JP2513940Y2 - チップドレッサ用カッタ - Google Patents
チップドレッサ用カッタInfo
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- JP2513940Y2 JP2513940Y2 JP2974991U JP2974991U JP2513940Y2 JP 2513940 Y2 JP2513940 Y2 JP 2513940Y2 JP 2974991 U JP2974991 U JP 2974991U JP 2974991 U JP2974991 U JP 2974991U JP 2513940 Y2 JP2513940 Y2 JP 2513940Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- cutting edge
- cutter holder
- tip
- holder
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、抵抗溶接機の電極チッ
プを整形するチップドレッサ用のカッタに関する。
プを整形するチップドレッサ用のカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】チップドレッサは、ドレッサ本体に回動
自在に支持させたカッタホルダにカッタを保持させ、カ
ッタホルダと一体にカッタを回転させて、該カッタによ
りこれに突き合てる電極チップの先端部を切削整形すべ
く構成されている。従来、この種のカッタとして、実開
昭63-127786号公報に見られるように、カッタホルダの
直径方向に長手の1枚の板材で構成されるカッタ本体
に、カッタホルダの回転中心に合致する中心点からカッ
タ本体の長手方向一方と他方とにのびる、中心点に関し
点対称の一対の切刃を形成し、両切刃でチップ先端部を
切削するようにしたものが知られている。
自在に支持させたカッタホルダにカッタを保持させ、カ
ッタホルダと一体にカッタを回転させて、該カッタによ
りこれに突き合てる電極チップの先端部を切削整形すべ
く構成されている。従来、この種のカッタとして、実開
昭63-127786号公報に見られるように、カッタホルダの
直径方向に長手の1枚の板材で構成されるカッタ本体
に、カッタホルダの回転中心に合致する中心点からカッ
タ本体の長手方向一方と他方とにのびる、中心点に関し
点対称の一対の切刃を形成し、両切刃でチップ先端部を
切削するようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のものでは、カッ
タ本体の長手方向一方の半部の一側面を切削加工して一
方の切刃のすくい面と、長手方向他方の半部の他側面を
切削加工して他方の切刃のすくい面とを形成し、且つ一
方と他方の切刃の夫々の逃げ面を互に逆向きの逃げ角を
付けて形成する必要があり、カッタの製造コストが高く
なる。又、カッタホルダの回転方向に合わせた専用のカ
ッタを製造する必要があり、更にカッタホルダに上下1
対のカッタを取付けて、溶接ガン等の上下1対の電極チ
ップを同時整形するような場合、上のカッタと下のカッ
タとを互に鏡面対称にする必要があって、上下のカッタ
を別々に製造せざるを得なくなる。本考案は、以上の点
に鑑み、カッタホルダの回転方向に関係なく使用できる
と共に上下のカッタに共用できるようにした、安価なカ
ッタを提供することをその目的としている。
タ本体の長手方向一方の半部の一側面を切削加工して一
方の切刃のすくい面と、長手方向他方の半部の他側面を
切削加工して他方の切刃のすくい面とを形成し、且つ一
方と他方の切刃の夫々の逃げ面を互に逆向きの逃げ角を
付けて形成する必要があり、カッタの製造コストが高く
なる。又、カッタホルダの回転方向に合わせた専用のカ
ッタを製造する必要があり、更にカッタホルダに上下1
対のカッタを取付けて、溶接ガン等の上下1対の電極チ
ップを同時整形するような場合、上のカッタと下のカッ
タとを互に鏡面対称にする必要があって、上下のカッタ
を別々に製造せざるを得なくなる。本考案は、以上の点
に鑑み、カッタホルダの回転方向に関係なく使用できる
と共に上下のカッタに共用できるようにした、安価なカ
ッタを提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本案カッタは、カッタホルダの直径方向に長手の1枚の
板材で構成されるカッタ本体に、カッタホルダの回転中
心に合致する中心点からカッタ本体の長手方向一方にの
びる、電極チップを切削する主切刃と、中心点からカッ
タ本体の長手方向他方にのびる、主切刃に対し鏡面対称
の副切刃とを形成したことを特徴とする。
本案カッタは、カッタホルダの直径方向に長手の1枚の
板材で構成されるカッタ本体に、カッタホルダの回転中
心に合致する中心点からカッタ本体の長手方向一方にの
びる、電極チップを切削する主切刃と、中心点からカッ
タ本体の長手方向他方にのびる、主切刃に対し鏡面対称
の副切刃とを形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】主切刃をそのすくい面がカッタホルダの正転方
向を向くように形成すれば、主切刃に対し鏡面対称の副
切刃のすくい面がカッタホルダの逆転方向を向き、かく
てカッタホルダの正転時は主切刃により、又逆転時は副
切刃により夫々チップ先端部が切削される。カッタホル
ダに上下1対のカッタを取付けて上下1対の電極チップ
を同時整形する場合、上下のカッタとして本案カッタを
共用すれば、上下一方のカッタの主切刃で一方の電極チ
ップが切削されるとき、他方のカッタの副切刃で他方の
電極チップが切削される。又、主切刃と副切刃とが互に
鏡面対称であるため、両切刃のすくい面同士と逃げ両同
士とが夫々連続した面となり、カッタの加工が容易にな
る。
向を向くように形成すれば、主切刃に対し鏡面対称の副
切刃のすくい面がカッタホルダの逆転方向を向き、かく
てカッタホルダの正転時は主切刃により、又逆転時は副
切刃により夫々チップ先端部が切削される。カッタホル
ダに上下1対のカッタを取付けて上下1対の電極チップ
を同時整形する場合、上下のカッタとして本案カッタを
共用すれば、上下一方のカッタの主切刃で一方の電極チ
ップが切削されるとき、他方のカッタの副切刃で他方の
電極チップが切削される。又、主切刃と副切刃とが互に
鏡面対称であるため、両切刃のすくい面同士と逃げ両同
士とが夫々連続した面となり、カッタの加工が容易にな
る。
【0006】
【実施例】図1を参照して、1は握り部2に取付けた枠
筐状のドレッサ本体を示し、該ドレッサ本体1内に、カ
ッタ3を保持するカッタホルダ4を回転自在に支持する
と共に、握り部2に組付けたモータ5に連結される駆動
ギア6を収納し、カッタホルダ4の外周に駆動ギア6に
噛合するギア4aを形成して、モータ5により駆動ギア
6を介してカッタホルダ4を正逆転し得るようにし、ド
レッサ本体1の上面に取付けたチップガイドプレート7
を通して電極チップWをカッタ3に突き合て、カッタホ
ルダ4の回転に伴う該カッタ3の回転でチップ先端部を
切削するようにした。図中4bはカッタホルダ4に形成
した切粉排出穴である。
筐状のドレッサ本体を示し、該ドレッサ本体1内に、カ
ッタ3を保持するカッタホルダ4を回転自在に支持する
と共に、握り部2に組付けたモータ5に連結される駆動
ギア6を収納し、カッタホルダ4の外周に駆動ギア6に
噛合するギア4aを形成して、モータ5により駆動ギア
6を介してカッタホルダ4を正逆転し得るようにし、ド
レッサ本体1の上面に取付けたチップガイドプレート7
を通して電極チップWをカッタ3に突き合て、カッタホ
ルダ4の回転に伴う該カッタ3の回転でチップ先端部を
切削するようにした。図中4bはカッタホルダ4に形成
した切粉排出穴である。
【0007】カッタ3は、図2乃至図4に示すように、
カッタホルダ4の直径方向に長手の断面L字状の1枚の
板材から成るカッタ本体31で構成されており、カッタ
ホルダ4の上面にカッタ本体31の水平の基部32を受
入れる凹溝4cを形成して、カッタ3を該凹溝4cによ
りカッタ本体31の起立部33の前面がカッタホルダ4
の所定の直径線上に位置するように位置決めし、基部3
2の中央部に形成した凹入部34に係合する頭部を有す
る締付ボルト8によってカッタ3をカッタホルダ4に固
定するようにした。カッタ本体31の起立部33には、
カッタホルダ4の回転中心に合致する中心点0からカッ
タ本体31の長手方向一方にのびる主切刃35と、中心
点0からカッタ本体31の長手方向他方にのびる、主切
刃35に対し鏡面対称の副切刃36とが形成されてい
る。主副の切刃35、36のすくい面37は、前記直径
線上に位置する起立部33の前面によって面一に形成さ
れており、主副の切刃35、36の逃げ面38も起立部
33の上面に後下りに傾斜する逃げ角を付けることで面
一に形成されている。又、各切刃35、36の外端部分
に、電極チップWの先端部外周を切削する立上り部35
a、36bを形成した。カッタホルダ4の正転方向を図
4の時計方向とすると、その正転時は主切刃35によっ
てチップ先端部が切削され、この際、副切刃36はチッ
プ先端部をしごいてその表面を平滑にする機能を発揮す
る。主切刃35が摩耗して切れ味が悪くなったときは、
カッタホルダ4を逆転させ、副切刃36によってチップ
先端部を切削する。
カッタホルダ4の直径方向に長手の断面L字状の1枚の
板材から成るカッタ本体31で構成されており、カッタ
ホルダ4の上面にカッタ本体31の水平の基部32を受
入れる凹溝4cを形成して、カッタ3を該凹溝4cによ
りカッタ本体31の起立部33の前面がカッタホルダ4
の所定の直径線上に位置するように位置決めし、基部3
2の中央部に形成した凹入部34に係合する頭部を有す
る締付ボルト8によってカッタ3をカッタホルダ4に固
定するようにした。カッタ本体31の起立部33には、
カッタホルダ4の回転中心に合致する中心点0からカッ
タ本体31の長手方向一方にのびる主切刃35と、中心
点0からカッタ本体31の長手方向他方にのびる、主切
刃35に対し鏡面対称の副切刃36とが形成されてい
る。主副の切刃35、36のすくい面37は、前記直径
線上に位置する起立部33の前面によって面一に形成さ
れており、主副の切刃35、36の逃げ面38も起立部
33の上面に後下りに傾斜する逃げ角を付けることで面
一に形成されている。又、各切刃35、36の外端部分
に、電極チップWの先端部外周を切削する立上り部35
a、36bを形成した。カッタホルダ4の正転方向を図
4の時計方向とすると、その正転時は主切刃35によっ
てチップ先端部が切削され、この際、副切刃36はチッ
プ先端部をしごいてその表面を平滑にする機能を発揮す
る。主切刃35が摩耗して切れ味が悪くなったときは、
カッタホルダ4を逆転させ、副切刃36によってチップ
先端部を切削する。
【0008】又、図5に示す如く、カッタホルダ4の上
下に夫々カッタ3、3を取付けて1対の電極チップW、
Wを同時に整形する場合、上下のカッタとして上記カッ
タを共用すれば、一方のカッタ3の主切刃と他方のカッ
タ3の副切刃とで各電極チップWを切削できる。
下に夫々カッタ3、3を取付けて1対の電極チップW、
Wを同時に整形する場合、上下のカッタとして上記カッ
タを共用すれば、一方のカッタ3の主切刃と他方のカッ
タ3の副切刃とで各電極チップWを切削できる。
【0009】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、カッタホルダの正逆転の何れにも使用できる
と共に、1対の電極チップを同時整形する際の上下のカ
ッタに共用できる汎用性の有るカッタが得られ、而もカ
ッタの加工が容易になってコストダウンを図れる効果を
有する。
によれば、カッタホルダの正逆転の何れにも使用できる
と共に、1対の電極チップを同時整形する際の上下のカ
ッタに共用できる汎用性の有るカッタが得られ、而もカ
ッタの加工が容易になってコストダウンを図れる効果を
有する。
【図1】 本案カッタを具備するチップドレッサの一例
の截断側面図
の截断側面図
【図2】 図1のII-II線から見たカッタの正面図
【図3】 そのカッタの平面図
【図4】 図2のIV-IV線截断面図
【図5】 本案カッタを上下1対に取付けたチップドレ
ッサの截断側面図
ッサの截断側面図
3 カッタ 31 カッタ本体 35 主
切り刃 36 副切刃 4 カッタホルダ
切り刃 36 副切刃 4 カッタホルダ
Claims (1)
- 【請求項1】 抵抗溶接機の電極チップを整形するチッ
プドレッサ内のカッタホルダに保持されるカッタであっ
て、カッタホルダの直径方向に長手の1枚の板材で構成
されるカッタ本体に、カッタホルダの回転中心に合致す
る中心点からカッタ本体の長手方向一方にのびる、電極
チップを切削する主切刃と、中心点からカッタ本体の長
手方向他方にのびる、主切刃に対し鏡面対称の副切刃と
を形成したことを特徴とするチップドレッサ用カッタ。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2974991U JP2513940Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | チップドレッサ用カッタ |
US07/857,240 US5332342A (en) | 1991-04-26 | 1992-03-25 | Electrode tip dresser and cutter for electrode tip dresser |
GB9413396A GB2279600B (en) | 1991-04-26 | 1992-04-01 | Electrode tip dresser |
GB9413397A GB2279601B (en) | 1991-04-26 | 1992-04-01 | Electrode tip dresser |
GB9207195A GB2255302B (en) | 1991-04-26 | 1992-04-01 | Electrode tip dresser and cutter for electrode tip dresser |
GB9413395A GB2279599B (en) | 1991-04-26 | 1992-04-01 | Electrode tip dresser |
CA002155300A CA2155300C (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Electrode tip dresser and cutter for electrode tip dresser |
FR9205083A FR2675723B1 (fr) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Appareil a dresser les pointes d'electrode et fraise pour appareil a dresser les pointes d'electrode |
CA002067026A CA2067026C (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Electrode tip dresser and cutter for electrode tip dresser |
CA002155299A CA2155299C (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Electrode tip dresser and cutter for electrode tip dresser |
DE4213571A DE4213571C2 (de) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Elektrodenspitzen-Abrichtgerät und Schneidwerkzeug für dieses |
TW81103356A TW198698B (ja) | 1991-04-26 | 1992-04-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2974991U JP2513940Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | チップドレッサ用カッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125076U JPH04125076U (ja) | 1992-11-13 |
JP2513940Y2 true JP2513940Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=31913560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2974991U Expired - Fee Related JP2513940Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | チップドレッサ用カッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513940Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2769678B2 (ja) * | 1994-04-17 | 1998-06-25 | 島田 利晃 | 溶接電極再成器 |
KR20210097213A (ko) | 2012-07-23 | 2021-08-06 | 메르크 파텐트 게엠베하 | 2-디아릴아미노플루오렌의 유도체 및 이를 함유하는 유기 전자 화합물 |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP2974991U patent/JP2513940Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125076U (ja) | 1992-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960409 |
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