JPH06170548A - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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JPH06170548A
JPH06170548A JP4350491A JP35049192A JPH06170548A JP H06170548 A JPH06170548 A JP H06170548A JP 4350491 A JP4350491 A JP 4350491A JP 35049192 A JP35049192 A JP 35049192A JP H06170548 A JPH06170548 A JP H06170548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back bar
spot
tip
side electrode
cooling water
Prior art date
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Pending
Application number
JP4350491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Mitani
康孝 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP4350491A priority Critical patent/JPH06170548A/ja
Publication of JPH06170548A publication Critical patent/JPH06170548A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バックバー1個をロボットのスポットガンに持
たせて溶接できる装置を提供する。 【構成】スポットガン2の固定側電極チップ6の先端に
電極材と同材質からなるバックバー10を配備させる。
それはシャンク8に支持プレート11を取り付け、その
中に絶縁されているシャフト12を支持プレート11に
対し垂直に通し、スプリング13を介して前記バックバ
ーを支える。さらにバックバー内部に冷却路16を設
け、そこに送り込む冷却水は、前記スポットガンに元々
送られている冷却水のポートより取り込んで循環させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットを用い
たスポット溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットを用いたスポットガンに
よるダイレクトスポット溶接方法においては、ワークの
セット治具内にガンを挿入させ必要な打点を加圧、通電
することにより溶接していた。しかし、加圧方式による
点溶接のためワーク(鋼板)表面に打痕、歪、塵が残り
このような不具合は無視できず、ワークの手直しが要求
されていた。このような打痕、歪、塵が生じるのを防止
する方法として、図5(イ)(ロ)に示すように治具内
にバックバーを設置し、このバックバーをスポットガン
で挟んで溶接するようにしていた。治具内の必要箇所に
バックバー4を支持部材5により固定し、溶接する際
は、スポットガン2の固定側電極チップ6の先端を前記
バックバーの真下に移動させ、その後シリンダー3を駆
動し移動側電極チップ7がワーク20に当接し、溶接し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法により溶接品
質はかなり良くなるが、治具内に複数設ける必要がある
ため、治具スペースが狭くなりロボットでの教示も容易
でない。またこのバックバーを取り付ける際に、ワーク
にすり合わせて付ける作業が大変で労力を要する。しか
も、溶接時の熱変形が大きいとバックバーに冷却水を供
給する必要もある。また悪環境で使用を重ねるとバック
バーとワークの位置関係がずれてきたり、摩耗による消
耗で交換あるいは調整をしなければならない。このよう
に、治具内に設けられた複数のバックバーを使ってスポ
ット溶接する方法であると取り付けコストがかかり、日
常の保全管理における作業性を損ねると共に、溶接現場
の安全管理が煩わしい。そこで本発明は、上記バックバ
ー1個をスポットガンに持たせて溶接できる装置を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、スポ
ットガンの固定側電極チップの先端に電極材と同材質か
らなるバックバーを配備させる。それはシャンクに支持
プレートを取り付け、その中に絶縁されているシャフト
をプレートに対し垂直に通し、スプリングを介して前記
バックバーを支える。さらにバックバー内部に冷却路を
設け、そこに送り込む冷却水は、前記スポットガンに元
々送られている冷却水のポートより取り込んで循環させ
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】スポットガンの加圧シリンダーを駆動させるこ
とにより、移動側電極チップと固定側電極に付帯したバ
ックバーが複数枚重ねたワークを密着保持しスポット溶
接される。前記バックバーは常に冷却されているので極
度の温度上昇を抑えている。また、ティーチング時にワ
ークに対して前記スポットガンの打角が少し傾いたとし
ても、バックバーに取り付けたイコライズ機構によりワ
ークに追従して密着する構造体をとっているので、安定
した溶接が可能となる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1から図4を用いて説
明すると、図1は固定側電極回りの外観図、図2はその
側面図、図3は使用例である。また図4は第二の発明で
バックバーを一体成形させている図である。通常のスポ
ットガン2において固定側アームよりシャンク8を介し
て電極チップ6がある。まず支持プレート11がシャン
ク8に対し、止め部19でネジによりシャンク側の平面
状に面取りされた部分に固定されている。支持プレート
には、頭が皿状の絶縁シャフト12を挿入するための皿
状の穴が2箇所有り、これに前記シャフトが入り、他方
でバックバー10に固定されている。バックバーは通常
電極チップと同材質のクロム銅などを用いると良い。こ
のバックバー10と支持プレート11の間は、圧縮用の
スプリング13と絶縁ワッシャ14と高さ調整用のスペ
ーサ15が存在する。このスプリングと絶縁シャフトと
支持プレートの構成により、スポットガン2が加圧され
た時にバックバー10が伸縮方向、角度方向に対して位
置と角度の補正を行うことができる。またスペーサ15
は固定側電極チップ6とバックバー10の裏面との距離
を調整するもので、通常2〜3ミリ程度のクリアランス
があればよい。冷却方式においては、バックバー10の
内部に冷却路16を設けている。これにスポットガン2
の冷却水出口より、ホース17にて給水し、反対側より
ホース18にて排水させている。これにより溶接による
バックバー10の高温化を効率よく防止している。ま
た、この装置の解体方法は、バックバー10を締め付け
ている絶縁シャフト12を2本と冷却ホース17と18
をはずすだけでバックバーを交換できる。止め部19の
ネジを外すと装置全体が取り外せるため、交換も簡単で
ある。図3に実際の使用例を示しているが、ロボット1
にスポットガン2をもたせ固定側電極に前記バックバー
10を付帯している。このバックバー10をワーク20
に当接させる位置でティーチングしておけば、ガンのシ
リンダー3が駆動し移動側電極チップ7がワーク及びバ
ックバー10と固定側電極チップ6を密着加圧し溶接す
ることができる。
【0007】つぎに第2の発明を図4に示す。これは上
記に説明した溶接装置をスリムにした応用例で使用目的
が同じとして発明されたバックバーである。構成を説明
すると平板状のバックバー21とシャンク8に挿入する
ための中空円筒状の凹部22があり、このバックバー2
1に冷却用の水路23を設け、その水路は凹部につなが
る。勿論バックバー21と凹部22は通常使用している
電極チップと同材質とする。(ハ)に示すように、スポ
ットガンの固定側アームより出るシャンク8にそのまま
前記バックバー21をつけるだけで良い。その状態にす
ると、中空円筒状のシャンク8内に配設された銅または
テフロン製の給水管8a を流れてきた冷却水は、前記バ
ックバー21の水路へ流出し、全体を冷却し、再びシャ
ンク8の給水管とは反対の通路で冷却水は戻される。こ
の第二の発明は、従来のバックバーと電極チップを一体
化できることに着目し完成されたものである。これは先
に説明したイコライズ機構を有したバックバーより機能
面では劣るが、小型化でき交換が容易であると共に、廉
価に製作できるため、ワーク形状が複雑でない平坦部の
連続スポット溶接する場合に有効に使用できる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
ポット溶接による打痕、歪などの不具合を低減させる措
置として、治具内に複数のバックバーを取り付けていた
が、ロボット用スポットガンに1個のバックバーを持た
せることにより、従来と同様に溶接による不具合を低減
できる。しかも従来の煩わしいバックバー取り付け作業
や調整等のメンテナンスを大幅に少なくすると共に、バ
ックバーの消費量を大幅に減らすことが可能となる。ま
た、本装置は既存のスポットガンを用いて使用でき、設
備改造等の投資を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスポットガンの固定電
極回りに取り付けた装置の傾斜図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本装置の使用例である。
【図4】本発明の第2の発明を示す実施例で、(イ)は
傾斜図、(ロ)は(イ)の右側面図、(ニ)は(イ)の
バックバーをシャンクに取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図5】従来の治具内のバックバーをスポットしている
使用例を示し、(イ)は傾斜図、(ロ)は(イ)の側面
図を示す図である。
【符号の説明】
1…ロボット、2…スポットガン、3…シリンダー、4
…従来のバックバー、5…支持部材、6…固定側電極チ
ップ、7…移動側電極チップ、8…シャンク、8a …給
水管、10…第一の発明のバックバー、11…支持プレ
ート、12…絶縁シャフト、13…スプリング、14…
絶縁ワッシャ、15…スペーサ、16…冷却路、17…
給水ホース、18…排水ホース、19…止め部、20…
ワーク、21…第二の発明のバックバー、22…凹部、
23…冷却路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業用ロボットに付帯したスポットガンに
    おいて、固定側電極チップの先端に冷却水の通路が内部
    を通る平板状のバックバーを設けたことを特徴とするス
    ポット溶接装置。
  2. 【請求項2】前記バックバーは、シャンクに支持プレー
    トを取り付け、その中に絶縁されているシャフトをプレ
    ートに対し垂直に通し、スプリングを介して支えられる
    ようにした請求項1記載のスポット溶接装置。
  3. 【請求項3】冷却水の通路が内部を通る平板状のバック
    バーが、スポットガンの固定側電極のチップと一体に構
    成された請求項1または2記載のスポット溶接装置。
JP4350491A 1992-12-02 1992-12-02 スポット溶接装置 Pending JPH06170548A (ja)

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JP4350491A JPH06170548A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 スポット溶接装置

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JP4350491A JPH06170548A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 スポット溶接装置

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JPH06170548A true JPH06170548A (ja) 1994-06-21

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ID=18410853

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