JP2512829Y2 - 移動農機のエンジン冷却風誘導案内装置 - Google Patents

移動農機のエンジン冷却風誘導案内装置

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JP2512829Y2
JP2512829Y2 JP1152190U JP1152190U JP2512829Y2 JP 2512829 Y2 JP2512829 Y2 JP 2512829Y2 JP 1152190 U JP1152190 U JP 1152190U JP 1152190 U JP1152190 U JP 1152190U JP 2512829 Y2 JP2512829 Y2 JP 2512829Y2
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JP
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muffler
engine
cooling air
bonnet
engine cooling
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JP1152190U
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芳樹 横山
武 狩野
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乗用田植機等の移動農機に適応できるエン
ジン冷却風誘導案内装置に関し、さらに詳しくはボンネ
ツト内に配設した空冷エンジンのエンジン冷却風を円滑
にボンネツト外側に排出するようにした移動農機のエン
ジン冷却風誘導案内装置に関する。
〔従来技術〕
移動農機の一例として示す乗用田植機の乗用機体につ
いて第1図を利用して説明すると、乗用機体Jの前方に
は、シリンダ11が後方側に所定角度だけ傾斜する傾斜型
空冷エンジンEが搭載され、この傾斜型空冷エンジンE
をボンツト3内を配設することによつて、後傾するシリ
ンダ11上方に燃料タンク16を配設してもボンネツト3の
地上高さが低くなると同時に全長が短くなり、運転席に
座乗したオペレータの前方視界が良好となるという利点
がある。
しかしながら、ボンネツト3内には、後傾するシリン
ダ11に基端が固定され湾曲しながら斜め下方に沿つて前
方に延びる排気管13と、この排気管13の前側に接続され
た横型マフラ14と、このマフラ14を囲繞するマフラカバ
ー20とが、エンジン冷却風が吹き抜けるエンジン側面に
位置する関係構造となるので、エンジン冷却風が側面に
位置するマフラカバーに衝突することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、横型マフラ14を囲繞するマフラカバー20は
断面が略円形に構成されているが、このマフラカバー20
の外周に衝突したエンジン冷却風は、その外周に沿つて
上下に分散し、ボンネツト側面に設けた排出孔15から外
側に向けて全量が円滑に排出されず、ボンネツト3内に
残留する結果、ボンネツト3内の雰囲気温度が上昇する
という問題点があつた。
そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問
題点を解消すべく創案されたもので、横型マフラを囲繞
するマフラカバーに設けた外側に突出するシム部によ
り、エンジン冷却風を円滑にボンネツト外側に誘導排出
できる移動農機のエンジン冷却風誘導案内装置を提供す
ることを目的として実施するものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、ボンネツト内に、空冷
エンジンと、該エンジンのシリンダヘツドに基端が固定
されシリンダ側面を通り前方に延びる排気管と、該排気
管の前側に固定された横型マフラを設け、ボンネツトの
側面にはエンジン冷却風を排出する排出孔を設けた移動
農機において、上記マフラを囲繞する断面略円形のマフ
ラカバーに、該カバーの上下結合部に外側に突出するシ
ム部を設け、該シム部を、上記エンジンの冷却風をマフ
ラカバー下方を通過させて上記排出孔に誘導案内する位
置に設けてなるものである。
〔作用〕
したがつて、ボンネツト3内に、シリンダ11が斜め後
方に傾斜する空冷エンジンEと、該エンジンEのシリン
ダヘツド12に基端の取付座13aが固定されシリンダ12側
面を通り前方に延びる排気管13と、該排気管13の前側に
固定されたマフラ14を設け、ボンネツト3の側面にはエ
ンジン冷却風を排出する排出孔15を設けた移動農機にあ
つても、上記マフラ14を囲繞する断面略円形のマフラカ
バー20には、その上下結合部Kに外側に向つて突出する
シム部20aを設け、このシム部20aを冷却風の誘導案内位
置に設けることによつて、空冷エンジンEのフアン室21
から吹き出すエンジン冷却風をマフラカバー20下方を通
過させてボンネツト側面の排出孔15に誘導案内させ得
る。
また、マフラカバー20に特別な突起壁を別個に設ける
ことなく、マフラカバー20の上下結合部Kに設けるシム
部20aをそのまま利用して冷却風が誘導案内されるの
で、その構造を簡素化なし得る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明
する。
第3図において、乗用田植機Gは、乗用機体Jと該乗
用機体Jの後方に装備した昇降リンク機構Rの後方に連
結された植付部Pとから構成されており、乗用機体Jは
左右一対の前輪1と後輪2とにより走行するが、前輪1
は操向自在に構成され図示しない操向機構を介して機体
前方に設けたボンネツト3後方に配設のステアリングホ
イル4に連動連結されている。
上記昇降リンク機構Rは、乗用機体Jの下方に設けた
油圧シリンダとピストンとからなる駆動機構5により連
結されたトツプリンク6と、該トツプリンク6に平行配
設されたロアリンク7とから構成されている。また、植
付部Pは複数のマツト状苗を載置して左右横方向に往復
横移動する苗載台8と、苗載台8上のマツト状苗を一株
分に分割して植付ける複数の植付杆9とから構成され、
その下方には田面を滑走する主フロート10と左右両側の
サイドフロート10aとか夫々設けられている。
また、第1図〜第2図に示す如く、上記ボンネツト3
内には、空冷エンジンEと、該エンジンEを構成するシ
リンダ11の上部に設けたシリンダヘツド12に基端の取付
座13aが固定されシリンダ11側面を通り前下方に斜め方
向に延びる排気管13と、該排気管13の前側に固定された
マフラ14とが設けられており、上記排気管13のマフラ14
内に臨む位置には、第4図に示す如く外側のマフラ14内
に通ずる多数の孔13bが夫々開口されている。
上記ボンネツト3の右側にはエンジンのフアン室21に
連通する吸引孔19が設けられる一方、ボンネツトの左側
にはエンジン冷却風を排出するための排出孔15が設けら
れ、これら各吸引孔19および排出孔15は多数の孔が開口
されたパンチングメタル15aで夫々覆われている。
上記空冷エンジンEはシリンダ11が後方に向けて斜め
に傾斜する後傾型エンジンに構成され、この後傾したシ
リンダヘツド12の上後方には燃料タンク16が配設されて
いる。このように、後傾型エンジンEの上方に燃料タン
ク16を設けることによつて、ボンネツト3の地上高さが
低くなると同時に全長が短くなり、運転席17に座乗した
オペレータの前方視界が良好となるという利点がある。
上記マフラ14の外周には、マフラ14を囲繞する断面略
円形のマフラカバー20が固定されるが、このマフラカバ
ー20は、該カバー20の外周に固着された所定位置の取付
ボス14a、および取付座14cに取付ボルト14bによつて夫
々取付けられている。このマフラカバー20は、上下結合
部Kを介して上下に二つ割り形成されているが、この上
下結合部Kには外側に向けて所定高さ突出する溶接用の
シム部20aがマフラカバー20の長さ方向に沿つて夫々形
成されており、このシム部20aがスポツト溶接またはシ
ム溶接などにより一体的に結合されている。
このマフラカバー20のシム部20aは、第2図に示す如
く、機体のエンジンE取付面に対し角度αで以て排気管
13に固定することにより、空冷エンジンEのフアン室21
から吹き出されるエンジン冷却風を、マフラカバー20の
下方を通過させてボンネツト3の側面に設けた排出孔15
に誘導案内することができる。
つまり、第2図に示す如く、フアン室21から出る冷却
風は、のように流れてマフラカバー20に衝突するが、
この際、内側上方に位置するシム部20aによつて上方に
分散移動しようとする冷却風がのように流れてマフラ
カバー20の下方を通過するよう誘導案内できると共に、
続いてマフラカバー20の下方を通過した冷却風は、外側
下方に位置するシム部20aによつて上方側への移動が阻
止され、のように流れれて排出孔15から排出されるよ
うに誘導案内することができる。
実施例では、マフラカバー20に設けたシム部20を、マ
フラカバー20の軸芯に沿う方向に設けているが、このシ
ム部20はマフラカバー20の軸芯にに沿わせることなく、
排出孔15の上縁に沿う傾斜方向に沿つて傾斜してもよ
く、また内側と外側との傾斜方向を異に設けてもよいも
のである。また、この冷却風を誘導案内するシム部20a
は通常の溶接部に設けるシム部よりも長く突設させても
よい。
また、前下方に向けて延びる排気管13の末端はマフラ
カバー20の前下側に上部が固定された排気案内管21の上
部に連通され、この排気案内管21の下部を下方に向けて
延設することにより、エンジンEの排気ガスを排気管13
から排気案内管21を通過させて下方に排出できる。この
排気案内管21の外側には、下方が小径、上方が大径に構
成され、排気案内管21の長さに沿う長さに構成された円
錐状の案内筒22が設けられ、この案内筒22は排気案内管
21に固着した図示しない取付ボスに取付ボルトにより固
定されている。
このように、排気案内管21の回りを円錐状の案内筒22
により囲繞することにより、排気案内管21の末端から排
気ガスが排出される際、部の空気が排気ガスとともに
下方に流れて空気密度が希薄になり、部から空気が
部に流れ込むことによつて、マフラカバー20近傍の熱風
を案内筒22内を通じて下方に排出できるので、ボンネツ
ト3内における雰囲気温度の上昇が防止される。
〔考案の効果〕
以上に説明してきたように本考案は、ボンネツト内
に、空冷エンジンと、該エンジンのシリンダヘツドに基
端が固定されシリンダ側面を通り前方に延びる排気管
と、該排気管の前側に固定されたマフラを設け、ボンネ
ツトの側面にはエンジン冷却風を排出する排出孔を設け
た移動農機にあつても、マフラを囲繞する断面略円形の
マフラカバーに該カバーの上下結合部から外側に突出す
るシム部を設け、このシム部を冷却風の誘導案内位置に
設けることにより、空冷エンジンの冷却風をマフラカバ
ーの下方を通過させてボンネツト側面の排出孔に誘導案
内することができる。
しかも、マフラカバーに特別な突起壁を別個に設ける
ことなく、マフラカバーの上下結合部に設けるシム部を
そのまま利用して冷却風が誘導案内できるので、その構
造を極めて簡素化することがでる。
これにより、エンジン冷却風はボンネツト側面に設け
た排出孔から外側に向けて全量が円滑に排出でき、ボン
ネツト内に残留しないから、ボンネツト内における雰囲
気温度の上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部の側面
図、第2図は要部の正面図、第3図は本考案を実施した
乗用田植機の全体側面図、第4図はマフラとマフラカバ
ーとの側面断面部、第5図は第4図のA−A断面図であ
る。 E……空冷エンジン、K……上下結合部、3……ボンネ
ツト、11……シリンダ、12……シリンダヘツド、13a…
…取付座、13……排気管、14……マフラ、15……排出
孔、16……燃料タンク、20……マフラカバー、20a……
溶接用のシム部、21……フアン室、21……排気案内管、
22……案内筒。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンネツト内に、空冷エンジンと、該エン
    ジンのシリンダヘツドに基端が固定されシリンダ側面を
    通り前方に延びる排気管と、該排気管の前側に固定され
    た横型マフラを設け、ボンネツトの側面にはエンジン冷
    却風を排出する排出孔を設けた移動農機において、上記
    マフラを囲繞する断面略円形のマフラカバーに、該カバ
    ーの上下結合部に外側に突出するシム部を設け、該シム
    部を、上記エンジンの冷却風をマフラカバー下方を通過
    させて上記排出孔に誘導案内する位置に設けてなる移動
    農機のエンジン冷却風誘導案内装置。
JP1152190U 1990-02-09 1990-02-09 移動農機のエンジン冷却風誘導案内装置 Expired - Lifetime JP2512829Y2 (ja)

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