JP2514405Y2 - カ―ボンキャニスタ - Google Patents

カ―ボンキャニスタ

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JP2514405Y2
JP2514405Y2 JP3295190U JP3295190U JP2514405Y2 JP 2514405 Y2 JP2514405 Y2 JP 2514405Y2 JP 3295190 U JP3295190 U JP 3295190U JP 3295190 U JP3295190 U JP 3295190U JP 2514405 Y2 JP2514405 Y2 JP 2514405Y2
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JP
Japan
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screen
activated carbon
polyurethane foam
atmosphere
carbon canister
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JP3295190U
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俊哉 堤
雅志 内野
勝弘 磯田
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願は、内燃機関の燃料溜から放出される蒸発燃料が
大気へ放出されるのを阻止するのに用いられるカーボン
キャニスタに関する。
[従来の技術] カーボンキャニスタは、一般に、一端側に蒸発燃料の
流入出口を有し他方側に大気流入口を設けた円筒状容器
内に、スクリーンを介して粒状活性炭を充填して成る。
スクリーンは、粒状活性炭を保持するとともに微粉を濾
過する作用を有し、ディスク状の不織布とポリウレタン
フォームを重ね合わせて成る。
燃料溜からの蒸発燃料は、流入口から流入し、活性炭
により吸着される。内燃機関が始動し流出口が吸引され
ると、大気流入口から大気が流入し、吸着された蒸発燃
料を脱離し、流出口から機関内に、流出し、そこで燃焼
される。
[考案が解決すべき課題] 上記従来のものにおいては、スクリーンは不織布とポ
リウレタンフォームとを単に重ね合わせただけであり、
振動などの外力により、ズレが生じ部分的に単層構造に
なることがある。たとえばポリウレタンフォームの単層
構造になると、該フォームは粗目であるから、活性炭の
微粉を外部に流出させてしまう。また、不織布の単層構
造になると該布はポリウレタンフォームに比し弾性に劣
るから、活性炭を十分に押圧保持できなくなり、活性炭
が動いて摩耗をもたらす。さらに、組付時に、組付忘れ
があったり、組付に手間を要するなどの問題が生じ得
る。
[課題を解決するための手段] 不織布とポリウレタンフォームとを重ね合せ一体的に
接合したスクリーンを用いるようにした。
[作用] カーボンキャニスタには、振動などによる外力が加え
られるが、スクリーンは不織布とポリウレタンフォーム
が一体化されており、別々に移動せず、相互にズレな
い。
[実施例] 第1図は、本考案の実施例を示すカーボンキャニスタ
10であり、一端側に流入出口1、2を有し他端側に大気
流入口3を設けた円筒状の容器4内に、粒状の活性炭5
を充填して成る。活性炭5は、層状を成しており、その
両端にスクリーン6が設けられる。すなわち、容器4内
の一端側と他端側に設けられたスクリーン6を介して活
性炭5が充填される。スクリーン6は、相対的に粗目の
ポリウレタンフォーム6aと細目の不織布6bとから成り、
両者は重ね合わされ一体的に接合される。接合は、両者
のうちの一方の面に接着剤を点状に散在させ、この面に
他方のものを重ね合わせることによりなされる。
スクリーン6は、ほぼディスク状であり、ポリウレタ
ンフォーム6aが活性炭5に当接するような使用態様で用
いられる。また、本実施例においては、スクリーン6の
一方すなわち容器4内の一端側に設けられているものは
ドーナツ状を成しており、中央開口6c,6dを有している
(第2図)。
カーボンキャニスタ10は、容器4の流入口1が燃料溜
(図示せず)に連結され、また流出口2が吸気管(図示
せず)に連結され、さらに大気流入口3が大気に開放さ
れて、使用に供される。
燃料溜からの蒸発燃料は、流入口1から流入し、活性
炭5に吸着される。機関作動により、吸気管に負圧が生
じ、大気流入口1から大気が導入され、吸着された蒸発
燃料を脱離させ、機関内に流出させる。
[効果] 以上のように本考案のカーボンキャニスタは、不織布
とポリウレタンフォームとが一体的に接合されたスクリ
ーンを有するものであるから、活性炭の摩耗を減少させ
るとともに微粉の流出を防止する。また、作業性をも改
良する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のカーボンキャニスタの断面図、第2
図は、スクリーンの断面図である。 1……流入口、2……流出口 3……大気流入口、4……容器 5……活性炭、6……スクリーン 6a……ポリウレタンフォーム、6b……不織布

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に流入出口を有し他端側に大気流入
    口を設けた容器内にスクリーンを介して粒状活性炭を充
    填して成る内燃機関から蒸発燃料が大気へ放出されるの
    を防止するために用いられるカーボンキャニスタにおい
    て、上記スクリーンを、不織布とポリウレタンフォーム
    とを重ね合せ一体的に接合した構造とした構成を特徴と
    するカーボンキャニスタ。
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