JP2513986B2 - シ―ル装置 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/07—Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element
- F16C35/077—Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element between housing and outer race ring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/06—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement by means of parts of rubber or like materials
- F16C27/066—Ball or roller bearings
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/768—Sealings of ball or roller bearings between relatively stationary parts, i.e. static seals
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- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7886—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted outside the gap between the inner and outer races, e.g. sealing rings mounted to an end face or outer surface of a race
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3204—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
- F16J15/3224—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip capable of accommodating changes in distances or misalignment between the surfaces, e.g. able to compensate for defaults of eccentricity or angular deviations
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ケーシング壁を通
して導かれている軸をシールするためのシール装置であ
って,ラジアル軸シールリングを有し,このラジアル軸
シールリングは,シールされる軸の外周面をエラストマ
材料から成る少なくとも1つのシールリップによって,
半径方向のばね力をもって取り囲んでシールしており,
シールリップはほぼL字形の第1の補強リングの半径方
向で内側に向いた第1の脚部に固定されており,第1の
補強リングの第2の脚部は軸方向に延びていて,転がり
軸受の外輪を少なくとも部分的に覆って,これに密着し
ており,この第2の脚部は少なくともケーシング壁に向
いた側をエラストマ材料によって被覆されていて,半径
方向のばね力をもってケーシング壁内で固定可能である
形式のものに関する。
して導かれている軸をシールするためのシール装置であ
って,ラジアル軸シールリングを有し,このラジアル軸
シールリングは,シールされる軸の外周面をエラストマ
材料から成る少なくとも1つのシールリップによって,
半径方向のばね力をもって取り囲んでシールしており,
シールリップはほぼL字形の第1の補強リングの半径方
向で内側に向いた第1の脚部に固定されており,第1の
補強リングの第2の脚部は軸方向に延びていて,転がり
軸受の外輪を少なくとも部分的に覆って,これに密着し
ており,この第2の脚部は少なくともケーシング壁に向
いた側をエラストマ材料によって被覆されていて,半径
方向のばね力をもってケーシング壁内で固定可能である
形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなシール装置は,ドイツ国実用
新案第1917623号明細書によって公知である。こ
の公知のシール装置は,転がり軸受を受容ケーシング内
に固定するための公差補償リングとして構成されてい
る。例えば受容ケーシングが軽金属から成り,転がり軸
受の軌道輪が鋼から成っている場合には,このシール装
置によって,受容ケーシングと軌道輪との間の熱膨張に
応じて変化する公差がエラストマを介して補整される。
この場合,エラストマの種類及び寸法は,補償される公
差に関連して決定される。特に,軸の回転がふれを伴う
場合,例へば自動車伝動装置の被駆動軸の場合において
は,公知のシール装置ではシール作用が申し分なく行わ
れない。
新案第1917623号明細書によって公知である。こ
の公知のシール装置は,転がり軸受を受容ケーシング内
に固定するための公差補償リングとして構成されてい
る。例えば受容ケーシングが軽金属から成り,転がり軸
受の軌道輪が鋼から成っている場合には,このシール装
置によって,受容ケーシングと軌道輪との間の熱膨張に
応じて変化する公差がエラストマを介して補整される。
この場合,エラストマの種類及び寸法は,補償される公
差に関連して決定される。特に,軸の回転がふれを伴う
場合,例へば自動車伝動装置の被駆動軸の場合において
は,公知のシール装置ではシール作用が申し分なく行わ
れない。
【0003】公差補償リングのゴム弾性的な被覆体は,
半径方向のばね力をもってケーシングの孔の内面に密着
しており,その場合公差補償リングを軸方向で確実に固
定するために,被覆体と係合する成形部がケーシングの
孔に形成されている。このような成形部を形成された孔
は,製作がかなり困難であり,かつ高価な加工経費を必
要とする。
半径方向のばね力をもってケーシングの孔の内面に密着
しており,その場合公差補償リングを軸方向で確実に固
定するために,被覆体と係合する成形部がケーシングの
孔に形成されている。このような成形部を形成された孔
は,製作がかなり困難であり,かつ高価な加工経費を必
要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,最初
に述べた形式のシール装置を改良して,長期間にわたっ
て,良好なシール作用が維持されるとともに,回転軸の
振動が絶縁若しくは減衰されるようにすることにある。
更にケーシング壁に対するシール装置の軸方向の位置変
化が確実に阻止されるようにする。
に述べた形式のシール装置を改良して,長期間にわたっ
て,良好なシール作用が維持されるとともに,回転軸の
振動が絶縁若しくは減衰されるようにすることにある。
更にケーシング壁に対するシール装置の軸方向の位置変
化が確実に阻止されるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では,最初に述べた形式のシール装置に
おいて,第2の脚部を被覆する被覆体が,ケーシング壁
に向いた側で,軸方向の部分範囲を,大きなじん性を有
する材料から成る第2の補強リングによって取り囲まれ
ており,この第2の補強リングは少なくとも部分的に,
半径方向のばね力をもってケーシング壁に密着してお
り,被覆体は,第2の補強リングによって取り囲まれて
いる軸方向の部分範囲の外側で第2の補強リングを半径
方向に越えて突出しており,第2の補強リングと被覆体
とは接着によって互いに結合されているいるようにし
た。
に本発明の構成では,最初に述べた形式のシール装置に
おいて,第2の脚部を被覆する被覆体が,ケーシング壁
に向いた側で,軸方向の部分範囲を,大きなじん性を有
する材料から成る第2の補強リングによって取り囲まれ
ており,この第2の補強リングは少なくとも部分的に,
半径方向のばね力をもってケーシング壁に密着してお
り,被覆体は,第2の補強リングによって取り囲まれて
いる軸方向の部分範囲の外側で第2の補強リングを半径
方向に越えて突出しており,第2の補強リングと被覆体
とは接着によって互いに結合されているいるようにし
た。
【0006】
【発明の実施の形態】被覆体のエラストマ材料及びその
厚さは,その都度の使用条件に関連して選択することが
できる。
厚さは,その都度の使用条件に関連して選択することが
できる。
【0007】製作技術的な見地から,また簡単に組み立
てるという見地から,第2の補強リングがL字形の形状
を有していて,半径方向に突出しているフランジをケー
シング壁の半径方向面に当て付け可能であるようにする
と有利である。特に第2の補強リングが被覆体と加硫結
合されている場合には,製作を簡単に行うことができ
る。また,組立並びにケーシング壁と軸との間の透き間
内におけるシール装置の正確な位置決めも,半径方向に
突出したフランジによって簡単に行うことができる。シ
ール装置は,ケーシングと軸との間のすきま内に軸方向
で,フランジがケーシング壁の半径方向面に当接するま
で押し込まれる。
てるという見地から,第2の補強リングがL字形の形状
を有していて,半径方向に突出しているフランジをケー
シング壁の半径方向面に当て付け可能であるようにする
と有利である。特に第2の補強リングが被覆体と加硫結
合されている場合には,製作を簡単に行うことができ
る。また,組立並びにケーシング壁と軸との間の透き間
内におけるシール装置の正確な位置決めも,半径方向に
突出したフランジによって簡単に行うことができる。シ
ール装置は,ケーシングと軸との間のすきま内に軸方向
で,フランジがケーシング壁の半径方向面に当接するま
で押し込まれる。
【0008】その都度の使用条件に関連して,フランジ
は少なくとも半径方向で外方に突出している端部の範囲
をエラストマによって取り囲まれているようにすること
ができる。このエラストマは,被覆体の一部であって,
ケーシング壁に向いた側に軸方向に突出している軸方向
シールリップを有している。このようにすることによっ
て,シール装置とシール装置を取り囲むケーシングとの
間の漏えいは,これを確実に防止することができる。
は少なくとも半径方向で外方に突出している端部の範囲
をエラストマによって取り囲まれているようにすること
ができる。このエラストマは,被覆体の一部であって,
ケーシング壁に向いた側に軸方向に突出している軸方向
シールリップを有している。このようにすることによっ
て,シール装置とシール装置を取り囲むケーシングとの
間の漏えいは,これを確実に防止することができる。
【0009】有利には,第2の補強リングは第1の補強
リングを同心的に取り囲んでおり,その際両方の補強リ
ングの間には,有利には0.7mmから3mmまでの層
厚を有する被覆体が配置されている。この領域内の被覆
体の層厚が有利には0.8mmから2mmまでである
と,振動を絶縁若しくは減衰することについて並びに騒
音伝播を最低限にすることについて,特に有利であると
判明した。大抵の場合にこのような層厚が適しており,
半径方向におけるシール装置の僅かな寸法と,効果的な
振動絶縁若しくは減衰との間に良好な調和が生ぜしめら
れる。
リングを同心的に取り囲んでおり,その際両方の補強リ
ングの間には,有利には0.7mmから3mmまでの層
厚を有する被覆体が配置されている。この領域内の被覆
体の層厚が有利には0.8mmから2mmまでである
と,振動を絶縁若しくは減衰することについて並びに騒
音伝播を最低限にすることについて,特に有利であると
判明した。大抵の場合にこのような層厚が適しており,
半径方向におけるシール装置の僅かな寸法と,効果的な
振動絶縁若しくは減衰との間に良好な調和が生ぜしめら
れる。
【0010】本発明の有利な実施形態では,第1の補強
リングの第2の脚部はクランク状に曲げられた形状を有
し,第2の脚部の,直径が大きい方の部分範囲が転がり
軸受の外輪を取り囲んでいる。第2の脚部の,直径が小
さい方の部分範囲は,半径方向で被覆体を介在させて第
2の補強リングの内側に配置しておくことができる。こ
れによって,シール装置の半径方向の寸法を特に小さく
することができる。半径方向における寸法が小さくなる
ほかに,更に被覆体の壁厚と第1の補強リングの壁厚と
をそれぞれほぼ一定不変にすることができ,好ましから
ざる材料集中が阻止される。更にその直径が大きい方の
部分範囲が,転がり軸受の外輪を軸方向で良好に支持
し,その結果転がり軸受はシール装置の内部で正確に位
置決めされる。
リングの第2の脚部はクランク状に曲げられた形状を有
し,第2の脚部の,直径が大きい方の部分範囲が転がり
軸受の外輪を取り囲んでいる。第2の脚部の,直径が小
さい方の部分範囲は,半径方向で被覆体を介在させて第
2の補強リングの内側に配置しておくことができる。こ
れによって,シール装置の半径方向の寸法を特に小さく
することができる。半径方向における寸法が小さくなる
ほかに,更に被覆体の壁厚と第1の補強リングの壁厚と
をそれぞれほぼ一定不変にすることができ,好ましから
ざる材料集中が阻止される。更にその直径が大きい方の
部分範囲が,転がり軸受の外輪を軸方向で良好に支持
し,その結果転がり軸受はシール装置の内部で正確に位
置決めされる。
【0011】被覆体はケーシング壁に向いた側に少なく
とも2つの環状のシールリブを有し,これらのシールリ
ブは互いに軸方向に間隔をおいて隣り合って配置されて
いる。この場合シールリブは,静的なシール部として機
能する。シールされる圧力及びシールされる媒体の粘性
に関連して,多数のシールリブを軸方向に相前後して配
置して,ラビリンスシール状のシール作用を生ぜしめる
ことができる。これによって良好な静的シールが行われ
る。
とも2つの環状のシールリブを有し,これらのシールリ
ブは互いに軸方向に間隔をおいて隣り合って配置されて
いる。この場合シールリブは,静的なシール部として機
能する。シールされる圧力及びシールされる媒体の粘性
に関連して,多数のシールリブを軸方向に相前後して配
置して,ラビリンスシール状のシール作用を生ぜしめる
ことができる。これによって良好な静的シールが行われ
る。
【0012】また,軸が補助シールリップによってシー
ル作用をもって取り囲まれており,この補助シールリッ
プが,シールされる媒体とは逆の側でシールリップに軸
方向で隣り合って配置されており,補助シールリップと
シールリップと軸とが中空室を形成しているようにする
ことができる。長期の使用期間中にわたって申し分のな
いシールが行われるようにするために,この中空室はグ
リースで満たされている。これによって,前シール装置
として役立つ補助シールリップは,グリースで満たされ
た中空室とともに,耐用期間を短縮せしめる恐れのある
異物をシールリップから遠ざける。したがってシール装
置は極端な使用条件の下でも使用することができる。
ル作用をもって取り囲まれており,この補助シールリッ
プが,シールされる媒体とは逆の側でシールリップに軸
方向で隣り合って配置されており,補助シールリップと
シールリップと軸とが中空室を形成しているようにする
ことができる。長期の使用期間中にわたって申し分のな
いシールが行われるようにするために,この中空室はグ
リースで満たされている。これによって,前シール装置
として役立つ補助シールリップは,グリースで満たされ
た中空室とともに,耐用期間を短縮せしめる恐れのある
異物をシールリップから遠ざける。したがってシール装
置は極端な使用条件の下でも使用することができる。
【0013】
【実施例】以下においては図面に示した実施例に基づい
て本発明の構成を具体的に説明する。
て本発明の構成を具体的に説明する。
【0014】図1には,軸方向で直線状に延びている第
2の脚部を備えたシール装置と,半径方向の端部の範囲
をエラストマ材料で被覆されているフランジとが図示さ
れており,その際エラストマ材料は被覆体と一体に構成
されている。
2の脚部を備えたシール装置と,半径方向の端部の範囲
をエラストマ材料で被覆されているフランジとが図示さ
れており,その際エラストマ材料は被覆体と一体に構成
されている。
【0015】図2には図1のシール装置に類似したシー
ル装置が示されており,この場合L字形の第1の補強リ
ングの第2の脚部はクランク状に曲げられて構成されて
おり,第2の補強リングは,その半径方向の端部の範囲
に被覆体を有していない。図2に示したシール装置は,
図1のシール装置に比較して,半径方向でより小さい寸
法を有している。
ル装置が示されており,この場合L字形の第1の補強リ
ングの第2の脚部はクランク状に曲げられて構成されて
おり,第2の補強リングは,その半径方向の端部の範囲
に被覆体を有していない。図2に示したシール装置は,
図1のシール装置に比較して,半径方向でより小さい寸
法を有している。
【0016】図3には,図1及び図2の両シール装置の
特徴を具備しているシール装置が示されている。半径方
向に延びるフランジはその半径方向の端部の範囲をエラ
ストマ材料によって被覆されており,エラストマ材料は
ケーシング壁の方向に突出しているシールリップを有し
ている。更に第2の脚部はクランク状に曲げられて構成
されている。
特徴を具備しているシール装置が示されている。半径方
向に延びるフランジはその半径方向の端部の範囲をエラ
ストマ材料によって被覆されており,エラストマ材料は
ケーシング壁の方向に突出しているシールリップを有し
ている。更に第2の脚部はクランク状に曲げられて構成
されている。
【0017】図1・図2及び図3には,ケーシング壁1
を通して導かれた軸2をシールするためのシール装置の
それぞれ1つの実施例が示されている。シール装置は大
体において,ラジアル軸シールリング3と組み込まれた
転がり軸受9とから成っており,ラジアル軸シールリン
グ3は,ケーシング壁1に対して相対的に回転する軸2
を動的にシールする。ケーシング壁1の範囲の静的なシ
ールはシールリブ15・16(図2及び図3)を介して
行われる。図示の実施例においては,軸2の動的なシー
ルがシールリップ4及び補助シールリップ19によって
行われ,これらのシールリップ4・19はシールされる
軸2の外周面にシール作用をもって接触している。補助
シールリップ19は,軸方向でシールリップ4から間隔
をおいて隣り合って配置されており,これによって中空
室21が形成され,この中空室21には,シールリップ
4を保護するためにグリースを満たしておくことができ
る。L字形の第1の補強リング6は,半径方向に延びる
第1の脚部5と軸方向に延びる第2の脚部7とを有して
おり,第2の脚部7は,転がり軸受9の外輪8に軸方向
でかぶさって,これに密着している。転がり軸受9は,
一方では内輪22によって軸2上に,他方では外輪8に
よって第1の補強リング6の第2の脚部7内で,それぞ
れ保持されている。被覆体10は,シール装置を取り付
けた状態及び使用している状態において,例えば熱によ
って生ずる公差を補償することができるように,構成さ
れている。同時に本発明によるシール装置は,発生する
振動を絶縁若しくは減衰し,騒音を減少させる。第2の
補強リング11は,シール装置をずれ動かないように確
実に固定するために,大きなじん性を有する材料から形
成されていて,その外周面を,半径方向のばね力をもっ
て,ケーシング壁1の孔の内周面に接触させている。ケ
ーシング壁1の孔の範囲におけるシールは,被覆体10
を介して行われ,この被覆体は,第2の補強リング11
によって取り囲まれている軸方向の部分範囲の外方で第
2の補強リング11を半径方向に越えて突出している。
を通して導かれた軸2をシールするためのシール装置の
それぞれ1つの実施例が示されている。シール装置は大
体において,ラジアル軸シールリング3と組み込まれた
転がり軸受9とから成っており,ラジアル軸シールリン
グ3は,ケーシング壁1に対して相対的に回転する軸2
を動的にシールする。ケーシング壁1の範囲の静的なシ
ールはシールリブ15・16(図2及び図3)を介して
行われる。図示の実施例においては,軸2の動的なシー
ルがシールリップ4及び補助シールリップ19によって
行われ,これらのシールリップ4・19はシールされる
軸2の外周面にシール作用をもって接触している。補助
シールリップ19は,軸方向でシールリップ4から間隔
をおいて隣り合って配置されており,これによって中空
室21が形成され,この中空室21には,シールリップ
4を保護するためにグリースを満たしておくことができ
る。L字形の第1の補強リング6は,半径方向に延びる
第1の脚部5と軸方向に延びる第2の脚部7とを有して
おり,第2の脚部7は,転がり軸受9の外輪8に軸方向
でかぶさって,これに密着している。転がり軸受9は,
一方では内輪22によって軸2上に,他方では外輪8に
よって第1の補強リング6の第2の脚部7内で,それぞ
れ保持されている。被覆体10は,シール装置を取り付
けた状態及び使用している状態において,例えば熱によ
って生ずる公差を補償することができるように,構成さ
れている。同時に本発明によるシール装置は,発生する
振動を絶縁若しくは減衰し,騒音を減少させる。第2の
補強リング11は,シール装置をずれ動かないように確
実に固定するために,大きなじん性を有する材料から形
成されていて,その外周面を,半径方向のばね力をもっ
て,ケーシング壁1の孔の内周面に接触させている。ケ
ーシング壁1の孔の範囲におけるシールは,被覆体10
を介して行われ,この被覆体は,第2の補強リング11
によって取り囲まれている軸方向の部分範囲の外方で第
2の補強リング11を半径方向に越えて突出している。
【0018】図1において第1の補強リング6の第2の
脚部7は,軸方向で直線状に構成されており,第2の補
強リング11は,第1の補強リング6とほぼ一致する軸
方向寸法を有している。被覆体10は,第2の脚部7の
軸方向の端部23の範囲において,第2の補強リング1
1から半径方向にわずかに突出しており,したがってこ
の範囲において,シールされる空間の内部のシールされ
る媒体20の確実なシールが行われる。付加的に,半径
方向で外方に向かって突出するフランジ12が,その半
径方向の端部の範囲にエラストマ材料から成る被覆体を
有し,この被覆体は,この実施例では被覆体10と一体
に形成されている。第2の補強リング11は,軸2とケ
ーシング壁1とによって仕切られたすきま内でシール装
置を摩擦力によって確実に不動に固定する。
脚部7は,軸方向で直線状に構成されており,第2の補
強リング11は,第1の補強リング6とほぼ一致する軸
方向寸法を有している。被覆体10は,第2の脚部7の
軸方向の端部23の範囲において,第2の補強リング1
1から半径方向にわずかに突出しており,したがってこ
の範囲において,シールされる空間の内部のシールされ
る媒体20の確実なシールが行われる。付加的に,半径
方向で外方に向かって突出するフランジ12が,その半
径方向の端部の範囲にエラストマ材料から成る被覆体を
有し,この被覆体は,この実施例では被覆体10と一体
に形成されている。第2の補強リング11は,軸2とケ
ーシング壁1とによって仕切られたすきま内でシール装
置を摩擦力によって確実に不動に固定する。
【0019】ケーシングを付加的にシールするために,
半径方向に突出しているフランジ12をケーシング壁1
の半径方向面13に対してシールする軸方向リップ14
が設けられている。
半径方向に突出しているフランジ12をケーシング壁1
の半径方向面13に対してシールする軸方向リップ14
が設けられている。
【0020】図2においては,第1の補強リング6の第
2の脚部7はクランク状に曲げられた形状を有してお
り,この場合第2の脚部7の,直径が大きい方の部分範
囲17が,転がり軸受9の外輪8に軸方向でかぶさって
いて,外輪8に密着している。第2の脚部7の,直径が
小さい方の部分範囲18は,半径方向で被覆体10を介
在させて,第2の補強リング11の内側に配置されてい
る。この場合,被覆体10の層厚さはほぼ一定不変であ
り,これによって不都合な材料集中が阻止されている。
このことは製作技術上の観点において特に有利である。
シール装置をケーシング壁1の内側で固定するための摩
擦結合は,この実施例においても第2の補強リング11
を介して行われる。図2の第2の補強リング11は,図
1の第2の補強リング11よりも軸方向で短く構成され
ている。図2の実施例においても,被覆体10は,半径
方向で第2の補強リング11を越えて外方に突出してお
り,これによってシールされる媒体20が確実にシール
される。第2の補強リング11と一体に構成されている
フランジ12は,ケーシング壁1の内側におけるシール
装置の正確な位置決めに役立つ。
2の脚部7はクランク状に曲げられた形状を有してお
り,この場合第2の脚部7の,直径が大きい方の部分範
囲17が,転がり軸受9の外輪8に軸方向でかぶさって
いて,外輪8に密着している。第2の脚部7の,直径が
小さい方の部分範囲18は,半径方向で被覆体10を介
在させて,第2の補強リング11の内側に配置されてい
る。この場合,被覆体10の層厚さはほぼ一定不変であ
り,これによって不都合な材料集中が阻止されている。
このことは製作技術上の観点において特に有利である。
シール装置をケーシング壁1の内側で固定するための摩
擦結合は,この実施例においても第2の補強リング11
を介して行われる。図2の第2の補強リング11は,図
1の第2の補強リング11よりも軸方向で短く構成され
ている。図2の実施例においても,被覆体10は,半径
方向で第2の補強リング11を越えて外方に突出してお
り,これによってシールされる媒体20が確実にシール
される。第2の補強リング11と一体に構成されている
フランジ12は,ケーシング壁1の内側におけるシール
装置の正確な位置決めに役立つ。
【0021】図3に示した実施例においては,図1及び
図2の実施例の有利な構成が組合わされている。半径方
向で外方に向って突出しているフランジ12の範囲には
エラストマ材料から成る被覆体が設けられており,この
被覆体は,軸方向のシールリップ14によってケーシン
グ壁1の半径方向面13に係合して,シールを行う。シ
ール装置は,第2の脚部のクランク状に曲げられた形状
によって,半径方向の寸法を比較的小さくされている。
この実施例においても,第2の補強リング11は,シー
ル装置をケーシング壁の内側で摩擦力によって不動に固
定している。
図2の実施例の有利な構成が組合わされている。半径方
向で外方に向って突出しているフランジ12の範囲には
エラストマ材料から成る被覆体が設けられており,この
被覆体は,軸方向のシールリップ14によってケーシン
グ壁1の半径方向面13に係合して,シールを行う。シ
ール装置は,第2の脚部のクランク状に曲げられた形状
によって,半径方向の寸法を比較的小さくされている。
この実施例においても,第2の補強リング11は,シー
ル装置をケーシング壁の内側で摩擦力によって不動に固
定している。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の構成では,第1の
補強リングの第2の脚部を被覆する被覆体が,ケーシン
グ壁に向いた側で,軸方向の部分範囲を,大きなじん性
を有する材料から成る第2の補強リングによって取り囲
まれており,この第2の補強リングは少なくとも部分的
に,半径方向のばね力をもってケーシング壁に密着して
おり,被覆体は,第2の補強リングによって取り囲まれ
ている軸方向の部分範囲の外側で第2の補強リングを半
径方向に越えて突出しているので,シール装置が長い使
用期間にわたって申し分のないシール作用を行い,振動
が効果的に絶縁若しくは減衰せしめられ,ケーシング壁
内でシール装置が確実に軸方向で固定される。シールさ
れる軸に不釣合がある場合には,騒音を発生する振動が
大幅に減少せしめられ,不都合な騒音の伝播が確実に防
止される。詳細に述べると,第2の補強リングは,大き
なじん性を有する材料,例えば金属材料から成ってい
て,ケーシング壁に半径方向のばね力をもって直接に接
触しているので,シール装置を,摩擦力によって軸方向
で確実に固定することができる。この第2の補強リング
によって,シールされる軸が回転中半径方向にふれかつ
(又は)熱膨脹を行うような場合でも,ケーシング壁に
対するシール装置全体の軸方向移動が防止される。被覆
体が,第2の補強リングによって取り囲まれている軸方
向の部分範囲の外側で第2の補強リングを半径方向に越
えて突出していて,半径方向のばね力をもってケーシン
グ壁に密着していることによって,ケーシングが申し分
なくシールされる。シールされる軸は転がり軸受によっ
て支持されて,申し分なく案内され,発生した振動は絶
縁若しくは減衰せしめられ,ケーシング壁と軸との間に
おいてシール装置が確実に軸方向に固定される。周辺へ
の振動騒音の伝播は最低限に抑えられる。
補強リングの第2の脚部を被覆する被覆体が,ケーシン
グ壁に向いた側で,軸方向の部分範囲を,大きなじん性
を有する材料から成る第2の補強リングによって取り囲
まれており,この第2の補強リングは少なくとも部分的
に,半径方向のばね力をもってケーシング壁に密着して
おり,被覆体は,第2の補強リングによって取り囲まれ
ている軸方向の部分範囲の外側で第2の補強リングを半
径方向に越えて突出しているので,シール装置が長い使
用期間にわたって申し分のないシール作用を行い,振動
が効果的に絶縁若しくは減衰せしめられ,ケーシング壁
内でシール装置が確実に軸方向で固定される。シールさ
れる軸に不釣合がある場合には,騒音を発生する振動が
大幅に減少せしめられ,不都合な騒音の伝播が確実に防
止される。詳細に述べると,第2の補強リングは,大き
なじん性を有する材料,例えば金属材料から成ってい
て,ケーシング壁に半径方向のばね力をもって直接に接
触しているので,シール装置を,摩擦力によって軸方向
で確実に固定することができる。この第2の補強リング
によって,シールされる軸が回転中半径方向にふれかつ
(又は)熱膨脹を行うような場合でも,ケーシング壁に
対するシール装置全体の軸方向移動が防止される。被覆
体が,第2の補強リングによって取り囲まれている軸方
向の部分範囲の外側で第2の補強リングを半径方向に越
えて突出していて,半径方向のばね力をもってケーシン
グ壁に密着していることによって,ケーシングが申し分
なくシールされる。シールされる軸は転がり軸受によっ
て支持されて,申し分なく案内され,発生した振動は絶
縁若しくは減衰せしめられ,ケーシング壁と軸との間に
おいてシール装置が確実に軸方向に固定される。周辺へ
の振動騒音の伝播は最低限に抑えられる。
【0023】更に,第2の補強リングと被覆体とは接着
によって,例えば加硫又は接着剤によって,互いに結合
されているので,両方の部材は長期間にわたって確実に
結合された状態を維持することができる。
によって,例えば加硫又は接着剤によって,互いに結合
されているので,両方の部材は長期間にわたって確実に
結合された状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の縦断面図である。
1 ケーシング壁, 2 軸, 3 ラジアル軸シール
リング, 4 シールリップ, 5 第1の脚部, 6
第1の補強リング, 7 第2の脚部, 8外輪,
9 転がり軸受, 10 被覆体, 11 第2の補強
リング, 12フランジ, 13 半径方向面, 14
軸方向シールリップ, 15・16シールリブ, 1
7・18 部分範囲, 19 補助シールリップ, 2
0媒体, 21 中空室, 22 内輪, 23 端部
リング, 4 シールリップ, 5 第1の脚部, 6
第1の補強リング, 7 第2の脚部, 8外輪,
9 転がり軸受, 10 被覆体, 11 第2の補強
リング, 12フランジ, 13 半径方向面, 14
軸方向シールリップ, 15・16シールリブ, 1
7・18 部分範囲, 19 補助シールリップ, 2
0媒体, 21 中空室, 22 内輪, 23 端部
Claims (9)
- 【請求項1】 ケーシング壁を通して導かれている軸を
シールするためのシール装置であって, ラジアル軸シールリングを有し,このラジアル軸シール
リングは,シールされる軸の外周面をエラストマ材料か
ら成る少なくとも1つのシールリップによって,半径方
向のばね力をもって取り囲んでシールしており, シールリップはほぼL字形の第1の補強リングの半径方
向で内側に向いた第1の脚部に固定されており,第1の補強リングの 第2の脚部は軸方向に延びていて,
転がり軸受の外輪を少なくとも部分的に覆って,これに
密着しており,この 第2の脚部は少なくともケーシング壁に向いた側を
エラストマ材料によって被覆されていて,半径方向のば
ね力をもってケーシング壁内で固定可能である形式のも
のにおいて,第2の脚部(7)を被覆する 被覆体(10)が,ケーシ
ング壁(1)に向いた側で,軸方向の部分範囲を,大き
なじん性を有する材料から成る第2の補強リング(1
1)によって取り囲まれており, この第2の補強リング(11)は少なくとも部分的に,
半径方向のばね力をもってケーシング壁(1)に密着し
ており, 被覆体(10)は,第2の補強リング(11)によって
取り囲まれている軸方向の部分範囲の外側で第2の補強
リング(11)を半径方向に越えて突出しており, 第2の補強リング(11)と被覆体(10)とは接着に
よって互いに結合されて いることを特徴とするシール装
置。 - 【請求項2】 第2の補強リング(11)がL字形の形
状を有していて,半径方向に突出するフランジ(12)
をケーシング壁(1)の半径方向面(13)に当て付け
可能であることを特徴とする,請求項1記載のシール装
置。 - 【請求項3】 フランジ(12)が少なくとも半径方向
で外方へ突出している端部の範囲をエラストマによって
取り囲まれていて,ケーシング壁(1)に向いた側に,
軸方向に突出している軸方向シールリップ(14)を有
していることを特徴とする,請求項2記載のシール装
置。 - 【請求項4】 第2の補強リング(11)が第1の補強
リング(6)を同心的に取り囲んでいることを特徴とす
る,請求項1から3までのいずれか1項に記載のシール
装置。 - 【請求項5】 半径方向で第1と第2の補強リング(6
・11)の間に層厚さ0.7〜3mmの被覆体(10)
が配置されていることを特徴とする,請求項1から4ま
でのいずれか1項に記載のシール装置。 - 【請求項6】 第1の補強リング(6)の第2の脚部
(7)がクランク状に曲げられた形状を有し, 第2の脚部(7)の,直径が大きい方の部分範囲(1
7)が外輪(8)を取り囲んでおり, 第2の脚部(7)の,直径が小さい方の部分範囲(1
8)が半径方向で被覆体(10)を介在させて第2の補
強リング(11)の内側に配置されていることを特徴と
する,請求項1から5までのいずれか1項に記載のシー
ル装置。 - 【請求項7】 被覆体(10)がケーシング壁(1)に
向いた側に少なくとも2つの環状のシールリブ(15・
16)を有しており,これらの シールリブ(15・16)は互いに軸方向に間
隔をおいて隣り合って配置されていることを特徴とす
る,請求項1から6までのいずれか1項に記載のシール
装置。 - 【請求項8】 軸(2)が補助シールリップ(19)に
よってシール作用をもって取り囲まれており,この補助
シールリップ(19)はシールされる媒体(20)とは
逆の側でシールリップ(4)に軸方向で隣り合って配置
されており,補助シールリップ(19)とシールリップ
(4)と軸(2)とが中空室(21)を形成しているこ
とを特徴とする,請求項1記載のシール装置。 - 【請求項9】 中空室(21)がグリースで満たされて
いることを特徴とする,請求項8記載のシール装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4237190A DE4237190C1 (de) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | Dichtungsanordnung |
DE4237190.2 | 1992-11-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201055A JPH06201055A (ja) | 1994-07-19 |
JP2513986B2 true JP2513986B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=6472053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5274144A Expired - Lifetime JP2513986B2 (ja) | 1992-11-04 | 1993-11-02 | シ―ル装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0596196B1 (ja) |
JP (1) | JP2513986B2 (ja) |
BR (1) | BR9303655A (ja) |
CA (1) | CA2102472C (ja) |
DE (2) | DE4237190C1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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DE19648602C2 (de) * | 1996-11-23 | 2000-01-05 | Freudenberg Carl Fa | Dichtungsanordnung |
US6186507B1 (en) | 1997-09-25 | 2001-02-13 | Michael R. Oldenburg | Retrofittable severe duty seal for a shaft |
US20020011710A1 (en) | 1997-09-25 | 2002-01-31 | Oldenburg Michael R. | Retrofittable severe duty seal for a shaft |
DE19925121A1 (de) * | 1999-06-01 | 2000-12-21 | Freudenberg Carl Fa | Dichtungsanordnung |
DE59901264D1 (de) | 1999-08-31 | 2002-05-23 | Ford Global Tech Inc | Lager- und Dichtungsanordnung für eine Welle in einer Gehäusebohrung |
US6692007B2 (en) | 2001-10-31 | 2004-02-17 | Transcom, Inc. | Seal for a shaft |
GB2393765A (en) * | 2002-10-01 | 2004-04-07 | Nsk Steering Sys Europ Ltd | Composite bearing seal for a steering column universal joint |
DE102005004323A1 (de) * | 2005-01-31 | 2006-09-28 | Robert Bosch Gmbh | Dichtelement und Antriebseinheit beinhaltend ein Dichtelement |
JP2007078108A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nok Corp | 密封装置 |
EP2039967B1 (en) * | 2006-07-07 | 2013-02-13 | Eagle Industry Co., Ltd. | Shaft sealing device |
FR2926247A1 (fr) * | 2008-01-14 | 2009-07-17 | Corima Sa | Moyeu de roue arriere de bicyclette |
CN102727119B (zh) | 2011-04-02 | 2016-09-14 | 上海泽生科技开发股份有限公司 | 个人护理用具的刷头组件连接系统 |
EP2535607B1 (en) * | 2011-06-17 | 2014-04-23 | Aktiebolaget SKF | Turbocharger, notably for a combustion engine |
ITTO20120651A1 (it) | 2012-07-25 | 2014-01-26 | Skf Ab | Gruppo cuscinetto-mozzo per un disco per la lavorazione della terra |
CN111998001A (zh) * | 2020-07-13 | 2020-11-27 | 人本股份有限公司 | 轴连轴承密封组件 |
Family Cites Families (12)
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---|---|---|---|---|
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DE1861326U (de) * | 1962-09-01 | 1962-10-31 | Goetzewerke | Wellendichtring mit staubschutzlippe. |
DE1981048U (de) * | 1968-01-05 | 1968-03-14 | Goetzewerke | Radlagerdichtung. |
DE1917623A1 (de) * | 1969-04-05 | 1970-10-08 | Hans Guentner | Waermeaustauscher |
US3961829A (en) * | 1972-09-20 | 1976-06-08 | Dunlop Limited | Improvements in or relating to resilient mountings |
FR2254241A5 (en) * | 1973-12-05 | 1975-07-04 | Leduc & Fils Rene | Seal for rotating and laterally vibrating shafts - additional flexible seal surrounds needle roller outer race |
JPS57165850U (ja) * | 1981-04-14 | 1982-10-19 | ||
FR2567981B1 (fr) * | 1984-07-20 | 1989-02-03 | Hutchinson | Perfectionnements aux joints d'etancheite a levre |
JPH0448368Y2 (ja) * | 1987-04-18 | 1992-11-13 | ||
JPH0464664U (ja) * | 1990-10-18 | 1992-06-03 | ||
IT223159Z2 (it) * | 1991-03-22 | 1995-06-13 | Skf Ind Spa | Complesso di supporto e di tenuta per l'inserimento tra due organi in rotazione relativa |
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- 1992-11-04 DE DE4237190A patent/DE4237190C1/de not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-06-16 DE DE59307492T patent/DE59307492D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-16 EP EP93109576A patent/EP0596196B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-08-31 BR BR9303655A patent/BR9303655A/pt not_active IP Right Cessation
- 1993-11-02 JP JP5274144A patent/JP2513986B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CA2102472A1 (en) | 1994-05-05 |
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EP0596196B1 (de) | 1997-10-08 |
EP0596196A2 (de) | 1994-05-11 |
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