JP2516138B2 - 接地方法及び接地構造 - Google Patents

接地方法及び接地構造

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JP2516138B2
JP2516138B2 JP4097099A JP9709992A JP2516138B2 JP 2516138 B2 JP2516138 B2 JP 2516138B2 JP 4097099 A JP4097099 A JP 4097099A JP 9709992 A JP9709992 A JP 9709992A JP 2516138 B2 JP2516138 B2 JP 2516138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機器から延設され
た線状の良導体を地面下に埋設して接地する方法及び接
地構造であって、接地抵抗の低下が良好でかつ接地工事
が簡便で良好な接地方法及び接地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、接地工事は接地電流を十分に
流せる断面積をもつ接地線を土中に埋設しているが、接
地線は円断面であり、重量の割に表面積が少なく、低い
接地抵抗が必要な場合は一般に接地線を長く施工した
り、接地棒を深く施工したりしている。接地抵抗は土壌
との接触面積が大きい程又土壌との接触が良好な程低下
する事が知られているが、むやみに大きな接地面積を確
保することは困難であると共に無駄にもなる。従って、
できるだけ少ない材料・小さい面積・少ない工事費で施
工することが求められている。このように、限られた面
積で求めれる接地抵抗を得るためには、接地線に加えて
銅やアルミニウムの板(接地シート)を接続して土壌に
一緒に埋設する方法や、比較的抵抗の低い接地低減剤
(コンクリート・モルタルに炭素粉や炭素繊維等を混入
したもの)を接地線の周囲に打設や散布する工法が行わ
れている。
【0003】しかしながら、上記前者のいわゆる接地シ
ート工法は、悪い土壌では空洞ができやすく接地シート
と土壌との馴染みが悪くなり、接地シートと土壌が有効
に接触せず、切削した穴の全面積を利用しているとは言
えない。また接地線と接触シートとの接続も困難であ
る。さらに、上記接地シートは幅の広いものであり、運
搬や施工現場での取扱が困難である。一方、上記後者の
接地低減剤を用いる工法では、低減剤と土壌との接触は
良好であるが、接地線と低減剤との接触及び低減剤同志
の接触が確実とは言えず、また低減剤の種類によって
は、接地線の腐食や低減剤の溶出による抵抗の劣化が発
生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明の解決
しようとする課題は、運搬や施工の際の取扱いが簡単で
かつ接地抵抗を低くでき、さらに接地線との接続も容易
な接地方法及び接地構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明によれば、『各種機器から延設された
接地線(2)を地面(G)下に埋設して接地する方法で
あって、幅方向に牽引することにより網状に拡開しうる
可撓性の長尺板状良導体(4)を接地を意図する地面
(G)下に形成された埋設用切削穴(6)の大きさに応
じて切り取り、得られた板状良導体片(41)に上記接
地線(2)を接続するに際し接地線(2)が該板状良導
体片(41)の拡開しない状態の幅方向の全断面と電気
的に接触するように接続し、次いでこの板状良導体片
(41)を上記接続部を除いて上記埋設用切削穴(6)
の大きさに応じて網状に拡開して網状導体物(3)と
し、その後上記埋設用切削穴(6)を塞いで上記網状導
体物を地中に埋設することを特徴とする接地方法』が提
供される。
【0006】本願発明の接地方法は、接地用導体が従来
の接地シートのように面接触しているときの接地抵抗
が、その接地面全体が導体で埋め尽くされているか否か
には余り影響を受けないことに基づくものである。
【0007】
【0008】幅方向に牽引することにより網状に拡開し
うる可撓性の長尺板状良導体(4)は、例えば本願『請
求項2』に示すように『多数のスリット(42)が縦方
向に設けられた可撓性板状体』や、本願『請求項3』に
示すように『細い導線(8)にて予め網状に編成された
後、幅方向に圧縮されて可撓性板状体(9)に構成され
たもの』等が挙げられる。
【0009】本願発明はまた、本願『請求項4』に示す
ように、『各種機器から延設される接地線(2)と、こ
の接地線(2)と電気的に接続されかつ地面(G)下に
埋設される網状導体物(3)とからなり、上記網状導体
物(3)は、幅方向に牽引することにより網状に拡開し
うる可撓性の板状良導体から構成され、接地線(2)は
この導体物の拡開しない状態の幅方向全断面と電気的に
接触するよう接続されており、かつ上記接続部以外は網
状に拡開されてなることを特徴とする接地構造(1)』
を提供する事ができる。
【0010】上記本願発明の接地構造(1)では、接地線
(2)と接続される網状導体物(3)は、保管や運搬するとき
は幅の狭いテープ状物で、コイル状に巻回しておくこと
ができる可撓性の長尺板状良導体(4)の切断片(41)から
なる。すなわち本願発明で用いられる網状導体物(3)
は、上記長尺板状良導体(4)を、接地現場において適宜
の長さに切断して網状に拡開させたものである。そして
上記切断片(41)は、接地線(2)との接続に際して、例え
ば圧縮式C型クランプや圧着端子(5)等により非常に簡
単に接続する事ができる利点を有する。
【0011】上記網状導体物(3)を構成する可撓性の
板状良導体には、前記した長尺板状良導体(4)から切
断された良導体片(41)等が挙げられる。
【0012】なお、本願発明の上記接地方法及び接地構
造(1)において、切削穴(6)の埋設に際しては従来
と同様、接地低減剤を併用することもできる。
【0013】
【作用】本願『請求項1』、『請求項2』及び『請求項
3』に係る接地方法によれば、接地を施工する現場にお
いて、接地用に切削された切削穴(6)の大きさに応じ
て可撓性の長尺板状良導体(4)から適宜な長さの板状
良導体片(41)が切り取られ、得られた板状良導体片
(41)に上記接地線(2)が該板状良導体片(41)
の拡開しない状態の幅方向の全断面と電気的に接触する
ように接続され、この接続部を除いて板状良導体片(4
1)は幅方向に拡開されて網状導体部に構成されること
となる。 上記網状導体部は非常に柔軟であるので縦・横
・斜方向に容易に彎曲されて切削穴の形状に沿わせるこ
とができ、これにより接地面積が良好に稼げることとな
る。 また、接地線(2)は板状良導体片(41)の幅方
向の全断面と電気的に接触しているので、接地線(2)
からの電流は板状良導体片(41)へ非常にスムースに
誘導されこととなる。
【0014】本願『請求項4』に係る接地構造によれ
ば、各種機器から延設される接地線(2)の端部は網状
導体物(3)の幅方向に絞られた全断面と電気的に接続
されており、この接続部以外は幅方向に拡開されて柔軟
な網状導体部に形成されていて、この網状導体部は縦・
横・斜方向に自在に彎曲されて接地用穴の底面や壁面と
良好に接触して接触面積を稼いでいる。従って、接地線
(2)を通じて流れる電流は面積の大きい網状導体物
(3)幅方向全断面に容易に誘導されると共に網状導体
路に分散されて速やかに地面(G)に逃されることとな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1は本願発明の方法を実施する接地構造の一例の斜視
図である。同図において、接地構造(1)は、各種機器か
ら延設され地面(G)下に配線される接地線(2)と、この接
地線(2)に一端が接続された網状導体物(3)とから構成さ
れている。
【0016】上記網状導体物(3)は、図2に示されるよ
うなコイル状に巻回された長尺板状良導体(4)から適宜
切断された切断片(41)で構成されている。上記長尺板状
良導体(4)としては銅テープやアルミテープが好適に用
いられる。上記切断片(41)は、図3にその平面概略図を
示すが、長尺板状良導体(4)の縦方向に断続的にかつ並
列して多数の切り込みを入れて多数のスリット(42)が設
けられている。従って、この切断片(41)を幅方向に牽引
すると、図4に示されるように各スリット(42)が開いて
網状に拡開されて網状導体物(3)となる。この拡開の程
度は、埋設予定の切削溝の底面に応じて調節することが
できる。また、上記網状導体物(3)と接地線(2)との接続
は、図5に示すように、網状導体物(3)の接続端を束ね
て例えば圧縮端子(5)により簡単に接続することができ
る。
【0017】上記のように接地線(2)に接続された切断
片(41)は、図6に示すように、埋設用切削穴(6)の底面
積に応じて拡開させた後、この切削穴(6)の底面に敷く
と共に、必要に応じて接地低減剤(カーボン粉等を混入
したセメント)(7)を充填し、その上から土を被せて切
削穴(6)を埋設する。
【0018】なお、長尺板状良導体(4)は、上記のよう
に銅テープやアルミテープで構成する代わりに、図7に
示すように細い銅線(8)で予め網状に編成し、これを幅
方向に圧縮して図8のような長尺板状体(9)とし、これ
を図9のように巻き取ってコイル状物としておくことも
できる。
【0019】以上、上記本願発明の接地構造に用いられ
る網状導体物は、嵩ばらないように幅狭く巻き取られた
長尺板状良導体を接地施工に際して適宜切断することに
より得られるので、施工前の運搬など取扱い性が良好で
ある。またこの網状導体物は、接地線との接続が非常に
簡単かつ確実に行うことができる。さらに、埋設用切削
穴に応じて拡開できるので、切削穴全体を有効に利用で
きることとなる。また網状に拡開されるので、切削穴の
凹凸にも非常に柔軟に適合する事ができ、土壌との接触
が良好で、接地効果が頗る高くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、接地抵抗が従来の接地
シートと同様でありながら、運搬や施工の際の取扱いが
非常に簡単で、接地施工がきわめて簡便化された接地方
法及び接地構造を提供することができる。また接地部分
が網状であるので、切削穴がどのような形状であっても
またどのような凹凸面であっても適合することができ、
土壌との馴染み性が非常に良く、高い接地効果を得るこ
とができる。またさらに網状の接地部分には多数の棘の
ような構造が生ずるので、電界集中によるサージ抵抗を
下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の接地方法を実施する接地構造の一例
の斜視図
【図2】本願発明に用いる長尺板状良導体の一例の概略
【図3】図2の長尺板状良導体の切断片の平面概略図
【図4】図3の切断片を幅方向に拡開したときの平面概
略図
【図5】接地線と網状導体物との接続の一例の構成説明
【図6】接地施工時の構成説明図
【図7】網状導体物の他の例の平面概略図
【図8】細い銅線からなる網状体を圧縮した長尺板状体
の要部概略図
【図9】長尺板状良導体の他の例の概略図
【符号の説明】
(1)…接地構造 (2)…接地線 (3)…網状導体物 (4)…長尺板
状良導体 (5)…圧縮端子 (6)…切削穴 (7)…接地低減剤 (8)…細い銅
線 (41)…切断片 (42)…スリッ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種機器から延設された接地線を地面
    下に埋設して接地する方法であって、幅方向に牽引することにより網状に拡開しうる可撓性の
    長尺板状良導体を接地を意図する地面下に形成された埋
    設用切削穴の大きさに応じて切り取り、得られた板状良
    導体片に上記接地線を接続するに際し接地線が該板状良
    導体片の拡開しない状態の幅方向の全断面と電気的に接
    触するように接続すると共に該接続部を除いて上記埋設
    用切削穴の大きさに応じて網状に拡開し、その後上記埋
    設用切削穴を塞いで板状良導体片を地中に 埋設すること
    を特徴とする接地方法。
  2. 【請求項2】 長尺板状良導体が、多数のスリットが
    縦方向に設けられた可撓性板状体であることを特徴とす
    る請求項1記載の接地方法
  3. 【請求項3】 長尺板状良導体が、細い導線にて予め
    網状に編成された後、幅方向に圧縮されて可撓性板状体
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の接地
    方法
  4. 【請求項4】 各種機器から延設される接地線と、こ
    の接地線と電気的に接続されかつ地面下に埋設される網
    状導体物とからなり、 上記網状導体物は、幅方向に牽引することにより網状に
    拡開しうる可撓性の板状良導体から構成され、接地線は
    この導体物の拡開しない状態の幅方向全断面と電気的に
    接触するよう接続されており、かつ上記接続部以外は網
    状に拡開されてなることを特徴とする接地構造
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