JP2515582Y2 - 自転車の幼児用座席装置 - Google Patents

自転車の幼児用座席装置

Info

Publication number
JP2515582Y2
JP2515582Y2 JP1187590U JP1187590U JP2515582Y2 JP 2515582 Y2 JP2515582 Y2 JP 2515582Y2 JP 1187590 U JP1187590 U JP 1187590U JP 1187590 U JP1187590 U JP 1187590U JP 2515582 Y2 JP2515582 Y2 JP 2515582Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
seat
inward
downward
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1187590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03103893U (ja
Inventor
真 高橋
Original Assignee
ブリヂストンサイクル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブリヂストンサイクル株式会社 filed Critical ブリヂストンサイクル株式会社
Priority to JP1187590U priority Critical patent/JP2515582Y2/ja
Publication of JPH03103893U publication Critical patent/JPH03103893U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515582Y2 publication Critical patent/JP2515582Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自転車の前部に幼児を同乗させる場合に使
用する着脱自在な幼児用座席装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の幼児同乗器としては、例えば実公昭53
−46681号や実公昭56−14150号公報および実開昭63−42
484号公報に開示されたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上述の従来装置のうち前二者は、幼児用
座席が通常金属板やプラスチックを素材として形成され
ているため、可撓性がなく硬質であった。したがって自
転車の走行時に運転者がペダルを回転駆動する時に、運
転者の膝が硬質の幼児用座席に衝突して邪魔になるとい
う問題点があった。
このような問題点を解消するために本出願人は、前記
した実開昭63−42484号を提案したが、これは一本のパ
イプを素材として、座部の上枠と、左右の脚部および足
載部を一体的に形成してあるため、使用時に幼児の脚の
出し入れに困難を伴ったり、幼児の手の把持部が無かっ
たり、前記したフレームのパイプ素材や、座席部を形成
する布素材の材料採りや加工にコストが嵩む上に、使用
できる幼児の年令が制限されるなどの問題点が新たに生
じた。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案においては、パイ
プを素材として平面形状を略コ字状に形成した上枠の両
端の延長部を下向きに屈曲して形成した前縁部を途中か
らそれぞれ内向きに屈曲して内向き水平部を形成し、こ
の内向きパイプをそれぞれ途中で下向きに屈曲して垂直
部を形成し、この下向きパイプをそれぞれ前向きに屈曲
して前向き水平部としてフレームを一体に形成し、帯状
の可撓性材料を十字状に形成し、この四方向の突片のう
ちの三方向の突片の端縁を、前記フレームの上枠の三辺
にそれぞれ巻き付けると共に、他の突片を前記フレーム
の内向き水平部上にかけ渡した前縁補強材に固定して底
部が可撓性のある座席を構成し、前記三方向の突片の外
側にシートベルトをかけ渡して、このシートベルトを前
部で締結および開放自在にし、水平に形成したハンドル
部を上部に有すると共に、左右にそれぞれ脚部を有し、
この脚部の下部に足載部を有する前方部材を、前記フレ
ームの前向き水平部に折り畳み自在に連結して設け、こ
の前方部材に自転車のハンドルバーおよびハンドルポス
トに対する連結金具を設けて自転車の幼児用座席装置を
構成する。
(作用) 上述のように本考案においては、前半部の前方部材と
後半部の座席部との間に適当な間隔を設けたので、使用
時に幼児の身体の特に脚部の出し入れが容易になると共
に、使用年齢の幅が広くなった。また座席の外周部に新
たにシートベルトを設けたので、このベルトの締結によ
って幼児の安全性が向上すると共に、座席部の左右のず
れを防止することができる。
また座席の主構成材を帯状の可撓性材料を十字状に組
み合わせて形成したから、材料どりが楽になると共に、
製造上や加工上の作業が容易になり、コストの低減がで
きる上に、座席の隙間部によって風通しが良くなり、水
溜まりの発生を防止することもできる。
また前方部材に、幼児用ハンドル部を幼児が把持し易
い位置に設けたので、幼児の乗車時の安全性がさらに向
上する。
(実施例) 以下、第1図〜第3図について本考案の一実施例を説
明する。
本実施例においては、第2図に示すようにパイプを素
材として、平面形状が略コ字状の上枠1aを形成すると共
に、そのコ字形の両端をそれぞれ延長して、この両延長
部を下向きに屈曲させて前縁部1bを形成し、この下向き
パイプを途中からそれぞれ内向きに屈曲して内向き水平
部1cを形成し、この左右の内向きパイプをそれぞれ途中
で下向きに屈曲して垂直部1dを形成し、この左右の下向
きパイプをそれぞれ途中で前向きに屈曲して前向き水平
部(前方突出部)1eを形成し、これらの水平部1eの先端
部にピン孔1fを設けると共に、水平部1eの中間部にピン
孔1gを設けてフレーム1を一体に形成する。
また帆布のような丈夫なシート素材で帯状の可撓性材
料2を形成し、この帯状の可撓性材料2を十字状に組み
合わせて座席形成部3を構成し、この座席形成部材3の
四方向の突片3a,3b,3c,3dのうちの三方向の突片3b,3c,3
dの端縁3b1,3c1,3d1を、第1図に示すように、前記フ
レーム1の上枠1aの三辺にそれぞれ巻きつける。
またフレーム1の左右の内向き水平部1c上に、ビーム
状の前縁補強材4(第2図参照)をかけ渡して、裏当材
5、ビス6およびナット7を介してフレーム1に固定
し、この前縁補強材4上に、座席形成部材3の残された
突片3aの端縁3a1をかぶせてリベット8により固定する
ことにより、底部が可撓性のある座席を構成する。
また前記三方向の突片3b,3c,3dの外側にシートベルト
9をかけ渡して、このシートベルト9を前部で締結およ
び解放自在にする。図中10はシートベルト9を各突片3
b,3c,3dに連結するためのリベット、11はシートベルト
9の端部に設けた締結用金具である。
またパイプを素材として、水平に形成したハンドル部
12aを上部に設けると共に、左右にそれぞれ脚部12bを有
し、この左右の脚部12bの下部にそれぞれ、別体として
形成した略L形の足載部13をリベット14により固定して
前方部材15を形成する。なお第2図中の12a1はハンドル
部12aにかぶせるカバーで、12c,12d,12eは脚部12bに設
けたピン孔である。
そして第1図に示すように、前方部材15のピン孔12c
をフレーム1のピン孔1fと重合してピン16により連結す
る。
また第2図に示すように、略円弧状の板材の上端部に
ピン孔17aを有すると共に、そのピン孔17aの下方に円弧
状の案内溝17bを設けて支持板17を形成し、この支持板1
7のピン孔17aを前方部材15のピン孔12dと重合してピン1
8を挿入すると共に、フレーム1のピン孔1gに挿通した
ピン19の突出部を支持板17の案内溝17bに摺動自在に嵌
入することにより、前方部材15をフレーム1に対してピ
ン16を支点として折り畳み自在にすると共に、支持板17
によって前方部材15を第1図に示すように直立させた状
態で支持できるようにする。
また前方部材15の左右の脚部12b間に水平に介挿でき
るように形成した水平連結材20(第2図参照)の前面中
央部に、略U字状のハンドルポスト把持部材21を固定し
て設け、この水平連結材20を前記ピン18を利用して前方
部材15に固定し、さらにハンドルポスト把持部材21の前
部に把持部材21内に嵌入したハンドルポストの抜け止め
をする係止片22をピン23により把持部材21に回動自在に
枢支して設ける。
また帯板の上下部を湾曲させて自転車のハンドルバー
に掛止できるように形成したフック24をリベット25によ
り前方部材15の左右の脚部12bに孔12eを介してそれぞれ
固着する。24aはフック24に設けた孔である。
上述のように構成した本考案装置を自転車に取り付け
るには、この装置を自転車のハンドルバーとサドルとの
間に位置させて、左右のフック24の上部フックをハンド
ルバーに掛止すると共に、係止片22をはね上げた状態
で、ハンドルポスト把持部材21の凹部に自転車のハンド
ルポストを嵌入させた後、係止片22を回動させて第1図
に示す状態としてハンドルポストの抜け止めをする。こ
のようにすると、前方部材15が第1図に示す直立状態で
自転車のハンドル部に固定されると共に、フレーム1と
座席形成部材3等によって形成された幼児用座席部が前
方部材15と、支持板17を介して略水平に保持される。な
おこの幼児用座席に幼児を乗せたならば、シートベルト
9の前部を締結用金具11を介して締結すればよい。
(考案の効果) 上述のように本考案においては、前半部の前方部材15
と後半部の座席部との間に適当な間隔を設けたので、使
用時に幼児の身体の特に脚部の出し入れが容易になると
共に、使用年齢の幅が広くなった。また座席の外周部に
新たにシートベルト9を設けたので、このベルト9の締
結によって幼児の安全性が向上すると共に、座席部の左
右のずれを防止することができる。
また座席の主構成材を帯状の可撓性材料2を十字状に
組み合わせて形成したから、材料どりが楽になると共
に、製造上や加工上の作業が容易になり、コストの低減
ができる上に、座席の隙間部によって風通しが良くな
り、水溜まりの発生を防止することもできる。
また前方部材15に、幼児用ハンドル部12aを幼児が把
持し易い位置に設けたので、幼児の乗車時の安全性がさ
らに向上する等、本考案によれば、多くのすぐれた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の斜視図、 第2図はその分解斜視図、 第3図はその座席形成部材の斜視図である。 1……フレーム、1a……上枠 1e……前向き水平部(前方突出部) 2……可撓性材料、3……座席形成部材 3a,3b,3c,3d……突片 3a1,3b1,3c1,3d1……端縁 4……前縁補強材、5……裏当材 9……シートベルト、11……締結用金具 12a……ハンドル部、12b……脚部 13……足載部、15……前方部材 17……支持板、20……水平連結材 21……ハンドルポスト把持部材 22……係止片、24……フック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプを素材として平面形状を略コ字状に
    形成した上枠1aの両端の延長部を下向きに屈曲して形成
    した前縁部1bを途中からそれぞれ内向きに屈曲して内向
    き水平部1cを形成し、この内向きパイプをそれぞれ途中
    で下向きに屈曲して垂直部1dを形成し、この下向きパイ
    プをそれぞれ前向きに屈曲して前向き水平部1eとしてフ
    レーム1を一体に形成し、帯状の可撓性材料2を十字状
    に形成し、この四方向の突片のうちの三方向の突片の端
    縁を、前記フレーム1の上枠1aの三辺にそれぞれ巻き付
    けると共に、他の突片を前記フレーム1の内向き水平部
    1c上にかけ渡した前縁補強材4に固定して底部が可撓性
    のある座席を構成し、前記三方向の突片の外側にシート
    ベルト9をかけ渡して、このシートベルト9を前部で締
    結および開放自在にし、水平に形成したハンドル部12a
    を上部に有すると共に、左右にそれぞれ脚部12bを有
    し、この脚部12bの下部に足載部13を有する前方部材15
    を、前記フレーム1の前向き水平部1eに折り畳み自在に
    連結して設け、この前方部材15に自転車のハンドルバー
    およびハンドルポストに対する連結金具を設けてなる自
    転車の幼児用座席装置。
JP1187590U 1990-02-13 1990-02-13 自転車の幼児用座席装置 Expired - Lifetime JP2515582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187590U JP2515582Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 自転車の幼児用座席装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187590U JP2515582Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 自転車の幼児用座席装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03103893U JPH03103893U (ja) 1991-10-29
JP2515582Y2 true JP2515582Y2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=31515385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1187590U Expired - Lifetime JP2515582Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 自転車の幼児用座席装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2515582Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6259037B1 (ja) * 2016-09-21 2018-01-10 服部 元信 自転車用幼児前席

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6259037B1 (ja) * 2016-09-21 2018-01-10 服部 元信 自転車用幼児前席

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03103893U (ja) 1991-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4539435B2 (ja) 車両用シート
US4834404A (en) Shopping cart having an infant carrier and an infant carrier therefor
US3901549A (en) Contoured chap-style cycling apron
JP2515582Y2 (ja) 自転車の幼児用座席装置
JP2000296733A (ja) 車両用シート
US20050035646A1 (en) Seat for collapsible jogging stroller
JPH11129953A (ja) 自転車用小児同乗席
JPH023932U (ja)
JP3981198B2 (ja) 折畳み式車椅子の座部支持機構および車椅子
JP5837555B2 (ja) 車椅子
JP2511406B2 (ja) 自動二輪車の荷紐用フツク装置
JPH0712159Y2 (ja) 自動車用シートスライド装置
JPH0610875Y2 (ja) リクライニングシート
JPS6215112Y2 (ja)
JPH0116656Y2 (ja)
JPS6224583Y2 (ja)
JPH0340223Y2 (ja)
JPH0322027Y2 (ja)
JPS5911823Y2 (ja) 自動二輪車におけるリヤキヤリア
JPH084394Y2 (ja) 自動二輪車等の車両におけるフロントバスケットの取り付け構造
JPH023954Y2 (ja)
JP3029665U (ja) 車両用座席の股あてクッション
JP6301786B2 (ja) 車椅子
JPH021147Y2 (ja)
JPH0215753Y2 (ja)