JP2513176Y2 - 粗紡機のフライヤ適位置停止装置 - Google Patents

粗紡機のフライヤ適位置停止装置

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JP2513176Y2
JP2513176Y2 JP1991070072U JP7007291U JP2513176Y2 JP 2513176 Y2 JP2513176 Y2 JP 2513176Y2 JP 1991070072 U JP1991070072 U JP 1991070072U JP 7007291 U JP7007291 U JP 7007291U JP 2513176 Y2 JP2513176 Y2 JP 2513176Y2
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main motor
flyer
poles
inverter
speed side
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JP1991070072U
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JPH0514172U (ja
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貞夫 鵜飼
茂樹 関谷
誠 大森
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粗紡機のフライヤの適位
置停止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に粗紡機において、満管後の機台停
止時に際しフライヤの停止位置を玉揚げ操作に支障ない
ように所定の位置で停止させるために高速回転(800
〜1300rpm)するフライヤ回転に対し、満管後の
主モータに供給する電力の周波数をインバータで60H
Zに対して約3HZ(1/20)程度、(インバータで
の運転可能最低制御周波数)とし、フライヤ回転数を約
60rpm程度とした後、主モータに制動をかけフライ
ヤを最適位置に停止させるようにしたものがあった(特
開昭62−90328号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記によればフライヤ
を低速回転とするときインバータのみによる低速で行な
っているので、満管後における主モータの周波数を低く
しても前記回転数(60rpm程度)以下にすることは
不可能となる。そのためまだフライヤ回転数が高く慣性
が大なるときに主モータに停止制動が行なわれるのでそ
のフライヤの適位置への停止精度が低くなるという問題
が生じていた。また、粗糸切れ検知装置等からの非常停
止信号で停止させる場合も同様である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案の粗紡機のフライヤ適位置停止装置は、インバー
タ制御される機台運転用の主モータとフライヤの適位置
検出装置を備え、停止要求信号出力後に主モータを低速
回転として適位置検出装置からの適位置信号により、フ
ライヤを適位置に停止させるフライヤ適位置停止装置に
おいて、主モータを高速側極数と低速側極数とを備えた
極数変換モータとし、この主モータの極数を切換える切
換回路と、この切換回路の切換制御を行う制御装置とを
備え、この制御装置を、停止要求信号出力後にインバー
タ制御を所定時間停止すると共に、このインバータ制御
停止中に切換回路を制御して、主モータの極数を高速側
極数から低速側極数に切り換え、低速側極数に切り換わ
った状態でインバータ制御を再開して主モータを低速回
転させるように構成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記のように構成された粗紡機のフライヤ適位
置停止装置では、満管になると、あるいは他の停止要求
信号が出力されると高速運転中の主モータはフリーラン
運転としモータの極数を高速側から低速側に切換回路に
よって切換えられる。主モータのフリーラン運転によっ
て回転速度が減速した時点でインバータをRUNして低
速側極数の回転速度に対応した周波数とインバータ出力
周波数が一致すると主モータは低速側極数によるインバ
ータ運転となる。主モータはインバータ運転の低速回転
中において適位置検出装置の適位置信号で停止されフラ
イヤは適位置に停止する。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照し説明する。図1
に示すように本考案の粗紡機のフライヤ適位置停止装置
において1は粗紡機のフライヤ2上部の軸部で、スパイ
ラルギヤ3が一体装着されこのスパイラルギヤ3に駆動
ギヤ4が噛合っている。又、ボビン5を回転させるボビ
ンホイール6aと一体のスパイラルギヤ6に駆動用のス
パイラルギヤ7が噛合され図示しない伝達軸ベルト、ベ
ルト車等の伝達機構を介して主モータ8からの駆動をそ
れぞれ伝達するようにしてある。この回転軸1の上部に
は適位置検出装置9のフライヤ適位置設定用ドッグ10
が取付けられ、このドッグ10に対応して設けた検出器
11は、フライヤ2が満管時、満ボビン5aを交換する
最適位置で停止するように前記ドッグ10を検知する位
置に取付けられ、検出器11の適位置検出信号が制御装
置12に出力されるようにしてある。
【0007】制御装置12には機台の運転、停止信号用
のスイッチ13,14が接続してある。又制御装置には
粗糸20を紡出するフロントローラ21の回転数を計測
し満ボビン時の粗糸長と対応した回転数に達するとオー
トカウンタ22から満管信号(停止要求信号)が入力さ
れるようにしてある。一方、この制御装置12の出力側
には、高速側極数運転リレーMSHと低速側極数運転リ
レーMSLが接続されると共に、インバータ25に対し
て速度指令インバータフリーラン信号及びインバータR
UN信号を与えるようにしてある。
【0008】高速側極数運転リレーMSHに対応して通
常紡出速度の設定値(例えば周波数60HZ)と、低速
側極数運転リレーMSLと対応して適位置停止用速度の
設定値(周波数3HZ)が予め設定してあり、高速側極
数運転リレーMSHが励磁した状態では周波数60HZ
の速度指令をインバータ25に出力し、満管信号によっ
てインバータRUN信号を止め、インバータフリーラン
信号をONして高速側極数運転リレーMSHに代わって
低速側極数運転リレーMSLを励磁し、所定時間経過後
に周波数3HZを速度指令としてインバータ25へ出力
し、インバータRUN信号を出力し、低速側極数運転リ
レーMSLに切換わってしかも周波数3HZで主モータ
8が回転制御された時点で入力されてくる適位置検出信
号により、モータに停止信号を出力するように予めプロ
グラムしてある。
【0009】主モータ8は極数変換モータが使用されて
おり高速側極数(この場合は4P)と低速側極数(この
場合は8P)を備えているこの主モータ8とインバータ
(可変周波数電源)25の主モータ側制御端子U,V,
Wとは、前記、高速側極数運転リレーMSHのリレー接
点MSH1〜3と、これらのリレー接点MSH1〜3と
並列に設けた低速側極数運転リレーMSLのリレー接点
MSL1〜3から成る切換回路26により接続してあ
る。
【0010】インバータ25は、前記、制御装置12か
ら満管時にインバータRUN信号がなくなりフリーラン
信号をONして主モータ8への給電を止め、図2に示す
ように主モータ8をフリーランさせ、フリーランする主
モータ8の残留電圧から主モータ8の回転周波数を検出
し、再びフリーラン信号がOFFしインバータRUN信
号が入力されるとインバータ25の出力周波数をフリー
ラン回転数N2に相当するフリーラン回転周波数H1まで
立上げ、その後インバータ25の出力電圧Vを徐々に上
げ出力周波数にみあった電圧V1に到達したらその後設
定周波数H2(3HZ)まで周波数を低下させるように
し3HZになった後に、適位置検出装置9の検出器11
の検出信号が制御装置12に出力されるとインバータR
UN信号を止め、低速側極数運転リレーMSLを消磁し
そのリレー接点MSL1〜3を開路して主モータ8を停
止させるようになっている。
【0011】次に上記のように構成された装置の作用に
ついて説明する。ボビン5への粗糸20の巻取りを始め
る場合は、機台運転用押釦の開路スイッチ13を押すと
閉路となり閉路スイッチ14の閉路を介して制御装置1
2に運転信号が入力される。そして制御装置12の高速
側極数切換信号により、高速側極数運転リレーMSHが
励磁となり、このリレー接点MSH1〜3が閉路しイン
バータ25は主モータ8の高速側極数に周波数H(60
HZ)の電力を供給する。これによって主モータ8はフ
ライヤ回転速度が800〜1300rpm程度の回転数
で運転されボビン5に粗糸20を巻取っていく。
【0012】紡出粗糸20が所定長の満管長に達しボビ
ン5が満ボビン5aになるとオートカウンタ22から制
御装置12に満管信号が出力される。この満管信号でイ
ンバータRUN信号を停止させフリーラン信号をONし
て高速側極数運転リレーMSHを消磁しこのリレー接点
MSH1〜3を開路し代って低速側極数運転リレーMS
Lを励磁してそのリレー接点MSL1〜3を閉じる。こ
れによって主モータ8の供給電力は停止され図2に示す
ように主モータ8はフリーラン運転開始位置Nからフリ
ーラン運転する。この時主モータ8端子U,Vには主モ
ータ8のフリーラン回転数N1に比例した周波数の残留
電圧が起されるのでインバータ25内部で前記、残留電
圧から主モータ8の回転周波数を検出する。
【0013】フリーラン回転中にタイムアップする図示
しないタイマにより、再び制御装置12からインバータ
25のRUN信号が入力され、フリーラン信号がOFF
されると、インバータ25の出力周波数をフリーラン回
転数N2に相当するモータの周波数H1まで立上げる。出
力周波数がフリーラン回転周波数H1に達すると、その
後インバータ出力電圧Vを徐々に立上げ前記フリーラン
回転周波数H1の出力周波数にみあった電圧V1に到達さ
せその後、インバータ出力周波数を設定周波数H2(3
HZ)まで低下させ主モータ8の回転数を高速側極数で
の最高回転の1/40の低速回転とする。
【0014】主モータ8が最低回転数で安定した後、フ
ライヤ2の1回転の間にフライヤ適位置設定用のドッグ
10の位置を検出器11が検出すると、検出信号が制御
装置12に入力される。この信号によってインバータ2
5に入力されていたRUN信号がなくなると共に低速側
極数運転リレーMSLが消磁されそのリレー接点MSL
1〜3を開路するので主モータ8への供給電力が停止さ
れ主モータ8は停止し、フライヤ2を適位置に停止させ
る。
【0015】満管停止時に主モータ8の極数を高速側極
数から低速側極数に切換えると共に、インバータによる
出力周波数を最低制御周波数にしたので、従来の満管停
止時の回転に対して約1/2まで減速し回転を低く抑え
ることができ、機台の慣性も1/4に小さくすることが
でき、フライヤ2の適位置での停止精度が向上する。本
実施例では満管後フライヤの回転中に高速から低速に切
替える方式を説明したがフライヤが停止してから高低速
の切替を行うことは容易に実施出来ることから停止中で
あればフリーランにすることなく極数を切替えて低速運
転させ適位置で停止させるようにしてもよい。尚、前述
した実施例において満管停止時の低回転を利用してフラ
イヤ及びボビンホイール等の高速回転される歯車類に給
脂するようにした公知の特開平2−6114号の給脂装
置付き粗紡機の給脂制御装置を本装置に取付て給脂する
ようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、主モータ
を高速側極数と低速側極数とを備えた極数変換モータと
し、この主モータの極数を切換える切換回路と、この切
換回路の切換制御を行う制御装置とを備え、この制御装
置を、停止要求信号出力後にインバータ制御を所定時間
停止すると共に、このインバータ制御停止中に切換回路
を制御して、主モータの極数を高速側極数から低速側極
数に切り換え、低速側極数に切り換わった状態でインバ
ータ制御を再開して主モータを低速回転させるように構
成したので、従来の極数変換モータを使用しないものに
比べより低い回転数でフライヤを回転させその状態で適
位置停止を行なうことができる。例えば極数変換により
1/2のモータ回転とすれば全体の回転も1/2となり
慣性は1/4となって極めて正確にフライヤを適位置停
止可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の粗紡機の適位置停止装置を示す説明図
である。
【図2】インバータと主モータの動作タイムチャートで
ある。
【符号の説明】
2 フライヤ、 5a 満ボビン、 8 主モータ(極
数変換モータ)、9 適位置検出装置、 12 制御装
置、 22 オートカウンタ、25 インバータ、 2
6 切換回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ制御される機台運転用の主モ
    ータとフライヤの適位置検出装置を備え、停止要求信号
    出力後に主モータを低速回転として適位置検出装置から
    の適位置信号により、フライヤを適位置に停止させるフ
    ライヤ適位置停止装置において、主モータを高速側極数
    と低速側極数とを備えた極数変換モータとし、この主モ
    ータの極数を切換える切換回路と、この切換回路の切換
    制御を行う制御装置とを備え、この制御装置を、停止要
    求信号出力後にインバータ制御を所定時間停止すると共
    に、このインバータ制御停止中に切換回路を制御して、
    主モータの極数を高速側極数から低速側極数に切り換
    え、低速側極数に切り換わった状態でインバータ制御を
    再開して主モータを低速回転させるように構成したこと
    を特徴とする粗紡機のフライヤ適位置停止装置。
JP1991070072U 1991-08-06 1991-08-06 粗紡機のフライヤ適位置停止装置 Expired - Lifetime JP2513176Y2 (ja)

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JPH0514172U JPH0514172U (ja) 1993-02-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6290328A (ja) * 1985-10-14 1987-04-24 Toyoda Autom Loom Works Ltd 粗紡機におけるフライヤの定位置停止方法

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JPH0514172U (ja) 1993-02-23

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