JP2514546Y2 - タービンロータのジャッキアップ装置 - Google Patents

タービンロータのジャッキアップ装置

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JP2514546Y2
JP2514546Y2 JP19640687U JP19640687U JP2514546Y2 JP 2514546 Y2 JP2514546 Y2 JP 2514546Y2 JP 19640687 U JP19640687 U JP 19640687U JP 19640687 U JP19640687 U JP 19640687U JP 2514546 Y2 JP2514546 Y2 JP 2514546Y2
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turbine
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喜好 加藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、タービン静止時に軸受にかわって、ター
ビンロータを仮支持するとともに、タービンロータと軸
受との接触を解除するためのジャッキアップ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の装置として第3図の要部断面図に示されるよ
うなボルト釣り上げ方式ロータ支持装置が知られてい
る。2はタービンロータで軸受(図示せず)が当接する
支持部に隣り合い、かつその外側の位置にある部分の断
面である。第4図はジャッキアップ装置の使用を示すタ
ービン概要図である。
前部軸受台7及び後部軸受台8はそれぞれ前部ジャッ
キアップ装置5及び後部ジャッキアップ装置6を有し、
いずれも軸受台座その四辺に直立させて接合された4枚
の軸受壁(但しタービンロータ2が貫通する側の軸受壁
はその貫通部分が切り欠いてある)とからなる。
釣り上げ方式ロータ支持装置は、平盤な台座19と台座
19の両端部近くにそれぞれ直立して接合してある2枚の
台側壁26とからなる下部構造物(符号なし)と下方に開
口部を有するコの字形の門様形体の支持梁27と、タービ
ンロータ2の曲率半径とほぼ等しい半リングの脚部をの
ばしu字形に形成された半リング体の軸受支え28と、そ
の両脚部に一端を固定し他端にネジが刻設されたボルト
29とからなるハーフリング31とからなり、前記下部構造
物の台側壁上端部のフランジ26aと、支持梁27の両脚部
に配備されたフランジ27aとを接合、ボルト締めするこ
とにより一体化される。
ハーフリング31は、その両脚部のボルト29の上部を支
持梁27とハーフリング31両者の中心が一致するようにし
て、支持梁27の梁部上方へ突出させ、ナット30を螺合す
ることによって、台座19及び支持梁27とによって懸垂状
態で保持される。
この様に構成された支持装置を、前部軸受3及び後部
軸受4の外側(軸端側)に配し、台座19を前部軸受台7
及び後部軸受台8それぞれの台板19に固定してその内部
に収納するとともに、タービンロータ2の両端部をハー
フリング31の中にかかえ込むようにして保持させるとと
もに、2つのナット30を同方向へ回動することによって
ハーフリング31を上下させ、前部軸受3及び後部軸受4
とタービンロータ2とを接触又は離間させるのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記方式のボルト釣り上げ方式ロータ支持装置は、前
部軸受台7及び後部軸受台8の内部に収納設置されてい
るため、前部軸受3及び後部軸受4からタービンロータ
2を離間する必要のあるたびに軸受台カバを取除き、ハ
ークリングのボルトに螺合してある2つのナットを同方
向へ同じ回転数だけ回動させねばならないため、離間の
ため軸受台カバの取付,取り外し等の段取に多くの時間
を必要とするとともに、ナットの回動も慎重にしないと
前後及び左右の不均一を生ずるおそれがあるなどの問題
があった。
本考案は、上記に鑑みなされたもので、段取り時間を
大巾に縮少するとともに極めて簡単な操作によってター
ビンロータを上下動できる装置を提供することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、タービンロータの仮支持構造を、上側がタ
ービンロータの曲率半径より大きい曲率半径の曲面を有
し、下側の水平面に嵌合のための凹所が設けられている
軸受部材,前記軸受部材を支え上側に前記凹所に嵌入す
る凸部を備え、かつ下側が長手方向へのテーパ面に形成
されている部材受け,前記部材受けを支え、上面が前記
テーパ面と逆傾斜のテーパ面に形成された直方体で、そ
の長手方向端面の一方に移動桿の一端が回動自在に固定
されているレベリングブロック、さらにその下方に配置
され、上面に前記レベリングブロックの下方部分を嵌入
し、それを長手方向へ水平移動が可能な溝を備えるとと
もに、一方の端部に前記移動桿を回動自在に保持するね
じ孔が設けられているブロック支え、上記四者のうち、
前記部材受けを前記レベリングブロックの水平移動を阻
げないようにして、2本の位置決めボルトによって前記
ブロック支えに固定して支持部を構成し、タービンの軸
受台内の前部軸受及び後部軸受と共通の台座上に、それ
ぞれの軸受の外側へ隣り合せに前記ブロック支えの下面
を取付けた構成としたので、例えば図示するごとくレベ
リングブロックのテーパが右下りになされていると、移
動桿を回動させて右側へ移動させると、レベリングブロ
ックは引張られて右方向へ移動するので、その上に載置
される部材受け及びそれに支えられている軸受部材は、
移動距離×tan傾斜角度で計算される高さだけ押し上げ
ることができるし、上記と逆に移動桿を回動させればも
との位置にかえすことができるのである。
〔実施例〕
以下本考案の適用例の図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るジャッキアップ装置を含む軸受
台の要部断面図で、第2図は第1図のA-A断面の部分拡
大図である。なお従来技術を説明した内容と同じになる
部分は重複をさけるため省略することとする。
図において、前部軸受台7又は後部軸受台8の構造は
既述した通りで、タービンロータ2の上下の移動量は、
タービンロータ2の外周上端にその先端を当接している
測定棒10の移動として捉え、それを軸受カバー11の頂部
に配設してあるダイヤルゲージ9で読み取るようになさ
れている。
本考案のジャッキアップ装置は、前部軸受台7又は後
部軸受台8それぞれの内部下方の所定位置(既述)にそ
れぞれ設置されるもので、上面にその長手方向中心線を
中心線とする溝が、その一方が行止りになるように形成
されている直方体で、前記長手中心線上に中心を有しか
つ所定の間隔をあけて上面側に直光するように植設され
た2本の位置決めボルト25を持つとともに、前記行き止
りの壁面に移動桿20が回動可能なねじ孔が設けられてい
るブロック支え18と、中央部分に位置決めボルト20が上
下に貫通し、かつ長手方向への水平移動に際し位置決め
ボルト20に接触しないように長方形にくり抜かれてお
り、上面が長手方向へのテーパー面に、下面が水平面に
形成され、巾が前記ブロック支え18の溝に嵌入し水平移
動可能な直方体で、低い方の端面に移動桿20の一端を回
動自在に固定できるレベリングブロック17と、底面がレ
ベリングブロック17と逆のテーパー面をなし、上面が水
平面で中央部に嵌合のための凸部を配備するとともに、
位置決めボルト23の頭部をバネ24を介して収納する座ぐ
り孔が配備されている部材受け16と、上面がタービンロ
ータ2の曲率半径とほぼ等しい曲率半径の曲面に形成さ
れ、下面が水平面になされている細長い形状に作られ、
その下半分が部材受け16の角形溝に嵌合が可能であると
ともに、下面に部材受け16の凸部に嵌合させるための凹
部を形成してある軸受部材15とからなる。なおレベリン
グブロック17、部材受け16及び軸受部材15の長手寸法は
等しく作られている。
以上の構成部品のうち、ブロック支え18を前部軸受3
又は後部軸受4と共通の台座19の所定位置上にタービン
ロータ2の中心線と直交する形で固定し、配備されてい
るねじ孔に移動桿20を嵌合し、移動桿20の反固定端を一
方の(図では右側)の軸受台側壁13に配備された貫通小
孔から少しく突出させておく。なお移動桿20の反固定端
の頭部は回転レバ25の頭部に回動しないように巻込まれ
るように角形断面に形成されている。
次にレベリングブロック17をブロック支え18の溝に嵌
入させ左側を揃えてから移動桿20の一端をその右側に固
定する。このレベリングブロック17の上に部材受け16を
互いのテーパを合せて重ね合せるとともに位置決めボル
ト23をその座ぐり穴からばね24を介して下方差し入れ下
部のねじ部をブロック支え18に配備されているねじ穴
(図示せず)にねじ込み位置決めボルトを直立状に固定
する。この部材受け16の上面の凸部を軸受部材15底面の
凹部に嵌入するように角形溝をすべらせながら軸受部材
15を部材受け15に載置させて装置の組立てを完了する。
この状態の時の軸受部材15とタービンロータ2の下周面
との間はタービン稼動時においても接触しないだけの空
隙を維持されている。なお回転頭21を突出させている軸
受台側壁13の開口部はキャップ22によって封塞されてい
る。
したがってタービン休止時には、前部軸受台7及び後
部軸受台8から油抜きをしてからキャップ22をはずし回
転レバー25の頭部を回転頭21に差し込み回動させること
により移動桿20に引張られてレベリングブロック17が矢
印bの方向に移動し、部材受け16を介し軸受部材15を矢
印aの方向(垂直方向)へ上昇させることができるので
タービンロータ2は前部軸受3又は後部軸受4との接触
を解き、このジャッキアップ装置で仮支持できるのであ
る。
〔考案の効果〕
本考案にかかるジャッキアップ装置は、既述してきた
ような構成をもち、タービンロータを軸支する軸受の横
隣りに常時設置されており、回転レバーを回動すること
でタービンロータを仮支持できるので、いつでもタービ
ンロータのジャッキアップ操作が可能であるとともに、
短時間でそれを完了させることができるのである。従っ
て従来方式の仮支持方法に比し、確実性,操作性に優れ
段取時間,操作人員などジャッキアップ操作のため人手
を大巾に軽減できるという経済的効果が得られる。特に
タービン停止時のターニング運転中において、ケーシン
グ上猫ぞり現象が発生し、タービンロータが静止体と接
触し停止する危険があるときなどに威力を発揮し、緊急
にタービンロータをジャッキアップすることにより、軸
受の焼損事故を未然に回避できるという大きな効果は、
重大事故につながる恐れのあるものだけにすぐれた特性
といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用したジャッキアップ装置の実施
例の要部断面図、第2図は第1図のA-A断面の部分拡大
図、第3図は従来例によるジャッキアップ装置の要部断
面図、第4図はジャッキアップ装置の装置位置を示すタ
ービンの概略構成図である。 2;タービンロータ、3;前部軸受、4;後部軸受、11;軸受
台カバー、12;軸受台座、13;軸受台側壁、14;下部軸受
台、15;軸受部材、16;部材受け、17;レベリングブロッ
ク、18;ブロック支え、19;台座、20;移動桿、21;回転
頭、22;キャップ、23;位置決めボルト、24;バネ、25;回
転レバー、26;台側壁、27;支持梁、28;軸受支え、31;ハ
ーフリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上側がタービンロータの曲率半径より大き
    い曲率半径の曲面を有し、下側の水平面に嵌合のための
    凹所が設けられている軸受部材、前記軸受部材を支え上
    側に前記凹所に嵌入する凸部を備え、かつ下側が長手方
    向へのテーパ面に形成されている部材受け、前記部材受
    けを支え、上面が前記テーパ面と逆傾斜のテーパ面に形
    成された直方体で、その長手方向端面の一方に移動桿の
    一端が回動自在に固定されているレベリングブロック、
    さらにその下方に配置され、上面に前記レベリングブロ
    ックの下方部分を嵌入し、それを長手方向へ水平移動が
    可能な溝を備えるとともに、一方の端部に前記移動桿を
    回動自在に保持するねじ孔が設けられているブロック支
    え、上記四者のうち前記部材受けを前記レベリングブロ
    ックの水平移動を阻げないようにして、2本の位置決め
    ボルトによって前記ブロック支えに固定して支持部を構
    成し、タービンの軸受台内の前部軸受及び後部軸受と共
    通の台座上に、それぞれの軸受の外側へ隣り合せに前記
    ブロック支えの下面を取付けたことを特徴とするタービ
    ンロータのジャッキアップ装置。
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EP2711504A1 (de) * 2012-09-19 2014-03-26 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Überbrücken eines Spiels
CN104005797B (zh) * 2014-06-04 2015-12-30 中国航空动力机械研究所 燃气轮机转子支撑机构及带有该支撑机构的燃气轮机

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