JPH05275152A - 接地方法及び接地構造 - Google Patents

接地方法及び接地構造

Info

Publication number
JPH05275152A
JPH05275152A JP9709992A JP9709992A JPH05275152A JP H05275152 A JPH05275152 A JP H05275152A JP 9709992 A JP9709992 A JP 9709992A JP 9709992 A JP9709992 A JP 9709992A JP H05275152 A JPH05275152 A JP H05275152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grounding
mesh
conductor
ground
expanded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9709992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2516138B2 (ja
Inventor
Osamu Sugimoto
修 杉本
Ryoji Miyamoto
良治 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANSAI TEC KK
Original Assignee
KANSAI TEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANSAI TEC KK filed Critical KANSAI TEC KK
Priority to JP4097099A priority Critical patent/JP2516138B2/ja
Publication of JPH05275152A publication Critical patent/JPH05275152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516138B2 publication Critical patent/JP2516138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬や施工の際の取扱いが簡
単でかつ接地抵抗を低くでき、さらに接地線との接続も
容易な接地方法及び接地構造を提供することにある。 【構成】 各種機器から延設される接地
線(2)に、網状導体物又は幅方向に牽引することにより
網状に拡開しうる可撓性の長尺板状良導体(4)の切断片
(41)を電気的に接続し、上記網状導体物又は切断片(41)
を、切削穴(6)の大きさに適合するように幅方向に拡開
して網状導体物(3)とし、これを埋設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機器から延設され
た線状の良導体を地面下に埋設して接地する方法及び接
地構造であって、接地抵抗の低下が良好でかつ接地工事
が簡便で良好な接地方法及び接地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、接地工事は接地電流を十分に
流せる断面積をもつ接地線を土中に埋設しているが、接
地線は円断面であり、重量の割に表面積が少なく、低い
接地抵抗が必要な場合は一般に接地線を長く施工した
り、接地棒を深く施工したりしている。接地抵抗は土壌
との接触面積が大きい程又土壌との接触が良好な程低下
する事が知られているが、むやみに大きな接地面積を確
保することは困難であると共に無駄にもなる。従って、
できるだけ少ない材料・小さい面積・少ない工事費で施
工することが求められている。このように、限られた面
積で求めれる接地抵抗を得るためには、接地線に加えて
銅やアルミニウムの板(接地シート)を接続して土壌に
一緒に埋設する方法や、比較的抵抗の低い接地低減剤
(コンクリート・モルタルに炭素粉や炭素繊維等を混入
したもの)を接地線の周囲に打設や散布する工法が行わ
れている。
【0003】しかしながら、上記前者のいわゆる接地シ
ート工法は、悪い土壌では空洞ができやすく接地シート
と土壌との馴染みが悪くなり、接地シートと土壌が有効
に接触せず、切削した穴の全面積を利用しているとは言
えない。また接地線と接触シートとの接続も困難であ
る。さらに、上記接地シートは幅の広いものであり、運
搬や施工現場での取扱が困難である。一方、上記後者の
接地低減剤を用いる工法では、低減剤と土壌との接触は
良好であるが、接地線と低減剤との接触及び低減剤同志
の接触が確実とは言えず、また低減剤の種類によって
は、接地線の腐食や低減剤の溶出による抵抗の劣化が発
生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明の解決
しようとする課題は、運搬や施工の際の取扱いが簡単で
かつ接地抵抗を低くでき、さらに接地線との接続も容易
な接地方法及び接地構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明によれば、『各種機器から延設された
接地線(2)を地面(G)下に埋設して接地する方法であっ
て、上記接地線(2)の少なくとも地下に埋設する部分
を、網状に拡開して埋設することを特徴とする接地方
法』が提供される。
【0006】本願発明の接地方法は、接地用導体が従来
の接地シートのように面接触しているときの接地抵抗
が、その接地面全体が導体で埋め尽くされているか否か
には余り影響を受けないことに基づくものである。
【0007】本願発明の接地方法において、「網状に広
げて埋設する」とは、最初から網状に構成されたものを
用いてそれを埋設する方法や、網状に拡開できる構成の
ものを用いて予め拡開しておいてその後に埋設する方法
や、網状に拡開できる構成のものを埋設する際その場で
網状に拡開して埋設する方法等、いずれをも意味するも
のである。なお、本願発明の方法を実施する場合、接地
線と網状に拡開して地面下に埋設される接地部分とは、
別体で構成されることが好ましい。
【0008】また本願『請求項2』に係る発明によれ
ば、『各種機器から延設される接地線(2)と、この接地
線(2)と電気的に接続されかつ地面(G)下に埋設される網
状導体物(3)とからなる接地構造(1)』が提供される。上
記本願発明の接地構造(1)においては、少なくとも地面
(G)下に埋設される部分が網状導体物(3)でありさえすれ
ばよく、従って、該網状導体物(3)は、初めから網状に
構成されていても良く、また埋設の際にその場で拡開し
て網状導体物(3)とできるものであってもよい。
【0009】上記後者の好ましい接地構造として、本願
『請求項3』にかかる発明は、『各種機器から延設され
る接地線(2)と、この接地線(2)と電気的に接続されかつ
地面(G)下に埋設される網状導体物(3)からなり、上記網
状導体物(3)は、幅方向に牽引することにより網状に拡
開しうる可撓性の長尺板状良導体(4)の切断片(41)から
構成され、この網状導体物(3)の少なくとも地面(G)下に
埋設される部分を、埋設用切削穴(6)の大きさに応じて
網状に拡開して埋設されてなる接地構造(1)』を提供す
る事ができる。
【0010】上記本願発明の接地構造(1)では、接地線
(2)と接続される網状導体物(3)は、保管や運搬するとき
は幅の狭いテープ状物で、コイル状に巻回しておくこと
ができる可撓性の長尺板状良導体(4)の切断片(41)から
なる。すなわち本願発明で用いられる網状導体物(3)
は、上記長尺板状良導体(4)を、接地現場において適宜
の長さに切断して網状に拡開させたものである。そして
上記切断片(41)は、接地線(2)との接続に際して、例え
ば圧縮式C型クランプや圧着端子(5)等により非常に簡
単に接続する事ができる利点を有する。
【0011】上記長尺板状良導体(4)において、幅方向
に牽引することにより網状に拡開しうる構成とは、例え
ば『請求項4』に示すように、『幅方向に牽引すること
により網状に拡開しうる多数のスリット(42)を、該良導
体(4)の縦方向に設け』る構成や、『請求項5』に示す
ように、『細い導線(8)にて予め網状に編成されたもの
を、幅方向に圧縮して板状(9)に構成』したもの等を、
好ましいものとして挙げることができる。
【0012】本願発明の接地構造(1)は、切削穴(6)の底
面に応じて可撓性長尺板状良導体(4)の切断片(41)を網
状に拡開し、この網状良導体(3)の上から土等を被せて
埋設することにより構成されるが、この埋設に際して従
来と同様、接地低減剤(7)を併用する事もできる。
【0013】
【作用】本願『請求項1』又は『請求項2』に係る発明
によれば、地面下に埋設される接地部分を網状として埋
設することにより、切削穴(6)の底面形状に沿い易く、
縦・横・斜方向に容易に弯曲され、地面と良好に接触し
て接地面積を稼ぐこととなる。
【0014】本願『請求項3』、『請求項4』又は『請
求項5』に係る発明によれば、各種機器から延設される
接地線(2)の一端に、適宜の長さに切り取った可撓性長
尺板状良導体(4)の切断片(41)の一端を接続し、この切
断片(41)を幅方向に牽引して網状に拡開するとともに、
その拡開される網状部が、地面に切削された接地用穴の
底面と同等な大きさとなるよう調節し、その網状部を切
削穴(6)内に敷設して埋設すると、網状部は、切削穴(6)
の底面形状に従って、縦・横・斜方向に容易に弯曲さ
れ、地面と良好に接触して接地面積を稼ぐこととなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1は本願発明の方法を実施する接地構造の一例の斜視
図である。同図において、接地構造(1)は、各種機器か
ら延設され地面(G)下に配線される接地線(2)と、この接
地線(2)に一端が接続された網状導体物(3)とから構成さ
れている。
【0016】上記網状導体物(3)は、図2に示されるよ
うなコイル状に巻回された長尺板状良導体(4)から適宜
切断された切断片(41)で構成されている。上記長尺板状
良導体(4)としては銅テープやアルミテープが好適に用
いられる。上記切断片(41)は、図3にその平面概略図を
示すが、長尺板状良導体(4)の縦方向に断続的にかつ並
列して多数の切り込みを入れて多数のスリット(42)が設
けられている。従って、この切断片(41)を幅方向に牽引
すると、図4に示されるように各スリット(42)が開いて
網状に拡開されて網状導体物(3)となる。この拡開の程
度は、埋設予定の切削溝の底面に応じて調節することが
できる。また、上記網状導体物(3)と接地線(2)との接続
は、図5に示すように、網状導体物(3)の接続端を束ね
て例えば圧縮端子(5)により簡単に接続することができ
る。
【0017】上記のように接地線(2)に接続された切断
片(41)は、図6に示すように、埋設用切削穴(6)の底面
積に応じて拡開させた後、この切削穴(6)の底面に敷く
と共に、必要に応じて接地低減剤(カーボン粉等を混入
したセメント)(7)を充填し、その上から土を被せて切
削穴(6)を埋設する。
【0018】なお、長尺板状良導体(4)は、上記のよう
に銅テープやアルミテープで構成する代わりに、図7に
示すように細い銅線(8)で予め網状に編成し、これを幅
方向に圧縮して図8のような長尺板状体(9)とし、これ
を図9のように巻き取ってコイル状物としておくことも
できる。
【0019】以上、上記本願発明の接地構造に用いられ
る網状導体物は、嵩ばらないように幅狭く巻き取られた
長尺板状良導体を接地施工に際して適宜切断することに
より得られるので、施工前の運搬など取扱い性が良好で
ある。またこの網状導体物は、接地線との接続が非常に
簡単かつ確実に行うことができる。さらに、埋設用切削
穴に応じて拡開できるので、切削穴全体を有効に利用で
きることとなる。また網状に拡開されるので、切削穴の
凹凸にも非常に柔軟に適合する事ができ、土壌との接触
が良好で、接地効果が頗る高くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、接地抵抗が従来の接地
シートと同様でありながら、運搬や施工の際の取扱いが
非常に簡単で、接地施工がきわめて簡便化された接地方
法及び接地構造を提供することができる。また接地部分
が網状であるので、切削穴がどのような形状であっても
またどのような凹凸面であっても適合することができ、
土壌との馴染み性が非常に良く、高い接地効果を得るこ
とができる。またさらに網状の接地部分には多数の棘の
ような構造が生ずるので、電界集中によるサージ抵抗を
下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の接地方法を実施する接地構造の一例
の斜視図
【図2】本願発明に用いる長尺板状良導体の一例の概略
【図3】図2の長尺板状良導体の切断片の平面概略図
【図4】図3の切断片を幅方向に拡開したときの平面概
略図
【図5】接地線と網状導体物との接続の一例の構成説明
【図6】接地施工時の構成説明図
【図7】網状導体物の他の例の平面概略図
【図8】細い銅線からなる網状体を圧縮した長尺板状体
の要部概略図
【図9】長尺板状良導体の他の例の概略図
【符号の説明】
(1)…接地構造 (2)…接地線 (3)…網状導体物 (4)…長尺板
状良導体 (5)…圧縮端子 (6)…切削穴 (7)…接地低減剤 (8)…細い銅
線 (41)…切断片 (42)…スリッ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種機器から延設された接地線を
    地面下に埋設して接地する方法であって、 上記接地線の少なくとも地下に埋設する部分を、網状に
    広げて埋設することを特徴とする接地方法。
  2. 【請求項2】 各種機器から延設される接地線
    と、この接地線と電気的に接続されかつ地面下に埋設さ
    れる網状導体物とからなる接地構造。
  3. 【請求項3】 網状導体物が、幅方向に牽引する
    ことにより網状に拡開しうる可撓性の長尺板状良導体の
    切断片から構成され、この網状導体物の少なくとも地面
    下に埋設される部分を、埋設用切削穴の大きさに応じて
    網状に拡開して埋設されてなる請求項2記載の接地構
    造。
  4. 【請求項4】 長尺板状良導体が、幅方向に牽引
    することにより網状に拡開しうる多数のスリットが縦方
    向に設けられた可撓性板状体であることを特徴とする請
    求項2又は3記載の接地構造。
  5. 【請求項5】 長尺板状良導体が、細い導線にて
    予め網状に編成された後、幅方向に圧縮されて可撓性板
    状体に構成さていることを特徴とする請求項2又は3記
    載の接地構造。
JP4097099A 1992-03-23 1992-03-23 接地方法及び接地構造 Expired - Fee Related JP2516138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4097099A JP2516138B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 接地方法及び接地構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4097099A JP2516138B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 接地方法及び接地構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05275152A true JPH05275152A (ja) 1993-10-22
JP2516138B2 JP2516138B2 (ja) 1996-07-10

Family

ID=14183179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4097099A Expired - Fee Related JP2516138B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 接地方法及び接地構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516138B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101237431B1 (ko) * 2011-02-25 2013-02-26 민병수 망형 접지판
CN106207509A (zh) * 2016-08-07 2016-12-07 河南瑞恒电力电气有限公司 变电站接地保护装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5361046A (en) * 1976-11-12 1978-06-01 Youhei Fujii Grounding method and plate
JPS5569981A (en) * 1978-11-20 1980-05-27 Masami Fujii Method of grounding buried net wire

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5361046A (en) * 1976-11-12 1978-06-01 Youhei Fujii Grounding method and plate
JPS5569981A (en) * 1978-11-20 1980-05-27 Masami Fujii Method of grounding buried net wire

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101237431B1 (ko) * 2011-02-25 2013-02-26 민병수 망형 접지판
CN106207509A (zh) * 2016-08-07 2016-12-07 河南瑞恒电力电气有限公司 变电站接地保护装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2516138B2 (ja) 1996-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MY123234A (en) Connector for use in cathodic protection and method of use.
KR102204629B1 (ko) 메쉬접지케이블 대체용 띠형 접지전극
JPH05275152A (ja) 接地方法及び接地構造
JP3395005B2 (ja) 接地部材
JP2006344402A (ja) 接続構造
CN106159475A (zh) 干旱地质接地网及其保水降阻施工方法
CN105977661B (zh) 一种接地铜缆的安装施工工艺
KR100866027B1 (ko) 망상전극의 나동선 접합용 관형 십자 슬리브
JP2003217702A (ja) 接地体とその施工方法
US5461194A (en) Grounding cage apparatus
CN214673017U (zh) 一种适于高阻抗土壤环境的柔性石墨接地极
KR200257089Y1 (ko) 전주용 접지극
KR100431978B1 (ko) 접지공사재료인 원통형 직선봉
KR102124644B1 (ko) 파이프형 콘크리트 접지블록
JP2002158049A (ja) 接地電極
JP2002151179A (ja) 接地体とその施工方法
RU2005114022A (ru) Способ экранирования магнитного поля, генерированного силовой линией электропередачи, и экранированная силовая линия электропередачи
CN207937622U (zh) 一种电磁勘探发射电极和电磁勘探系统
CN218040470U (zh) 一种10kV带电作业穿刺接地线夹绝缘遮蔽罩
JPH08379U (ja) 接地電極
CN219671986U (zh) 高压屏蔽实验室地面构造
JPH028368Y2 (ja)
JPH1197087A (ja) 接地抵抗測定用補助電極
JP2010261506A (ja) 埋設管遮蔽構造及び埋設管遮蔽方法
Rowland Industrial system grounding for power, static, lightning, and instrumentation, practical applications

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees