JP2514101Y2 - 吸着盤付フック - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、タイル、ステンレス等光沢のある平らな所
に小物を引掛けられるようにした吸着盤付フックを提供
するものである。

（従来の技術） 従来、この種の吸着盤付フックには単に一個の吸着盤
であり、荷重制限が小さかった。

（考案が解決しようとする課題） 上記、従来の吸着盤付フックは品物を長い時間引掛け
ておいたり、やや重い品物を引掛けると、はずれ易く、
本案は、これらの課題を解決するためになされたもので
ある。

（課題を解決するための手段） 本案は、上記の課題を解決するために、直線状の鉄線
（１）に鉄線挿通部（８）を設けた横穴式の吸着盤を複
数個にするため、荷重の分散がはかれるように形成され
ている点にある。

（作用） 本考案を使用するには、タイル・ガラス・ステンレス
・金属塗装面等光沢のある平らな壁面に、複数の吸着盤
を取り付け引掛部（３）に品物を引掛ければよい。

（実施例） 第１図は本考案の実施例を示す。

第１図において、鉄線（１）は防錆処理鉄線で製せら
れ、鉄線（１）の中点（２）で折り返し、湾曲に形成し
た引掛部（３）を設け、直線上の鉄線（１）に鉄線挿通
部（８）を設けた複数個の吸着盤（4a.4b.4c.）を挿入
する。

引掛部（３）を設けた直線状鉄線（１）が最上部に取
り付けた吸着盤（4a）の取付部（７）の鉄線挿通部
（８）を通り、左右にＵ字形状に折り返し、右曲線（1
a）と左曲線（1b）に分離した二本の鉄線（１）を折返
部（6.6a）でＮ字形状に形成し、鉄線（１）の先端を最
下部に設けた吸着盤（4c）の取付部（7b）に挿着する。

吸着盤が三個以上の時には吸着盤の間に環状のチュー
ブ（５）を挿入する。

引掛部（３）に品物の重力がかかると、吸着盤に力の
分散がはかられ、重い荷物を引掛けることができる。

（考案の効果） 以上のように本考案によれば、複数個の吸着盤を設け
たので、強固に掛止されるという優れた作用効果と垂直
状態を保ち、吸着盤の取りはずしが簡単で、又、使用あ
とも残らないので安心して使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の斜視図である。 図中符号 １……鉄線、1a……右曲線 1b……左曲線、２……中点 ３……引掛部、4a.4b.4c……吸着盤 ５……チューブ、6.6a……折返部 7.7a.7b……取付部、８……鉄線挿通部

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】中点（２）から折り返した二本の直線状鉄
   線（１）の下方部分を湾曲に形成して引掛部（３）を設
   け、引掛部（３）の上方に吸着盤を複数個取り付け、最
   上部に取り付けた吸着盤（4a）から二本の垂直鉄線を左
   右にＵ字形状に折り返し、最下部の吸着盤（4c）の位置
   で、分離した二本の鉄線（１）をＮ字形状に形成し、先
   端を最下部に設けた吸着盤（4c）の取付部（7b）に挿着
   したことを特徴とする吸着盤付フック。