JP2001025876A - 多点抵抗溶接機における電極ユニット - Google Patents

多点抵抗溶接機における電極ユニット

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JP2001025876A
JP2001025876A JP11199640A JP19964099A JP2001025876A JP 2001025876 A JP2001025876 A JP 2001025876A JP 11199640 A JP11199640 A JP 11199640A JP 19964099 A JP19964099 A JP 19964099A JP 2001025876 A JP2001025876 A JP 2001025876A
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Masakatsu Kimura
正勝 木村
Hitoshi Nakanishi
均 中西
Shoichi Takeuchi
昭一 竹内
Yoichi Yamazaki
洋一 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の電極棒に対する加重を均等にして、多
点溶接部における電流値を均等にかつ安定させ、被溶接
物の溶接を不良品なく確実に行う。 【解決手段】 溶接ヘッドの加重板9に固定した電極ガ
イド24により、複数の電極棒11を設けた電極プレー
ト12が保持されている。電極ガイド24の電極ガイド
ベース17に装着された加圧プレート27と、電極プレ
ート12に固定されたフローティングプレート28の球
面状突起28aとが点接触して単一の加重支点Gを形成
する加重支持具13を備えた支持機構を介して、電極プ
レート12が垂直面内で揺動自在に加重板9に支持され
ている。加重板9から電極プレート12への加重は、加
重支点Gでの電極プレート12の揺動により各電極棒1
1に均等に分配されることにより、各溶接部の電流値が
均等でかつ安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多点抵抗溶接機に
おける溶接ヘッドの電極ユニットに関し、特に、電極プ
レートの複数の電極棒に加重が均等に分布するようにし
た電極ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電極ユニット1は、図
6,図7に示すように、多点抵抗溶接機Aにおける溶接
ヘッド2の加重板3に電極ホルダ4を介して一体的に固
定されており、溶接時に加重板3により電極プレート5
が加圧された際、該電極プレート5に加重Fが等分布荷
重fとして付加するようになっており、各電極棒6が下
側の電極6aとの間に置かれた被溶接物Wの溶接部P
1,P2,P3との接触の度合に応じて電極プレート5
における加重を分担するものであり、各電極棒6に加重
を等分配させることができないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電極ユニッ
ト1においては、溶接に際して、溶接ヘッド2を下げて
電極プレート5に固定されている電極棒6を被溶接物W
に接触させて加圧したとき、被溶接物Wの微小誤差、溶
接機そのものの変形、あるいは各電極棒が消耗により長
さが異なっていたりすると、各電極棒6の被溶接物Wに
対する加重が均等にならず、したがって、各電極棒6は
電流値が安定しない上に、電流値に差が生じてしまい、
各溶接部P1,P2,P3の剥離強度(ナゲット径)が
各電極棒6毎に異なってしまい、溶接不良が生ずる場合
もある等の問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、各電極棒に加重が均等に分配され各溶接部にお
ける電流値が安定しかつ均等になり、被溶接物の溶接を
不良品なく確実に行うことができる多点抵抗溶接機にお
ける電極ユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の電極棒を設けた電極プレ
ートが、単一の加重支点を有する加重支持具を備えた支
持機構を介して溶接ヘッドの加重板に支持され、上記加
重支点を中心にして揺動自在に設けられている構成とし
ている。上記構成の装置においては、溶接の際、溶接ヘ
ッドの加重板により電極プレートが加圧されると、電極
プレートの電極棒と被溶接物との接触の度合に応じ、前
記支持機構の加重支点を中心にして、電極プレートが該
加重支点を含む電極プレートに垂直な面内で揺動するの
で、電極プレートの電極棒と被溶接物との接触の度合が
均等に修正され、上記加重板から加重支点を経て電極プ
レートに作用する加重が各電極棒に均等に分配される。
このため、各電極棒の加重分布が均一になって各溶接部
の電流値が同一でかつ安定した値となり、各溶接部に対
して十分な剥離強度を有する良好な溶接が行われる。
【0006】請求項1に記載の装置において、支持機構
の加重支持具を、加重板と電極プレートのうちの一方に
設けられ平らな支持面を有する第一支持板と、該第一支
持板の支持面に接触する球面状突起を有し前記加重板と
電極プレートのうちの他方に設けられた第二支持板とを
備えた構成とすることができる(請求項2)。この構成
では、平面と球面との点接触により単一の加重支点が構
成され、電極プレートの揺動が円滑に行われて、各電極
棒への加重の均一な分配が良好に行われる。支持面に対
する球面状突起の接触位置を変えることにより加重支点
の位置が容易に変えられ、各電極棒(溶接部)の配置の
変更に対応でき、加重支持具の製作の実施も容易であ
る。
【0007】請求項2に記載の装置において、第二支持
板を電極プレートにおける電極棒のある側と反対側の面
に取り外し可能に固定された構成とすることができる
(請求項3)。この構成では、電極プレート(電極棒)
の配置が変更された場合、第二支持板を新たな電極プレ
ートに容易に取付け替えが行え、その際、第二支持板の
新たな電極プレートに対する取付け位置を調節して、電
極プレートの加重支点の位置を電極棒の配置に合わせて
調整する。
【0008】請求項2または請求項3に記載の装置にお
いて、支持機構は、第一支持板を加重板に支持し、か
つ、電極プレートを電極棒の軸方向への僅かな移動と加
重支点を中心とする揺動とを許容するようにして加重板
に保持する電極ガイドを備えた構成とすることができる
(請求項4)。この構成では、電極ガイドにより電極プ
レートが確実に保持されると共に、各電極棒が均等な加
重を以て被溶接物に接触する動作が円滑に行われる。
【0009】請求項1から請求項4のいずれか1つに記
載の装置において、加重板と電極プレートとが可撓性の
通電ケーブルで電気的に接続された構成とすることがで
きる(請求項5)。この構成では、電流の供給が加重板
を経て行われるので、可動側の電極プレートへの電流の
供給が短尺の可撓性の通電ケーブルで済み、電極プレー
トの加重の分配動作を阻害することが抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1〜図5には、溶接機本体
7の先端に設けた溶接ヘッド8の加重板9の下に本発明
の電極ユニット10が取り付けられ、該電極ユニット1
0に対応して設けた下側の電極11aとの間に置かれた
被溶接物Wを抵抗溶接する多点抵抗溶接機Bが示されて
いる。上記加重板9に設けたターミナル9aには電源に
連絡された通電ケーブル9bが接続されている。上記電
極ユニット10は、電極棒11を有する電極プレート1
2と、単一の加重支点Gを有する加重支持具13を介し
て前記電極プレート12を前記加重板9に支持する支持
機構14と、加重板9と電極プレート12とを電気的に
接続する通電ケーブル15とを備えている。
【0011】次に、前記電極ユニット10の詳細構造に
ついて、図3〜図5にもとづいて説明する。電極プレー
ト12は四角形の平板状に形成され、その下面には複数
個(図の例では3個)の電極棒11が、電極プレート1
2の略中心を中心とする円周上に等間隔に配置され、前
記下面に対して垂直に向けてボルト等により取り付けら
れている。電極プレート12の両端面には絶縁性材料の
サイドプレート16,16がボルトにより固定されてい
る。
【0012】前記加重板9の下面には四角形の平板から
なる電極ガイドベース17がボルトにより固定され、該
電極ガイドベース17の左右の両端側の下面には案内プ
レート18,18が固定されている。該一対の案内プレ
ート18,18の間には、前記電極プレート12がサイ
ドプレート16と案内プレート18との間に僅かな間隙
をあけて挿入されており、各案内プレート18,18の
下面にスペースカラー19を介在させてボルトにより固
定した押え板20が、電極プレート12の下面に位置し
て該電極プレート12の下方への脱落を阻止するように
保持している。また、電極ガイドベース17の前端側に
は絶縁性材料の止め板21がボルトで固定され、後端側
には絶縁性材料のブラケット22が固定され、該ブラケ
ット22に水平方向に移動調節可能にねじ込んだストッ
パボルト23が設けられており、止め板21とストッパ
ボルト23とにより電極プレート12の前後方向におけ
る僅少範囲を超えた移動を規制している。
【0013】前記電極ガイドベース17、案内プレート
18、押え板20、止め板21、ストッパボルト23等
により電極プレート12を保持する電極ガイド24が構
成されている。前記電極ガイドベース17には、中心に
円形の貫通穴25があけられ、上面に貫通穴25と同心
でそれより直径の大きい円形の凹所26が設けられてい
る。そして、大径円板27aの下面に小径円板27bを
ねじで固定してなる加圧プレート(第一支持板)27
が、小径円板27bを上記貫通穴25に嵌合され、大径
円板27aを上記凹所26に装着された状態で、前記電
極ガイドベース17を介して前記加重板9に支持されて
いる。加圧プレート26の小径円板26bの下面は平面
に形成され、焼入れによる表面硬化処理が施されてい
る。
【0014】また、前記電極プレート12の上面には、
上面中央に球面状突起28aを設けた円板状のフローテ
ィングプレート(第二支持板)28が、電極プレート1
2との間に絶縁シート12aを介在させて、一対のスト
ッパピン29、29によって固定されている。上記球面
状突起28aの表面には焼入れによる表面硬化処理が施
されている。前記球面状突起28aは、常時は、前記電
極プレート12の下面が押え板20に支えられている状
態にあって、前記加圧プレート27の小径円板27bの
下面に当接せず、該下面との間に若干の隙間があけられ
ているが、溶接作業時は、電極プレート12の上昇によ
り押し上げられ、前記加圧プレート27の小径円板27
bの下面に一点で当接する。すなわち、前記加圧プレー
ト27とフローティングプレート28とは、それらの小
径円板26bと球面状突起28aとが点接触して単一の
加重支点Gを形成する加重支持具13を構成している。
【0015】前記加重支点Gの水平面内(電極プレート
12の上面に沿う2次元方向)の位置は、電極プレート
12の電極棒11の配置(被溶接物の溶接箇所の位置)
を考慮して、加重板9から加重支点Gを経て電極プレー
ト12に伝わる加重が各電極棒11に均等に配分される
ような位置として求め、前記ストッパピン29とこれが
嵌合する電極プレート12のピン孔29aの位置で予め
設定しておく。上記加重支点Gの位置は、種々の電極の
配置に対応して、電極プレート12の中心を中心とする
小円R内に球面状突起28aの頂点が位置する範囲でフ
ローティングプレート28を移動調節して求められる。
【0016】また、前記通電ケーブル15は、多数の薄
帯状の導電体15aが積層されてなり、円弧状に折り曲
げられ、上端部15bが前記加重板9に固定された通電
ブロック30にケーブルプレート31で押さえられてボ
ルト32で連結されており、また、下端部15cが電極
プレート12の下端に固定した通電ブロック33にケー
ブルプレート34で押さえられてボルト35で連結され
ている。通電ケーブル15の少なくとも円弧状部は各導
電体15aの相互間または導電体15aを複数纏めた導
電体群の相互間に隙間が設けられて、その隙間を空気が
流通するようになっている。
【0017】次に、上記のように構成された電極ユニッ
ト10の作用について説明する。被溶接物Wの溶接をす
る場合には、多点抵抗溶接機Bの溶接ヘッド8を被溶接
物Wの位置へ移動させ、電極ユニット10の各電極棒1
1の位置が被溶接物Wの各溶接ポイント(溶接部)P
1,P2,P3に整合する平面位置に溶接ヘッド8を位
置決め停止させる。この状態で、溶接ヘッド8を押し下
げて、加重板9により電極プレート12を介して電極棒
11を加圧すると、該電極棒11と下側の電極11aと
で挟まれた被溶接物Wの各溶接ポイントP1,P2,P
3に電流が流れて該溶接部が溶接される。
【0018】上記溶接の際には、溶接ヘッド8の加重板
9により、前記支持機構14の加重支持具13における
加重支点Gを介して電極プレート12が1点集中荷重で
加圧されると、該電極プレート12の電極棒11と被溶
接物Wとの接触の度合に応じて、電極プレート12が加
重支点Gを中心にして該加重支点Gを含む電極プレート
12に垂直な面内(図のイ、ロ矢方向)で揺動するの
で、電極プレート12の電極棒11と被溶接物Wとの各
溶接ポイントP1,P2,P3における接触の度合が均
等に修正され、上記加重板9から加重支点Gを経て電極
プレート12に作用する加重が各電極棒11に均等に分
配される。このため、各電極棒11の加重分布が均一に
なって各溶接ポイントP1,P2,P3の電流値が同一
でかつ安定した値となり、各溶接部に対して十分な剥離
強度を有する良好な溶接が行われる。
【0019】また、上記溶接の際には、電極棒11が被
溶接物Wに接触すると、被溶接物Wによって電極プレー
ト12が押し上げられ、電極プレート12の下面との間
に隙間が生じると共に、電極ガイドベース17の下面と
電極プレート12の上面との間にも十分な隙間があり、
サイドプレート16と案内プレート18との間および止
め板21やストッパボルト23と電極プレート12の前
後端との間に僅かな隙間があるので、電極プレート12
の前記加重支点Gを中心とする揺動は支障無く円滑に行
われる。
【0020】なお、図示されていないが、前記電極ガイ
ドベース17と電極プレート12にには内部に冷却水の
循環する水路が形成されており、溶接作業中は該水路に
冷却水が流されて電極ガイドベース17と電極プレート
12が冷却され、溶接熱により電極ガイドベース17と
電極プレート12、さらに、それらを経て加重板9が加
熱されるのを防止している。また、溶接作業中は、通電
ケーブル15の円弧状部の各導電体15aの相互間また
は導電体群の相互間に隙間が設けられているので、通電
ケーブル15はその隙間を流通する空気により空冷さ
れ、通電による発熱で異常な温度上昇を来すことがな
い。
【0021】なお、上記実施の形態では、加圧プレート
27を別体に形成した大径円板27aと小径円板27b
とをねじで固定して構成したので、摩耗し易い小径円板
27bを交換部品として使用することができて都合がよ
いが、大径円板27aと小径円板27bとを一体に形成
した加圧プレート27としてもよい。また、上記実施の
形態では、前記フローティングプレート28を円板に球
面状突起28aを一体に形成したものとして構成した
が、これに代えて、円板にこれとは別体に形成された球
面状突起28aを有する部材を着脱自在に取り付けた構
造にしてもよい。このようにすると、摩耗し易い球面状
突起28aを有する部材を交換部品として使用でき、保
守点検上好都合である。上記球面状突起28aは全体が
球面状に形成されているが、必ずしも全体を球面状にす
る必要はなく、少なくとも加圧プレート27と揺動接触
する範囲の部分が球面状になっていればよい。
【0022】さらに、上記実施の形態では、前記加圧プ
レート27を電極ガイドベース17に装着し、フローテ
ィングプレート28を電極プレート12に固定した構成
としたが、これに代えて、加圧プレート27を電極プレ
ート12に固定し、フローティングプレート28を電極
ガイドベース17に水平面内における移動調節可能に取
り付けるようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、前記加圧プレート27の小径円板27bの下面を平
面に形成したので、電極プレート12に対するフローテ
ィングプレート28の移動調節のみで前記加重支点Gの
位置調節ができて好都合であるが、小径円板27bの下
面は、フローティングプレート28の球面状突起28a
の曲率半径と同一もしくはそれより大きい半径の凹面に
形成することもできる。この場合には、加圧プレート2
7に対するフローティングプレート28の加重支点Gの
位置が固定されるので、加圧プレート27を電極ガイド
ベース17に対し移動調節できるように装着する必要が
ある。
【0023】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1の発明は、
複数の電極棒を設けた電極プレートが、単一の加重支点
を有する加重支具を備えた支持機構を介して溶接ヘッド
の加重板に支持され、上記加重支点を中心にして揺動自
在に設けた構成としたので、溶接の際、溶接ヘッドの加
重板により電極プレートが加圧されると、該電極プレー
トは前記支持機構の加重支点を中心にして揺動し、上記
加重板から加重支点を経て電極プレートに作用する加重
を各電極棒に均等に分配させることができる。したがっ
て、各電極棒の加重分布を均一にして各溶接部の電流値
を同一でかつ安定した値にすることができ、各溶接部に
対して十分な剥離強度を有する溶接を確実に行うことが
できる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、支持機構
の加重支持具を、加重板と電極プレートのうちの一方に
設けられ平らな支持面を有する第一支持板と、該第一支
持板の支持面に点接触する球面状突起を有し前記加重板
と電極プレートのうちの他方に設けられた第二支持板と
を備えた構成としたので、単一の加重支点を確実に構成
でき、各電極棒への加重の均一な分配を良好に行うこと
ができると共に、支持面に対する球面状突起の接触位置
を変えることにより加重支点の位置の調節を容易に行う
ことができ、各電極棒(溶接部)の配置の変更に容易に
対応でき、加重支持具の製作の実施も容易である。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、第二支持
板を電極プレートにおける電極棒のある側と反対側の面
に取り外し可能に固定された構成としたので、電極プレ
ート(電極棒)の配置が変更された場合、第二支持板の
新たな電極プレートに対する取付け位置の調節を行うこ
とにより、電極プレートの加重支点の位置を電極棒の配
置に合わせて容易に調整することができる。請求項4に
記載の発明によれば、支持機構は、第一支持板を加重板
に支持し、かつ、電極プレートを電極棒の軸方向への僅
かな移動と加重支点を中心とする揺動とを許容するよう
にして加重板に保持する電極ガイドを備えた構成とした
ので、電極ガイドにより電極プレートを確実に保持でき
ると共に、各電極棒が均等な加重を以て被溶接物に接触
する動作を円滑に行わせることができる。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、加重板と
電極プレートとが可撓性の通電ケーブルで電気的に接続
された構成としたので、可動側の電極プレートへの電流
の供給が短尺の可撓性の通電ケーブルで行うことがで
き、電極プレートの各電極棒への加重の均等な分配動作
を通電ケーブルが阻害するのを可及的に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電極ユニットを備えた多点抵抗溶接
機を示す正面図である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 本発明の電極ユニットの一実施の形態を示す
正面図である。
【図4】 同じく一部を断面で示した側面図である。
【図5】 図4のX−X矢視図である。
【図6】 従来の電極ユニットを備えた多点抵抗溶接機
を示す正面図である。
【図7】 同じく側面図である。
【符号の説明】
G 加重支点 W 被溶接物 8 溶接ヘッド 9 加重板 10 電極ユニット 11 電極棒 12 電極プレート 13 加重支持
具 14 支持機構 15 通電ケー
ブル 24 電極ガイド 27 加圧プレ
ート(第一支持板) 28 フローティングプレート(第二支持板) 28a 球面状突起 29 ストッパ
ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 昭一 群馬県桐生市広沢町一丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 山崎 洋一 群馬県桐生市広沢町一丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 Fターム(参考) 4E065 AA01 AA08 AA09 BB03 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極棒を設けた電極プレートが、
    単一の加重支点を有する加重支持具を備えた支持機構を
    介して溶接ヘッドの加重板に支持され、上記加重支点を
    中心にして揺動自在に設けられていることを特徴とする
    多点抵抗溶接機における電極ユニット。
  2. 【請求項2】 前記支持機構の加重支持具は、前記加重
    板と電極プレートのうちの一方に設けられ平らな支持面
    を有する第一支持板と、該第一支持板の支持面に点接触
    する球面状突起を有し前記加重板と電極プレートのうち
    の他方に設けられた第二支持板とを備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の多点抵抗溶接機における電極
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第二支持板は電極プレートにおける
    電極棒のある側と反対側の面に取り外し可能に固定され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の多点抵抗溶接
    機における電極ユニット。
  4. 【請求項4】 前記支持機構は、前記第一支持板を加重
    板に支持し、かつ前記電極プレートを電極棒の軸方向へ
    の僅かな移動と前記加重支点を中心とする揺動とを許容
    するように保持する電極ガイドを備えていることを特徴
    とする請求項2または請求項3に記載の多点抵抗溶接機
    における電極ユニット。
  5. 【請求項5】 前記加重板と電極プレートとは可撓性の
    通電ケーブルで電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の多点抵
    抗溶接機における電極ユニット。
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