形状と
なつており、回動自在に支持され、その軸はモータ18の
駆動軸に減速ギア36を介して接続されている。モータ18
を回動することにより、プラテン33はインク紙31記録紙
32と共に回動して紙送りを行うことができる。モータ18
には回転量検知器34が設けられており、回転量の検出
は、たとえば光検知器を通過する羽根35が光路を遮る回
数を電気的に検出することによりおこなう。本検出器
は、プラテン33の回転速度制御及び紙送りの速度制御と
移動距離制御に用いる。
回転量検知器34より出力される回転量に対応した信号
は、モータ速度制御回路17及びシステムコントローラ16
に送られ、モータ18の速度の制御に用いられる。モータ
18は一定速度で回転し、一定速度で紙送りを行なう。情
報の記録は、サーマルヘツド15表面に多数設けられた微
小な発熱素子30に電流を流し、発熱させることにより行
う。画像情報信号に応じた多数の発熱素子に対応した微
小な面積(画素)ごとに発熱量を制御することにより、
画素毎の濃淡をコントロールする。この濃淡のコントロ
ールは、第1図に示した中間調パルス幅変調器14によつ
て行う。
1列に並んだ部分の記録終了後は、前記のようにモー
タ18を駆動して所定の距離(例えば166ミクロン)だけ
紙を移動させることにより、次々と1列づつの記録を行
う。このようにして、連続した列毎の記録を繰り返すこ
とにより、面状の画像を形成することができる。また、
インク紙31を、その色材を変えたものを用い、複数色重
ねて記録を行うことにより、カラーの記録を行うことが
できる。
第3図は中間濃度記録の特性を示す説明図である。
第2図で説明したインク紙31の表側表面には、熱によ
つて昇華してポリエステル等の合成材料に染着する色材
層が設けてある。第3図に示すグラフでは、横軸はサー
マルヘツドへ入力したエネルギー量、縦軸は記録された
結果の濃度をしめす。
記録における濃淡のコントロールは、このグラフにお
けるサーマルヘツドへの入力エネルギーを適宜変化させ
ることにより行う。
また、同図において、発色濃度特性は、サーマルヘツ
ドの放熱板温度により変化する。同図の発色濃度特性a4
0は、例えば放熱板温度がプリントによつて溜まつた熱
により40℃にある場合の特性をしめす。発色濃度特性b4
1は、例えば放熱板温度が60℃、発色濃度特性c42は、同
20℃の場合をそれぞれ示す。
即ち、放熱板温度は、プリント開始時には室温の20
℃、2枚連続プリント後40℃、10枚連続プリント後60℃
といつたように変化する。
これは、インク材料である昇華性染料の特性すなわ
ち、一定温度以上になるとインクは活性化して気化する
という性質から、加えるエネルギー量に応じて転写でき
るインクの量をコントロールして中間調の濃淡を記録す
るという原理に付随する性質であり、周囲の雰囲気温度
分がオフセツトとなつて発色特性に影響を与える。即
ち、サーマルヘツドに加えるエネルギーが同じであつて
も、得られる濃度が放熱板温度により変わる。
一方、これらの40,41,42に示した特性a,b,cの差はサ
ーマルヘツドの放熱板温度によるもの以外に、プリント
速度の変化によつても同様の差が生じる。これは、単位
時間あたりに発熱素子に入るエネルギーに対し、放熱板
に逃げて行くエネルギーとのバランスによつて放熱板の
温度が変わり、等価的に放熱率が変化したことになり、
この場合も第3図と同様に特性が変化する。
記録においては、目的の画像の各画素の濃淡を示す情
報にもとずいたエネルギーを(例えば、第3図の特性a4
0に基づくパルス幅変換を行つて発熱素子を通電して発
熱させることにより)各発熱素子へ入力することによつ
て行う。この場合、上記したような放熱板の温度変化
(プリントによる熱の蓄積及び周囲温度の変化)及びプ
リント速度の変化等により所望の濃度が得られないこと
になる。そこで、通常は、プラテンの送り速度を一定に
し、放射板の温度変化は比較的遅いため放熱板の温度に
もとづいて上記パルス幅変換の特性を適宜変更して安定
した濃度を得ている。
ここで、不連続なプリント(例えば、プリント速度が
急変したり、停止とプリントを断続的に行うなどする
と、上記のパルス幅変換特性の切り換えなどの手段では
間に合わず、プリントされた画像に視認できる程度の濃
度段差が発生することになる。
即ち、昇華性染料熱転写方式では、1列毎のプリント
を一定時間間隔に行うなど、連続したプリントを進める
必要がある。
第4図は、第1図に示した本発明による熱転写装置の
一実施例の外観図である。
同図において、熱転写装置1の外側には、電源スイツ
チ50、プリント開始スイツチ51、消耗品交換蓋52、排紙
口53、排紙トレー54がある。
次に、操作の概略を説明する。まず、電源スイツチ50
をオンにし、熱転写装置1に連続した外部の画像データ
出力装置(図示せず)を動作させる。外部の装置からの
指令もしくはプリント開始スイツチ51を押すことにより
記録動作を開始することができる。記録終了後の記録紙
は排紙口53より排出され、排紙トレー54上に乗る。
インク紙、記録紙等の消耗品の交換は52の消耗品交換
蓋を開けて行う。
第5図は、第1図に示した本発明の一実施例における
一部分の画像データの構造の説明図である。
画像データは同図(a)に示すような構成となつてお
り、縦(y)、横(x)方向に画素に分割(例えば、10
24×1280画素)してあり、それぞれをy,xとして画面60
上の位置を表示した。同図(b)は、同図(a)に示し
た画像データをどのように記録していくかの説明図であ
る。
同図に示すように、n行目の縦方向(y方向)の1列
分(例えば1〜1024画素までの1024個)の画像データを
サーマルヘツド15により記録を行う。このとき、記録紙
32に対し、サーマルヘツドは相対的に矢印61方向に移動
して連続した画面の記録を次々におこない、最終的に記
録紙上に画像として形成してゆく。
第6図はカラーの場合の画像データの構造の説明図で
ある。
同図において、色の3元色であるR,G,B、のそれぞれ
に対応した画像データ80が縦横方向(x,y)に(たとえ
ば、1024×1280画素)分割された画素としてあつかわれ
る。このとき、1画素は、R,G,Bの3色成分より成り、
このときのデータを、位置の表示を含めて、Ryx,Gyx,By
xと表す。それぞれのデータは濃淡に対応した値(例え
ばR,G,B、各色8ビツト、計24ビツト)となつている。
第7図は第6図に示した画像データ80のプリント時の
使用順を示す説明図である。
同図においては、R色の一面をプリント後、G色の一
面、そして最後にB色の一面をプリントしている。ま
た、1色の1面は第6図において説明したように、1行
目から順次連続した行番号のデータをもとに面状の記録
を行つていく。
次に、第1図に戻つて本発明の一実施例の動作を説明
する。
外部の画像データ出力装置2より送り出されるデータ
は、複数の画像データ線4(例えば8本、8ビツト)及
び認識クロツク(ストローブ)信号線5により成つてい
る。熱転写装置1内部への入力端子3より入力されたデ
ータはまず、データラツチ回路21によりストローブ信号
のタイミングに合わせて一時記憶される。ストローブ信
号線5はビジー信号発生器8のフリツプフロツプ回路へ
も接続されており、上記一時記憶動作と同時にフリツプ
フロツプ回路からはストローブ信号に対応してビジー信
号を出力する。該ビジー信号線10は、熱転写装置1の入
力端子3を経て外部の画像データ出力装置2へと戻され
ている。またこのビジー信号はコード解読器6へも接続
されており、新たな情報が届いたことを知らせる。コー
ド解読器6内部では後述の手順で入力データ(情報)が
所定の組み合わせとなつているか判別する。1個の情報
を受け取つて次の情報を受取可能となつた時にビジー信
号発生器8へと接続されたリセツト信号線22へ信号を出
す。このリセツト信号に従つて、ビジー信号発生回路8
内部のフリツプフロツプ回路はリセツトされ、ビジー信
号は停止(レデイ状態)する。すなわち、入力端子3に
接続された外部の出力装置2へ次のデータを送り出して
も良いことを知らせる。
上記のように、1個の情報に対して外部の装置との間
にストローブ信号とビジー信号のやりとりを行つて、デ
ータを受け取つてゆく。
第1図のコード解読器6では、所定の予め設定してあ
る組み合わせで情報が送られてきた時、後述の手順で判
別して熱転写記録装置1全体の動作を切り換える信号を
出力する。即ち、例えば熱転写記録装置1の記録を開始
する指令であると予め設定してある組み合わせで情報が
送られて来たときには、記録開始信号線23に信号を出力
してシステムコントローラ16に記録開始動作を指令す
る。同様に、画像データを1列分(サーマルヘツドの1
列の記録に使用する分のデータ)送ると、予め外部の装
置2と熱転写装置1の間で規定してある組み合わせで情
報が送られてきた時、コード解読器6は、データ切り換
え信号線24に信号を出力して、複数の画像データ線4の
スイツチ回路11を動作させ、画像データとストローブ信
号をラインメモリ回路12へと接続する。一方、上記デー
タ切り換え信号線24は、ビジー信号停止器9及びデータ
数計数回路7へと接続されている。このデータ切り換え
信号に従つてビジー信号停止器9ではゲート回路を閉じ
て、ビジー信号を停止し、常にレデイ状態とする。ま
た、データ数計数回路7では別途接続されたストローブ
信号線5より入力するストローブ信号の数を計数して、
1列分の所定の数だけ画像データが入力されたことを判
別する。入力データ数が所定数に達すると、該データ数
計数回路は計数終了信号線25に信号を出力してコード解
読器6へ計数を終了したことを知らせる。
また、コード解読器6から出力されるデータ切り換え
信号線24は計時回路26へも接続されており、データ切り
換え信号の変化点を検出して計時回路26はリセツトさ
れ、所定の時間(例えば20ms)経過するまで時間を計測
する。この所定の時間以内にデータ切り換え信号に変化
が生じないときには、プリントライン更新信号線27に信
号を出力して、コード解読器6へ所定の時間経過したこ
とを知らせる。
コード解読器6では、計数終了信号線25もしくはプリ
ントライン更新信号線27から送られる信号によつて、デ
ータ切り換え信号を停止し、データ線4とラインメモリ
12の遮断、ビジー信号の再開、計時回路26のリセツトを
行う。
一方、システムコントローラ16では、基準クロツク発
生回路28より得られる基準信号に基づき、プラテン33を
駆動するモータ18の速度を制御し、一定速度で回転させ
ている。この時、プラテン33での所定の距離(例えば16
6ミクロン)だけ移動するたびにシステムコントローラ1
6では、記録同期信号線29に同期信号を送り出し、コー
ド解読器6との間で同期を取つている。
この同期信号線29からの入力にしたがつて、コード解
読器6では、ハンドシエーク動作を制御している。すな
わち、外部の画像データ出力装置2より、所定の1列分
のデータ転送指令情報が送られてきても、ただちにデー
タ切り換え信号線24にデータ切り換え信号を出力せず、
システムコントローラ16からの同期信号線29より送られ
る同期信号が来た後、上記データ切り換え信号を出力す
る。
つぎに、第1図におけるコード解読器6の動作を詳細
に説明する。
第8図は第1図に示すコード解読器6の動作フローチ
ャートである。
先ず、第8図(c)の制御コード解読部では、初めに
一文字入力ルーチン90に進みストローブ信号が来たこと
を判別し、1個の情報をデータを入力する。そして、こ
の入力された情報が予め設定してある組み合わせの情報
の一部か否か(第8図(c)においては、例えば“P"
“R"“I"“N"“T"という組合わせ)を判定する。この
時、予め設定してある組み合わせの一部であると判別
(第8図(c)における例えば“P"と判別するルーチン
91)したときには、つぎに続く情報を、ビジー信号をリ
セツト(第8図(b)の92)して受け取れるようにす
る。そして、次に送られて来た情報が所定の組み合わせ
に一致したとき、所定の動作(例えば1列分の画像デー
タを受け取る等)に移る。入力された情報が予め設定し
てある組み合わせと一致しないときには、次の情報を待
ち、再び上記の予め設定してある組み合わせと一致して
いるか判別を行う。この時も、ビジー信号はリセツトし
て次の情報をまち、ストローブ信号によつて前記ビジー
信号発生回路のフリツプフロツプ回路から得られるビジ
ー信号により次の情報が来たことを検出する。そして、
上記の予め設定してある組み合わせの一連の情報が来る
まで、送られてくる情報は受け捨てる。
第8図(a)の1列データ入力部93には、上記の制御
コード解読部第8図(d)より1列のデータ入力指令と
入力情報が判別されたときに動作が移る。ここでは、初
めに、ビジー信号をリセツトしないままで、システムコ
ントローラからの同期信号が来るのを待つ。同期信号が
来たのち、データ切り換え信号を出し(94)、データ線
のラインメモリとの接続を行う。このデータ切り換え信
号により、他の計時回路、ビジー信号発生回路をリセツ
トし、所定の数だけデータが送られて来る(95)か、あ
る所定の時間経過したか(96)のいずれかによつて、1
列分のデータ入力を停止(97)する。
1列分のデータ入力が終了した後、次の1列のデータ
を外部装置から送られる指令(98)に引き続き、上記と
同様に入力し、記録を進行させる。記録は多数の1列分
づつの記録(例えば1280列)を、連続して1枚の記録紙
表面に記録することにより行い、最終的に面状の記録と
して完成する。多数の1列分づつの記録は、システムコ
ントローラの管理により一定時間周期で行われるため、
サーマルヘツドの温度の不連続による記録の濃淡ムラ等
を生じない。
また、画像情報信号の転送においては、本熱転写記録
装置と外部装置との間で、個々の情報信号に対して、ビ
ジー・ストローブ信号の受け渡しを行わないため、高速
にデータ転送を行う事ができる。
本実施例においては、画像のプリント方向を画面の縦
方向にデータを取り出すものとしたが、横方向に取り出
すものとしても同様である。
また、回路構成中、コード解読器と、その周辺の計時
回路、計数回路、ビジー信号停止器、ラツチ回路は1個
のICに組み込まれた回路、あるいは1チツプ形マイクロ
コンピユータと称される複合形マイクロコンピユータを
用いても同様に構成できることは明らかである。
第9図は本発明の他実施例の構成を示すブロツク図で
ある。
この実施例においても、前記第1図に示した実施例と
同様に、外部の画像データ出力装置2より送り出される
データを1個のデータ毎にストローブ信号とビジー信号
のやりとりを行つて、データを受け取つていく。
さらに、第9図のコード解読器6では、所定の予め設
定してある組み合わせで情報が送られてきた時、第1図
の説明と同様の手順で動作し、判別して、熱転写装置1
の動作を切り換える信号を出力する。即ち、例えば熱転
写装置1の記録を開始する指令であると予め設定してあ
る組み合わせで情報が送られて来たときには、記録開始
信号23に信号を出力してシステムコントローラ16に記録
開始動作を指令する。同様に、画像データを1列分(サ
ーマルヘツドの1列の記録に使用する分のデータ)送る
と、予め外部の装置2と熱転写記録装置1の間で規定し
てある組み合わせで情報が送られてきた時、コード解読
器6からはデータ切り換え信号線24に信号を出力して、
複数の画像データ線4のスイツチ回路11を動作させて、
画像データとストローブ信号をラインメモリ回路A111及
びB112へと接続する。このとき、接続するラインメモリ
は、後述のシステムコントローラより出力されるコント
ロール信号線113により切り替えられ、1ライン毎に交
互に別のラインメモリA111、及びラインメモリB112を使
用する。
一方、前記データ切り替え信号線24は、ビジー信号発
停止器9及びデータ数計数回路7へと接続されている。
このデータ切り換え信号に従つてビジー信号停止器9で
はゲート回路を閉じてビジー信号を停止し、常にレデイ
状態とする。また、データ数計数回路7では別途接続さ
れたストローブ信号線5より入力するストローブ信号の
数を計数して、1列分の所定の数だけ画像データが入力
されたことを判別する。入力データ数が所定数に達する
と、該データ数計数回路は計数終了信号線25に信号を出
力してコード解読器6へ計数を終了したことを知らせ
る。
コード解読器6では、計数終了信号線25から送られる
信号によつてデータ切り換え信号24を停止し、データ線
4とラインメモリA111及びラインメモリB112との接続、
ビジー信号の再開を行う。
一方、システムコントローラ16では、基準クロツク発
生回路28より得られる基準信号に基づき、プラテンを駆
動するモータ18の速度を制御し、一定速度で回転させて
いる。この時、プラテンでの所定の距離(例えば166ミ
クロン)だけ移動するたびに該システムコントローラ16
では、記録同期信号線29に同期信号を送り出し、コード
解読器6との間で同期を取つている。
この同期信号線29からの入力にしたがつて、コード解
読器6では、ハンドシエーク動作を制御している。すな
わち、外部の画像データ出力装置2より、所定の1列分
のデータ転送指令情報が送られてきても、ただちにデー
タ切り換え信号線24にデータ切り換え信号を出力せず、
システムコントローラ16からの同期信号線29より送られ
る同期信号が来た後、上記データ切り換え信号を出力す
る。
なお、コード解読器6の動作の詳細は前記第1図に示
す一実施例の説明において説明したものと同様のため、
ここでは説明を省略する。
ここで、何等からの理由で、外部の画像データ出力装
置2から所定数のデータが送られてこなかつた時(デー
タ数不足の場合)には、後述の記録同期信号線29からの
信号が入力されたときに、計数回路7が所定数まで計数
していないことによつて、何等からのエラーが外部の画
像データ出力装置に起きたと判断する。
このエラー発生を判断して、コード解析装置6は、エ
ラー信号をエラー信号線114を経由してシステムコント
ローラ16へ出力する。システムコントローラ16は、この
エラー信号に従つて、プリントに使用するラインメモリ
を、前回の1ラインの記録に使用したもの、すなわち、
例えば、ラインメモリA111に入力する時点で、エラーが
起きた時には、前ラインの記録に使用したラインメモリ
B112を引き続き使用する。このとき、ラインメモリ切替
信号線113にシステムコントローラ16よりラインメモリ
Bの選択信号がだされると、ラインメモリスイツチ115
は、中間調パルス幅変調器14と、ラインメモリB112とを
接続し、前回のラインと同一の画像データを用いて記録
を続行する。
1列分のデータ入力が終了した後、次の1列のデータ
を外部装置から送られる指令に引き続き上記と同様に入
力し、記録を進行させる。記録は、多数の1列分づつの
記録(例えば1280列)を連続して1毎の記録紙表面に記
録することにより行い、最終的に面状の記録として完成
する。多数の1列分づつの記録は、システムコントロー
ラの管理により一定時間周期で行われるため、サーマル
ヘツドの温度の不連続による記録の濃淡ムラ等を生じな
い。
さらに、外部の画像データ出力装置から送られる画像
データが、何らかの理由で欠落もしくは停止した場合で
も、1列前の記録において使用した画像としては相関の
ある信号を用いて記録を続行するため、画像の記録に与
える影響を最小限に食い止めることができる。
また、画像情報信号の転送においては、本発明の熱転
写記録装置と外部装置との間で、個々の情報信号に対し
てビジー・ストローブ信号の受け渡しを行わないため、
高速にデータ転送を行う事ができる。
第10図は本発明のさらに他の実施例の構成を示すブロ
ツク図である。
この実施例においては、前記第1図に示した実施例と
同様に、外部の画像データ出力装置2より送り出される
データを、1個のデータ毎にストローブ信号とビジー信
号のやりとりを行つて、データを受け取つていく。
さらに、第10図のコード解読器6では、所定の予め設
定してある組み合わせで情報が送られてきた時、前記の
第1図の説明と同様の手順で動作し、判別して、熱転写
記録装置1の動作を切り換える信号を出力する。即ち、
熱転写記録装置1の、記録を開始する指令であると、予
め設定してある組み合わせで情報が送られて来たときに
は、記録開始信号線23に信号を出力してシステムコント
ローラ16に記録開始動作を指令する。同様に、画像デー
タを1列分(サーマルヘツドの1列の記録に使用する分
のデータ)送ると、予め外部の装置と熱転写記録装置1
の間で規定してある組み合わせで情報が送られてきた
時、該コード解読器6からは、データ切り替え信号線24
に信号を出力して、複数の画像データ線4のスイツチ回
路11を動作させて、画像データとストローブ信号をライ
ンメモリ回路220へとの接続する。また、同じアドレス
線を使用している読み出し専用メモリ221(ROM)が並列
に設けてあり、中間調の記録時には、後述のシステムコ
ントローラ16より出力されるコントロール信号線113に
より、ラインメモリ220中の本来の画像データもしくは
読み出し専用メモリ221に収められた画像の中間濃度を
記録するもととなる画像の濃淡の値を用いて記録をおこ
なう。
一方、上記データ切り換え信号線24は、ビジー信号停
止器9及びデータ数計数回路7へと接続されている。こ
のデータ切り換え信号に従つてビジー信号停止器9では
ゲート回路を閉じてビジー信号を停止し、常にレデイ状
態とする。また、データ数計数回路7では別途接続され
たストローブ信号線5より入力するストローブ信号の数
を計数して、1列分の所定の数だけ画像データが入力さ
れたことを判別する。入力データ数が所定数に達する
と、該データ数計数回路は計数終了信号線25に信号を出
力してコード解読器6へ計数を終了したことを知らせ
る。
ここで、何等からの理由で外部の画像データ出力装置
から所定数のデータが送られてこなかつた時(データ数
不足の場合)には、記録同期信号線29からの信号が入力
されたときに、データ数計数回路7が所定数まで計数し
ていないことによつて、何等かのエラーが外部の画像デ
ータ出力装置に起きたと判断する。
このエラー発生を判断して、コード解読器6は、エラ
ー信号23をシステムコントローラ16へ出力する。システ
ムコントローラ16は、このエラー信号23に従つてプリン
トに使用するラインメモリ又は、予め容易してある読み
出し用メモリROM221を選択して読み出し専用メモリROM2
21内に予め収められた画像の中間濃度を示すデータを用
いて記録を続行する。
コード解読装置6では、計数終了信号線25から送られ
る信号によつてデータ切り換え信号を停止し、データ線
4とラインメモリ回路220との接続、ビジー信号の再開
を行う。
一方、システムコントローラ16では、基準クロツク発
生回路28より得られる基準信号に基づき、プラテンを駆
動するモータ18の速度を制御し、一定速度で回転させて
いる。この時、プラテンでの所定の距離(例えば166ミ
クロン)だけ移動するたびに該システムコントローラで
は記録同期信号線29に同期信号を送りだし、コード解読
器6との間で同期を取つている。
この同期信号線29からの入力にしたがつて、コード解
読器6では、ハンドシエーク動作を制御している。すな
わち、外部の画像データ出力装置より所定の1列分のデ
ータ転送指令情報が送られてきても、ただちにデータ切
り換え信号線24にデータ切り換え信号を出力せず、シス
テムコントローラ16からの同期信号線29より送られる同
期信号が来た後、上記データ切り換え信号を出力する。
なお、コード解読装置の動作の詳細は前記第1図に示
す一実施例の説明において説明したものと同様のため、
ここでは説明を省略する。
1列分のデータ入力が終了した後、次の1列のデータ
を外部装置から送られる指令に引き続き、上記と同様に
入力して記録を進行させる。記録は、多数の1列分つづ
の記録を連続して(例えば1280列)1枚の記録紙表面に
記録することにより行い、最終的に面状の記録として完
成する。多数の1列分づつの記録はシステムコントロー
ラの管理により一定時間周期で行われるため、サーマル
ヘツドの温度の不連続による記録の濃淡ムラ等を生じな
い。
さらに、外部の画像データ出力装置から送られる画像
データが何らかの理由で欠落もしくは停止した場合で
も、予め設定してあるある中間の濃度を示す画像データ
が替わりに記録に用いられるため、熱的に不連続を生ず
ることなく画像の記録に与える影響を最小限に食い止め
ることができる。
また、画像情報信号の転送においては、本発明の熱転
写記録装置と外部装置との間で、個々の情報信号に対し
てビジー・ストローブ信号の受け渡しを行わないため、
高速にデータ転送を行う事ができる。
第11図は、本発明のさらにまた他の実施例の構成を示
すブロツク図である。
この実施例においては、前記第1図に示した実施例と
同様に、外部の画像データ出力装置2より送り出される
データを、1個のデータ毎にストローブ信号とビジー信
号のやりとりを行つてデータを受け取つていく。
さらに、第11図にコード解読装置6では、所定の予め
設定してある組み合わせで情報が送られてきた時、前記
の第1図の説明と同様の手順で動作し判別して、熱転写
記録装置1の動作を切り換える信号を出力する。即ち、
熱転写記録装置1の記録を開始する指令であると予め設
定してある組み合わせで情報が送られて来たときには、
記録開始信号線23に信号を出力してシステムコントロー
ラ16に記録開始動作を指令する。同様に、画像データを
1列分(サーマルヘツドの1列の記5に使用する分のデ
ータ)送る。予め外部の装置2と熱転写記録装置1の間
で規定しある組み合わせで情報が送られてきた時、該コ
ード解読装置6からは、データ切換信号線24に信号を出
力して、複数の画像データ線4のスイツチ回路11を動作
させ、画像データとストローブ信号をラインメモリ回路
へと接続する。このとき、接続するラインメモリは、後
述のシステムコントローラより出力されるコントロール
信号線により、1ライン毎に交互に別のラインメモリA1
11、及びラインメモリB112を使用する。
一方、上記データ切換信号線24は、ビジー信号停止器
9及び計時回路26へと接続されている。このデータ切換
信号24にしたがつて、ビジー信号停止記9ではゲート回
路を閉じてビジー信号を停止し、常にレデイ状態とす
る。また、計時回路26では、上記データ切換信号の変化
点でリセツトされて、所定の時間になるまで時間の計測
を開始する。所定の時間に達した時、該時計回路は計時
終了信号線27に信号を出力して、コード解読装置6へ所
定の時間終了したことをしらせる。
外部の装置から送られる画像データは、所定の数だけ
送られ、個々のデータに付随するストローブ信号によつ
てラインメモリへ一時記憶される。外部の装置から送ら
れるデータの数は、外部の装置側で計数して、送りだし
が終了後にはつぎの1列分のデータを送る指令を熱転写
記録装置へ送り出す。しかしながら、上記の計時回路26
が所定の時間経過するまでは、ビジー信号線10には信号
が送り出されず、通常のハントシエーク動作によつて
は、情報信号を転送できない。上記所定の時間終了後
は、通所のハンドシエーク動作をするようになり、外部
の装置から所定の次の1ライン分の画像データ信号を送
り出す指令を熱転写記録装置へ転送することができる。
1列分のデータ入力が終了した後、次の1列のデータ
を外部装置から送られる指令に引き続き、上記と同様に
入力し記録を進行させる。記録は多数の1列分づつの記
録を連続して(例えば1280列)1枚の記録紙表面に記録
することにより行い、最終的に面状の記録として完成す
る。多数の1列分づつの記録はシステムコントローラの
管理により一定時間周期で行われるため、サーマルヘツ
ドの温度の不連続による記録の濃淡ムラ等を生じない。
また、画像情報信号の転送においては、本熱転写記録
装置と外部装置との間で個々の情報信号に対して、ビジ
ー・ストローブ信号の受け渡しを行わないため高速にデ
ータ転送を行う事ができる。
第12図は、本発明のさらになおまた他の実施例の構成
を示すブロツク図である。
この実施例においては、前記第1図に示した実施例と
同様に、外部の画像データ出力装置より送り出されるデ
ータを1個のデータ毎にストローブ信号とビジー信号の
やりとりを行つて、データを受け取つていく。
さらに、第12図のコード解読装置6では、所定の予め
設定してある組み合わせで情報が送られてきた時、第1
図の説明と同様の手順で動作し、判別して、熱転写記録
装置1の動作を切り換える信号を出力する。即ち、熱転
写記録装置1の記録を開始する指令であると予め設定し
てある組み合わせで情報が送られて来たときには、記録
開始信号線23に信号を出力してシステムコントローラ16
に記録開始動作を指令する。同様に、画像データを1列
分(サーマルヘツドの1列の記録に使用する分のデー
タ)送る。予め外部の装置と熱転写装置1の間で規定し
てある組み合わせで情報が送られてきた時、コード解読
装置6からはデータ切換信号線24に信号を出力して、複
数の画像データ線4のスイツチ回路11を動作させて、画
像データとストローブ信号をラインメモリ回路12へと接
続する。
さらに、第12図のコード解読器6では、別に予め設定
されたある組み合わせの指令を送られてきた時、記録速
度指定線300に信号を出し記録速度を変更する。記録速
度指定線300の先には、システムコントローラ16と記録
濃度特性選択器301が接続されている。該記録速度指定
線300にコード解読器6から1列の記録速度を指定(例
えば100ms/列)する信号が出されると、システムコント
ローラでは、モータ18の速度制御回路17の速度設定を変
更する。さらに、記録濃度特性選択器301では、記録速
度に応じてサーマルヘツドの放熱熱量が変化することに
対応した予め記憶してある複数の特性の中から選び出し
た記録濃度特性を中間調制御器14に転送し、記録濃度特
性を変化させる。
また、上記データ切換信号線24は、ビジー信号停止器
9及び計時回路26へと接続されている。このデータ切換
信号にしたがつて、ビジー信号停止器9ではゲート回路
を閉じてビジー信号を停止し、常にレデイ状態とする。
また、計時回路26では、上記データ切換信号にの変化点
でリセツトされて、所定の時間になるまで時間の計測を
開始する。所定の時間に達した時、該計時回路26は計時
終了信号線27に信号を出力して、コード解読装置6へ所
定の時間終了したことをしらせる。
外部の装置から送られる画像データは、所定の数だけ
送られ、個々のデータに付随するストローブ信号によつ
てラインメモリ12へ一時記憶される。外部の装置2から
送られるデータの数は、外部の装置側で計数して、送り
だしが終了後には、つぎの1列分のデータを送る指令を
熱転写記録装置へ送り出す。しかしながら、上記の計時
回路26が所定の時間経過するまでは、ビジー信号線には
信号が送り出されず、通常のハンドシエーク動作により
情報信号を転送できない。上記所定の時間終了後は、通
常のハンドシエーク動作をするようになり、外部の装置
から所定の次の1ライン分の画像データ信号を送り出す
指令を熱転写記録装置へ転送することができる。
なお、以上の実施例は、色材として昇華性染料を用い
る場合について説明したが、第3図に示すごとき熱依存
性をもつ他の色材、たとえば、ワツクス系等のインクを
用いて階調制御性を加えたものを用いる場合や、サーマ
ルヘツドに通常の熱転写インクの画素毎の転写量を制御
すべく階調制御性を加えたものを用いる場合等にも、全
く同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、既存の
インターフエースを用いて、高速にしかも熱転写記録装
置の記録に同期した速度で大量の画像データを受け取る
ことができ、安定した中間調の記録を行うことができ
る。
また、外部の画像データ出力装置の不都合により、転
送される画像データが欠落したり、一時停止したりした
場合にも記録動作を続行させるため、記録結果に起こる
不都合を最小限に止めることができる等、従来技術に比
して格段に優れた熱転写記録装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の熱転写記録装置の全体構成
を示すブロツク図、第2図は第1図の記録機構部の斜視
図、第3図は中間濃度記録の説明図、第4図は本発明の
一実施例の熱転写記録装置の外観図、第5図は画像デー
タの構造の説明図、第6図はカラーの場合の画像データ
の構造の説明図、第7図は画像データの使用順の説明
図、第8図はコード解読器の動作フローチヤート、第9
図は本発明の他の実施例の構成を示すブロツク図、第10
図,第11図,第12図はそれぞれ本発明のさらに他の実施
例の構成を示すブロツク図である。 1……熱転写記録装置、3……入力端子、4……データ
線、5……ストローブ信号線、6……コード解読器、7
……データ数計数回路、8……ビジー信号発生器、10…
…ビジー信号線、11……スイツチ回路、12……ラインメ
モリ、13……アドレス発生回路、14……中間調パルス幅
変調器、15……サーマルヘツド、16……システムコント
ローラ、17……モータ制御装置、18……モータ、19……
プリント機構部。
フロントページの続き (72)発明者 半間 謙太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 木村 寛之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−211147(JP,A) 特開 昭62−146069(JP,A) 特開 昭61−181270(JP,A) 特開 昭60−9281(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置外部から転送される時系列に従つて送
    られてくる一連の画像の濃淡を示す情報信号に従つて濃
    淡画像を記録する手段を有し、外部装置からの情報信号
    の受け渡し手段として情報信号線の他に入力端子に外部
    装置からの転送クロツク信号線と熱転写記録装置から外
    部装置への転送可否信号線とにより構成された情報入力
    端子とを有する熱転写記録装置において、前記外部装置
    から送られた一定の組み合わせの情報信号を検出する検
    出手段を持ち、この検出手段により外部装置からの情報
    信号を検出した結果に基づいて転送可能信号を外部に出
    力すると共に、この転送可能信号にもとづいて前記情報
    信号線と一時記憶手段との接続を行う入力信号線断続手
    段と、この転送可能信号にもとづき前記転送クロツク信
    号の計数を開始する転送クロツク計数手段、上記転送可
    能信号にもとづき転送可否信号を停止する転送可否信号
    停止手段、及び上記転送可能信号にもとづき計時を開始
    する計時手段を持ち、上記転送クロツクを所定数計数し
    た結果、あるいは所定時間計時した結果のいずれか先に
    終了した結果に基づき、上記入力信号線断続手段により
    入力信号線と一時記憶手段の間を遮断し、転送可否信号
    停止手段により転送可否信号線に停止信号を出力し、さ
    らにこの遮断動作以後に得られる最初の,熱転写記録機
    構部より得られる記録の進行に同期した信号に基づき、
    上記転送可否信号停止手段を復帰して転送可否信号線の
    停止信号を止めて外部装置に転送可能であることを伝
    え、次の指令情報を入力する様構成したことを特徴とす
    る熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱転写記録装置において、
    外部装置より転送される情報信号の予め設定してある組
    み合わせを検出する手段の検出結果に基づいて列状の記
    録の時間周期を変更する時間周期変更手段と、この時間
    周期変更手段に連動して中間濃度記録手段の記録濃度を
    変更する濃度変更手段とを動作させる様構成したことを
    特徴とする熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の熱転写記録装置において、
    外部装置より転送される画像の情報信号数が所定の数よ
    り不足して、所定時間経過して計時手段の計時結果によ
    り情報信号の入力を一時停止した時に、他の一時記憶手
    段に記憶されていた前列の記録において用いた画像の情
    報信号を用いて記録を続行する手段を持つことを特徴と
    する熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の熱転写記録装置において、
    外部装置より転送される画像の情報信号が欠落して所定
    時間経過して計時手段手段の計時結果により情報信号の
    入力を一時停止した時に、他の一時記憶手段に記憶され
    ていた前列の記録において用いた画像の情報信号を用い
    て記録を続行する手段を持つことを特徴とする熱転写記
    録装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の熱転写記録装置において、
    外部装置より転送される画像の情報信号が欠落して、所
    定時間経過して計時手段手段の計時結果により情報信号
    の入力を一時停止した時に、中間濃度の記録を指定する
    情報信号を一時記憶手段に入力し、該情報信号を用いて
    記録を続行する手段を持つことを特徴とする熱転写記録
    装置。
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