JP2513797Y2 - 主幹制御器のハンドル装置 - Google Patents

主幹制御器のハンドル装置

Info

Publication number
JP2513797Y2
JP2513797Y2 JP1989083047U JP8304789U JP2513797Y2 JP 2513797 Y2 JP2513797 Y2 JP 2513797Y2 JP 1989083047 U JP1989083047 U JP 1989083047U JP 8304789 U JP8304789 U JP 8304789U JP 2513797 Y2 JP2513797 Y2 JP 2513797Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
lever
main
handle
point contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989083047U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0326201U (ja
Inventor
恒夫 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Industries Ltd filed Critical Koito Industries Ltd
Priority to JP1989083047U priority Critical patent/JP2513797Y2/ja
Publication of JPH0326201U publication Critical patent/JPH0326201U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513797Y2 publication Critical patent/JP2513797Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば電車の運転操作に用いられる主幹制御
器のハンドル装置に係わり、特にハンドル装置内におけ
る主軸およびレバー部の各連結部の結合構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第5図は従来の主幹制御器のハンドル装置の構成を示
す断面図である。同図において、1は主幹制御器本体2
の上部に装着された主ハンドルであり、この主ハンドル
1は主幹制御器本体2内に収納されている主幹制御器の
主軸4に連結され、この主軸4の中心軸Aを中心として
図示矢印方向へ回動操作できる構成となつている。この
主ハンドル1には、その主幹制御器本体2側において主
ハンドル1を図示矢印方向に回動させる中空状の主軸4
内に上下方向へ摺動自在の軸3が嵌合されている。な
お、この主軸4は図示しないが主幹制御器本体2内にお
いて速度制御に用いられる円板状のホイールなどに結合
されている。また、この主ハンドル1の上部側には上方
向に突出するハンドル頭5が中空状の軸受け7を介して
嵌合され、この中空状の軸受け7内にはハンドル頭5に
嵌合された軸8が上下方向に摺動自在に挿通されてい
る。なお、このハンドル頭5はスプリング11の付勢力に
より握り部6から突出した状態で取り付けられている。
さらにこの主ハンドル1内にはほぼ中央部にピン9bによ
り嵌合されたレバー9が設けられ、このレバー9の両端
側にはそれぞれ軸3の先端部および軸8の先端部がピン
10により連結されている。なお、握り部6は軸受け7を
中心とし、軸8に無関係に軸8を中心として自由に回動
する。一方、主幹制御器本体2内には上記主軸3の他端
側がスプリング11を介して固定部12に保持されるととも
に支点ピン13に支持され図示矢印B−B′方向に回動す
るL字形レバー14の一端側がピン15により結合されてい
る。また、このL字形レバー14の近傍には非常ブレーキ
用リミツトスイツチ16がねじ17により固定配置され、こ
のリミツトスイツチ16の接触子16aに対向して上記L字
形レバー14の他端側が近接配置されている。
このように構成された主幹制御器のハンドル装置にお
いて、運転士が握り部6を握るとともにハンドル頭5を
押圧し、主ハンドル1を中心軸Aを中心として図示矢印
方向へ回動させて力行または抑速操作を行なう。このと
き、ハンドル頭5が図示一点破線で示す位置まで押し下
げられることによつて連結する軸8が軸受け7内を下方
向に摺動し、同様に連結するレバー9が図示一点破線で
示す位置まで変位する。これによつて連結する軸3が主
軸4内を上方向に摺動して引き上げられ、主幹制御器本
体2内で本体2に結合されたL字形レバー14がその支点
ピン13を軸にして図示矢印B方向に回動し、リミツトス
イツチ16の接触子16aを押圧することによつて連動する
スイツチ接点が例えばオンし、車輌の主幹制御器の制御
が可能な状態となる。なお、車輌の力行中は常にハンド
ル頭5を押圧していなければならない。次に車輌力行中
に運転士が握り部6から手を離すと、主幹制御器本体2
内のスプリング11の付勢力によりハンドル頭5が握り部
6から突出した状態に復帰するとともにL字形レバー1
4,軸3,レバー9および軸8も同時に初期の状態に復帰
し、さらにリミツトスイツチ16も内蔵のスプリングによ
り元の状態に戻り、スイツチ利点が例えばオフとなつて
車輌には非常ブレーキがかかる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の主幹制御器の主ハンドル装置
は、主ハンドル1内において、ハンドル頭5に嵌合され
る軸8の先端部および軸3の先端部がそれぞれピン10に
よりレバー9に連結される構成となつていることから、
運転士が運転中に常にハンドル頭5を手の平で押圧した
状態で操作するが、このとき腕の動作に合わせて自由に
回動することができず、手の平をハンドル頭5に滑らせ
て回動操作しなければならないという煩わしい問題があ
つた。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために本考案による主幹制
御器のハンドル装置は、回動により主幹制御器の操作を
行う主ハンドルと、この主ハンドルの握り部上に配置さ
れるハンドル頭に一端側が固定されかつ握り部内に摺動
自在に挿通され主ハンドル内に他端側が配置された第1
の軸と、主ハンドルの回動中心軸方向に摺動自在に挿通
され主ハンドル内に他端側が配置され、一端側が主軸内
に挿通されて下方に突出した第2の軸と、第1の軸と第
2の軸とを連結する第1のレバーと、第2の軸と非常ブ
レーキ用スイッチのオン,オフ係合部とを連結する第2
のレバーとを備えた主幹制御器のハンドル装置におい
て、第1の軸の他端側に第1の半球体を設けて第1のレ
バーと点接触させ、第2の軸の他端側に第2の半球体を
設けて第1のレバーと点接触させ、第2の軸の一端側に
つづみ状コマを設けて第2のレバーの係合部に2点接触
させたものである。
〔作用〕
本考案における各連結部は、自在継手式に連結され
る。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案による主幹制御器のハンドル装置の一
実施例を示す構成の断面図であり、前述の図と同一部分
には同一符号を付してある。同図において、ハンドル頭
5が一端部に嵌合されかつ握り部6および軸受け7内を
上下方向に挿通するとともに周方向に回動する軸8′の
他端部には、第2図に示すように先端部が半球状に形成
された半球体8aが一体的に設けられ、その球面の一部が
角柱体で形成されたレバー9′の一端上の平面に対して
点接触させて軸8′とレバー9′とが連結されている。
また、このレバー9′は、主ハンドル1内に設けられた
固定支持ピン91によりその中心点が支持され、両端側が
互いに上下方向に可動自在となるように取り付けられる
とともにその他端側、つまり軸3′と連結する先端部分
には第3図に示すようにほぼY字状の係合体9aが一体的
に設けられている。また主軸4内を上下方向に挿通する
軸3′の先端部には同様に第3図に示すように半球状に
形成された半球体3aが一体的に設けられ、この半球体3a
と上記ほぼY字状の係合体9aとが図示したように組み合
わされて軸3′とレバー9′とが2点接触させて連結さ
れている。さらにこの軸3′の下端部には、第4図に示
すようにつづみ形状のコマ3bが図示しない方法で固定さ
れており、また、L字形レバー14′の一端側には、図示
したようにその先端部がほぼY字状の係合部14aが形成
され、このY字状の係合部14aが上記つづみ形状のコマ3
bの凹部に組み合わされて軸3′とL字形レバー14′と
が2点接触させて連結されている。
このような構成において、ハンドル頭5に一端側が固
定された軸8′の他端側に一体的に設けた半球体8aとレ
バー9′の一端側平面上とが点接触で結合される連結構
造としたことにより、ハンドル頭5が上下方向の摺動自
在の操作に加えてその中心軸Cを中心として矢印方向に
摺動自在となるとともにその回動が極めて滑らかとな
る。また、このレバー9′の他端側に設けられたほぼY
字状の係合部9aと軸3′の先端部に設けられた半球体3a
とが線接触で結合される連結構造としたことにより、軸
3′の上下方向の摺動に加えてこの中心軸Aを中心とす
るレバー9′が回動自在となるとともにその回動が極め
て滑らかとなる。したがつて運転士が運転時に手の平で
ハンドル頭5を押圧し、握り部6を握つて主ハンドル1
を中心軸Aを中心として回動する際、ハンドル頭5と握
り部6とが運転士の手により一体となるが、上記ハンド
ル頭5および握り部6とレバー9′を介した軸3′との
間に極めて滑らかな滑りが生じることになるまた、軸
3′の下端部に設けられたつづみ形状のコマ3bの凹部と
L字形レバー14′のY字状の係合部14aとが2点接触さ
れる連結構造としたことにより、L字形レバー14′の支
点ピン13を軸とする矢印方向B−B′への回動が極めて
滑らかとなる。
〔効案の効果〕
一端側にハンドル頭が固定された第1の軸の他端側に
第1の半球体を設けて第1のレバーと点接触させ、主ハ
ンドルの主軸内に挿通された第2の他端側に第2の半球
体を設けて第1のレバーと点接触させ、主軸内に挿通さ
れて下方に突出した第2の軸の一端側につづみ状コマを
設けて第2のレバーの係合部に2点接触させることによ
り、これらの点接触,2点接触による連結部の作動が平滑
化されるので、ハンドル頭と握り部と第2のレバーとの
間に極めて滑らかなすべりが生じ、運転士の腕の動作に
合わせて主ハンドルを回動操作できるという極めて優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による主幹制御器のハンドル装置の一実
施例を示す構成の断面図、第2図〜第4図は第1図の各
連結部の構成を示す要部斜視図、第5図は従来の主幹制
御器のハンドル装置の構成を示す断面図である。 1……主ハンドル、2……主幹制御器本体、3′……
軸、3a……半球体、3b……つづみ形状のコマ、4……主
軸、5……ハンドル頭、6……握り部、7……軸受け、
8′……軸、8a……半球体、9′……レバー、91……固
定支持ピン、9a……係合部、11……スプリング、12……
固定部、13……支点ピン、14′……L字形レバー、14a
……係合部、16……リミツトスイツチ、16a……接触
子、17……ねじ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動により主幹制御器の操作を行う主ハン
    ドルと、 上記主ハンドルの握り部上に配置されるハンドル頭に一
    端側が固定されかつ握り部内に摺動自在に挿通され上記
    主ハンドル内に他端側が配置された第1の軸と、 上記主ハンドルの回動中心軸方向に摺動自在に挿通され
    上記主ハンドル内に他端側が配置され、一端側が主軸内
    に挿通されて下方に突出した第2の軸と、 上記第1の軸と第2の軸とを連結する第1のレバーと、 上記第2の軸と非常ブレーキ用スイッチの接触子とを連
    結する第2のレバーと、 を備えた主幹制御器のハンドル装置において、 上記第1の軸の他端に第1の半球体を設けて上記第1の
    レバーと点接触させ、上記第2の軸の他端に第2の半球
    体を設けて上記第1のレバーと点接触させ、上記第2の
    軸の一端につづみ状コマを設けて上記第2のレバーと2
    点接触させたことを特徴とする主幹制御器のハンドル装
    置。
JP1989083047U 1989-07-17 1989-07-17 主幹制御器のハンドル装置 Expired - Lifetime JP2513797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989083047U JP2513797Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 主幹制御器のハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989083047U JP2513797Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 主幹制御器のハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0326201U JPH0326201U (ja) 1991-03-18
JP2513797Y2 true JP2513797Y2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=31630391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989083047U Expired - Lifetime JP2513797Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 主幹制御器のハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513797Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050063A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 E Aaru Miki Kk 服飾用装飾部品の取付金具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0326201U (ja) 1991-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2513797Y2 (ja) 主幹制御器のハンドル装置
JPS6428337U (ja)
JP5042214B2 (ja) ハンドル近傍の車両用速度比のシフト制御装置
KR20010037071A (ko) 자동차의 수동식 틸트장치
JP2600884Y2 (ja) オートマチック車のセレクト操作レバーの操作具
JPH0423038Y2 (ja)
JPS604807Y2 (ja) 車両用ヒ−タ等のコントロ−ル装置
JPS6288631U (ja)
JPS6145534Y2 (ja)
JPS6235519Y2 (ja)
JPS627035B2 (ja)
JPS643931U (ja)
JP3875830B2 (ja) 電動車の駆動操作装置
JPH044795Y2 (ja)
JPH0223897Y2 (ja)
JPH11158932A (ja) 覆帯式車両の走行操作機構
JPS6292942U (ja)
JPH0520293Y2 (ja)
JPH084382Y2 (ja) ハンドル装置
JPS5953173U (ja) ハンドルのチルト装置
JPS6234877Y2 (ja)
JPS63107017U (ja)
JPS6344236U (ja)
JPS6434731U (ja)
JPS6376553U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term