JP2513463B2 - スポツト溶接用電極 - Google Patents

スポツト溶接用電極

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JP2513463B2
JP2513463B2 JP61078395A JP7839586A JP2513463B2 JP 2513463 B2 JP2513463 B2 JP 2513463B2 JP 61078395 A JP61078395 A JP 61078395A JP 7839586 A JP7839586 A JP 7839586A JP 2513463 B2 JP2513463 B2 JP 2513463B2
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雅之 中司
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スポット溶接用電極に関する。
[従来の技術] 従来、スポット溶接用電極として、特開昭48−6950号
公報、特開昭59−19082号公報に記載の如くのものがあ
る。これらの従来技術は、溶接機の電極ホルダに保持さ
れる基体と、基体に連結される揺動体とを有してなるス
ポット溶接用電極であって、基体と揺動体とを円弧状接
触部を介して相互に圧接可能かつ揺動自在に接合すると
ともに、揺動体の先端部に複数の電極部を突設すること
としている。
上述の従来技術によれば、単一の加圧手段に連結され
る複数の電極部を用いて、複数の溶接部を同時に均等に
複点加圧し、それら複数の溶接部の全部に良好な溶接状
態を得ることができる。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、前述した従来技術のスポット溶接用電極
では、下記(i)、(ii)の問題点がある。
(i)溶接熱発生部である電極部を複数有するものであ
るために揺動体の先端電極部が高熱になって軟化変形し
易く、ひいては電極部の形状変化が溶接電流状態を不安
定化し、溶接状態を不良にする。
(ii)基体と揺動体とを揺動自在に接合した状態で、該
揺動体の溶接加圧前の自由状態での姿勢が基体に対しほ
ぼ溶接加圧方向に沿うように該揺動体をサポートする必
要がある。このサポートを電極外部に支持される支持腕
やサポートガイドによっており、装置構成が複雑であ
る。
本発明は、複数の溶接部を同時均等加圧するスポット
溶接用電極において、構成を簡易とし、かつ溶接状態の
良好を図ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、溶接機の電極ホルダに着脱可能状態にて保
持される基体と、基体に連結される揺動体とを有してな
るスポット溶接用電極であって、基体と揺動体とを円弧
状接触部を介して相互に圧接可能かつ揺動自在に接合す
るとともに、揺動体の先端部に複数の電極部を突設し、
基体は電極ホルダの側から供給される冷却流体を揺動体
の側に導く流路を備え、基体と揺動体の接合部の周囲に
は冷却流体の流出を防ぐ弾性シール部材が装着されてな
るようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば下記〜の作用効
果がある。
加圧手段が電極を被溶接材に加圧するとき、電極の揺
動体は、電極ホルダに保持されている基体に対して、円
弧状接触部を介して相互に圧接し、かつ自在に揺動す
る。従って、揺動体に設けられている各電極部は複数の
溶接部のそれぞれに確実に倣って、それら複数の溶接部
を同時均等加圧する。
基体が揺動体の側に冷却流体を導く流路を備え、基体
と揺動部の接合部の周囲にシール部材を装着している。
従って、揺動体が溶接熱発生部である電極部を複数備え
ていて高熱になり易いにもかかわらず良く冷却され、そ
れら電極部の軟化変形を防止し、溶接状態を長期に渡り
良好とする。
弾性シール部材が基体と揺動体の接合部まわりに装着
される。このシール部材は、基体に対する揺動体の揺動
を許すとともに、溶接加圧前の自由状態では揺動体の姿
勢を基体に対しほぼ溶接加圧方向に沿わせるように該揺
動体をサポートする。シール部材は電極内に設けられる
ものであり、電極の外部に支持される支持腕等によりサ
ポートするものに比して構成は極めて簡素である。
[実施例] 第1図は第1実施例の電極を示す分解斜視図、第2図
は第1実施例の電極を示す断面図、第3図は第2図のII
I−III線に沿う断面図、第4図は第2図の底面図、第5
図は本発明が用いられる溶接機の要部を示す側面図であ
る。
第5図の溶接機10は、フレーム11に取付けられる加圧
手段としてのガンシリンダ12の先端部に、不図示の給電
線が接続される電極ホルダ13を備えるとともに、電極ホ
ルダ13の先端部に、本発明の電極14を着脱可能としてい
る。15はバック・バー電極である。
電極14は、第1図〜第4図に示すように、溶接機10の
電極ホルダ13に保持される略円柱状基体16と、基体16に
連結される略円柱状揺動体17とを有している。基体16と
揺動体17は、基体16に備えられる円柱状接触凸面18と揺
動体17に備えられる円柱状接触凹面19との接触を介し
て、相互に電極加圧方向に圧接可能に、かつ揺動自在に
接合されている。円柱状接触凸面18と円柱状接触凹面19
は、本発明の円弧状接触部を構成する。更に、揺動体17
は、その先端面の直径方向2位置に、2ケの電極部20
A、20Bを突設されている。
尚、電極14は、基体16と揺動体17を、回り止めし、か
つ両電極部20A、20Bを含む面内においてのみ揺動可能と
するように連結すべく、円柱状接触凸面18、及び円柱状
接触凹面19の円柱の軸方向を両電極部20A、20Bを含む面
に対して直交する方向に設定している。
また、電極14は、基体16の側に設けたスリット21に、
揺動体17の側に設けた板状連結部22を差し込み、基体16
と揺動体17の連結部22とをピン23によって結合してい
る。
尚、上記板状連結部22を第1図に2点鎖線で示すよう
に連結板22Aとして独立化し、基体16と揺動体17の両者
に該連結板22Aが差し込まれるスリットを形成し、連結
板22Aと2本のピンにより基体16と揺動体17を結合して
も良い。
また、電極14の基体16は、電極ホルダ13の側から供給
される冷却水を揺動体17の側に導く水路24を備え、基体
16と揺動体17の接合部の周囲には冷却水の流出を防ぐゴ
ム等の弾性材料製筒状のシール部材25が装着されてい
る。
次に、上記第1実施例の作用について説明する。
ガンシリンダ12が電極14を被溶接材に加圧するとき、
電極14の揺動体17は、電極ホルダ13に保持されている基
体16に対して、円弧状接触部18、19を介して相互に圧接
し、かつ自在に揺動する。従って、揺動体17に設けられ
ている各電極部20A、20Bは複数の溶接部18、19のそれぞ
れに確実に倣って、それら複数の溶接部18、19を同時均
等加圧する。
基体16が揺動体17の側に冷却流体を導く水路24を備
え、基体16と揺動体17の接合部の周囲にシール部材25を
装着している。従って、揺動体17が溶接熱発生部である
電極部20A、20Bを複数備えていて高熱になり易いにもか
かわらず良く冷却され、それら電極部20A、20Bの軟化変
形を防止し、溶接状態を長期に渡り良好とする。
弾性シール部材25が基体16と揺動体17の接合部まわり
に装着される。このシール部材25は、基体16に対する揺
動体17の揺動を許すとともに、溶接加圧前の自由状態で
は揺動体17の姿勢を基体16に対しほぼ溶接加圧方向に沿
わせるように該揺動体17をサポートする。シール部材26
は電極内に設けられるものであり、電極の外部に支持さ
れる支持腕等によりサポートするものに比して構成は極
めて簡素である。
第6図は第2実施例の電極を示す断面図である。
この第2実施例の電極30は、基体31と揺動体32を、基
体31に備えられる円柱状接触凸面33と揺動体32に備えら
れる円柱状接触凹面34との接触を介して、相互に電極加
圧方向に圧接可能に、かつ揺動自在に接合している。即
ち、本発明の円弧状接触部を、この第2実施例において
は、円柱状接触凸面33と円柱状接触凹面34によって形成
した。35A、35Bは電極部、36は基体31と揺動体32を連結
するボルト、37は冷却水の水路、38はゴム等の弾性材料
製シール部材である。
尚、電極30は、基体31と揺動体32を、回り止めし、か
つ両電極部35A、35Bを含む面内においてのみ揺動可能と
するように連結すべく、円柱状接触凸面33、及び円柱状
接触凹面34の円柱の軸方向を両電極部35A、35Bを含む面
に対して直交する方向に設定している。
この第2実施例の電極30を用いる場合にも、基体31と
揺動体32を円弧状接触部33、34を介して接合したことに
より、単一の加圧手段に連結される複数の電極部35A、3
5Bを用いて、複数の溶接部を同時に均等かつ安定的に加
圧し、全溶接部に良好な溶接状態を得ることが可能とな
る。
また、揺動体32に水路37を設け、基体31と揺動体32の
接合部の周囲に弾性シール部材38を装着したので、複数
の電極部35A、35Bを備えて高熱になり易い揺動体32をよ
く冷却してそれら電極部35A、35Bの軟化変形を防止で
き、また、電極30内に設けられる弾性シール部材38によ
り基体31に対する揺動体32の揺動を許すとともに、溶接
加圧前の自由状態では揺動体32の姿勢を基体31に対しほ
ぼ溶接加圧方向に沿わせるように該揺動体32をサポート
することができる。
第7図は第3実施例の電極を示す断面図、第8図は第
7図の底面図である。
この第3実施例の電極40は、基体41と揺動体42を、基
体41に備えられる球状接触凸面43と揺動体42に備えられ
る球状接触凹面44との接触を介して接合し、揺動体42の
先端面の周方向3位置に、3ケの電極部45A〜45Cを突設
したものである。46は基体41と揺動体42を連結するボル
ト、47は冷却水の水路、48はゴム等の弾性材料製シール
部材である。即ち、本発明の円弧状接触部を、この第3
実施例においては、球状接触凸面43と球状接触凹面44に
よって形成した。
尚、電極40は、シール部材48の両端部のそれぞれを基
体41と揺動体42のそれぞれに緊着し、基体41と揺動体42
を回り止めし、かつ電極部45A〜45Cのそれぞれを所定の
角度位置に設定することを可能としている。
この第3実施例の電極40による場合にも、基体41と揺
動体42を円弧状接触部43、44を介して接合したことによ
り、単一の加圧手段に連結される複数の電極部45A〜45C
を用いて、複数の溶接部を同時に均等かつ安定的に加圧
し、全溶接部に良好な溶接状態を得ることが可能とな
る。
また、揺動体42に水路47を設け、基体41と揺動体42の
接合部の周囲に弾性シール部材48を装着したので、複数
の電極部45A〜45Cを備えて高熱になり易い揺動体42をよ
く冷却してそれら電極部45A〜45Cの硬化変形を防止で
き、また、電極40内に設けられる弾性シール部材48によ
り基体41に対する揺動体42の揺動を許すとともに、溶接
加圧前の自由状態では揺動体42の姿勢を基体41に対しほ
ぼ溶接加圧方向に沿わせるように該揺動体42をサポート
することができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、複数の溶接部を同時均
等加圧するスポット溶接用電極において、構成を簡易と
し、かつ溶接状態の良好を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の電極を示す分解斜視図、第2図は
第1実施例の電極を示す断面図、第3図は第2図のIII
−III線に沿う断面図、第4図は第2図の底面図、第5
図は本発明が用いられる溶接機の要部を示す側面図、第
6図は第2実施例の電極を示す断面図、第7図は第3実
施例の電極を示す断面図、第8図は第7図の底面図であ
る。 10……溶接機、 12……ガンシリンダ(加圧手段)、 13……電極ホルダ、 14、30、40……電極、 16、31、41……基体、 17、32、42……揺動体、 18、33……円柱状接触凸面、 19、34……円柱状接触凹面、 24、37、47……水路、 25、38、48……シール部材 43……球状接触凸面、 44……球状接触凹面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接機の電極ホルダに着脱可能状態にて保
    持される基体と、基体に連結される揺動体とを有してな
    るスポット溶接用電極であって、 基体と揺動体とを円弧状接触部を介して相互に圧接可能
    かつ揺動自在に接合するとともに、揺動体の先端部に複
    数の電極部を突設し、 基体は電極ホルダの側から供給される冷却流体を揺動体
    の側に導く流路を備え、基体と揺動体の接合部の周囲に
    は冷却流体の流出を防ぐ弾性シール部材が装着されてな
    るスポット溶接用電極。
JP61078395A 1986-04-07 1986-04-07 スポツト溶接用電極 Expired - Lifetime JP2513463B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101913479B1 (ko) * 2013-12-06 2018-10-30 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 스폿 용접용 전극 및 이를 사용한 용접 장치와 용접 방법

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