JPS6310909Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6310909Y2 JPS6310909Y2 JP19032982U JP19032982U JPS6310909Y2 JP S6310909 Y2 JPS6310909 Y2 JP S6310909Y2 JP 19032982 U JP19032982 U JP 19032982U JP 19032982 U JP19032982 U JP 19032982U JP S6310909 Y2 JPS6310909 Y2 JP S6310909Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- pin
- phase
- mounting member
- surface plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は位相角180度のクランク軸のピン部割
出精度を確認する装置に関するものである。
出精度を確認する装置に関するものである。
<従来技術>
一般にクランクピン研削盤にて加工されたクラ
ンク軸のピン部割出精度、即ちジヤーナル中心に
対する各ピン部相互間の角度位相を検査する必要
がある。機外においてかかるピン部相互間の角度
位相を高精度に測定することは形状が特殊である
ため非常に困難であり、しかもピン径とかピンス
トロークの異なる多種類のクランク軸を検査する
場合にはより困難性が伴う。
ンク軸のピン部割出精度、即ちジヤーナル中心に
対する各ピン部相互間の角度位相を検査する必要
がある。機外においてかかるピン部相互間の角度
位相を高精度に測定することは形状が特殊である
ため非常に困難であり、しかもピン径とかピンス
トロークの異なる多種類のクランク軸を検査する
場合にはより困難性が伴う。
正確な角度位相のピン部が予め形成されたマス
タクランク軸を基準にして加工されたクランク軸
を比較測定するにしても、クランク軸の種類毎に
専用の支持スタンドが必要であり、マスタカムク
ランクもクランク軸の種類だけ必要となり、種類
が多いとこれらのコストアツプはさけられず不経
済であつた。
タクランク軸を基準にして加工されたクランク軸
を比較測定するにしても、クランク軸の種類毎に
専用の支持スタンドが必要であり、マスタカムク
ランクもクランク軸の種類だけ必要となり、種類
が多いとこれらのコストアツプはさけられず不経
済であつた。
<考案の目的>
クランク軸の種類が変わつても共通に利用でき
る汎用性のあるクランクピン部の割出精度確認装
置を提供することである。
る汎用性のあるクランクピン部の割出精度確認装
置を提供することである。
<考案の構成>
本考案は、クランク軸の軸端に位相角180度で
突設された2個の基準ピンを有する回動リングを
任意の位相関係に固定できるように取付け、受台
上にジヤーナル部をもつて回転可能に支承された
クランク軸のピン部外周面上の頂部と接触し、又
前記回動リングの基準ピンの外周面上の頂部と接
触する接触子を備え定盤上に摺接して移動可能な
スタンド付ダイヤルインジケータとで構成され
る。
突設された2個の基準ピンを有する回動リングを
任意の位相関係に固定できるように取付け、受台
上にジヤーナル部をもつて回転可能に支承された
クランク軸のピン部外周面上の頂部と接触し、又
前記回動リングの基準ピンの外周面上の頂部と接
触する接触子を備え定盤上に摺接して移動可能な
スタンド付ダイヤルインジケータとで構成され
る。
<実施例>
第1図、第2図は本考案の基となる測定原理を
示すものである。第1図においては、測定すべき
クランク軸Wを定盤10上のV字状受台11に基
準ジヤーナル部Jをもつて支持し、異なる2位相
のクランクピン部P1,P2の中心が水平面上に位
置する状態が示されている。この状態は両ピン部
P1,P2の頂点S1,S2が同一高さHとなるように
スタンド上に取付けたダイヤルインジケータで確
認しつつ受台11上でクランク軸Wを微小回転さ
せる。第2図の状態は第1図の状態よりクランク
軸Wを正確に180度回転させた状態である。この
場合の各クランクピン部の頂点S1,S2の高さ位置
を前記ダイヤルインジケータでチエツクし、その
高さ位置がHであれば、クランクピン部の割出し
誤差(加工誤差)はないことになる。しかしなが
ら第1図に示すように割出し誤差αが存在する場
合、第2図の状態のもとでは頂点S1,S2の高さ位
置には△2hの差が出ることになる。
示すものである。第1図においては、測定すべき
クランク軸Wを定盤10上のV字状受台11に基
準ジヤーナル部Jをもつて支持し、異なる2位相
のクランクピン部P1,P2の中心が水平面上に位
置する状態が示されている。この状態は両ピン部
P1,P2の頂点S1,S2が同一高さHとなるように
スタンド上に取付けたダイヤルインジケータで確
認しつつ受台11上でクランク軸Wを微小回転さ
せる。第2図の状態は第1図の状態よりクランク
軸Wを正確に180度回転させた状態である。この
場合の各クランクピン部の頂点S1,S2の高さ位置
を前記ダイヤルインジケータでチエツクし、その
高さ位置がHであれば、クランクピン部の割出し
誤差(加工誤差)はないことになる。しかしなが
ら第1図に示すように割出し誤差αが存在する場
合、第2図の状態のもとでは頂点S1,S2の高さ位
置には△2hの差が出ることになる。
要するに予め2つのクランクピン部の頂点が同
じ高さ位置となる状態から正確にクランク軸を
180度回転させて両ピン部の頂点の高さ位置に差
があればクランクピン部相互間に位相の誤差、即
ちピン部加工時における割出し誤差があることに
なる。その割出し誤差αはクランクピン偏心量を
とすると α=sin(△h/) となり、一方のクランクピンを基準にした場合の
他方のクランクピンの位相誤差は2αとなる。
じ高さ位置となる状態から正確にクランク軸を
180度回転させて両ピン部の頂点の高さ位置に差
があればクランクピン部相互間に位相の誤差、即
ちピン部加工時における割出し誤差があることに
なる。その割出し誤差αはクランクピン偏心量を
とすると α=sin(△h/) となり、一方のクランクピンを基準にした場合の
他方のクランクピンの位相誤差は2αとなる。
上記の測定原理においては、クランク軸を任意
の角度位置から正確に180度回転させることが必
要であり、本考案においては次のようにしてクラ
ンク軸の割出しを行う。
の角度位置から正確に180度回転させることが必
要であり、本考案においては次のようにしてクラ
ンク軸の割出しを行う。
第3図に示すように、クランク軸Wの一端に回
動リング21を任意の角度位置に固定できるよう
に嵌合せしめたリング状の取付部材20を支持ボ
ルト23にて3点支持で固定する。この場合取付
部材20はクランク軸Wに対する同心性は特に必
要としない。
動リング21を任意の角度位置に固定できるよう
に嵌合せしめたリング状の取付部材20を支持ボ
ルト23にて3点支持で固定する。この場合取付
部材20はクランク軸Wに対する同心性は特に必
要としない。
第1図に示す状態にクランク軸の角度位相が決
まつた後、回動リング21固定用のノブ25を緩
めて取付部材20に対して回動できるようにす
る。180度の位相関係にある2つの基準ピン22,
22にダイヤルインジケータ30を接触させて第
4図に示すように頂点の高さH1が同一高さとな
るように回動リング21の角度位置を調整してか
ら固定用ノブ25を締めて取付部材20と回動リ
ング21を一体的に結合する。この状態よりクラ
ンク軸を180度回転させ、前記基準ピン22の高
さ位置をダイヤルインジケータ30でチエツクし
ながらクランク軸の角度位置を定める。こうして
再び第4図に示すように基準ピン22,22の頂
点が同じ高さになればクランク軸Wは180度正確
に割出されたことになる。尚、クランク軸Wに対
して取付部材20が正しく同心的に取付けられて
いる場合には、基準ピン22の頂点の高さ位置が
180度回転させた後も同じ高さ位置となるが、前
述したように必ずしも同心的に取付ける必要はな
く、ずれていれば、180度回転させる前と後とで
基準ピン22の高さ位置に差が生ずるだけのこと
であり、2つの基準ピン22,22が水平面内に
位置する同一の高さ位置となる角度位相に割出せ
ば、2つの基準ピン22,22の位相差と等しい
角度割出したことになる。
まつた後、回動リング21固定用のノブ25を緩
めて取付部材20に対して回動できるようにす
る。180度の位相関係にある2つの基準ピン22,
22にダイヤルインジケータ30を接触させて第
4図に示すように頂点の高さH1が同一高さとな
るように回動リング21の角度位置を調整してか
ら固定用ノブ25を締めて取付部材20と回動リ
ング21を一体的に結合する。この状態よりクラ
ンク軸を180度回転させ、前記基準ピン22の高
さ位置をダイヤルインジケータ30でチエツクし
ながらクランク軸の角度位置を定める。こうして
再び第4図に示すように基準ピン22,22の頂
点が同じ高さになればクランク軸Wは180度正確
に割出されたことになる。尚、クランク軸Wに対
して取付部材20が正しく同心的に取付けられて
いる場合には、基準ピン22の頂点の高さ位置が
180度回転させた後も同じ高さ位置となるが、前
述したように必ずしも同心的に取付ける必要はな
く、ずれていれば、180度回転させる前と後とで
基準ピン22の高さ位置に差が生ずるだけのこと
であり、2つの基準ピン22,22が水平面内に
位置する同一の高さ位置となる角度位相に割出せ
ば、2つの基準ピン22,22の位相差と等しい
角度割出したことになる。
このように割出すべき180度の角度位相に基準
ピンを回動リング21に設けておけば、クランク
軸の正確な割出しは可能となる。そして必要とす
る測定機器はスタンドに取付けたダイヤルインジ
ケータだけで済むこととなり、クランクピン部の
高さ位置確認用のインジケータと共用することも
可能である。
ピンを回動リング21に設けておけば、クランク
軸の正確な割出しは可能となる。そして必要とす
る測定機器はスタンドに取付けたダイヤルインジ
ケータだけで済むこととなり、クランクピン部の
高さ位置確認用のインジケータと共用することも
可能である。
かかる180度割出しの後、測定すべきクランク
ピン部の高さ位置を測定し、180度回転前の高さ
位置に対する差を出せば、割出し誤差αは正確に
求めることができる。
ピン部の高さ位置を測定し、180度回転前の高さ
位置に対する差を出せば、割出し誤差αは正確に
求めることができる。
通常のダイヤルインジケータにおいては、目盛
リングが設けられているので、第1図の状態での
高さ位置Hにおいて、目盛リングの零点を指針に
合わせておき、第2図の状態における指針のずれ
を読めば2△hが測定できる。
リングが設けられているので、第1図の状態での
高さ位置Hにおいて、目盛リングの零点を指針に
合わせておき、第2図の状態における指針のずれ
を読めば2△hが測定できる。
ここにクランクピン部直径寸法の誤差は1μ程
度であり、これを無視すれば、高さ位置の差は1/
100mm単位で検出可能であるので、割出し誤差の
測定は極めて高精度である。
度であり、これを無視すれば、高さ位置の差は1/
100mm単位で検出可能であるので、割出し誤差の
測定は極めて高精度である。
<考案の効果>
以上述べたように本考案においては、位相角
180度の基準ピンを設けた回動リングを任意の角
度位置に固定できるようにした取付部材をもつて
受台上に支持されたクランク軸に取付け、この基
準ピンの高さ位置及び測定すべきピン部の頂点に
接触し、その高さ位置をチエツクするダイヤルイ
ンジケータを設けたので、各種クランク軸に対し
て割出角度の確認を高精度に行うことができる。
180度の基準ピンを設けた回動リングを任意の角
度位置に固定できるようにした取付部材をもつて
受台上に支持されたクランク軸に取付け、この基
準ピンの高さ位置及び測定すべきピン部の頂点に
接触し、その高さ位置をチエツクするダイヤルイ
ンジケータを設けたので、各種クランク軸に対し
て割出角度の確認を高精度に行うことができる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図、
第2図は本考案装置による測定原理の説明図、第
3図は第1図の状態におけるクランク軸の平面
図、第4図は第3図における−線断面矢視図
である。 10……定盤、11……受台、20……取付部
材、21……回動リング、22……基準ピン、2
3……支持ボルト、25……固定ノブ、30……
ダイヤルインジケータ、31……スタンド。
第2図は本考案装置による測定原理の説明図、第
3図は第1図の状態におけるクランク軸の平面
図、第4図は第3図における−線断面矢視図
である。 10……定盤、11……受台、20……取付部
材、21……回動リング、22……基準ピン、2
3……支持ボルト、25……固定ノブ、30……
ダイヤルインジケータ、31……スタンド。
Claims (1)
- 定盤上に載置されクランク軸のジヤーナル中心
線が定盤上面と平行になるように両端基準ジヤー
ナル部を回転可能に支持する一対の受台と、クラ
ンク軸の一端に着脱可能な固着手段を有する取付
部材と、この取付部材の周囲に相対回転可能に嵌
合し角度位相180度の基準ピンをクランク軸軸線
方向に突設せしめた回動リングと、この回動リン
グの回転を任意の角度位相で前記取付部材にクラ
ンプするクランプ手段と、前記クランク軸の2位
相のピン部外周面上の頂部と接触され、又前記基
準ピンの2つの外周面上の頂部と接触される接触
子の変位量を拡大表示し、前記ピン部又は基準ピ
ン中心が水平面上に位置した状態を確認する定盤
上に摺接して移動可能なスタンド付ダイヤルイン
ジケータとよりなるクランクピン割出精度確認装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19032982U JPS5993844U (ja) | 1982-12-16 | 1982-12-16 | クランクピン割出精度確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19032982U JPS5993844U (ja) | 1982-12-16 | 1982-12-16 | クランクピン割出精度確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5993844U JPS5993844U (ja) | 1984-06-26 |
JPS6310909Y2 true JPS6310909Y2 (ja) | 1988-03-31 |
Family
ID=30410122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19032982U Granted JPS5993844U (ja) | 1982-12-16 | 1982-12-16 | クランクピン割出精度確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5993844U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532519Y2 (ja) * | 1991-05-31 | 1997-04-16 | いすゞ自動車株式会社 | 軸間距離測定具 |
IT1279641B1 (it) * | 1995-10-03 | 1997-12-16 | Marposs Spa | Apparecchio per il controllo del diametro di perni di biella in moto orbitale |
DE102010035147B4 (de) | 2010-08-23 | 2016-07-28 | Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh | Meßvorrichtung |
DE102012018580B4 (de) | 2012-09-20 | 2015-06-11 | Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh | Messvorrichtung und Messverfahren zur Inprozess-Messung an Prüflingen während eines Bearbeitungsvorganges an einer Bearbeitungsmaschine, insbesondere einer Schleifmaschine |
-
1982
- 1982-12-16 JP JP19032982U patent/JPS5993844U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5993844U (ja) | 1984-06-26 |
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