JP2002158049A - 接地電極 - Google Patents

接地電極

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JP2002158049A
JP2002158049A JP2000352707A JP2000352707A JP2002158049A JP 2002158049 A JP2002158049 A JP 2002158049A JP 2000352707 A JP2000352707 A JP 2000352707A JP 2000352707 A JP2000352707 A JP 2000352707A JP 2002158049 A JP2002158049 A JP 2002158049A
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JP
Japan
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ground
ground electrode
hole
grounding
reducing agent
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JP2000352707A
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English (en)
Inventor
Keiji Yahagi
恵司 矢作
Fumitaka Mukai
文孝 向井
Masayuki Furukawa
政之 古川
Toshiko Kurosawa
俊子 黒澤
Masafumi Ueno
雅史 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Fujikura Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接地抵抗が低く、寿命の長い接地電極およびこ
の接地電極を用いた接地構造並びにその接地方法を得
る。 【解決手段】接地電極11として、折り曲げ加工などし
てひだを形成したステンレス鋼などからなる金網を用い
る。また、地中に掘削した穴12の底部に接地電極11
を置き、この上に未硬化のペースト状接地抵抗低減剤1
3を流し込み、接地電極11を接地抵抗低減剤13で埋
設し、ついで穴12を土砂で埋め戻す。この際、この穴
12に電柱15などの基礎部を埋め込んでも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、電力用設備、通
信用設備等の接地をとるための接地電極、接地電極埋設
構造および接地電極埋設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような接地電極の埋設方法と
しては、図4に示すように、径1.5cm、長さ75c
m程度の丸棒状の金属製の接地棒1を、その先端にやじ
り状の先端部2を連結して地中に打ち込み機などを用い
て、機械的に打ち込む方法が採られている。また、地中
深くまで接地棒1を埋設するためには、接続スリーブ3
を用いて接地棒1を継ぎ足して打ち込む方法が採られて
いる。
【0003】さらに、上記やじり状の先端部2の基端部
の径が接地棒1の径よりも大きくなっているので、地中
に打ち込まれた接地棒1の周囲には若干の空隙ができ、
この空隙に未硬化のペースト状の接地抵抗低減剤4を注
入して、接地棒1の周囲に硬化した導電性の良好な接地
抵抗低減剤4を配して、接地抵抗を低減することも行わ
れている。
【0004】しかしながら、このような接地電極埋設方
法にあっては、接地棒1の打ち込み時の摩擦などにより
接地棒1の表面の銅メッキ皮膜などの保護皮膜がはが
れ、地金の鋼が露出し、錆の原因になって、その寿命が
短い欠点があった。また、接地棒1の表面積が小さいの
で、その周囲に接地抵抗低減剤4を注入しても接地抵抗
を十分低下させることが不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、接地電極の寿命が長く、接地抵抗を十分低減
することのできる接地電極および接地電極埋設構造なら
びに接地電極埋設方法を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の接地電極は、ひだが形成された金網から
なるものである。また、請求項2の接地電極埋設構造
は、地中に掘削された穴の底部にひだを形成した金網か
らなる接地電極が置かれ、この接地電極が接地抵抗低減
剤で取り囲まれ、穴が土砂で埋め戻されたものである。
さらに、請求項4の接地電極埋設方法は、地中に穴を掘
削し、この穴の底部にひだが形成された金網からなる接
地電極を置き、この上から接地抵抗低減剤を注入し、つ
いで穴を土砂で埋め戻すものである。また、請求項2の
接地電極埋設構造において、上記穴を電柱、鉄塔の基礎
埋設用の穴として兼用することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の接地電極の一例を示すものである。こ
の接地電極11は、ステンレス鋼、黄銅などの耐食性の
良好な金属からなる金属線を編んだ金網に、折り曲げ加
工や波付け加工を施して、ひだを形成したものである。
ここで用いられる金属線の太さは、0.29ないし
0.47mm程度であり、網の開き目の大きさは、0.
98×0.98ないし2.07×2.07mm程度とさ
れる。また、上記金属線には、銅メッキ、ニッケルメッ
キなどのメッキを施したものを用いることもできる。
【0008】また、図1の符号Aで示されるひだの幅
は、56ないし12mm程度とされ、符号Bで示される
ひだの深さは、28ないし14mm程度とされる。この
接地電極11の寸法は、特に限定されるものではなく、
用途、性能などによって適宜決められる。また、この金
網11を巻いたり、折り返したりしたものでもよい。さ
らに、ひだの形状は、図示のような鋭角状のものに限ら
ず、波状のものであってもよい。
【0009】このような接地電極11にあっては、占有
体積当たりの表面積が極めて大きくなるので、接地抵抗
の大幅な低減が可能となる。
【0010】図2は、本発明の接地電極埋設構造の一例
を示すものである。地中に掘削された深さ5mないし1
0m、径50cmないし100cmの穴12の底部には
上述の接地電極11が置かれ、この接地電極11は硬化
した接地抵抗低減剤13によって取り囲まれ、接地抵抗
低減剤13内に接地電極11が埋められた状態になって
いる。この接地電極11には、接地線14の一端が電気
的に接続されている。この穴12の底部に置かれる接地
電極11の大きさは、要求される接地抵抗によって適宜
定められ、低い接地抵抗を求められる場合には、大型の
接地電極11を使用することになる。
【0011】また、穴12には、コンクリート製の電柱
15の基礎部が埋められているとともに土砂が埋め戻さ
れており、この穴12は接地用穴と電柱基礎部埋設用穴
とを兼ねている。さらに、接地線14の他端はこの電柱
15の頂部に敷設された架空地線16に接続され、架空
地線が16が接地されている。
【0012】このような接地電極埋設構造は、まず、ア
ースオーガなどの掘削機械にて地中に、深さ5mないし
10m、径50cmないし100cmの穴12を掘削す
る。ついで、接地線14の一端を半田付けなどして接続
した上記接地電極11をこの穴12の底部に置く。この
後、未硬化のペースト状の接地抵抗低減剤13を接地電
極11上に注入し、接地抵抗低減剤13中に接地電極1
1を埋め込む。接地抵抗低減剤13が硬化しだしたら、
若干量の土砂を投入し、軽く突き固め、ついで電柱15
の基礎部を約5ないし8mほどこの穴12に挿入し、穴
12の隙間に土砂を埋め戻し、十分突き固める。最後
に、接地線14の他端を架空地線16に接続する方法に
よって得ることができる。
【0013】ここで用いられる接地抵抗低減剤13は、
セメント、フライアッシュ、カーボン粉末、食塩などを
成分とする粉末状の水硬性のもので、これを水と混練り
したものを穴12の底部の接地電極11の上から流し込
み、硬化させるものである。硬化後の接地抵抗低減剤1
3は、高い導電性を有するセメント固化物となる。
【0014】図3は、本発明の接地電極埋設構造の他の
例を示すもので、図2に示したものと同一構成には同一
符号を付してその説明を省略する。この例では、穴12
の底部に、接地線14の一端を接続した接地電極11を
置き、この接地電極11の上に未硬化のペースト状の接
地抵抗低減剤13を流し込み、この上に土砂を投入して
穴12を埋め戻し、接地線14の他端を変電所17の接
地端子に接続した構造となっている。
【0015】このような接地電極埋設構造にあっては、
接地電極11がひだを形成した金網であるので、未硬化
のペースト状の接地抵抗低減剤13が接地電極11の金
網の開き目にまでよく進入し、接地電極11と接地抵抗
低減剤13との接触面積が極めて大きくなる。このた
め、接地抵抗を大幅に低減できる。また、接地電極11
が接地抵抗低減剤13に均一に覆われる状態となるの
で、土中の水分が直接接地電極11に接することがなく
なり、接地電極11の腐食が抑えられ、接地電極11の
寿命が延びる。
【0016】また、未硬化の接地抵抗低減剤13は、地
中の空隙にも良く進入するので、これを軽く突き固めて
やれば、硬化後の接地抵抗低減剤13と土砂との接触面
積が増加し、接地抵抗の低下に寄与する。さらに、図2
に示した接地電極埋設構造では、穴12を電柱15や送
電鉄塔などの基礎設置のための掘削穴としても利用でき
るので、施工上有利となる。また、予め穴12を掘削す
るものであるので、地中に埋設配管や岩などの障害物の
存在を確認したうえで、施工を進めることができ、この
ような障害物によって施工をやり直すことがなくなる。
【0017】本発明の接地電極埋設構造は、電柱、送電
鉄塔、送電所、変電所、送信所、中継所などの電力設
備、通信設備の接地や一般建築物の避雷用接地などに適
用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接地電極
は、ひだを形成した金網であるので、単位体積当たりの
表面積が大きくなり、接地抵抗の大幅な低減が可能であ
る。また、本発明の接地電極埋設構造および方法は、地
中に掘削された穴の底部に上記接地電極を置き、この上
から接地抵抗低減剤を注入して接地抵抗低減剤内に接地
電極を埋設し、ついで穴を埋め戻すものである。
【0019】このため、接地電極と接地抵抗低減剤との
接触面積が大きくなり、接地抵抗が大幅に低下するとと
もに接地電極が接地抵抗低減剤に取り囲まれるので、接
地電極が腐食することが少なく接地電極の寿命が延び
る。さらに、上記穴を電柱、鉄塔などの基礎部埋設用の
穴として兼用することもでき、施工上有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接地電極の一例を示す概略斜視図であ
る。
【図2】本発明の接地電極埋設構造の一例を示す概略断
面図である。
【図3】本発明の接地電極埋設構造の他の例を示す概略
断面図である。
【図4】従来の接地電極の埋設構造を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
11・・・接地電極、12・・・穴、13・・・接地抵
抗低減剤、14・・・接地線、15・・・電柱、16・
・・架空地線、17・・・変電所。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 13/00 H02G 13/00 C (72)発明者 向井 文孝 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 古川 政之 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 黒澤 俊子 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 上野 雅史 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 Fターム(参考) 5E051 DA01 DA03 EA01 5G367 AA01 AA02 AD11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ひだを形成した金網からなる接地電極。
  2. 【請求項2】地中に掘削された穴の底部にひだを形成し
    た金網からなる接地電極が置かれ、この接地電極が接地
    抵抗低減剤で取り囲まれ、穴が土砂で埋め戻された接地
    電極埋設構造。
  3. 【請求項3】上記穴が、電柱、鉄塔の基礎埋設用の穴を
    兼ねる請求項2記載の接地電極埋設構造。
  4. 【請求項4】地中に穴を掘削し、この穴の底部にひだを
    形成した金網からなる接地電極を置き、このうえから接
    地抵抗低減剤を注入し、ついで穴を土砂で埋め戻す接地
    電極埋設方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166555A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Kyudenko Corp 接地電極及び接地電極の埋設方法
JP2008269791A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Tetsukon:Kk 接地極付き底板
CN103457045A (zh) * 2013-09-11 2013-12-18 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 一种多散流臂星型接地极拓扑结构
JP2015047008A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 中国電力株式会社 電柱の設置工法
GB2520720A (en) * 2013-11-29 2015-06-03 Siemens Plc Electrical earth device

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