JP2512819Y2 - 圧電モ―タのステ―タ構造 - Google Patents
圧電モ―タのステ―タ構造Info
- Publication number
- JP2512819Y2 JP2512819Y2 JP1989108697U JP10869789U JP2512819Y2 JP 2512819 Y2 JP2512819 Y2 JP 2512819Y2 JP 1989108697 U JP1989108697 U JP 1989108697U JP 10869789 U JP10869789 U JP 10869789U JP 2512819 Y2 JP2512819 Y2 JP 2512819Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- piezoelectric motor
- stator
- stator structure
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は圧電モータの改善に関する。
[従来の技術] 従来技術によれば、圧電モータは第3図に示すよう
に、圧電素子5を接着したステータ1上の複数の歯形2
にロータ3を板バネ6の加圧力によって接触させる構造
となっており、ステータの振動運動でロータ3を回転さ
せていた。
に、圧電素子5を接着したステータ1上の複数の歯形2
にロータ3を板バネ6の加圧力によって接触させる構造
となっており、ステータの振動運動でロータ3を回転さ
せていた。
[考案が解決しようとする課題] 従ってロータ3の回転力をとりだすための歯車4を設
置した場合、ロータ3との噛み合せ部分において回転軸
に平行な分力が生じる。即ち回転中においてはこの分力
はロータをステータから引離す作用として働き、圧電モ
ータの効率を著しく低下させる原因となっていた。そこ
で本考案はこのような課題を解決するもので、その目的
とするところは低パワーにおける圧電モータの効率を上
げることである。
置した場合、ロータ3との噛み合せ部分において回転軸
に平行な分力が生じる。即ち回転中においてはこの分力
はロータをステータから引離す作用として働き、圧電モ
ータの効率を著しく低下させる原因となっていた。そこ
で本考案はこのような課題を解決するもので、その目的
とするところは低パワーにおける圧電モータの効率を上
げることである。
[課題を解決するための手段] 本考案の圧電モータのステータ構造は、振動するステ
ータにロータを接触させて回転させる圧電モータのステ
ータ構造において、前記ロータには回転力を取り出す歯
車が設置され、前記斜面の一方が前記歯車の方向を向い
ていることを特徴とする。
ータにロータを接触させて回転させる圧電モータのステ
ータ構造において、前記ロータには回転力を取り出す歯
車が設置され、前記斜面の一方が前記歯車の方向を向い
ていることを特徴とする。
また、前記ロータの回転中心を前記接触面の変曲位置
とみなし前記接触面をそれぞれ±1/1000から±1/10程度
傾斜させることを特徴とする。
とみなし前記接触面をそれぞれ±1/1000から±1/10程度
傾斜させることを特徴とする。
[作用] 本考案は以上の構成を有し、回転伝達のための歯車の
回転振れの悪影響を極力下げる。
回転振れの悪影響を極力下げる。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図および第2図は本考案の実施例を示す図である。
とくに第2図はステータの位置により歯形2の高さが変
ることを示している。第1図においてステータ1の歯形
2とロータ3との接触面はロータの中心を変曲点として
角度θほど傾いている。その他は従来技術と変らない。
第2図において4はロータ3に外接する歯車であり、回
転振れの大きさを7で示す。第1図の角度θはこの回転
振れに対応する角度であり、回転振れが生じても単一平
面の場合に比べ左右どちらかの面は必らず接触すること
になる。低パワーな圧電モータにおいてはその振動変位
は数μm以下であり、接触面が単一平面ならば歯車の回
転振れが無視できない。この振れ角度は一般的に 程度である。低パワー下においては、本実施例にもとづ
い実験結果によると単一平面接触に比べ電気・機械変換
効率が1桁以上向上した。
第1図および第2図は本考案の実施例を示す図である。
とくに第2図はステータの位置により歯形2の高さが変
ることを示している。第1図においてステータ1の歯形
2とロータ3との接触面はロータの中心を変曲点として
角度θほど傾いている。その他は従来技術と変らない。
第2図において4はロータ3に外接する歯車であり、回
転振れの大きさを7で示す。第1図の角度θはこの回転
振れに対応する角度であり、回転振れが生じても単一平
面の場合に比べ左右どちらかの面は必らず接触すること
になる。低パワーな圧電モータにおいてはその振動変位
は数μm以下であり、接触面が単一平面ならば歯車の回
転振れが無視できない。この振れ角度は一般的に 程度である。低パワー下においては、本実施例にもとづ
い実験結果によると単一平面接触に比べ電気・機械変換
効率が1桁以上向上した。
[考案の効果] 以上説明したようにステータの接触面を2平面以上で
構成することによって、効率の高い回転力を得ることが
できる。これは腕時計のような低パワーな小型機器へ圧
電モータの用途を拡げる効果を有する。
構成することによって、効率の高い回転力を得ることが
できる。これは腕時計のような低パワーな小型機器へ圧
電モータの用途を拡げる効果を有する。
第1図および第2図は本考案の実施例を示す図である。
第3図は従来図である。 1……ステータ 2……歯形 3……ロータ 4……歯車
第3図は従来図である。 1……ステータ 2……歯形 3……ロータ 4……歯車
Claims (2)
- 【請求項1】振動するステータにロータを接触させて回
転させる圧電モータのステータ構造において、前記ロー
タには回転力を取り出す歯車が設置され、前記ステータ
は接触面が前記ロータの回転中心を頂点として2つの斜
面で構成され、前記斜面の一方が前記歯車の方向を向い
ていることを特徴とする圧電モータのステータ構造。 - 【請求項2】前記ロータの回転中心を前記接触面の変曲
位置とみなし前記接触面をそれぞれ±1/1000から±1/10
程度傾斜させることを特徴とする請求項1記載の圧電モ
ータのステータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989108697U JP2512819Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 圧電モ―タのステ―タ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989108697U JP2512819Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 圧電モ―タのステ―タ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0348391U JPH0348391U (ja) | 1991-05-09 |
JP2512819Y2 true JP2512819Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31657321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989108697U Expired - Lifetime JP2512819Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 圧電モ―タのステ―タ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512819Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4736168B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2011-07-27 | 東洋製罐株式会社 | 電子レンジ加熱用容器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62247770A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波モ−タ |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP1989108697U patent/JP2512819Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0348391U (ja) | 1991-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |