JP2513785Y2 - 瓦の製造設備 - Google Patents

瓦の製造設備

Info

Publication number
JP2513785Y2
JP2513785Y2 JP1992059185U JP5918592U JP2513785Y2 JP 2513785 Y2 JP2513785 Y2 JP 2513785Y2 JP 1992059185 U JP1992059185 U JP 1992059185U JP 5918592 U JP5918592 U JP 5918592U JP 2513785 Y2 JP2513785 Y2 JP 2513785Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
firing
roof tile
roof
firing jig
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992059185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0628600U (ja
Inventor
光雄 鶴
良一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirochiku Co Ltd
Original Assignee
Hirochiku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirochiku Co Ltd filed Critical Hirochiku Co Ltd
Priority to JP1992059185U priority Critical patent/JP2513785Y2/ja
Publication of JPH0628600U publication Critical patent/JPH0628600U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513785Y2 publication Critical patent/JP2513785Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、瓦の製造設備に関し、
詳細には瓦製造工程における焼成前瓦の焼成用治具内へ
の搬入装置あるいはさらに焼成後瓦の焼成用治具内から
の搬出装置を備える瓦の製造設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】建築
物の屋根を飾ってきた粘土瓦の製造は、一般に原料の混
練、プレス成形、乾燥、焼成、選別、梱包と言った工程
順で製造され、各工程間における瓦の移送はかなりの自
動化がなされている。これらの工程の内、焼成工程で
は、単独キルン、シャットルキルン、ハットキルン等の
バッチ炉、および連続式のトンネルキルンが焼成炉とし
て用いられている。
【0003】上記焼成炉の内、大半のバッチ炉において
は、図8乃至図9に示すような複数段(図例は4段)に
段積み可能に構成された耐火材製の瓦焼成用治具3(-1〜
-4)が用いられ(実開昭54− 70942号公報、実開昭55−1
33199号公報参照)、上流工程(乾燥後の搬送工程)か
ら最も速い時で2秒程度の間隔で送給されてくる瓦K
を、予め段積みした焼成用治具3(-1〜-4) の各段毎に側
方より人手により1枚づつ積込み、全ての段に瓦Kを所
定量積込んだ後にフォークリフト車、ハンドフォーク車
などを利用して焼成炉内に搬入し所定温度での焼成を行
っている。また、焼成後は再びフォークリフト車などを
利用して焼成炉から搬出し、所定の位置に搬送後、人手
により焼成用治具3(-1〜-4) 内の瓦Kを1枚づつ側方に
取り出し下流工程の選別ラインへ送っている。
【0004】ところで、上述した焼成前後における焼成
用治具3(-1〜-4) への瓦Kの積込みあるいは焼成用治具
3(-1〜-4) からの瓦Kの取出しは、具体的には図8乃至
図9に示す如くして行われている。すなわち、焼成用治
具3(-1〜-4) には各段毎に瓦の間隔保持および倒れ防止
のためにピン13が40mm程度の間隔で設けられており、焼
成前にはこれらピン13間へ、湾曲し且つ20mm程度の厚み
を有する瓦Kを矢印Xの方向から人手により挿入し、ま
た、焼成後にはこれらピン13間より瓦Kを矢印Yの方向
へ人手により取出して行われている。
【0005】このように瓦Kの積込みあるいは取出しを
手作業に頼らざるを得ない理由は、瓦Kは湾曲してお
り、狭いピン13間への挿脱には、この湾曲に応じた動き
をさせて挿脱する必要があり、単純な直線運動での挿脱
ではピン13が瓦Kの動きを阻害し効率的な挿脱ができな
いためである。しかも、瓦Kの重量は約4kgと比較的重
くこの瓦Kを1日数千枚から積込みあるいは取出しする
作業はかなりの重労働となっており、作業員確保上の大
きな問題点となっている。
【0006】また、瓦Kの積込みが手作業によるため、
図10に示す、ピン13と瓦端面までの寸法lが定められた
寸法範囲内に保たれて瓦Kが焼成用治具3(-1〜-4) 内に
収容されていない場合が往々にして発生し生産効率(歩
留り)低下の一因となっている。この寸法lは、主原料
を粘土とする瓦を焼成炉で 950〜1150℃程度に加熱し焼
成する過程で、原料の膨張、収縮および高温軟化により
瓦に発生する変形(所謂焼歪み)を極力防止するため
に、または所望の焼歪み量で瓦焼成を行うために重要な
要素となる寸法であって、瓦原料成分、焼成パターン等
により異なる。従って、瓦原料成分、焼成パターン等が
同一の場合には全ての瓦を一定の寸法l内に保つように
焼成用治具3(-1〜-4) 内に積込んで焼成することが、焼
歪みによる形状規格外の瓦を少なくし歩留りを高めるこ
とになる。
【0007】本考案は、上記問題点を解消するためにな
したものであって、その目的は、瓦焼成前工程におい
て、湾曲した瓦を、手作業によることなく自動的に狭い
ピン間隔を保持して且つピンと瓦端面までの寸法lを維
持して焼成用治具内に収容し得る搬入装置を備える一
方、必要により瓦焼成後工程において、焼成後の瓦を手
作業によることなく自動的に焼成用治具内から搬出する
搬出装置を備える瓦の製造設備を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係わる瓦の製造設備は、上流工程から送
られてくる瓦を整列する入側自動整列機と、瓦焼成炉
と、焼成後の瓦を整列し下流工程へ送り出す出側自動搬
送機と、瓦を収容し焼成するための複数段に段積み可能
に構成された焼成用治具と、焼成用治具を前記自動整列
機と瓦焼成炉の間に搬送する搬送装置とを備える瓦の製
造設備において、入側自動整列機の所定整列位置と焼成
用治具の所定設置位置の間の上方に架設された走行レー
ルに、この走行レール上を往復走行する走行台車と、こ
の走行台車に昇降自在に設けられ且つ複数枚の瓦を挟持
するチャックとを具備する瓦搬入装置を配設する一方、
焼成用治具の所定設置位置に、焼成用治具内に収容した
瓦間に側方より出入り可能なスペーサを有し且つ各段間
を昇降動する櫛状の瓦間隔保持具を具備する瓦間隔保持
装置を立設し、さらに、焼成用治具の所定設置位置の外
側に瓦搬入装置の走行台車の走行方向と交差する方向に
走行軌道を設けるとともに、この軌道に、軌道に保持さ
れて走行し得る架台と、この走行架台に昇降自在に設け
られ且つ1段毎の焼成用治具の部品を挟持するチャック
とを具備する焼成用治具組立装置を配設してなるもので
ある。
【0009】
【0010】
【0011】また、上記本考案に係わる瓦の製造設備で
は、上記構成に加えて、出側自動搬送機の所定位置と焼
成用治具の所定設置位置の間の上方に架設された走行レ
ールに、この走行レール上を往復走行する走行台車と、
この走行台車に昇降自在に設けられ且つ複数枚の瓦を挟
持するチャックとを具備する瓦搬出装置を配設する一
、焼成用治具の所定設置位置に、焼成用治具内に収容
した瓦間に出入り可能なスペーサを有し且つ各段間を昇
降動する櫛状の瓦間隔保持を具備する瓦間隔保持装置を
立設し、さらに、焼成用治具の所定設置位置の外側に瓦
搬出装置の走行台車の走行方向と交差する方向に走行軌
道を設けるとともに、この軌道に、軌道に保持されて走
行し得る架台と、この走行架台に昇降自在に設けられ且
つ1段毎の焼成用治具の部品を挟持するチャックとを具
備する焼成用治具解体装置を配設してあってもよい。
【0012】
【0013】
【作用】本考案によれば、瓦搬入装置のチャックによっ
て、入側自動整列機上に前述したピン間隔と等しい所定
間隔に整列された瓦の複数枚を、その間隔状態で同時に
挟持することができ、また挟持した状態で1段づつ段積
み可能とした焼成用治具の上方に移動し降下して焼成用
治具内に上方より瓦を収容せしめることができる。さら
に、その収容状態にある瓦の間隔空間に櫛状の瓦間隔保
持具を人手であるいは瓦間隔保持装置によって挿入せし
めることにより、その後に前記瓦搬入装置のチャックを
開放し上昇させても、焼成用治具内に収容した瓦の前記
間隔が維持されており、この状態で前述した所定間隔に
ピンを備えるピン保持棹棒を具備した1段上の焼成用治
具を該焼成用治具の上部にセットし、その後櫛状の瓦間
隔保持具を除くことによって、手作業によることなく焼
成用治具内に所定の状態で瓦を収容させることができ
る。また、このような操作を焼成用治具を段積みしなが
ら繰り返すことにより、各段毎に対して手作業によるこ
となく焼成用治具内に所定の状態で瓦を収容させること
ができる。
【0014】また、焼成用治具の所定設置位置の外側に
瓦搬入装置の走行台車の走行方向と交差する方向に走行
軌道を設け、この軌道に焼成用治具組立装置を配設する
ことにより、この焼成用治具組立装置のチャックによっ
て、各段毎の焼成用治具本体およびピン保持棹棒等を搬
入することができ、焼成用治具の段積みが機械化され、
瓦の収容作業がより機械化できる。
【0015】また、焼成前工程に設けた上記瓦搬入装置
や焼成用治具組立装置と同様の構造の装置を、焼成後工
程に瓦搬出装置および焼成用治具解体装置として設ける
ことにより、焼成後工程において、焼成用治具内から焼
成後の瓦を出側自動搬送機へ所定状態で移送すると同時
に、空になった焼成用治具を手作業によることなく解体
することができるようになる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】(実施例1) 図1は、本考案に係わる瓦焼成炉周りの設備の配置概念
図、図2は、本考案に係わる焼成前工程における設備の
正面図、図3は、図2の平面図である。この図におい
て、1は入側自動整列機、2は搬送台車、3は複数段に
段積み可能な焼成用治具、4は瓦搬入装置を示す。な
お、図1中、Fは焼成炉、5は出側自動搬送機を示す。
【0018】入側自動整列機1は、図4に示すように、
瓦支持用ピン6を有するチェーンコンベア7で構成さ
れ、上流工程の乾燥装置(図示せず)よりハンガーライ
ン8によって1枚づつ送られてくる瓦Kを、瓦支持用ピ
ン6間に次々と受け所定の間隔で且つ焼成用治具3内の
1列分の所定枚数分を整列する。
【0019】搬送台車2は、入側自動整列機1と焼成炉
Fとの間に敷設された軌道9に案内されて走行し、その
上面には焼成用治具3が搭載される。
【0020】焼成用治具3は、前記図8乃至図10(但
し、図8と図9の符号の後の-1〜-4は4段重ねの各段を
表す。)に示す焼成用治具と同形状のもので、左右に各
1列づつの瓦収容部を有する構造のものであって、各段
毎にその下部において耐火材製の瓦載置棒10(左右列毎
に2本づつ)および耐火材製ピン13を所定間隔に有する
ピン保持棹棒14(左右列毎に1本づつ)により連結され
た前後1対の耐火材製側板11, 11からなる本体12と、前
後の側板11の左右それぞれの列を載置する各2本の耐火
材製の枕木26からなり、本体12を枕木26上に載置して組
立て、このように1段づつ複数段に段積み可能に構成さ
れている。なお、最上段においては、2本のピン保持棹
棒14’は前後の側板11の左右それぞれの列の上端に載置
される。
【0021】瓦搬入装置4は、入側自動整列機1と搬送
台車2上の焼成用治具3への瓦積込み位置とを挟んで立
設した支柱15の上部に走行レール16を架設し、この走行
レール16上にモータ17により往復走行する走行台車18を
設け、この走行台車18に軌道19を垂設し、この軌道19に
昇降動する昇降装置20を設け、さらにこの昇降装置20に
水平アーム21を設けるとともに、その先端部に駆動装置
22によって旋回可能な瓦チャック23を設けて構成されて
いる。従って、瓦チャック23は、走行台車18によって入
側自動整列機1と焼成用治具3への瓦積込み位置との間
を往復走行し得るとともに、昇降装置20によって入側自
動整列機1および焼成用治具3への瓦積込み位置のそれ
ぞれの位置で昇降可能に構成されている。
【0022】上記瓦チャック23は、駆動装置22に連結さ
れた旋回基板24に左右にスライド可能なように支持され
且つ図示しないセンタリングリンク機構を有する1対の
挟持板25,25と、その間に設けられた瓦挟持用シリンダ
27とで構成され、左右の挟持板25,25の間で、焼成用治
具3に収容し得る1列分の瓦Kを1度に挟持することが
できる。
【0023】次に、上記設備による瓦の焼成用治具への
積込みについて説明する。瓦Kは、図4に示すように、
上流工程の乾燥後にハンガーライン8によって1枚づつ
送られ入側自動整列機1の瓦支持用ピン6間に次々と供
給される。この時瓦支持用ピン6間は、予め焼成する瓦
の諸条件に合わせた所定の間隔に調整されている。一
方、瓦Kが入側自動整列機1上に供給される間に、入側
自動整列機1に並設した瓦積込み位置には搬送台車2が
準備されると同時にその上には図8乃至図9に示す前後
1対の枕木26-1, 26-1と側板11-1, 11-1およびこれらに
連結された計4本の瓦載置棒10-1のみによって構成され
る1段目の焼成用治具 3-1が搭載される。
【0024】次に、入側自動整列機1上方に待機してい
た瓦搬入装置4の瓦チャック23を昇降装置20を作動させ
て降下し、瓦挟持用シリンダ27を作動させて1対の挟持
板25,25の間に入側自動整列機1上の整列している焼成
用治具 3-1に収容し得る1列分の瓦Kを1度に挟持す
る。次いで、瓦チャック23を昇降装置20を作動させて上
昇させるとともに、走行台車18を作動させて搬送台車2
の上方に定められた距離を移動させ、挟持してきた瓦K
を、その上に何ら障害物のない1段目の焼成用治具 3-1
内の右列に降下させ装入する。そして、挟持板25,25に
よる挟持を開放する前に、予め準備されている櫛状の右
列用瓦間隔保持具53(図5乃至図6参照)を右側方より
押入れる。この後、瓦チャック23による挟持を開放し、
瓦チャック23を前記入側自動整列機1上方の待機位置へ
移動させる。
【0025】次に、瓦搬入装置4を動作させ上記右列と
同様にして、焼成用治具 3-1の左列分の瓦Kを入側自動
整列機1より1段目の焼成用治具 3-1内の左列に収容さ
せる。この時、その後の焼成時の焼歪み防止および焼成
後の手作業による瓦Kの抜き取りを容易にするために、
焼成用治具3内の左右列において瓦Kは勝手反対に装入
される必要があるが、入側自動整列機1上に送られてく
る瓦Kは全て同一の向きとなっているので、瓦チャック
23に挟持して焼成用治具 3-1内の左列に収容するまでの
過程で旋回駆動装置22によって 180度旋回させる。この
後、上述と同様に左列用瓦間隔保持具53を左側方より押
入れる。そして、瓦チャック23を前記入側自動整列機1
上方の待機位置へ移動させた後、1段目の焼成用治具 3
-1の上に前後1対の枕木26-2, 26-2と側板11-2, 11-2お
よびこれらに連結された計4本の瓦載置棒10-2と2本の
ピン保持棹棒14-2によって構成される2段目の焼成用治
具3-2を載置し、以下は上記1段目の焼成用治具 3-1内
に瓦Kを収容したと同様の要領で、2段目、3段目、4
段目へと下段より順次瓦Kを収容し、この例では4段ま
で積上げた。なお、最上段の焼成用治具 3-4内に瓦Kを
搬入した後は、2本のピン保持棹棒14’を焼成用治具 3
-4の前後の側板11-4, 11-4上に載置する。
【0026】このように、上記設備では、入側自動整列
機1上に所定間隔で整列させた焼成用治具3内の1列分
の瓦Kを、瓦搬入装置4の瓦チャック23の挟持板25,25
の間に挟持して定められた距離を搬送後、上方に何らの
障害物のないi段目の焼成用治具 3-i内に垂直上方より
搬入するので、湾曲した瓦Kを入側自動整列機1と焼成
用治具 3-iとの間で手作業によることなく焼成用治具3
の各段1列分を同時に、すなわち効率的に搬入できる。
またさらに、瓦Kを焼成用治具 3-i内に搬入した後、櫛
状の瓦間隔保持具53を使用して瓦間隔を保持するように
しているので、瓦Kを転倒させることなく狭いピン間隔
を保持した状態を維持することができ、i段目の焼成用
治具 3-iの一つ上段の焼成用治具 3-i+1を焼成用治具 3
-i上に載置することにより、焼成用治具 3-i+1に連結さ
れたピン保持棹棒14-i+1に保持された耐火材製ピン13を
瓦K間に容易にセットすることができる。さらに、瓦搬
入装置4の走行台車18の走行距離を瓦Kの搬入すべき焼
成用治具3内の位置(左、右列)または瓦Kのサイズな
どに応じて制御できるようにしているので、ピン13と瓦
端面までの寸法lを正しく維持することができる。
【0027】なお、上記実施例は、焼成前の瓦Kを、入
側自動整列機1上から搬送台車2上の焼成用治具3内に
収容する場合を例に説明したが、上記のように積込んだ
瓦Kを焼成炉Fで焼成した後、上記設備と同様の構成か
らなる設備を設置した出側自動搬送機部において、上記
とは逆の手順で、すなわち、先ず、瓦間隔保持具53を焼
成用治具3の最上段の瓦Kの左右列に押入れ、瓦Kのピ
ン間隔を保持し且つ転倒を防止しつつ、最上段用ピン保
持棹棒14’を除き、瓦搬入装置4と同機構の瓦搬出装置
を最上段焼成用治具 3-4の左列上に移動、下降および瓦
チャック23にて挟持して、1列分の瓦Kを出側自動搬送
機5上に搬出する。右列の瓦Kを同様に搬出後、瓦間隔
保持具53を次の下段の瓦K列に左右より押入れた後、最
上段の焼成用治具 3-4を取り除き、上記の同手順でもっ
て順次上段の焼成用治具3内より出側自動搬送機5上に
瓦Kを搬出することができる。
【0028】また、昇降装置20は、その駆動方法として
電動機−ボールネジ方式を採用したが、ギャーユニット
−ラック方式など周知の手段が適用される。
【0029】(実施例2) 図5は、本考案の別の実施例に係わる焼成前工程におけ
る設備の正面図、図6は、図5の平面図である。この図
において、1は入側自動整列機、2は搬送台車、3は複
数段に段積み可能な焼成用治具、31は瓦搬入装置、32は
瓦間隔保持装置、33は焼成用治具組立装置を示す。な
お、入側自動整列機1、搬送台車2および複数段に段積
み可能な焼成用治具3は、上記実施例1と原則的に同構
成のものを使用したので構成の説明を割愛する。但し、
入側自動整列機1は、焼成用治具3への瓦Kの収容状態
に合わせて左右2系列のものを使用した。
【0030】瓦搬入装置31は、入側自動整列機1と搬送
台車2への瓦積込み位置とを挟んで立設した支柱34の上
部に走行レール35を架設し、この走行レール35上にモー
タ36により往復走行する走行台車37を設け、この走行台
車37に軌道38を垂設し、この軌道38に昇降動する昇降装
置39を設け、さらにこの昇降装置39に水平アーム40を設
けるとともに、その先端部に左右2列の瓦チャック41,
42を設けて構成されている。従って、瓦チャック41, 42
は、走行台車37によって入側自動整列機1と搬送台車2
への瓦積込み位置との間を往復走行し得るとともに、昇
降装置39によって入側自動整列機1および搬送台車2へ
の瓦積込み位置のそれぞれの位置で昇降可能に構成され
ている。
【0031】上記瓦チャック41, 42は、共に同構成のも
のであって、水平アーム40に左右スライド可能なように
支持され、且つ図示しないセンタリングリンク機構を有
する各1対の挟持板43, 43および44, 44と、その間に設
けられた瓦挟持用シリンダ45とで構成され、挟持板43,
43または44, 44の間で、焼成用治具3に収容し得る1列
分の瓦Kを1度に挟持することができる。
【0032】瓦間隔保持装置32は、搬送台車2への瓦積
込み位置の周囲に立設した支柱34の内の支柱34’に沿わ
せて走行ガイドレール46を固設し、この走行ガイドレー
ル46を上下2箇所の計4箇所に設けた計8個のガイドロ
ール47,48で挟持するとともにその横断面が内部に焼成
用治具3を収納する大きさの空間に形成された略コの字
型の昇降台車49を設け、この昇降台車49にボールネジ76
のナット77を固定し保持装置のモータ78によって回転す
る雄ネジ79によって昇降移動がなされる。さらにこの昇
降台車49を形成する左右の側板50,51のそれぞれに、駆
動装置52によって進退可能な櫛状の上部瓦間隔保持具53
と、同じく駆動装置54によって進退可能な櫛状の下部瓦
間隔保持具55とを設けて構成されており、さらに昇降台
車49上には、駆動装置56によって焼成用治具3の前後の
側板11の外側面に向かって回動し焼成用治具3の前後方
向の位置を所定位置に定置する押圧具57が設けられてい
る。
【0033】焼成用治具組立装置33は、前後2本の垂直
柱58とその上下部に取付けた横桟によって長方形状の枠
組み構造とした移動架台59を、瓦積込み位置とその前の
準備位置の2台の搬送台車2に渡って瓦搬入装置31と逆
側の外側に立設した固定柱60の上端とその基礎部61とに
それぞれ水平に設けられたガイドロッド62に挿通して設
けるとともに、さらに駆動源63に連結した伝動用ボール
ネジ64とで構成されている。一方、前記垂直柱58の内側
にはガイドレール65が固設され、そのガイドレール65に
は、ガイドレール65を上下2箇所の計8個のガイドロー
ル66により挟持すると共に垂直柱58の下部に設けられた
駆動源67に連結された伝動用ボールネジ68を挿通して昇
降台車69が設けられている。またさらに、この昇降台車
69には水平アーム70が固設され、その水平アーム70には
瓦チャック41, 42と全く同一機構の焼成用治具3を挟持
するための焼成用治具チャック71が設けられている。
【0034】次に、上記設備による瓦の焼成用治具への
積込みについて説明する。瓦Kは、図4に示すように、
上流工程の乾燥後にハンガーライン8によって1枚づつ
送られ左右2系列の入側自動整列機1の瓦支持用ピン6
間に次々と供給される。この場合、入側自動整列機1の
左右2系列の瓦Kの向きは焼成用治具3内における収容
状態に合わせて逆向きになるように送給される。またこ
の時、瓦支持用ピン6間は、予め焼成する瓦の諸条件に
合わせた所定の間隔に調整されている。一方、瓦Kが入
側自動整列機1上に供給される間に、入側自動整列機1
に並設した瓦積込み位置の軌道9上には搬送台車2が準
備されると同時に、その上には図8乃至図9における26
-1、10-1、11-1によって構成された1段目の焼成用治具
3-1が、焼成用治具組立装置33の焼成用治具チャック71
によってチャッキングされて準備位置の搬送台車2上か
ら搬送されて搭載される。この後、下方に降下して待機
していた瓦間隔保持装置32の昇降台車49を1段目の焼成
用治具 3-1の高さまで上昇させるとともに、駆動装置56
を作動し押圧具57を焼成用治具 3-1の前後の側板11の外
側面に向かって回動させて焼成用治具 3-1の前後方向の
位置を所定位置に定置する。
【0035】次に、入側自動整列機1上方に待機してい
た瓦搬入装置31の左右2列の瓦チャック41, 42を昇降装
置39を作動させて水平アーム40ごと降下し、先ず左列の
瓦チャック41を左列の入側自動整列機1の挟持位置に下
ろし、左列の瓦チャック41の瓦挟持用シリンダ45を作動
させて挟持板43, 43の間に左列の入側自動整列機1上の
整列している焼成用治具 3-1に収容し得る1列分の瓦K
を1度に挟持する。次いで、水平アーム40を一旦上昇さ
せ、今度は右列の瓦チャック42を右列の入側自動整列機
1の挟持位置に下ろし、右列の瓦チャック42の瓦挟持用
シリンダ45を作動させて挟持板44,44の間に右列の入側
自動整列機1上の整列している焼成用治具3に収容し得
る1列分の瓦Kを1度に挟持する。この時、左右列の瓦
チャック41と42の間隔は焼成用治具 3-1に収容し得る左
右列の瓦間隔に調整される。
【0036】次に、このように瓦Kを挟持した左右2列
の瓦チャック41, 42を、昇降装置39を作動させて上昇さ
せるとともに、走行台車37を作動させて搬送台車2上方
に定められた距離を移動させ、その位置で再び降下させ
て挟持してきた瓦Kを1段目の焼成用治具 3-1内の左右
列に同時に装入する。そして、挟持板43, 43と44, 44に
よる挟持を開放する前に、1段目の焼成用治具 3-1の高
さまで上昇して待機していた瓦間隔保持装置32の櫛状の
下部瓦間隔保持具55を駆動装置54を作動して左右側方よ
り押入れる。この後、瓦チャック41, 42による挟持を開
放し、瓦チャック41, 42を前記入側自動整列機1上方の
待機位置へ移動させる一方、上部瓦間隔保持具53を駆動
装置52を作動して左右側方より押入れ瓦間隔をより確か
なものとするとともに、1段目の焼成用治具 3-1を搬送
台車2の上に搭載したのと同要領で、焼成用治具組立装
置33の焼成用治具チャック71によってチャッキングされ
て準備位置から搬送されてきた、図8乃至図9における
26-2、10-2、11-2、14-2によって構成される2段目の焼
成用治具 3-2を、押圧具57の最上段ガイドローラ72,
72によってその前後位置をガイドしながら1段目の焼
成用治具 3-1上に載置し、この焼成用治具 3-2内の図8
乃至図9におけるピン保持棹棒14-2にて保持されるピン
13が1段目の各瓦K間に挿入される。
【0037】載置後、挿入された櫛状の上部瓦間隔保持
具53と下部瓦間隔保持具55とを後退させて引抜き、駆動
装置56を作動して押圧具57を焼成用治具 3-1の前後の側
板11-1より離脱する方向に回動させつつ、瓦間隔保持装
置32の昇降台車49を2段目の焼成用治具 3-2の高さまで
上昇させ、1段目の焼成用治具 3-1の位置調整と同様
に、駆動装置56を作動し押圧具57を2段目の焼成用治具
3-2の前後の側板11-2の外側面に向かって再度回動させ
て2段目の焼成用治具 3-2の前後方向の位置を所定位置
に定置する。そして、以下は上記1段目の焼成用治具 3
-1内に瓦Kを収容したと同様の要領で、2段目、3段
目、4段目へと下段より順次瓦Kを収容し、この例では
4段まで積上げた。なお、最上段の焼成用治具 3-4内に
瓦Kを搬入した後は、ピン保持治具73を焼成用治具 3-4
の前後の側板11-4, 11-4上に載置する。
【0038】このように、上記設備では、上流工程から
送られてくる瓦Kを、左右2系列の入側自動整列機1上
に所定間隔で且つ焼成用治具3内の左右2列の収容状態
に合わせて各列毎に向きを整えて整列させ、この各列毎
の瓦Kを、瓦搬入装置31の左右2列の瓦チャック41, 42
のそれぞれの挟持板43, 43と44, 44の間に挟持して定め
られた距離を搬送後、上方に何らの障害物のないi段目
の焼成用治具 3-i内に垂直上方より1度に搬入するの
で、湾曲した瓦Kを入側自動整列機1と焼成用治具 3-i
との間で手作業によることなく、上述した実施例1より
も効率的に搬入することができる。またさらに、瓦Kを
焼成用治具 3-i内に搬入した後、櫛状の瓦間隔保持具5
3,55を機械的に押入れて瓦間隔を保持するようにして
いるので、瓦Kを転倒させることなく狭いピン間隔を保
持した状態を維持することができ、i段目の焼成用治具
3-iの一つ上段の焼成用治具 3-i+1を焼成用治具 3-i上
に載置することにより、焼成用治具 3-i+1に連結された
ピン保持棹棒14-i+1に保持された耐火材製ピン13を瓦K
間に容易にセットすることができる。さらに、瓦搬入装
置31の走行台車37の走行距離を瓦Kの搬入すべき焼成用
治具3内の位置または瓦Kのサイズなどに応じて制御で
きるようにしているので、ピン13と瓦端面までの寸法l
を正しく維持することができる。
【0039】なお、上記実施例2も、前記実施例1と同
様に、焼成前の瓦Kを、入側自動整列機1上から搬送台
車2上の焼成用治具3内に収容する場合を例に説明した
が、上記のように積込んだ瓦Kを焼成炉Fで焼成した
後、上記設備と同様の構成からなる設備を設置した出側
自動搬送機部において、上記とは逆の手順で、すなわ
ち、先ず、瓦間隔保持装置32を最上段の焼成用治具 3-4
の高さまで上昇させ、同治具 3-4内の左右列の瓦Kの各
々の左右側方より瓦間に上部瓦間隔保持具53と下部瓦間
隔保持具55を順次押入れ、焼成用治具組立装置33と同一
構成の焼成用治具解体装置を、前述の積込位置に相当す
る搬出位置の焼成用治具3上に移動し、最上段用ピン保
持棹棒を有するピン保持治具73をチャッキングし、前述
の準備位置に相当する焼成用治具逆組み位置に準備され
た搬送台車2上の所定位置に搭載する。 次に、瓦搬入
装置31と同一機構の瓦搬出装置を焼成用治具 3-4上に移
動させ、上部瓦間隔保持具53を後退、引抜き後、左右列
の瓦Kを同時に挟持し、下部瓦間隔保持具55を後退させ
て、2列の瓦Kを焼成用治具 3-4内より出側自動搬送機
5上に移動させ、左列、右列と順次瓦Kを出側自動搬送
機5に搬出する。
【0040】以上を1段目の焼成用治具 3-1まで同手順
にて繰り返すことにより、焼成後の瓦Kを焼成用治具3
内から自動的に出側自動搬送機5上へ搬出することがで
きるとともに、焼成用治具逆組み位置の搬送台車2上に
は、最上段にあったピン保持治具73を最下段とし、以降
上方に焼成用治具3-4, 3-3, 3-2, 3-1と正規の状態とは
逆組みされた焼成用治具3が準備され、この搬送台車2
を図6に示す準備位置に搬入することにより、前述の瓦
積込みの焼成用治具組立装置33による焼成用治具3の正
規状態への組立てがスムーズに行える。
【0041】図7は、上述した焼成用治具組立装置33の
使用例の説明図であって、(a)は全体図、(b)は
(a)の枕木の拡大図、(c)は(b)のX−X断面図
である。焼成用治具組立装置33を使用する場合には、図
7に示すように、焼成用治具3の各段の枕木26-1〜26-4
にこれら枕木26よりも長い耐熱鋼製の補強梁74を設ける
か、あるいは枕木26を長く形成したものを使用し、この
ように前後に突出した枕木26の部位を焼成用治具組立装
置33の焼成用治具チャック71の鉤型に形成した先端部75
に引っ掛けて、各段の焼成用治具3を移送する。
【0042】なお、上記実施例2では、櫛状の瓦間隔保
持具として上部瓦間隔保持具53と下部瓦間隔保持具55と
を設けた例を説明したが、これは確実に瓦Kの転倒を防
止するために設けたものであって、いずれか一方の瓦間
隔保持具のみであってもよい。また、瓦搬入装置31に代
えて、効率がやや落ちるが実施例1に示す瓦搬入装置4
と組み合わせた構成としてもよい。
【0043】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係わる瓦
の製造設備によれば、瓦搬入装置を瓦焼成前工程に配設
しているので、湾曲した瓦を、手作業によることなく自
動的に狭いピン間隔を保持して且つピンと瓦端面までの
寸法lを維持して焼成用治具内に収容でき、これによ
り、瓦の生産性が向上できるとともに瓦の生産歩留りも
向上できる。
【0044】また、本考案に係わる瓦の製造設備では、
瓦焼成前工程の瓦搬入装置と同構成の瓦搬出装置を瓦焼
成後工程に配設することができ、これにより、上記瓦搬
入装置による効果は元より、焼成後の瓦を焼成用治具内
から手作業によることなく自動的に搬出することがで
き、焼成後の瓦の搬出が効率的に行え、さらに設備全体
としての生産性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる瓦焼成炉周りの設備の配置概念
図である。
【図2】本考案に係わる焼成前工程における設備の正面
図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本考案に係わる入側自動整列機の側面図であ
る。
【図5】本考案の別の実施例に係わる焼成前工程におけ
る設備の正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】本考案の別の実施例に係わる焼成用治具組立装
置の使用例の説明図であって、(a)は全体図、(b)
は(a)の枕木の拡大図、(c)は(b)のX−X断面
図である。
【図8】瓦焼成用治具の正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図8のA部拡大図であって、(a)は側面図、
(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(b)のC−
C矢視図である。
【符号の説明】
1:入側自動整列機 2:搬送台車 3:焼成用治具 4:瓦搬入装置 5:出側自動搬送機 6:瓦支持用ピ
ン 7:チェーンコンベア 8:ハンガーラ
イン 9:軌道 10:耐火材製の
瓦載置棒 11:耐火材製側板 12:焼成用治具
本体 13:耐火材製ピン 14, 14' :ピン
保持棹棒 15:支柱 16:走行レール 17:駆動モータ 18:走行台車 19:軌道 20:昇降装置 21:水平アーム 22:駆動装置 23:瓦チャック 24:旋回基板 25:挟持板 26:枕木 27:瓦挟持用シリンダ F:焼成炉 K:瓦 31:瓦搬入装置 32:瓦間隔保持
装置 33:焼成用治具組立装置 34,34' :支柱 35:走行レール 36:駆動モータ 37:走行台車 38:軌道 39:昇降装置 40:水平アーム 41, 42:瓦チャック 43,44:挟持板 45:瓦挟持用シリンダ 46:走行ガイド
レール 47,48:ガイドロール 49:昇降台車 50,51:側板 52,54,56:駆
動装置 53:櫛状の上部瓦間隔保持具 55:櫛状の下部
瓦間隔保持具 57:押圧具 58:垂直柱 59:移動架台 60:固定柱 61:基礎部 62:ガイドロッ
ド 63,67:駆動源 64,68:伝動用
ボールネジ 65:ガイドレール 66:ガイドロー
ル 69:昇降台車 70:水平アーム 71:焼成用治具チャック 72:最上段ガイ
ドローラ 73:ピン保持治具 74:耐熱鋼製の
補強梁 75:先端部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流工程から送られてくる瓦を整列する
    入側自動整列機と、瓦焼成炉と、焼成後の瓦を整列し下
    流工程へ送り出す出側自動搬送機と、瓦を収容し焼成す
    るための複数段に段積み可能に構成された焼成用治具
    と、焼成用治具を前記自動整列機と瓦焼成炉の間に搬送
    する搬送装置とを備える瓦の製造設備において、入側自
    動整列機の所定整列位置と焼成用治具の所定設置位置の
    間の上方に架設された走行レールに、この走行レール上
    を往復走行する走行台車と、この走行台車に昇降自在に
    設けられ且つ複数枚の瓦を挟持するチャックとを具備す
    る瓦搬入装置を配設する一方、焼成用治具の所定設置位
    置に、焼成用治具内に収容した瓦間に側方より出入り可
    能なスペーサを有し且つ各段間を昇降動する櫛状の瓦間
    隔保持具を具備する瓦間隔保持装置を立設し、さらに、
    焼成用治具の所定設置位置の外側に瓦搬入装置の走行台
    車の走行方向と交差する方向に走行軌道を設けるととも
    に、この軌道に、軌道に保持されて走行し得る架台と、
    この走行架台に昇降自在に設けられ且つ1段毎の焼成用
    治具の部品を挟持するチャックとを具備する焼成用治具
    組立装置を配設してなることを特徴とする瓦の製造設
    備。
  2. 【請求項2】 出側自動搬送機の所定位置と焼成用治具
    の所定設置位置の間の上方に架設された走行レールに、
    この走行レール上を往復走行する走行台車と、この走行
    台車に昇降自在に設けられ且つ複数枚の瓦を挟持するチ
    ャックとを具備する瓦搬出装置を配設する一方、焼成用
    治具の所定設置位置に、焼成用治具内に収容した瓦間に
    側方より出入り可能なスペーサを有し且つ各段間を昇降
    動する櫛状の瓦間隔保持を具備する瓦間隔保持装置を立
    設し、さらに、焼成用治具の所定設置位置の外側に瓦搬
    出装置の走行台車の走行方向と交差する方向に走行軌道
    を設けるとともに、この軌道に、軌道に保持されて走行
    し得る架台と、この走行架台に昇降自在に設けられ且つ
    1段毎の焼成用治具の部品を挟持するチャックとを具備
    する焼成用治具解体装置を配設してなる請求項1記載の
    瓦の製造設備。
JP1992059185U 1992-08-24 1992-08-24 瓦の製造設備 Expired - Lifetime JP2513785Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059185U JP2513785Y2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 瓦の製造設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059185U JP2513785Y2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 瓦の製造設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0628600U JPH0628600U (ja) 1994-04-15
JP2513785Y2 true JP2513785Y2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=13106100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992059185U Expired - Lifetime JP2513785Y2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 瓦の製造設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513785Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127344A (en) * 1978-03-27 1979-10-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Measuring method of transmission characteristics of optical fibers
JPS5830519A (ja) * 1981-07-10 1983-02-23 Toyota Motor Corp ボ−ルジヨイントのウエアインジケ−タ
JPH079149Y2 (ja) * 1986-08-29 1995-03-06 株式会社コパル 写真焼付用プリンタ−のペ−パ−搬送装置
JPH0760068B2 (ja) * 1990-03-16 1995-06-28 日本碍子株式会社 焼成台車への瓦の積み込み方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0628600U (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4941793A (en) System for sending-off press-formed parts
CN114572680B (zh) 一种钢筋桁架自动卸料码垛设备
US20070104816A1 (en) System and method for firing bricks
CN111422412A (zh) 一种可实现砌块与托板分离并对砌块进行码垛的生产线
KR101620393B1 (ko) 세라믹 전자부품 소성로용 투입 및 배출장치
JP2513785Y2 (ja) 瓦の製造設備
JP3715341B2 (ja) 平板瓦の焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置
JPH10175737A (ja) シリンダスリーブ搬送装置
CN113446844B (zh) 一种回转窑自动上下料系统及其实现方法
JP2001232438A (ja) 鍛造装置およびその方法
CN115091602B (zh) 一种加气混凝土复合保温墙板的养护系统及方法
JP4016335B2 (ja) 瓦素地の移載方法
JPH0228420A (ja) タイヤパレタイザー
SU1710588A1 (ru) Автоматическа лини дл химико-термической обработки длинномерных деталей
JP2866582B2 (ja) 溶解炉における材料投入装置
JP4468625B2 (ja) 成形品処理装置
JPH033625B2 (ja)
JPS583715A (ja) 高温鋳片の分離移載装置
JP2002154645A (ja) 瓦素地の移載方法およびその装置
JPH05294450A (ja) 瓦のコンテナ積み装置及び方法
JPS62269815A (ja) 焼成台車への瓦積込装置
JPH061445A (ja) タイヤラックからのタイヤ取出し設備
JPH0686989B2 (ja) タイル製造方法
JPH0353906A (ja) 窯業製品のストックヤードシステム
JPH07187314A (ja) 窯業製品の移載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960604