JP2514573B2 - 化粧板片の貼着方法 - Google Patents

化粧板片の貼着方法

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JP2514573B2 JP5164292A JP16429293A JP2514573B2 JP 2514573 B2 JP2514573 B2 JP 2514573B2 JP 5164292 A JP5164292 A JP 5164292A JP 16429293 A JP16429293 A JP 16429293A JP 2514573 B2 JP2514573 B2 JP 2514573B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内の壁面や家具およ
び調度品などの化粧に好適な化粧板片の貼着方法に関す
る。
【0002】
【従来上の技術】従来より、屋内の壁面や家具および調
度品などの化粧手段の1つとして、原木を製材して形成
される平状板を非常に薄くスライスし、美しい木目模様
を有するいわゆる、つき板による化粧板片を貼着する方
法が知られている。一例として、図11および図12に
示すように、机の面板3上に接着材2により化粧板片1
A,1A……、1B,1B……、1C,1C……、1
D,1D……、1E,1E……および1F,1F……を
所定の木目指向による化粧パターンで貼着される。
【0003】化粧板片1A,1A……、1B,1B…
…、1C,1C……、1D,1D……、1E,1E……
および1F,1F……の貼着方法は、図13に示す所定
の幅寸法Wと長さ寸法Lを有する定尺の化粧板4の表面
に仮想線で示したケガキ線に沿ってカッターナイフなど
で切断し、この切断した化粧板4を図11に示す化粧パ
ターンの木目指向5A〜5Fに従って、化粧板片1A,
1A……、1B,1B……、1C,1C……、1D,1
D……、1E,1E……および1F,1F……を形成
し、図14のように、切り出された化粧板片1A,1A
……、1B,1B……、1C,1C……、1D,1D…
…、1E,1E……および1F,1F……の裏面もしく
は面板3の上面に接着材2を塗布して、化粧板片1A,
1A……、1B,1B……、1C,1C……、1D,1
D……、1E,1E……および1F,1F……を順次貼
着する工程によってなされる。しかし、化粧板片1A,
1A……、1B,1B……、1C,1C……、1D,1
D……、1E,1E……および1F,1F……の厚さは
相当に薄く、かつ、天然材であるつき板により構成され
ているため、所定の化粧パターンの木目指向5A〜5F
に従って切断形成しても、経時的な温度変化や湿度変化
によって木目に沿って比較的簡単に破断したり、寸法が
狂って所定の化粧パターンに組むことができないことが
あり、所定の化粧パターンの化粧板片1A,1A……、
1B,1B……、1C,1C……、1D,1D……、1
E,1E……および1F,1F……を大量に切断形成し
て在庫として置いておくことができなかった。したがっ
て、種々の化粧パターンのたとえば机の面板3を製作す
るときは、その都度所定の化粧パターンの化粧板片1
A,1A……、1B,1B……、1C,1C……、1
D,1D……、1E,1E……および1F,1F……を
切断形成ししなければならず、作業性に劣る欠点を有し
ていた。また、図15の化粧パターンにおけるテープ状
の化粧板片1G,1G……のように、木目が長さ方向に
指向する上、その長さ寸法が小さいものであれば切断作
業中に木目に沿って比較的簡単に破断するため、長さ寸
法の切断限界値がかなり制限される欠点も有する。
【0004】一方、図11および図12の化粧板片1
A,1A……、1B,1B……、1C,1C……、1
D,1D……、1E,1E……および1F,1Fの貼着
方法の他の例として、たとえば、つぎに説明するない
しの工程に基づいてなされるものもある。この貼着方
法は、 .化粧板片1E,1E、1F,1Fの裏面もしくは面
板3上に接着材2を塗布し該接着材2を乾燥させたの
ち、図16(A)のように、木目5Aを机の面板3の縦
軸Cに対して右上がり傾斜角45°に指向させた状態
で、短冊状の化粧板片1A,1A……を面板3上に載
せ、アイロン等の手段によるポイント接着P,P……に
より仮止めする。 .図16(B)のように、木目5Bを机の面板3の縦
軸Cに対して右下がり傾斜角45°に指向させた状態
で、短冊状の化粧板片1B,1B……を面板3上に載
せ、アイロン等の手段によるポイント接着P,P……に
より仮止めする。 .図17(C)のように、木目5Cを机の面板3の縦
軸Cに対して右下がり傾斜角45°に指向させた状態
で、短冊状の化粧板片1C,1C……を面板3上に載
せ、アイロン等の手段によるポイント接着P,P……に
より仮止めする。 .図17(D)のように、木目5Dを机の面板3の縦
軸Cに対して右上がり傾斜角45°に指向させた状態で
短冊状の化粧板片1D,1D……を面板3上に載せ、ア
イロン等の手段によるポイント接着P,P……により仮
止めする。 .つぎに、切断線C1,C2,C3およびC4上に順
次定規(図示省略)の端面を対応させ、対応させた端面
に沿ってカッターナイフを移動させることにより、切断
線C1,C2,C3およびC4に沿って短冊状の化粧板
片1A,1A……、1B,1B……、1C,1C……お
よび1D,1D……を切断し、この切断によって発生し
た端板を除去する。 .この端板を除去した後、面板3上に残存している化
粧板片1A,1A……、1B,1B……、1C,1C…
…および1D,1D……を前記仮止めされていた位置
で、熱圧着処理して接着する(図17(E)参照)。 .図17(F)のように、長寸短冊状の付き板1E,
1Eの木目5Eを面板3の縦軸Cに直交させた状態で、
アイロン等の手段によるポイント接着P,P……により
仮止めする。 .図18(G)のように、短寸短冊状の付き板1F,
1Fの木目5Fを面板3の縦軸Cに平行に指向させた状
態で、アイロン等の手段によるポイント接着P,P……
により仮止めする。 .切断線C4,C5,C6およびC7上に順次定規
(図示省略)の端面を対応させ、対応させた端面に沿っ
てカッターナイフを移動させることにより、切断線C
4,C5,C6およびC7に沿って化粧板片1E,1
E、1F,1Fを切断し、この切断によって発生した端
板を除去したのち、端板が除去されることで、面板3上
に残存している化粧板片1E,1E、1F,1Fを、前
記仮止めされていた位置で熱圧着処理して接着する。
【0005】ところが、この貼着方法でも貼着作業性の
向上を期待することはできず、殊に、前者の貼着方法よ
りも精度出しが困難な上、前記およびの工程におい
て比較的面積の大きい端板が発生し、これを捨てなけれ
ばならないので材料取りの面で大きい無駄を生じる欠点
がある。したがって、幅寸法の切断限界値が小さくな
り、化粧パターン形成上の制約が緩和され、貼着作業性
が向上し、高精度の貼着が容易になされるとともに、材
料取りに無駄を生じない化粧板片の貼着方法の開発が要
求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、前者および後者の化粧板片の貼着方法では、貼着
作業性に劣り、高精度の貼着が困難であるとともに、材
料取り無駄が生じる点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、薄紙
によってなる台紙の表面に接着材を塗布して接着材層を
形成する工程と、化粧板を所定の化粧パターンの木目指
向に従って必要な形状に切断して化粧板片を形成する工
程と、前記台紙と複数の該化粧板片を接着して所定の化
粧パターンの木目指向に従って必要とする種々の化粧基
板を作製する工程と、接着材を介して基材に前記化粧基
板を所定の化粧パターンで貼着する工程と、からなるこ
とを特徴とし、貼着作業性を向上させ高精度の貼着が容
易になされるとともに、長さ寸法の切断限界値を小さく
して、化粧パターン形成上の制約を緩和し、材料取りの
無駄を省く目的を達成できるようにした。また、台紙の
経時劣化により台紙自体が厚さ方向に二分されて、化粧
板片が基材から外れたり、紙の伸縮により化粧板片相互
の継ぎ目が離間するなどの不都合の発生を防止できるよ
うにした。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、薄紙によってなる
紙と、化粧板を所定の木目指向を有する所定の形状に切
断した化粧板片との両者を接着材層により接着した複合
体によって化粧基板を形成するので、木目に沿う化粧板
片の破断が接着材層による台紙への接着作用および台紙
の破断応力によって防止できる。このような化粧板片の
破断防止作用によって、材料取りの無駄を省き、化粧パ
ターン形成上の制約を緩和し、貼着作業性を向上させる
とともに、貼着精度を高めることができる。また、薄紙
によってなる台紙が使用されているので、経時により台
紙自体が厚さ方向に二分されることはない。したがっ
て、経時により基材から化粧板片が分離するのを防止で
きる。また、曲率の小さい湾曲部が連続する化粧パター
ンにおける化粧基板を形成することができると共に、化
粧基板を基材に貼着するとき、化粧基板相互の継ぎ目、
ひいては化粧板片の相互の継ぎ目のずれを修正すること
が可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて工程
順に説明する。なお、前記従来例と同一もしくは相当部
分には、同一符号を付して説明する。 .図1および図2のように、敷板7の上面に、0.1
mm以下の厚さを有し、かつ敷板7よりも大きい面積を
もつ台紙8、好ましくは0.06mm厚のクラフト紙も
しくは0.087mm厚のハトロン紙によってなる広面
積の台紙8を敷板7の1側端より内側にずらして載せ、
台紙8の一側端を接着テープ8Aにより接着して敷板7
に対して台紙8を仮止めする。 .仮止め状態のままで自動接着材塗布機(図示省略)
により、台紙8の表面における敷板7に対応する部分に
接着材を塗布して接着材層9を形成する(図3参照)。
この接着材層9を形成した後、速やかに台紙8における
接着材層9の非形成部分を切断除去することで、接着材
層9の形成部分と、接着材層9の非形成部分との縮み量
の差によって両者の境界部付近の接着状態が損なわれる
不都合の発生を回避できる。なお、接着材層9を形成す
るための接着材としては、種々の合成樹脂糸接着材の中
から適当なものを選択して使用すればよい。 .図4に示す所定の幅寸法Wと長さ寸法Lを有する定
尺の化粧板4を、その表面に仮想線で示したケガキ線に
沿って切断し、この切断した化粧板4を所定の化粧パタ
ーンの木目指向5A〜5Fに従って必要な形状に切断し
て(点線参照)化粧板片1A,1A……、1B,1B…
…、1C,1C……、1D,1D……、1E,1E……
および1F,1F……を形成する。 .この切り出し形成された化粧板片1A,1A……、
1B,1B……、1C,1C……、1D,1D……、1
E,1E……および1F,1Fを、前記接着材層9をそ
の表面に形成した台紙8上にそれぞれ貼着して化粧基板
11を作製する。台紙8上に化粧板片1A,1A……、
1B,1B……、1C,1C……、1D,1D……、1
E,1E……および1F,1Fを貼着するパターンは、
たとえば化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1
C,1C……、1D,1D……の場合においては、図5
及び図6に示す如く所定の化粧パターン中、化粧板片1
C,1C……、1D,1D……により構成される木目指
向5C,5Dのパターン及び化粧板片1A,1A……、
1B,1B……により構成される木目指向5A,5Bの
パターンを数多く貼着して化粧基板11を形成する。ま
た、化粧板片1E,1E……、1F,1F……の場合も
同様に、図7及び図8に示す如く所定の化粧パターン
中、化粧板片1E,1E……、1F,1F……により構
成される木目指向5E,5Fのパターンにしたがってか
かるパターンを数多く貼着して化粧基板11を形成す
る。この化粧基板11を、たとえば図11の化粧パター
ンに従って点線のように切断して定形の化粧基板11
A,11B,11C,11Dを形成する。図9は、上記
図5の化粧板片1C,1C……、1D,1D……により
構成される化粧基板11の縦断面図である。なお、台紙
8上に化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1
C,1C……、1D,1D……、1E,1E……および
1F,1F……を貼着するパターンは、上記図5〜図8
の例に限定されるものでなく、所定の化粧パターンによ
って種々の貼着パターンが存在し、また上記の例におい
ても、台紙8上に化粧板片1A,1A……のみを貼着す
る貼着パターンとしてもよく、また、化粧板片1E,1
E……、1F,1F……は同じ木目指向5E,5Fのパ
ターンであるため、定尺の化粧板4を切断するとき長さ
方向の大きめに切断して台紙8上に貼着し、所定の化粧
パターン中、化粧板片1E,1E……、1F,1F……
の大きさに切断して使用してもよい。 .図10のように、面板3の上面に接着材12を塗布
し、上記化粧基板11を所定の化粧パターンの大きさ及
び形状に切断し、この切り出された化粧基板11を順次
所定の化粧パターンで載せたのち、適宜押圧することに
よって、図11に示すように、面板3に所定の化粧パタ
ーンで化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1
C,1C……、1D,1D……、1E,1E……および
1F,1F……が貼着される。
【0010】このように、化粧板4を所定の化粧パター
ンの木目指向5A〜5Fに従って必要な形状に切断して
化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1C,1C
……、1D,1D……、1E,1E……および1F,1
Fを形成するとともに、この化粧板片1A,1A……、
1B,1B……、1C,1C……、1D,1D……、1
E,1E……および1F,1Fを、前記接着材層9をそ
の表面に形成した台紙8上にそれぞれ貼着して化粧基板
11として形成することから、経時的な温度変化や湿度
変化によって木目5A〜5Fに沿う化粧板片1A,1A
……、1B,1B……、1C,1C……、1D,1D…
…、1E,1E……および1F,1Fの破断が接着材層
9による台紙3への接着作用および台紙8の破断応力、
つまり化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1
C,1C……、1D,1D……、1E,1E……および
1F,1F……の破断応力よりも大きい破断応力によっ
て防止できる。また、化粧板片1A,1A……、1B,
1B……、1C,1C……、1D,1D……、1E,1
E……および1F,1F……の伸縮を抑制することがで
き、大きさの変化や寸法の狂いを防止することができ
る。その結果、所定の化粧パターンの化粧板片1A,1
A……、1B,1B……、1C,1C……、1D,1D
……、1E,1E……および1F,1Fを大量に切断形
成して在庫として置いておくことが可能であり、種々の
化粧パターンのたとえば机の面板3を製作する上におい
て、作業性を向上させることができる。また、たとえば
化粧板片1A,1A……、1B,1B……により構成さ
れる木目指向5A,5Bのパターン及び化粧板片1C,
1C……、1D,1D……により構成される木目指向5
C,5Dのパターンを数多く貼着し、複数の該化粧板片
を前記台紙8に接着して化粧基板11を形成することか
ら、材料取りの無駄を省き、しかも切断および貼着が容
易になり作業性が向上するとともに、貼着精度を高める
ことができる。
【0011】さらに、0.1mm以下の薄紙によってな
る台紙8が使用されているので、経時により台紙8自体
が厚さ方向に二分されることはない。したがって、経時
により面板3から化粧板片1A,1A……、1B,1B
……、1C,1C……、1D,1D……、1E,1E…
…および1F,1Fが分離するのを防止して、化粧の延
命を達成することができる。また、接着材の乾燥する際
などの台紙8の伸縮により、面板3上に貼着された化粧
基板11の化粧板片1A,1A……、1B,1B……、
1C,1C……、1D,1D……、1E,1E……およ
び1F,1F相互の継ぎ目が離間するなどの不都合を防
止でき、化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1
C,1C……、1D,1D……、1E,1E……および
1F,1F相互の継ぎ目を美しく維持することができ
る。実際上0.1mmを超える台紙8を使用した場合に
は、比較的短期間台紙8自体が厚さ方向に二分され、面
板3から化粧板片1A,1A……、1B,1B……、1
C,1C……、1D,1D……、1E,1E……および
1F,1Fが分離したり、化粧板片1A,1A……、1
B,1B……、1C,1C……、1D,1D……、1
E,1E……および1F,1Fの相互の継ぎ目が離間
し、面板3の商品価値を損なう。また、0.1mm以下
の薄紙によってなる台紙8を使用して化粧基板11を形
成していることから、厚い台紙8を使用しては不可能な
曲率の小さい湾曲部が連続する化粧パターンにおける化
粧基板11を形成することができると共に、化粧基板1
1を面板3に貼着するとき、化粧基板11相互の継ぎ
目、ひいては化粧板片1A,1A……、1B,1B…
…、1C,1C……、1D,1D……、1E,1E……
および1F,1Fの相互の継ぎ目のずれを修正すること
が可能である。
【0012】なお、前記実施例では、机の面板3に貼着
する方法で説明しているが、本発明において貼着できる
基材は、面板3にのみ限定されるものではなく、屋内の
壁面や種々の家具および調度品などを挙げることができ
る。また、台紙8の表面に接着材層9を形成し、その上
に化粧基板11を載せて両者を接着する方法で説明して
いるが、化粧基板11の裏面に接着材層9を形成し、こ
の接着材層9を介して台紙8と化粧基板11を接着する
ようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、薄紙によってなる台紙の表面に接着材を塗布して接
着材層を形成する工程と、化粧板を所定の化粧パターン
の木目指向に従って必要な形状に切断して化粧板片を形
成する工程と、前記台紙と複数の該化粧板片を接着して
所定の化粧パターンの木目指向に従って必要とする種々
の化粧基板を作製する工程と、接着材を介して基材に前
記化粧基板を所定の化粧パターンで貼着する工程とから
なることから、経時的な温度変化や湿度変化によって木
目に沿う化粧板片の破断が接着材層による台紙への接着
作用および台紙の破断応力、つまり化粧板片の破断応力
よりも大きい破断応力によって防止できる。また、化粧
板片の伸縮を抑制することができ、大きさの変化や寸法
の狂いを防止することができる。その結果、所定の化粧
パターンの化粧板片を大量に切断形成して在庫として置
いておくことが可能であり、種々の化粧パターンのたと
えば机の面板を製作する上において、作業性を向上させ
ることができる。また、複数の該化粧板片を前記台紙に
接着して化粧基板を形成することから、材料取りの無駄
を省き、しかも切断および貼着が容易になり作業性が向
上するとともに、貼着精度を高めることができる。さら
に、薄紙によってなる台紙が使用されているので、経時
により台紙自体が厚さ方向に二分されることはない。し
たがって、経時により基材から化粧板片が 分離するのを
防止して、化粧の延命を達成することができる。また、
接着材の乾燥する際などの台紙の伸縮により、基材上に
貼着された化粧基板の化粧板片相互の継ぎ目が離間する
などの不都合を防止でき、化粧板片相互の継ぎ目を美し
く維持することができる。 また、薄紙によってなる台紙
を使用して化粧基板を形成していることから、厚い台紙
を使用しては不可能な曲率の小さい湾曲部が連続する化
粧パターンにおける化粧基板を形成することができると
共に、化粧基板を基材に貼着するとき、化粧基板相互の
継ぎ目、ひいては化粧板片の相互の継ぎ目のずれを修正
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】敷板に台紙を載せた状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】接着材層の形成状態を示す正面図である。
【図4】化粧板片形成のための材料取りの一例を示す要
領平面図である。
【図5】化粧基板の一例を示す要領平面図である。
【図6】化粧基板の一例を示す要領平面図である。
【図7】化粧基板の一例を示す要領平面図である。
【図8】化粧基板の一例を示す要領平面図である。
【図9】図5のB−B線断面図である。
【図10】面板の上面に化粧板片を接着した状態の部分
拡大断面図である。
【図11】机の面板に対する化粧板片の貼着状態の一例
を示す拡大平面図である。
【図12】図11のC−C線断面図である。
【図13】化粧板片形成のための材料取りの従来例を示
す平面図である。
【図14】面板の上面に化粧板片を接着した状態の部分
拡大断面図である。
【図15】机の面板に対する化粧板片の貼着状態の他の
例を示す拡大平面図である。
【図16】(A)ないし(B)は化粧板片の貼着手順の
他の従来例を示す拡大平面図である。
【図17】(C)ないし(F)は化粧板片の貼着手順の
他の従来例を示す拡大平面図である。
【図18】(G)は化粧板片の貼着手順の他の従来例を
示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1A〜1F 化粧板片 3 机の面板(基材) 4 化粧板 5A〜5F 木目 8 台紙 9 接着材層 10 押圧装置 11 化粧基板 12 接着材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄紙によってなる台紙の表面に接着材を
    塗布して接着材層を形成する工程と、化粧板を所定の化
    粧パターンの木目指向に従って必要な形状に切断して化
    粧板片を形成する工程と、前記台紙と複数の該化粧板片
    を接着して所定の化粧パターンの木目指向に従って必要
    とする種々の化粧基板を作製する工程と、接着材を介し
    て基材に前記化粧基板を所定の化粧パターンで貼着する
    工程と、からなることを特徴とする化粧板片の貼着方
    法。
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