JP2516196B2 - 電流形インバ―タ装置の駆動方法 - Google Patents

電流形インバ―タ装置の駆動方法

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JP2516196B2 JP60120665A JP12066585A JP2516196B2 JP 2516196 B2 JP2516196 B2 JP 2516196B2 JP 60120665 A JP60120665 A JP 60120665A JP 12066585 A JP12066585 A JP 12066585A JP 2516196 B2 JP2516196 B2 JP 2516196B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電流形インバータ装置の駆動方法に係り、
特に誘導電動機を駆動するのに好適な電流形インバータ
装置の駆動方法の改良に関する。
〔発明の背景〕
従来より一般に普及している電流形インバータ装置
は、始動初期の自励式逆変換回路部の転流能力を確保す
るのに難点がある。
前記自励式逆変換回路は、回路中の転流コンデンサ
に、誘導電動機の漏れリアクタンスに蓄えられたエネル
ギーと誘起電圧を吸収し、この充電電圧を利用して強制
的に転流を行うものであるが、誘導電動機が停止中に
は、この充電電圧が得られないために、転流失敗を生じ
て始動不能となる。
従来、この問題を解決する方法として、例えば、特公
昭57−27669号公報に示されるように、自励式逆変換回
路とは別に充電電源及び充電回路を設けて予め転流コン
デンサを充電させておくことが行われているが、主回路
構成が複雑となり、且つ部品点数が増え又これに伴って
信頼性が低下するという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、主回路的に初期充電回路を設けるこ
となく、始動初期の転流能力を確保することができ、し
かも操作が簡単で信頼性の高い電流形インバータ装置の
駆動方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、電流形インバータ装置の始動に先立ち、そ
の電流形インバータ回路内の任意の2個の相単位の一方
の直流端子側のサイリスタと、他の1個の相単位の他方
の直流端子側のサイリスタとを同時に点弧するととも
に、上記電流帰還制御系に対して初期充電用の電流指令
を供給して、上記任意の2個の相単位と上記他の1個の
相単位との間に接続された転流コンデンサを充電するこ
とにより、転流コンデンサを適切な充電電流で初期充電
し、始動初期の転流能力を確保するようにしたものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、図示する一実施例により本発明を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明による駆動方法を実施するための電
流形インバータ装置の全体構成図を示したものである。
交流電源1を順変換整流回路2により任意の直流電力に
変換し、サイリスタ8〜13とダイオード14〜19及び転流
コンデンサ21〜26とから構成される自励式逆変換回路4
により任意の周波数の交流電力に変換して、誘導電動機
20の可変速制御を行う。順変換整流回路2は、直流回路
の電流を平滑するための直流リアクトル3を介して前記
自励式逆変換回路4に接続される。
制御回路は、速度指令Spに応じて主電圧及び周波数の
指令値Vpおよびfpを発生する指令値発生回路29、指令値
発生回路29の指令に応じた周波数のゲートパルスを発生
するリングカウンタ28とにより前記自励式逆変換回路4
の点弧制御を行い任意の周波数の交流電力を得る。又、
指令値発生回路29の出力は自動電圧調整器31(AVRと略
す)に送られる。AVR31は、前記電圧指令値Vpと出力電
圧検出器27によって検出されたフィードバック信号Vf
比較し動作する。このVAR31の出力信号(電流指令)Ip
と主回路電流検出器34によって検出したフィードバック
信号Ifを比較して自動電流調整器32(ACRと略す)が動
作する。この出力信号はリミッタ機能によってある一定
のレベル以下に抑制される。このACR32の出力信号を自
動パルス移相器33(APSと略す)を通して順変換整流回
路2の位相制御を行う(位相角α)ことにより、任意の
直流電力を得る。APS33には、位相角αのリミッタがつ
いており、直流電力は、ある一定のレベル以下に抑制さ
れる。
さて、指令回路36は、運転指令35を受取ると、まず、
リングカウンタ28を介して、インバータ4内のサイリス
タ8,10および12に対する初期充電用の点弧信号Gs(Gs8,
Gs10およびGs12)を発生するとともに、電流制御系(AC
R)に対して初期充電用の電流指令Ipsを発生する。これ
ら両信号は、予定短時間t1で消滅させ、更に、サイリス
タの自然消弧時間t2の経過後に、指令発生回路29に対し
て速度指令Spを与え、以後、通常のインバータ制御に移
行させる。
以下、第2図を参照して、動作説明を行う。
運転指令35に対応して前記指令回路36から充電用電流
指令IpsをACR32に入力する。ACR32は、指令Ipsに応じた
主回路電流が流れる様に、APS33を介して順変換整流回
路2の点弧位相αを決定する。
又、同時に自励式逆変換回路4内のサイリスタ8,10,1
2を同時に点弧させることにより、第1図に示す破線の
径路で主回路直流電流が流れ、転流コンデンサ21,22,24
および25が図の極性に充電される。充電電圧は、順交換
整流回路2の点弧角αにより決定される電圧Ed(Ed=1.
35×cosα)となる。
この時、主回路電流は、ACR32のリミッタ機能によ
る、リミッタレベル以下で、初期充電用の電流指令Ips
に応じて制御される。
転流コンデンサ21及び25が、始動するのに充分な電圧
迄充電される時間t1を見計らって、指令回路36より出力
された電流指令Ipsと自励式逆変換回路4のサイリスタ
8,10および12に対する初期充電用の点弧信号Gs8,Gs10お
よびGs12をオフさせる。
主回路順変換部及び逆変換部のサイリスタ及びダイオ
ード素子がオフするための確認時限t2を経過した後、前
記指令回路36より出力電圧及び周波数の指令値回路29に
速度指令Spを与え、これによりサイリスタ素子8〜13を
所定の順序で点弧制御する。
すなわち、指令値発生回路29とリングカウンタ28は、
その始動時に、第2図に示すサイリスタ点弧信号群G3〜
G13の順序で出力することが定められている。従って、
インバータ4内で、最初に必要な転流コンデンサ電圧
は、正側では、転流コンデンサ21であり、負側では、転
流コンデンサ25である。これら両コンデンサ21と25は、
いずれも、前述の通り、予め直流電源電圧Edまで充電さ
れており、始動時からの転流が可能となる。
しかも、制御整流回路2による電流帰還制御系に対し
て初期充電に好適な大きさの電流指令IPSを与えるの
で、移相器APS等のリミッタ機能に頼ることなく、適切
な充電々流とすることができる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したような方法で転流コンデンサ
を初期充電するので、初期充電回路を付加することな
く、始動初期の転流電圧を確保することができる。しか
も、初期充電が1回の操作で3個のサイリスタを点弧す
るだけでよいため、電流形インバータ装置の始動が速く
できるとともに、始動充電に要する消費電力を低減する
ことができ、さらに制御整流装置による電流帰還制御系
に対して初期充電に好適な大きさの電流指令を与えるこ
とにより、初期充電電流を適切に制御して確実にインバ
ータを始動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による駆動方法を実施するための電流
形インバータ装置の全体構成図、第2図は、第1図の回
路の動作説明図である。 1……交流電源、2……順変換整流回路、3……直流リ
アクトル、4……インバータ回路、8〜13……サイリス
タ、14〜19……ダイオード、20……誘導電動機、21〜26
……転流コンデンサ、27……電圧検出器、28……リング
カウンタ、29……出力電圧・周波数指令回路、31……自
動電圧調整器、32……自動電流調整器、33……移相器、
34……電流検出器、35……運転指令、36……指令回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源電圧を整流する制御整流装置とこ
    の制御整流装置による電流帰還制御系を有する直流電源
    と、この直流電源に接続される一対の直流端子間に、サ
    イリスタとダイオードの直列単位を2個直列接続した相
    単位を3個並列接続し、各相単位の直列単位相互間から
    3相交流負荷に接続される交流端子を引出してなる電流
    形インバータ回路と、該インバータ回路の各相単位の一
    方の直流端子側の直列単位のサイリスタとダイオードと
    の接続点相互間に接続された3個の一方の転流コンデン
    サと、各相単位の他方の直流端子側の直列単位のサイリ
    スタとダイオードとの接続点相違間に接続された3個の
    他方の転流コンデンサとを具備する電流形インバータ装
    置の駆動方法において、該電流形インバータ装置の始動
    に先立ち、任意の2個の相単位の一方の直流端子側のサ
    イリスタと、他の1個の相単位の他方の直流端子側のサ
    イリスタとを同時に点弧するとともに、上記電流帰還制
    御系に対して初期充電用の電流指令を供給して、上記任
    意の2個の相単位と上記他の1個の相単位との間に接続
    された転流コンデンサを充電することを特徴とする電流
    形インバータ装置の駆動方法
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JPS58275A (ja) * 1981-06-24 1983-01-05 Aica Kogyo Co Ltd 凹凸着色化粧板の製法
JPS59117471A (ja) * 1982-12-23 1984-07-06 Fuji Electric Co Ltd 電流形インバータの運転制御方法

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