JP2515799B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JP2515799B2 JP2515799B2 JP62121008A JP12100887A JP2515799B2 JP 2515799 B2 JP2515799 B2 JP 2515799B2 JP 62121008 A JP62121008 A JP 62121008A JP 12100887 A JP12100887 A JP 12100887A JP 2515799 B2 JP2515799 B2 JP 2515799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoulder
- tread
- tire
- round
- pneumatic tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はトレッド側部領域に切込みにより区画した
複数のラグをそなえる空気入りタイヤにおけるショルダ
ー形状の改良に関する。
複数のラグをそなえる空気入りタイヤにおけるショルダ
ー形状の改良に関する。
タイヤのトレッド部の側縁には、円弧状のいわゆるラ
ウンドショルダー及び実質上角にてなるいわゆるスクエ
アショルダーのうちいずれか一方が、そのタイヤの用途
に応じて配設されている。
ウンドショルダー及び実質上角にてなるいわゆるスクエ
アショルダーのうちいずれか一方が、そのタイヤの用途
に応じて配設されている。
（従来の技術） タイヤのトレッド部の側域に複数のラグをそなえる空
気入りタイヤにおいても、ラグの側縁にラウンドショル
ダー又はスクエアショルダーが用途に応じて適用されて
いる。
気入りタイヤにおいても、ラグの側縁にラウンドショル
ダー又はスクエアショルダーが用途に応じて適用されて
いる。
一般に知られているように、ラグにラウンドショルダ
ーをそなえるタイヤは、主に一般路での使用に適しスム
ーズな操縦安定性を確保できるが、雪路、泥ねい路等に
おいては路面に対する引掛りがなく車の進行方向を横切
る向きのグリップ力が不足するため、直進性およびコー
ナリング特性に問題が残る。
ーをそなえるタイヤは、主に一般路での使用に適しスム
ーズな操縦安定性を確保できるが、雪路、泥ねい路等に
おいては路面に対する引掛りがなく車の進行方向を横切
る向きのグリップ力が不足するため、直進性およびコー
ナリング特性に問題が残る。
一方ラグにスタエアショルダーをそなえるタイヤは、
車の進行方向を横切る向きのグリップ力が強く直進性、
コーナリング特性にすぐれているため雪路、泥ねい路の
使用に適しているが、とくにわだちのできた一般路を走
行する際にわだちにラグが引掛り易く、そのときの反力
によってハンドルがとられて直進性が損なわれるという
問題があった。
車の進行方向を横切る向きのグリップ力が強く直進性、
コーナリング特性にすぐれているため雪路、泥ねい路の
使用に適しているが、とくにわだちのできた一般路を走
行する際にわだちにラグが引掛り易く、そのときの反力
によってハンドルがとられて直進性が損なわれるという
問題があった。
（発明が解決しようとする問題点） そこでトレッドの側部領域に複数のラグをそなえるタ
イヤにおける上記した問題を有利に解決し、全ての路面
での安定した走行を達成することが、この発明の目的で
ある。
イヤにおける上記した問題を有利に解決し、全ての路面
での安定した走行を達成することが、この発明の目的で
ある。
（問題点を解決するための手段） この発明は、タイヤのトレッドの少なくとも側部領域
を複数の切込みによってトレッド円周上に実質上等間隔
で区画した、複数のラグをそなえる空気入りタイヤにお
いて、該ラグは、ラウンドショルダー及びスクエアショ
ルダーをそなえてなる空気入りタイヤである。
を複数の切込みによってトレッド円周上に実質上等間隔
で区画した、複数のラグをそなえる空気入りタイヤにお
いて、該ラグは、ラウンドショルダー及びスクエアショ
ルダーをそなえてなる空気入りタイヤである。
この空気入りタイヤは、ラグにおけるラウンドショル
ダーをスクエアショルダーに対して突出させて設けるこ
と、及びラウンドショルダーとスクエアショルダーとを
トレッドの円周上で交互配列とすることが、それぞれ実
施態様として推奨される。
ダーをスクエアショルダーに対して突出させて設けるこ
と、及びラウンドショルダーとスクエアショルダーとを
トレッドの円周上で交互配列とすることが、それぞれ実
施態様として推奨される。
又ラグのトレッド円周に沿う長さＬは、トレッド幅の
３〜50％の範囲に設定することが好ましい。
３〜50％の範囲に設定することが好ましい。
さて第１図にこの発明に従う空気入りタイヤのトレッ
ド側部領域を図解した。
ド側部領域を図解した。
図中１はタイヤのトレッド部、２はトレッド部１の両
側域にその円周上に実質上等間隔で形成したトレッド幅
方向にのびる切込み、３は切込み２によってトレッド円
周上に区画したラグを示し、該ラグ３はラウンドショル
ダー４とスクエアショルダー５とをそなえてなる。
側域にその円周上に実質上等間隔で形成したトレッド幅
方向にのびる切込み、３は切込み２によってトレッド円
周上に区画したラグを示し、該ラグ３はラウンドショル
ダー４とスクエアショルダー５とをそなえてなる。
ここでラグ３においてラウンドショルダー４をスクエ
アショルダー５に対して外側に突出させて設け、第２図
に示すようにラウンドショルダー４におけるトレッド幅
W1とスクエアショルダー５におけるトレッド幅W2との比
W2/W1が0.8〜0.98となる範囲に設定することが有利であ
る。
アショルダー５に対して外側に突出させて設け、第２図
に示すようにラウンドショルダー４におけるトレッド幅
W1とスクエアショルダー５におけるトレッド幅W2との比
W2/W1が0.8〜0.98となる範囲に設定することが有利であ
る。
なおトレッド部の側縁部の曲率、すなわち各ショルダ
ーの曲率は第２図に示すように、ラウンドショルダーに
おける曲率半径Ｒは５Ｒ50（mm）、又スクエアショ
ルダーにおける曲率半径ｒは０ｒ５（mm）にするこ
とが好ましい。
ーの曲率は第２図に示すように、ラウンドショルダーに
おける曲率半径Ｒは５Ｒ50（mm）、又スクエアショ
ルダーにおける曲率半径ｒは０ｒ５（mm）にするこ
とが好ましい。
（作 用） 一般路においてはラウンドショルダーの働きによりス
ムーズな操縦安定性を確保し、例えばわだちによってハ
ンドルがとられることがなく安定した直進性が得られ、
且つ雪路、泥ねい路においてはスクエアショルダーの働
きにより車の進行方向を横切る向きのグリップを確保
し、よって安定した直進性、コーナリング性を得ること
が出来、路面を選ばない、いかなる路面に対しても優れ
た性能を発揮し得る。
ムーズな操縦安定性を確保し、例えばわだちによってハ
ンドルがとられることがなく安定した直進性が得られ、
且つ雪路、泥ねい路においてはスクエアショルダーの働
きにより車の進行方向を横切る向きのグリップを確保
し、よって安定した直進性、コーナリング性を得ること
が出来、路面を選ばない、いかなる路面に対しても優れ
た性能を発揮し得る。
なおラウンドショルダーをスクエアショルダーよりも
外側に配設することによってラウンドショルダーの利点
である直進安定性を確保することができるが、これはわ
だちへの接触が、常に外側のラウンドショルダー部で生
じ、そのため引掛りが発生せず、ハンドルがとられない
ことの理由による。
外側に配設することによってラウンドショルダーの利点
である直進安定性を確保することができるが、これはわ
だちへの接触が、常に外側のラウンドショルダー部で生
じ、そのため引掛りが発生せず、ハンドルがとられない
ことの理由による。
（実施例） 第３図に示すラグを複数そなえるタイヤサイズ31×1
0.50R15LTの供試タイヤを試作したが、ここにトレッド
側域以外のタイヤの構成要素は従来タイヤにおける慣習
に則ったので図示は省略した。
0.50R15LTの供試タイヤを試作したが、ここにトレッド
側域以外のタイヤの構成要素は従来タイヤにおける慣習
に則ったので図示は省略した。
上記タイヤサイズにおいて、ラウンドショルダー４を
そなえるラグ３におけるトレッド幅W1は206mm、スクエ
アショルダー５をそなえるラグ３におけるトレッド幅W2
は195mm、ラウンドショルダー４の曲率半径Ｒは15mm、
スクエアショルダー５の曲率半径ｒは2mm、ラグのトレ
ッド円周に沿う長さＬは27mmそして切込み幅ｌは31mmに
設定した。
そなえるラグ３におけるトレッド幅W1は206mm、スクエ
アショルダー５をそなえるラグ３におけるトレッド幅W2
は195mm、ラウンドショルダー４の曲率半径Ｒは15mm、
スクエアショルダー５の曲率半径ｒは2mm、ラグのトレ
ッド円周に沿う長さＬは27mmそして切込み幅ｌは31mmに
設定した。
比較のため、ラウンドショルダーのみをそなえるラグ
（従来タイヤＡ）及びスクエアショルダーのみをそなえ
るラグ（従来タイヤＢ）についても、それぞれ同サイズ
に適用した。
（従来タイヤＡ）及びスクエアショルダーのみをそなえ
るラグ（従来タイヤＢ）についても、それぞれ同サイズ
に適用した。
一般路での操縦安定性能、雪上性能、泥上性能及びわ
だちのりこし性能の比較試験を行った成績は次のとおり
である。
だちのりこし性能の比較試験を行った成績は次のとおり
である。
なお一般路での操縦安定性能試験は、実車による感応
試験にて評価した。
試験にて評価した。
雪上性能試験は、実車による感応試験にて評価した。
泥上性能試験は、実車による感応試験にて評価した。
又わだちのりこし性能、いわゆるワンダリング性能試
験は、実車による感応試験にて評価した。
験は、実車による感応試験にて評価した。
（発明の効果） この発明の空気入りタイヤはラウンドショルダー及び
スクエアショルダーの利点を兼備し、したがって路面状
態を選ばない幅広い用途の空気入りタイヤを提供し得
る。
スクエアショルダーの利点を兼備し、したがって路面状
態を選ばない幅広い用途の空気入りタイヤを提供し得
る。
第１図はこの発明に従う空気入りタイヤのトレッド側域
の斜視図、 第２図は各ショルダーを示す説明図、 第３図はこの発明の具体例を示す説明図である。 １……トレッド部、２……切込み ３……ラグ、４……ラウンドショルダー ５……スクエアショルダー
の斜視図、 第２図は各ショルダーを示す説明図、 第３図はこの発明の具体例を示す説明図である。 １……トレッド部、２……切込み ３……ラグ、４……ラウンドショルダー ５……スクエアショルダー
Claims (1)
- 【請求項１】タイヤのトレッドの少なくとも側部領域を
複数の仕込みによってトレッド円周上に実質上等間隔で
区画した、複数のラグをそなえる空気入りタイヤにおい
て、 該ラグは、ラウンドショルダー及びスクエアショルダー
をそなえてなる空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62121008A JP2515799B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62121008A JP2515799B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63287606A JPS63287606A (ja) | 1988-11-24 |
| JP2515799B2 true JP2515799B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=14800508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62121008A Expired - Lifetime JP2515799B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515799B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0764166B2 (ja) * | 1989-01-07 | 1995-07-12 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1987
- 1987-05-20 JP JP62121008A patent/JP2515799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63287606A (ja) | 1988-11-24 |
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