JP2513868Y2 - 軒樋継手 - Google Patents

軒樋継手

Info

Publication number
JP2513868Y2
JP2513868Y2 JP1990078378U JP7837890U JP2513868Y2 JP 2513868 Y2 JP2513868 Y2 JP 2513868Y2 JP 1990078378 U JP1990078378 U JP 1990078378U JP 7837890 U JP7837890 U JP 7837890U JP 2513868 Y2 JP2513868 Y2 JP 2513868Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
edge
eaves
eaves gutter
upper edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990078378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0436028U (ja
Inventor
勝巳 大喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP1990078378U priority Critical patent/JP2513868Y2/ja
Publication of JPH0436028U publication Critical patent/JPH0436028U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513868Y2 publication Critical patent/JP2513868Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物用の軒樋継手、特に角形軒樋の接続用
継手に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、特に住宅の高級感志向等から、屋根の雨水処理
用の軒樋も角形のもののが多く採用されている。
この種の軒樋を、建築現場において建物に取付ける
際、長手方向に延長するため、軒樋素材を互いに接続す
る必要を生ずることが多い。
これらの接続作業は、通常、高所の現場で行われるた
め危険のないよう作業が比較的簡単,容易で、かつ漏れ
等に対しても確実であることが必要である。
第3図に、例えば実開昭62-103926号公報に開示され
た従来のこの種の継手(接続具)の一改善提案例の接続
部分の垂直断面図を示す。
11は、両端面を突合せて接続すべきほぼU字状の角形
軒樋で、底部20の両側壁上縁部に対向する各耳縁部12を
備えている。この接続具は、軒樋外面側の接続下半体13
及び内面側の接続上半体14とより成り、接続下半体13
は、各耳縁部12を上方から押さえるための各耳押さえ片
15及び底受け17を有し、一方接続上半体14は、それぞれ
両側壁の上縁部に各突上げ片18及び底部押さえ19を有す
る。
この接続具は、各端部断面を整合して互いに突合わせ
た両軒樋11の内外(上下)面を、接続上,下半体14,13
により挾持して接続,固定するものであり、上半体14の
突上げ片18と下半体13の耳押え片15とで軒樋11の各耳縁
部12をサンドイッチ状に上下から弾性圧縮的に挟んで軒
樋11の内側面へ押圧力を伝え、下半体13で受けるように
することにより、強固に両面を挟み込んで固定し、水漏
れを防ぐよう構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、以上のような両軒樋11の各耳縁部12を
上下からサンドイッチ状に挟んで軒樋11の内側へ押圧力
を及ぼして、各部に変形して生ずることなく、まさつ的
に自己保持させると同時に確実に漏れを防止するために
は、関連部寸法に極めて厳格な精度を要することにな
る。このとき、この機能をより確実にするため前記挟持
圧力を比較的強めに設定すると、既述のように危険な高
所において接続具全長に亘って強い力で圧入しながら取
付けることは困難でもあり、さらに危険を伴う可能性が
ある。このため、高所作業を容易にするため、上記挟持
圧力は幾分低目に設定する必要があるため、反面、機能
の確実さが従となる傾向を生ずる。さらに、また、高所
の足場位置において、接続上半体14、下半体13によりい
ったん両軒樋11の突合せ部が覆われてしまうと、これら
が軒樋接続の正しい位置に納まっているか否かの判断が
困難となる。特に作業の順序上、上半体14が正常位置か
らずれる可能性が高いという問題点があった。
また、両軒樋11が金属製である場合、その突合せ部の
切断面が多少とも変形していると、直接前記押圧力に影
響し、接続の作業性や密着性が悪化するという欠点があ
った。
本考案は、以上のような従来例のこの種の接続具の問
題点にかんがみてなされたもので、比較的厳密な製作寸
法精度を要することなく、かつ高所の作業性も良好で、
その正規位置の確認も容易なこの種の軒樋継手の提供を
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このため、本考案においては、両側壁の上縁部に、内
方に開口した断面コ字状の耳縁部を有する角形軒樋の内
面側及び外面側に当接して互いに両軒樋の突合せ端部を
内外面より挾持するための内側継手と外側継手とより成
る軒樋継手において、 前記内側継手はその両側壁の一方の上縁部の長手方向
の中央部分に、略水平に外方に延び、両軒樋の耳縁部の
上片部下端に当接する耳支え片を備え、 前記外側継手はその両側壁の上縁部に、内方に開口し
た断面コ字状の耳縁係止部を備え、この耳縁係止部はそ
の上片部内端に、前記軒樋の耳縁部の内側上端に係止す
る垂下縁を備え、かつ、一方の耳縁係止部の上片部の長
手方向の中央部分に、前記内側継手の耳支え片より広幅
の切欠き部を設けた構成とすることにより、前記目的を
達成しようとするものである。
〔作用〕
以上のような継手構成により、接続すべき両軒樋は、
その各耳縁部において前記従来例のように内外面より互
いに直接サンドイッチ状に挾持されることがなく、か
つ、一方の耳縁部上においては、内,外両継手の係合部
が継手長全長に亘って連続していないため、接続作業時
に要する弾性変形力が比較的少なくてすみ、また各耳縁
部における係合固定が従来例のようにまさつ力のみでな
く外側継手の耳縁係止部の垂下縁によって機械的に係止
されているため自己保持機能が確実である。
さらにまた、一方の耳縁部の各中央部において各継手
の軒樋接合部に対する正しい位置を容易に確認し得るた
め、作業性が向上する。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例に基づいて説明する。第1図
(a),(b)に、本考案に係る軒樋継手を構成する内
側継手及び外側継手の斜視図、第2図(a),(b)に
それぞれ、軒樋接続状態の第1図(b)におけるA-A及
びB-B線各断面図を示す。
(構成) 接続すべき本体である角形の軒樋1は、例えば硬質塩
化ビニール等の合成樹脂製で、第2図に示すように両側
壁上縁部に内向きに対向するほぼコ字形断面の各耳縁部
1aを有し、その各水平上縁部の内側にそれぞれ垂下縁1
b,1cを備えている。
この軒樋継手は、上記両軒樋1の各端部断面を互いに
整合して突合せた状態の部分を、それぞれ内,外(上,
下)面から被覆挟持して接続するための内側継手2及び
外側継手3とより成り、それぞれ軒樋1と同一材料で製
作されている。
内側継手2は、軒樋1の内面形状にほぼ等しい外面形
状を有する両側壁4と底面とを有し、その一方(軒樋の
建屋側と反対の外側)の側壁上縁部の中央部に水平外方
に適当幅に耳支え片6が延びている。この耳支え片6
は、内側継手2を軒樋1の内側に嵌着させたとき、軒樋
1に全周が沿うように軒樋1の耳縁部1aを支点として適
切な曲げ弾性力を生じて密着するような寸法に構成され
ている。
一方、外側継手3は軒樋1外面形状にほぼ等しい内面
形状を有する両側壁5と底部とを有し、また両側壁5上
縁部には、軒樋1の各耳縁部1aに外側から係止するため
の各耳縁係止部7を有し、それぞれの水平上縁部の対向
する内側には各垂下縁7bを備えている。また、この前記
一方(外側)のこの水平上縁部の中央部の前記内側継手
2の耳支え片6対応位置には、耳支え片6よりやや広い
幅の切欠き7aが設けられている。
(継手施工) つぎに、第2図(a),(b)により両軒樋1の接続
方法を説明する。
1)まず、接続すべき両軒樋1の各端部断面を整合して
突合せ、その突合せ部をほぼ中心として、内側継手2を
軒樋1の内側に挿入し、建屋側から軒樋1に内側継手2
を添わせ、ついでその耳支え片6を外側の耳縁部1aの内
側空隙部へ挿入する。この際、内側継手の外側面には接
着剤を塗布しておくと固定がより容易かつ確実となる。
2)ついで、外側継手3の耳縁係止部7を建屋側から軒
樋1の耳縁部1a上に係止させ、同個所を中心として図示
矢印Cに示す方向に円を描くように回動させながら外側
の耳縁係止部7を、軒樋1の外側耳縁部1a上に係合、嵌
着させる。このとき、前記内側継手2装着の場合と同様
に、外側継手3の内側面に塗布しておくと、固定、水漏
れ防止に対して有効である。
この際、外側継手3の耳縁係止部7中央の切欠き7aの
存在により、前記係合作業を比較的少い弾性変形力で柔
軟かつ容易に行うことができ、また、内側継手2の耳支
え片6と相対位置関係により、容易に軒樋の接合位置と
の整合を確認するとができる。
(作用,効果) 以上のように軒樋1の接合作業は、前記従来例のよう
に、内側継手と外側継手とで直接サンドイッチ状に軒樋
係合部を全面的に押圧,挟持することなく適当な弾性力
で軒樋1の耳縁部1aに外れる恐れなく保持されるため、
各関連相互寸法精度は比較的ゆるやかでも確実な水漏れ
防止、自己保持機能が得られる。また、接続作業等に要
する力が比較的小さくてすみ、かつ接合の中心位置を容
易に確認し得るため位置ずれを防止し得、施工性が極め
て良好で、高所作業の安全性の向上にも寄与し得る。
さらにまた、軒樋が金属製である場合、突合わせ部の
切断面に多少の変形が存在しても、弾性的追随が前記従
来例に比して容易で水漏れを防ぐことができる。
(他の実施例) なお、上記実施例は典型的な耳縁部を備えた角形軒樋
の一事例に対して説明したが、かならずしもこれのみに
限定されるものでなく、他の一般の角形軒樋に対しても
本考案原理を適用し得る。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案の継手構成によれば、
継手の寸法精度が比較的ゆるやかですみ、また接続作業
に要する力が比較的小さく、かつ正規の接合位置を容易
に確認し得るため、施工性が向上し、高所作業の安全性
にも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は、本考案の軒樋継手の一実施例
の内側継手及び外側継手の各斜視図、第2図(a),
(b)は、それぞれ軒樋接続時の第1図(b)における
A-A及びB-B線各断面図、第3図は、従来のこの種継手の
一例の接続状態の垂直断面図である。 1……軒樋 1a……耳縁部 1b……垂下縁 2……内側継手 3……外側継手 4,5……各側壁 6……耳支え片 7……耳縁係止部 7a……切欠き 7b……垂下縁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側壁の上縁部に、内方に開口した断面コ
    字状の耳縁部を有する角形軒樋の内面側及び外面側に当
    接して互いに両軒樋の突合せ端部を内外面より挾持する
    ための内側継手と外側継手とより成る軒樋継手におい
    て、 前記内側継手はその両側壁の一方の上縁部の長手方向の
    中央部分に、略水平に外方に延び、両軒樋の耳縁部の上
    片部下端に当接する耳支え片を備え、 前記外側継手はその両側壁の上縁部に、内方に開口した
    断面コ字状の耳縁係止部を備え、この耳縁係止部はその
    上片部内端に、前記軒樋の耳縁部の内側上端に係止する
    垂下縁を備え、かつ、一方の耳縁係止部の上片部の長手
    方向の中央部分に、前記内側継手の耳支え片より広幅の
    切欠き部を設けたことを特徴とする軒樋継手。
JP1990078378U 1990-07-24 1990-07-24 軒樋継手 Expired - Lifetime JP2513868Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990078378U JP2513868Y2 (ja) 1990-07-24 1990-07-24 軒樋継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990078378U JP2513868Y2 (ja) 1990-07-24 1990-07-24 軒樋継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0436028U JPH0436028U (ja) 1992-03-26
JP2513868Y2 true JP2513868Y2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=31621605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990078378U Expired - Lifetime JP2513868Y2 (ja) 1990-07-24 1990-07-24 軒樋継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513868Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046427Y2 (ja) * 1985-11-25 1992-02-21
JPH0352339Y2 (ja) * 1985-12-23 1991-11-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0436028U (ja) 1992-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06299763A (ja) 突合せ結合装置
CA1094772A (en) Means for joining panels
JP2513868Y2 (ja) 軒樋継手
JP2006045767A (ja) 軒樋用内継手及び軒樋接続方法
JPH0536018Y2 (ja)
KR200162141Y1 (ko) 창틀 골재의 모서리 결합장치
JP2502308Y2 (ja) 軒樋継手
JP2537677Y2 (ja) 軒樋継手
JP2653971B2 (ja) 屋根板の接合方法
JPH0430263Y2 (ja)
JP2703658B2 (ja) 軒樋の接続構造
JPH0444736Y2 (ja)
JPH0520823Y2 (ja)
JPS634789Y2 (ja)
JP2683798B2 (ja) 建築用壁パネルの結合方法
JPH0647453U (ja) パラペット笠木の連結構造
JP2589558Y2 (ja) 軒樋の接続構造
JP3418249B2 (ja) 軒端部被覆材の連結部材
JP2514363Y2 (ja) 軒樋の接続構造
JPH0321539Y2 (ja)
JPS6339741B2 (ja)
JPH0241229Y2 (ja)
JP2594073Y2 (ja) 軒樋継手
JPH0424017Y2 (ja)
JP2911591B2 (ja) パネル間目地の防水構造