JP3064771B2 - 接地施工方法 - Google Patents
接地施工方法Info
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Description
しアース部材を埋設して接地を行う際の接地施工方法に
関する。
従来ではまず大地に深い縦孔を接地用孔として掘削し、
この接地用孔に先端に案内用の重りが取り付けられたケ
ーブル状のアース部材をケーブルドラムから繰り出して
挿入した後、接地用孔にセメントミルクやモルタル等の
埋め戻し材を充填して埋め戻すことにより接地装置を構
成する方法がとられている。
工方法では、裸状態の金属導体からなるアース部材を接
地用孔に直接埋設するため、長期間の使用中にアース部
材の腐食が進行し、やがて断線が起こる。アース部材が
断線すると、断線個所から先の部分は接地に寄与しなく
なるため、接地性能が低下するという問題がある。
深くし、アース部材を奥まで埋設する場合、アース部材
は全長が長くなるため、自重による荷重も当然大きくな
り、巻きぐせや曲りなどの変形も生じ易くなる。このた
め、接地用孔へのアース部材の挿入作業時や接地用孔へ
の埋め戻し材の充填時に、アース部材に対して損傷を与
える危険性が高い。アース部材が損傷すると、損傷個所
からの腐食を促すことになり、接地装置としての信頼性
はますます低下する。
断線を抑制し、かつ接地用孔にアース部材を挿入する際
や埋め戻し材を充填する際にアース部材を損傷させるお
それのない接地施工方法を提供することにある。
め、本発明に係る接地施工方法は、大地に接地用孔を掘
削し、この接地用孔に、イオン化傾向が大きい材料から
なる管状部材と、この管状部材の材料よりイオン化傾向
が小さい導電性材料からなるアース部材とを管状部材の
外壁面上に該管状部材の長手方向に沿うようにアース部
材を支持させて挿入した後、接地用孔を埋め戻すための
埋め戻し材を管状部材の内部を通して注入し、接地用孔
に充填することを特徴とする。
際、アース部材を管状部材の外壁面上にその長手方向に
沿うように支持させることにより、アース部材の自重に
よる荷重を管状部材によって支えることでアース部材に
加わらないようにできるため、引っ張り荷重によるアー
ス部材の損傷が防止され、傷による腐食の誘発が避けら
れる。また、管状部材によってアース部材の形状を規制
することができるため、接地用孔の孔壁へのアース部材
の接触による損傷も防止することが可能となる。さら
に、管状部材の内部を通して埋め戻し材を注入し、接地
用孔に埋め戻し材を充填する際にも、アース部材は管状
部材により支持されていることにより損傷を受けにく
い。
料によって作られていることから、これよりイオン化傾
向の小さい導電性材料によって作られたアース部材に比
較して腐食が先に進行し、いわゆる腐食先導電極として
作用する。従って、結果的に管状部材自体がアース部材
の腐食を抑制する効果を持つ。
アース部材の挿入作業時や埋め戻し材の充填作業時にお
いて、管状部材によりアース部材の損傷を防止し、アー
ス部材の傷からの腐食の誘発を防止できるとともに、接
地施工後においても管状部材が腐食先導電極として機能
することにより、アース部材の腐食を抑制することがで
きる。
する。図1は、本発明の一実施例に係る接地施工方法と
接地装置の構成を説明するための図である。図1におい
て、1は大地であり、鉛直方向に接地用孔2が掘削され
ている。この接地用孔2に対して、管状部材3およびア
ース部材5が挿入されている。
つ機械的強度が高い、非可撓性の材料、例えば鉄系の材
料からなり、複数の管3a〜3nをそれぞれの端面を対
向させ、パイプ継部4によりつなぎ合せて、両端が開口
した長尺の管状に形成したものである。
3の材料より小さく、かつ良導電性の材料、例えば銅系
の材料からなり、ケーブル状に形成され、留め具6によ
り管状部材3の外壁面上に管状部材3の長手方向に沿っ
て支持されている。留め具6は、アース部材5を管状部
材3の外壁面上に取り付けて支持させるためのものであ
り、例えば各種テープ、針金などが用いられる。
材5の挿入後、埋め戻し材7によって埋め戻されてい
る。この埋め戻し材7としては、例えば土質、接地抵抗
低減物質、セメント、あるいはこれらの混合物その他の
材質を用いることができる。
について説明する。まず、図示しない掘削機により大地
1に鉛直方向に沿って接地用孔2を掘削する。一方、ア
ース部材5となるケーブルをケーブルドラム8から繰り
出して、管状部材3の外壁面上にアース部材5を沿わ
せ、アース部材5を留め具6で管状部材3に取り付け
る。そして、管状部材3を吊り下げ部材9で吊り下げつ
つ、アース部材5と共に接地用孔2に挿入する。
って支持されているので、その自重による荷重がアース
部材5に加わることがない。また、アース部材5に巻き
ぐせや曲りがあっても、機械的強度が大きく非可撓性で
ある管状部材3により接地用孔2に挿入される状態で
は、アース部材5の形状はほぼ直線状に規制される。従
って、アース部材5は接地用孔2に孔壁に当接したりす
ることなくスムーズに挿入され、挿入作業時に損傷する
危険性は少ない。
部材5を接地用孔2に挿入した後、管状部材3の内部を
埋め戻し材の注入通路として、埋め戻し材7を接地用孔
2に充填する。すなわち、管状部材3の内部に上端側か
ら埋め戻し材7を注入し、下端側から矢印で示すように
排出させて、接地用孔2に底部2aから充填することに
より、大地1と一体化する。このようにして接地施工が
完了する。なお、埋め戻し材7の充填時においても、ア
ース部材5は管状部材3により支持されていることによ
り損傷を受けにくい。
段として管状部材3を利用できるため、充填効率がよ
く、かつ充填途中で接地用孔2が崩壊して以後の充填作
業が不可能となるという問題も防止できる。
部材5に近接してこれよりイオン化傾向の大きな材料か
らなる管状部材3が存在しているため、地中の不純物や
水分等による腐食は、アース部材5より管状部材3の方
が先行して発生することになり、管状部材3がいわゆる
腐食先導電極として作用することによって、結果的にア
ース部材3の腐食が抑制される。なお、本発明は上述し
た実施例に限定されるものではなく、種々変形して実施
が可能であることはいうまでもない。
ース部材よりイオン化傾向が大きく機械的強度の大きい
材料からなる管状部材を用いてアース部材を支持するこ
とにより、アース部材の腐食による断線を抑制し、かつ
接地用孔にアース部材を挿入する際や埋め戻し材を充填
する際にアース部材を損傷させるおそれがなく、また埋
め戻し材の充填時の注入手段として管状部材を利用する
ことにより、充填効率がよく、かつ充填途中で接地用孔
が崩壊して充填作業が不可能となるという問題も解決で
きる接地施工方法を提供することができる。
置の構成を説明するための図
ム 9…吊り下げ部材
Claims (1)
- 【請求項1】大地に接地用孔を掘削し、この接地用孔
に、イオン化傾向が大きい材料からなる管状部材と、こ
の管状部材の材料よりイオン化傾向が小さい導電性材料
からなるアース部材とを管状部材の外壁面上に該管状部
材の長手方向に沿うようにアース部材を支持させつつ挿
入した後、前記接地用孔を埋め戻すための埋め戻し材を
前記管状部材の内部を通して注入し、前記接地用孔に充
填することを特徴とする接地施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5300186A JP3064771B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 接地施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5300186A JP3064771B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 接地施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153541A JPH07153541A (ja) | 1995-06-16 |
JP3064771B2 true JP3064771B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17881774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5300186A Expired - Lifetime JP3064771B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 接地施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064771B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152927A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Sankosha Corp | 接地装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5300186A patent/JP3064771B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07153541A (ja) | 1995-06-16 |
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