JP2513491Y2 - 横置きエンジンのエンジン・マウント構造 - Google Patents

横置きエンジンのエンジン・マウント構造

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JP2513491Y2
JP2513491Y2 JP1987150183U JP15018387U JP2513491Y2 JP 2513491 Y2 JP2513491 Y2 JP 2513491Y2 JP 1987150183 U JP1987150183 U JP 1987150183U JP 15018387 U JP15018387 U JP 15018387U JP 2513491 Y2 JP2513491 Y2 JP 2513491Y2
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JP
Japan
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engine
collar
horizontal
rubber body
outer collar
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JP1987150183U
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信男 柴田
勇雄 村崎
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、横置きエンジンのエンジン・マウント構
造に関する。
(従来の技術) 第2図において、F.F.車の横置きエンジンEは、慣性
主軸O上をエンジン・マウントA,Bによってボデーにマ
ウントされている。エンジン・マウントAは、第3図に
示すように、エンジンに固定されるアウタ・カラー1
と、このアウタ・カラー1と同心に配置されてボデーに
懸架されるインナ・カラー2と、これら両カラーを連結
するゴム3,4とからなっている。ゴム3,4は、水平方向に
配設されてアウタ・カラー1とインナ・カラー2とを互
いに連結している。
(考案が解決しようとする問題点) 第2図に示す横置きエンジンにおいて、矢印aで示す
ピッチング入力は、トランスミッション・マウントとし
てのマウントBを回転中心としてエンジンを回動させる
向きに作用し、エンジン・マウントとしてのマウントA
を15〜40°方向に変位させる。従来のエンジン・マウン
トは、第3図に示すように、ゴム3,4がこのピッチング
入力に対処する向きに設けられているが、ゴムが水平方
向に設けられているため、ピッチング方向が硬くなっ
て、車体が加振され、そのこもり音が発生する、という
問題点があった。また、従来構造においては、バウンシ
ングを軟らかくするために、アウタ・カラー1とインナ
・カラー2とは、その上下方向(バウンシング方向b)
が連結されていないので、実用車速内でバウンシングの
共振周波数が発生し、乗り心地を悪化させる、という問
題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の横置きエンジンのエンジン・マウント構造
は、エンジンのバウンシング方向と略平行に設けられた
第1ゴム体によりインナ・カラーとアウタ・カラーの下
部内面とを連結し、エンジンの慣性主軸と略平行に設け
られた第2ゴム体によりインナ・カラーとアウタ・カラ
ー側部とを連結し、エンジンのピッチング方向に沿った
インナ・カラーとアウタ・カラーとの間を空隙としたこ
とを特徴とする。
(作用) 横置きエンジンの上下方向の振動であるバウンシング
は、第1ゴム体の伸縮で受ける。エンジンのピッチング
は、これを直接受ける部分が空隙となっていて、第1ゴ
ム体と第2ゴム体とで分担して受ける。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図において、アウタ・カラー1とインナ・カラー
2とは、第1ゴム体5と第2ゴム体6で互いに連結され
ている。インナ・カラー1の内面上端にはストッパ・ゴ
ム7が設けられている。
第1ゴム体5は、アウタ・カラー1の下部内面とイン
ナ・カラー2とを連結していて、バウンシング方向bと
略平行な上下方向に配設されている。第2ゴム体6は、
横方向における慣性主軸Oを含む面と略平行な面上にあ
って、水平方向に関してインナ・カラー2よりもアウタ
・カラー1寄りの方が僅かに高くなっている。そして、
ピッチング方向aに沿った部分には空隙8が形成されて
いる。第1ゴム体5は、バウンシング方向において、空
隙8より離れる向きに少し偏倚して設けられている。
横置きエンジンのバウンシングは、第1ゴム体5が圧
縮されることになり、バウンシング方向が硬くなってい
る。従って、エンジンのバウンシングの共振周波数が高
くなって実用車速域の車体振動周波数から外れるので乗
り心地が良くなる。一方、矢印a方向に入力されるピッ
チング入力は、この方向にゴム体が存在しないために、
軟らかくなって車体を加振することがなくなる。なお、
エンジンのピッチング入力は、第1ゴム体5と第2ゴム
体6とで分担して受ける。ストッパ・ゴム7は、エンジ
ンがバウンシング方向及びピッチング方向に大変位した
ときに、インナ・カラー2回りのゴムと衝合するもので
ある。
(考案の効果) 以上のように、ピッチング方向を軟らかく、バウンシ
ング方向を硬くした本考案のエンジン・マウント構造に
よれば、エンジンのこもり音を抑止できると共に乗り心
地を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の横置きエンジンのエンジン・マウント
構造の一実施例を示す断面図、第2図は横置きエンジン
を示す正面図、第3図は従来のエンジン・マウント構造
の一例を示す断面図である。 1……アウタ・カラー、2……インナ・カラー、5……
第1ゴム体、6……第2ゴム体、8……空隙、a……ピ
ッチング方向、b……バウンシング方向、E……横置き
エンジン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに固定されるアウタ・カラーと、
    このアウタ・カラーと同心に配置されてボデーに固定さ
    れるインナ・カラーと、これら両カラーを連結するゴム
    とからなっていて、横置きエンジンをマウントするエン
    ジン・マウント構造であって、 エンジンのバウンシング方向と略平行に設けられた第1
    ゴム体により上記インナ・カラーと上記アウタ・カラー
    の下部内面とを連結し、エンジンの慣性主軸と略平行に
    設けられた第2ゴム体により上記インナ・カラーと上記
    アウタ・カラー側部とを連結し、エンジンのピッチング
    方向に沿ったインナ・カラーとアウタ・カラーとの間を
    空隙としたことを特徴とする横置きエンジンのエンジン
    ・マウント構造。
JP1987150183U 1987-09-30 1987-09-30 横置きエンジンのエンジン・マウント構造 Expired - Lifetime JP2513491Y2 (ja)

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JPS6452932U JPS6452932U (ja) 1989-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61166722U (ja) * 1985-04-06 1986-10-16
JPS6247423U (ja) * 1985-09-13 1987-03-24

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