JP3012087U - 配管用補修具 - Google Patents

配管用補修具

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JP3012087U JP1994015103U JP1510394U JP3012087U JP 3012087 U JP3012087 U JP 3012087U JP 1994015103 U JP1994015103 U JP 1994015103U JP 1510394 U JP1510394 U JP 1510394U JP 3012087 U JP3012087 U JP 3012087U
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repair tool
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JP1994015103U
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Inventor
松田典之
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有限会社マツダコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管中の流体の輸送を停止することなく、迅
速かつ容易に流体の漏出を防止できるようにする。 【構成】 パッキン10と保持具を備え、その保持具に
てパッキン10を配管の外周面に圧着できるようにして
ある。保持具は、Uボルト20や座板30などから構成
される。座板30にはUボルト20の両脚21,21が
貫通され、これが締付用ナット50,50にて固定され
る。また、座板30にはパッキン10が固着された台座
40が固定用ナット60にて固定される。そして、Uボ
ルト20で配管を抱え込んだ後、締付用ナット50,5
0を締め付けることにより、パッキン10が配管の外周
面に圧着し、破損箇所が密封される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蒸気などの流体を輸送する配管を補修するための配管用補修具であ って、特に腐食した箇所を密封して流体の漏出を防止するようにした配管用補修 具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、流体を輸送する手段として配管が利用されている。この配管は、輸送 する流体の種類や使用目的によって、給水配管、排水配管、蒸気配管、冷媒配管 、燃料配管、排気配管、あるいは圧空配管などに分類されるが、これらの配管は 複数のパイプをエルボやチーズあるいはソケットなどの管継手を介して接続する ことにより構成されている。
【0003】 ところで、そういった配管にあって、流体の流れが大きく変化するエルボやチ ーズの箇所では腐食の進行が著しく、当該箇所から流体が漏出することが多い。
【0004】 この場合、従来は腐食した部分の部品を交換することで、流体の漏出を防止す るようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、エルボやチーズなど配管の一部を交換する作業は特殊の技能を 要するため、その修繕は専門の業者に依頼せざるを得なかった。それ故、流体の 漏出を発見しても直ちに修復することができないばかりか、多額の工賃が必要と された。
【0006】 一方、配管の交換にあっては、流体の輸送を停止する必要があり、その間流体 の供給や使用ができなくなるため、工場など設備を止められないところで配管の 交換を行う場合、設備が停止している夜間などに交換工事を行わなければならな いという問題があった。
【0007】 また、使用流体が液体の場合には、工事終了後にあって管中のエアー抜きをし なければならないという煩わしさがあった。更に、土中や壁中に配管が埋設され ていると、交換作業が極めて困難となり、修復に多大な時間を要してしまうとい う問題があった。
【0008】 本考案は上記事情に鑑み、流体の輸送を停止することなく、迅速かつ容易に流 体の漏出を防止できるようにしようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を達成するため、パッキンと当該パッキンを配管の外周面に 圧着させるパッキンの保持具とを備えた配管用補修具を提供するものである。
【0010】 また、配管を抱え込むUボルトと、このUボルトの両脚を貫通させる穴が開口 された座板と、この座板における前記穴の中間に固着されたパッキンと、前記U ボルトの両脚に螺合される締付用ナットとを具備して成る配管用補修具を提供す るものである。
【0011】 また、配管を抱え込むUボルトと、片面にねじ軸が突設された台座と、この台 座の他面に固着されたパッキンと、前記Uボルトの両脚を貫通させる穴と当該穴 の中間にあって前記ねじ軸を貫通させる穴とが開口された座板と、前記Uボルト の両脚に螺合される締付用ナットと、前記台座のねじ軸に螺合される固定用ナッ トとを具備して成る配管用補修具を提供するものである。
【0012】 特に、前記パッキンがゴムから成り、またUボルトと座板がステンレスから成 る配管用補修具である。
【0013】
【作用】 本考案の配管用補修具によれば、保持具によりパッキンが配管の外周面に圧着 される。そして、このときパッキンが配管の破損箇所を密封し、管中を流れる流 体の漏出を防止する。
【0014】 特に、請求項2と請求項3の考案によれば、Uボルトにて配管を抱え込み、そ の両脚を座板の穴に貫通させ、そこに締付用ナットを螺合して締め付けると、そ の締め付け力によりパッキンが配管の外周面に圧着するようになる。
【0015】 なお、請求項3の考案では、ねじ軸から固定用ナットを取り去って、台座を座 板から離脱することにより、パッキンを交換することができる。また、請求項4 の考案ではシール性を向上させることができ、請求項5の考案では補修具自体の 耐食性を向上させることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本考案の第1 実施例を示す配管用補修具の斜視図、また図2はその分解図である。図中10は パッキンであり、これは後述する保持具にて配管の外周面に圧着され、腐食によ る破損箇所を密封する。
【0017】 このパッキン10は、天然ゴムや合成ゴムを所定の形状、例えば図示するよう に方形状に成形して成る。なお、パッキン10の材質として、天然ゴム、ニトリ ルゴム、クロロピレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコンゴ ム、耐熱性フッ素ゴム、または耐食性フッ素ゴムなどのゴム系の他、セルロース アセテートやポリエステルなどの樹脂系、あるいは鉛や錫などの金属系がある。
【0018】 このうち、高い弾力性を示すゴム系が最も好ましく、特に水やアルコールの輸 送に用いられる配管には天然ゴムが最適で、また油ではニトリルゴム、低圧の蒸 気ではエチレンプロピレンゴム、強酸・強アルカリ流体ではブチルゴム、高熱あ るいは寒冷流体ではシリコンゴム、ベンゼンやトルエンなどの溶剤では耐熱性フ ッ素ゴム、また高圧蒸気では耐食性フッ素ゴムが最適である。
【0019】 一方、保持具は、Uボルト20、座板30、台座40、締付用ナット50、お よび固定用ナット60から構成される。なお、これらの材質としては耐食性に優 れるステンレスを用いることが好ましいが、炭素鋼などの金属素材に銅やニッケ ルなど耐食性に優れる材料を用いて鍍金処理を施してもよい。
【0020】 Uボルト20は、公知の如くU字形を呈し両脚21,21にねじが切られたボ ルトであり、また座板30は3つの穴31,32,33が開口された長方形状の 金属板である。このうち、中央の穴33は台座40のねじ軸41を貫通させるた めのもので、その両側の穴31,32はUボルト20の両脚21,21を貫通さ せるためのものである。そして、穴31,32に貫通されたUボルト20の両脚 21,21には図2に示す如く締付用ナット50,50が螺合され、また穴33 に貫通された台座40のねじ軸41には固定用ナット60が螺合されるようにな っている。
【0021】 台座40はパッキン10と同形の金属板であり、また締付用ナット50と固定 用ナット60は六角ナットである。特に、台座40の片面には上述のねじ軸41 が突設されているとともに、他面にはパッキン10が接着剤などにて固着されて いる。なお、締付用ナット50と固定用ナット60として、蝶ナットや袋ナット などを用いることもできる。また、その締付用ナット50と固定用ナット60の 螺合に際しては、座板30との間に図2に示す如く座金70,・・・を介するこ とが望ましい。
【0022】 次に、図3は同補修具を配管に取り付けた状態を示す。この図で明らかなよう に、本実施例の補修具は配管のうち特にエルボEの補修に用いられる。図示する ように、Uボルト20はエルボEに抱え着けられるのであり、このとき締付用ナ ット50が締め付けられることにより、パッキン10がエルボEの外周面に圧着 している。そして、パッキン10にてエルボEの破損部分を密封することができ る。なお、図3においてパッキン10が圧着している部分、すなわち外側コーナ ー部は特に流体の圧力が高く腐食の進行が顕著である。
【0023】 ところで、本実施例において、パッキン10が劣化した場合には、固定用ナッ ト60を取り去ることにより、これを台座40と一体で交換することができる。
【0024】 また、全体の構成として、座板30の穴33と台座40および固定用ナット6 0は必ずしも必要でなく、パッキン10を座板30の穴31,32の中間に固着 するようにしてもよい。
【0025】 次に、図4〜図5に本考案の第2実施例を示す。特に図4は本願補修具を配管 に取り付けた状態を示し、また図5は図4におけるA−A線断面を示す。なお、 上記実施例と同一の部品は同一符号を以て詳細な説明を省略する。
【0026】 図4に示すように、本実施例の補修具は配管のうち特にチーズT(T字管チー ズ)の補修に用いられるのであり、その構成は2つのUボルト20,20と、2 つの座板30,30を用い、台座40′に固着されたパッキン10を保持するよ うになっている。
【0027】 Uボルト20,20はチーズTの両腕t,tに抱え着けられ、その後に座板3 0,30を貫通させた両脚21,21に座金70,70を介して締付用ナット5 0,50が螺合されるのであり、そして締付用ナット50,50が締め付けられ ることにより、パッキン10がチーズTの外周面に圧着されるのである。なお、 図4においてパッキン10が圧着している部分、すなわち両腕t,tと直交する 管路の対向面は特に流体の圧力が高く腐食の進行が顕著である。
【0028】 ところで、本実施例における台座40′は、2つの座板30,30にて両端を 支持されている。
【0029】 図5に示すように、この台座40′の片面の両端にはねじ軸41′(一方は図 示省略)が突設され、他面には接着剤などにて同形のパッキン10が固着されて いる。2つのねじ軸41′はそれぞれ座板30の穴33に貫通され、貫通された 先端に座金70を介して固定用ナット60が螺合される。
【0030】 以上、本考案の実施例を説明したが、それぞれの実施例で説明した本願補修具 は、エルボ、チーズ、あるいはソケットなどの管継手の補修に用いられることに 限定されるものではなく、配管を構成するパイプの補修に用いることもできる。
【0031】
【考案の効果】
本考案によれば、配管の外周面にパッキンを圧着させて破損箇所を密封するよ うな構造としているから、流体の輸送中に配管の修復を行うことができる。
【0032】 このため、工場など設備を止められない場合に特に有用であり、流体の漏出に 迅速に対処することができるという効果を得る。
【0033】 また、本願補修具によれば、Uボルトにて配管の所定箇所を抱え込み、その後 その両脚を座板の穴に貫通させて締付用ナットを締め付けるだけの簡単な手順で あって、特別な技能を必要とせず誰でも容易に取り扱うことができるので、流体 漏出の発見者が直ちに処置を施すことができる。特に、土中や壁中に埋設された 配管にあっても、比較的に容易に処置を施すことができる。
【0034】 また、パッキンを台座に固着し、その台座を座板に固定用ナットで固定するよ うにしたことにより、パッキンが劣化したとき、これを台座と一体で交換できる ので、高いシール性能を持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す配管用補修具の斜視
【図2】同配管用補修具の分解図
【図3】同配管用補修具を配管に取り付けた状態を示す
側面図
【図4】本考案の第2実施例であって配管用補修具が配
管に取り付けられた状態を示す側面図
【図5】図4におけるA−A線断面図
【符号の説明】
E エルボ T チーズ 10 パッキン 20 Uボルト 21 脚 30 座板 31,32,33 穴 40,40′ 台座 41,41′ ネジ軸 50 締付用ナット 60 固定用ナット 70 座金

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッキンと当該パッキンを配管の外周面
    に圧着させるパッキンの保持具とを備えた配管用補修
    具。
  2. 【請求項2】 配管を抱え込むUボルトと、このUボル
    トの両脚を貫通させる穴が開口された座板と、この座板
    における前記穴の中間に固着されたパッキンと、前記U
    ボルトの両脚に螺合される締付用ナットとを具備して成
    る配管用補修具。
  3. 【請求項3】 配管を抱え込むUボルトと、片面にねじ
    軸が突設された台座と、この台座の他面に固着されたパ
    ッキンと、前記Uボルトの両脚を貫通させる穴と当該穴
    の中間にあって前記ねじ軸を貫通させる穴とが開口され
    た座板と、前記Uボルトの両脚に螺合される締付用ナッ
    トと、前記台座のねじ軸に螺合される固定用ナットとを
    具備して成る配管用補修具。
  4. 【請求項4】 パッキンがゴムから成る請求項2または
    請求項3記載の配管用補修具。
  5. 【請求項5】 Uボルトと座板がステンレスから成る請
    求項2または請求項3記載の配管用補修具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018135962A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 住友金属鉱山株式会社 シール水用配管の止水構造
JP2020153514A (ja) * 2019-03-13 2020-09-24 Jfeスチール株式会社 ガス配管の補修ユニット及び補修方法
JP2021143701A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 富士古河E&C株式会社 漏洩補修治具、漏洩補修方法

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