JP3077863U - フランジ接合部漏油防止構造 - Google Patents

フランジ接合部漏油防止構造

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JP3077863U
JP3077863U JP2000006888U JP2000006888U JP3077863U JP 3077863 U JP3077863 U JP 3077863U JP 2000006888 U JP2000006888 U JP 2000006888U JP 2000006888 U JP2000006888 U JP 2000006888U JP 3077863 U JP3077863 U JP 3077863U
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英之 檀上
進洋 新川
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植杉 昭光
英之 檀上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】耐用年数が長く、漏油中にも修理作業が行え、
施工ミスを起こさない漏油防止構造の提供を目的とす
る。 【解決手段】相互の管口に形成したフランジ部をねじ孔
を介してボルトナットで接合するフランジ接合部2にお
いて、ねじ孔7をフランジ接合面8に対して垂直に構成
する。ねじ孔7にはボルト3を挿入し、対向面のナット
4により蝶着する。ねじ孔7とボルト3との間に発生す
る間隙には、充填材6を充填する。フランジ接合面8よ
り一回り小さいリング状に形成されたパッキン5は、フ
ランジ接合面8との直径の差により、パッキン5の外周
にフランジ接合面8との空隙を形成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、油入電気機器の本体組立、配管やバルブのフランジ継手、碍子や 計測器取付等からの漏油に関して、ボルト組立部とパッキン部に一材を充填して 漏油を防止する充填材である。
【0002】
【従来の技術】
油入電気機器の漏油原因には、パッキンの劣化が主で、まれに溶接部の疲労破 壊や金属構造物の腐食があげられる。このような漏油防止方法にはパッキン取替 、再溶接、部品取替にて修理が行われており、修理期間に数日から数週間の油入 電気機器の停止が必要であった。
【0003】 最近では、コンピュータ普及に伴い停電時間の制約を受けるため、油入電気機器 が数時間の運転停止で作業できるようシーリング材を漏油部の表面に付着させる 漏油防止方法が多く用いられている。このシーリング材を使用した漏油防止方法 は、漏油箇所の表面に第一のシーリング材を付着させ、硬化したのちに第二のシ ーリング材を付着、硬化させて漏油を防止するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の油入電気機器の漏油防止方法は漏油箇所の表面に二種類のシーリング材 を付着、硬化させて漏油を防止するものであった。シーリング材に硬化時間の長 いものを使用すると、シーリング材硬化前に漏油箇所とシーリング材接着面に油 が拡散して接着面積の低下を招き再び漏油がおきることがあった。
【0005】 また、シーリング材を金属表面に付着させる方法のため、温度や紫外線の影響 で樹脂の劣化が進み耐用年数を短くしていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案の請求項1に係わる油入電気機器の漏油を防止する充填材は、図1の 例に示すように、ボルト組立部はフランジ継手2の抜穴とボルト3、ナット4の ネジ部分の空隙に充填材6を、またパッキン部はパッキン4の外周部の一部を削 除したフランジ継手2の空隙に充填材6を充填し、油中でも短時間で硬化できる 充填材である。
【0007】
【作用】
この考案における油入電気機器の漏油を防止する充填材、漏油状態においても 施工が可能な一材のみの充填でおこなわれる。また、充填材が温度や紫外線の影 響を受けないよう空隙に充填する方法をとり充填材の主成分である樹脂の劣化を 防止している。
【0008】
【実施例】
以下に、この考案の実施例を油入電気機器のフランジ継手部分を例示して説明す る。図1は油入電気機器のフランジ継手のボルト組立部とパッキン部について漏 油防止の構成を示す図である。
【0009】 実施例1。図2にもとずいてボルト組立部の漏油防止方法の工程を説明する。 まず、ボルト3、ナット4を1組ずつ緩め、新しいボルト3、ナット4に交換す る。この間にフランジ継手2の抜穴内に付着する錆、塗料、油をワイヤーブラシ およびサンドペーパー等を用い完全に落とし脱脂洗浄する。
【0010】 そして、図1に示すように、フランジ継手2の抜穴とボルト3、ナット4のネ ジ部分まで充填材6を隙間なく充填する。その後、ボルト3、ナット4を組立、 はみ出した充填材はウエスで拭き取る。
【0011】 実施例2。次に、図2にもとずいてパッキン部の漏油防止方法の工程を説明す る。まず、図2に示すように、グラインダ、ヤスリ、カッターナイフ等でフラン ジ継手2の外周に沿ってパッキン5の一部を削除してフランジ継手2の接合面内 に空隙を作り、錆、塗料、油を完全に落とし脱脂洗浄する。
【0012】 そして、図1に示すように充填材6をパッキン5の外周に沿ってフランジ側面 まで充填して硬化させる。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、一材の充填で済むため工程間違いや施工の失敗が無くなり、空 隙に充填するため漏油状態においても施工が可能となった。この考案の請求項1 によれば、ボルト組立部はフランジ継手2の抜穴内部とボルト3、ナット4に大 きな接着面を確保して充填材6が充填できる。また、パッキン部についてもパッ キン5の劣化や亀裂による漏油箇所に対してフランジ継手2の接合部内側でパッ キン5を削除することにより、空隙にコの字型の接着面を確保して充填材6が充 填できる。このため従来の方法に比較してこの考案では充填材6が温度や紫外線 の影響を受けにくくなって耐用年数が延びる。これにより油入電気機器の漏油防 止がより確実にできる充填材の提供が可能となった。
【提出日】平成13年1月19日(2001.1.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば油入電気機器の本体組立、配管やバルブのフランジ接合、 碍子や計測器取付等からの漏油に関し、相互の管口に形成したフランジ部をねじ 孔を介してボルトナットで接合するフランジ接合部漏油防止構造であって、充填 材にて漏油を防止するような 漏油防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
油入電気機器の漏油は、主にパッキンの劣化が原因であり、まれに溶接部の疲 労破壊や金属構造物の腐食も原因となる。このような漏油を防止する方法として パッキン取替、再溶接、部品取替といった修理が行われているが、漏油中は作 業が不可能なため、 数日から数週間に渡って油入電気機器の停止を必要としてい た。
【0003】 最近では、コンピュータ普及に伴い停電時間の制限を受けるため、油入電気機 器の停止時間を数時間に短縮して作業できるように、シーリング材を漏油部の表 面に付着させる漏油防止方法が多く用いられている。この方法は、漏油箇所の表 面に第一のシーリング材を付着させ、硬化したに第二のシーリング材を付着 硬化させて漏油を防止するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の方法は、2種類のシーリング材を付着、硬化させて漏油を防止するもの であるため、施工時に失敗することがあった。
【0005】 また、シーリング材に硬化時間の長いものを使用すると、シーリング材硬化前 に漏油箇所とシーリング材接着面に油が拡散するため、接着面積の低下を招き再 び漏油が発生することがあった
【0006】 さらに、シーリング材を金属表面に付着させる方法のため、温度や紫外線の影 響を受ける面積が広く、樹脂の劣化が早く進行し、耐用年数が短いという問題が あった。
【0007】 この考案は、耐用年数が長く、漏油中にも修理作業が行え、施工ミスを起こさ ない漏油防止構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1に示すように、相互の管口に形成したフランジ部をねじ孔を介してボルト ナットで接合するフランジ接合部2において、ねじ孔7をフランジ接合面8に対 して垂直に構成する。ねじ孔7にはボルト3を挿入し、対向面のナット4により 螺着する。ねじ孔7とボルト3との間に発生する間隙には、充填材6を充填する 充填材を隙間なく充填するためには、図2に示すようにねじ孔7に充填材6を隙 間なく充填した後、充填材6を押出するようにしてボルト3をねじ孔7に挿入し 、ナット4に螺着するとよい。ねじ孔7からボルト3により押出された余分な充 填材6は、ウエスで拭き取る。
【0009】 図1に示すように、フランジ接合面8より一回り小さいリング状に形成された パッキン5は、フランジ接合面8との直径の差により、パッキン5の外周にフラ ンジ接合面8との空隙を形成している。前記空隙には、フランジ接合面8と密着 しパッキン5の外周を覆い隠すように、充填材6を隙間なく充填する。
【0010】
【実施例】
一実施例として、設置されている油入電気機器のフランジ接合部2に対してメ ンテナンスをする工程について説明する。この実施例では、パッキン5とフラン ジ接合部2との外周の大きさに差異がない従来の油入電気機器のフランジ接合部 2を使用する。
【0011】 まず、内部を油類が流通する配管1の管口に形成したフランジ接合部2の、フ ランジ接合面8に対して垂直に設けたねじ孔7から、ボルト3とナット4のうち 1組を螺出する。 ねじ孔7に付着する錆や塗料や油は、ワイヤーブラシ及びサンドペーパー等の用 具を用いて完全に落とし、脱脂洗浄する。
【0012】 ねじ孔7に充填材6を隙間なく充填し、新しいボルト3をねじ孔7に挿入し、 新しいナット4に螺着する。 ボルト3により押出された余分な充填材6は、ウエスで拭き取る。
【0013】 前記作業をすべてのボルトナットを交換するまで繰り返す。
【0014】 次に、フランジ接合面8により上下から挟まれておりリング状を形成しフラン ジ接合面8と同サイズの外周を有するパッキン5の外周部分を、グラインダ、ヤ スリ、カッターナイフ等の工具で切削する。切削により、フランジ接合部2と切 削されたパッキン5の外周との間には、コの字型の接着面を有した空隙が形成さ れる。
【0015】 空隙にある錆や塗料や油は完全に落とし脱脂洗浄し、充填材6をコの字型の接 着面に間隙なく充填し、空隙を埋め尽くして硬化させる。 パッキン5の外周は、充填材6により完全に覆われる。
【0016】 なお、充填材6は、樹脂を主成分とし、漏油中であっても短時間で硬化できる 耐油性のものを使用する。
【0017】
【考案の効果】
この考案により、1種類の充填材6で済むため、従来の2種類のシーリング材 を用いていたことによる 工程間違いや施工の失敗が無くなり、空隙に充填するた め漏油状態においても施工が可能となった。
【0018】 また、パッキン5の劣化や亀裂による漏油に対しては、パッキン5の外周部分 を切削して形成する空隙を充填材6で充填することにより、漏油中に作業を完了 させることが可能となる。
【0019】 さらに、充填材6が温度紫外線の影響を受ける面積は、従来の漏油箇所の表 面にシーリング材を付着する方法に比較して格段に減少するため、 耐用年数が飛躍的に 延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1および実施例2における油
入電気機器の漏油防止部に充填材6を充填して形成され
た漏油防止部の構成を示す図である。
【図2】図1に示す油入電気機器の漏油防止部に充填材
6を充填する前の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 配管 2 フランジ継手 3 ボルト 4 ナット 5 パッキン 6 充填材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月19日(2001.1.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 フランジ接合部漏油防止構造
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】フランジ接合部正面図(一部断面図)
【図2】ボルト挿入部正面断面図
【符号の説明】 2 フランジ接合部 3 ボルト 4 ナット 5 パッキン 6 充填材7 ねじ孔 8 フランジ接合面
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油入電気機器のボルト組立部とパッキン部
    からの漏油を防止する充填材
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06201055A (ja) * 1992-11-04 1994-07-19 Carl Freudenberg:Fa シール装置
JP2012253962A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Kanden Engineering:Kk ガス絶縁電力機器のガス漏れ補修方法

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