JP2512729B2 - 半自動ホツトワイヤtig溶接装置 - Google Patents

半自動ホツトワイヤtig溶接装置

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JP2512729B2
JP2512729B2 JP29161386A JP29161386A JP2512729B2 JP 2512729 B2 JP2512729 B2 JP 2512729B2 JP 29161386 A JP29161386 A JP 29161386A JP 29161386 A JP29161386 A JP 29161386A JP 2512729 B2 JP2512729 B2 JP 2512729B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶接装置に係り、特に半自動型のホツトワイ
ヤTIGアーク溶接を行うのに好適な溶接装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来構成の自動型のホツトワイヤTIG溶接装
置の構成の一例を示す。
この構成の装置は添加ワイヤを通電加熱しながら供給
する構成となっている。即ち、タングステン電極1と母
材2に直流溶接用のアーク電源3を接続し、アルゴン等
のシールドガス中でタングステン電極1を負極としてア
ーク4を形成する。添加ワイヤ5はワイヤ送給装置6か
らコンジット7及びこのコンジット7と連結されたコン
タクトチップ8等から成るワイヤガイド9を通ってアー
ク発生部に導かれて母材2と接触する。この場合、コン
タクトチップ8と母材2の間にワイヤ電源10を接続し、
直流若しくは交流電流を添加ワイヤ5に流してジュール
発熱させ、それにより添加ワイヤ5の溶融速度を高めて
いる。
通常の手動TIG溶接において溶着金属を必要とする場
合には、例えば直径2.4mm、長さ600mm程度の大きさの添
加棒を左手に持ち、右手にはTIGアークトーチを持っ
て、溶着させる金属を手で供給しながら溶接作業を進行
してゆく。一方、自動TIG溶接の場合は、第3図で説明
したように、モータを用いてワイヤを自動送給するワイ
ヤ送給装置により添加金属の供給を行うが、このワイヤ
のガイドおよびTIGアークトーチともスタンド等で固定
的に保持し、それを溶接台車等に搭載することにより溶
接を行っている。
以上の示した手動型と自動型の中間の装置として半自
動型のTIG溶接装置が提供されている。
第4図は現在使用されている市販型半自動型の溶接ト
ーチのトーチ保持部の詳細を示す。
この構成は、手持ち用のTIGトーチ本体11に対してワ
イヤガイド9を取りつけ手段により半固定的に取り付け
たものであり、添加ワイヤ5は図示しないワイヤ送給装
置によって所定の速度で自動送給される。添加ワイヤ5
の先端はアーク4によって形成された溶融池12の中の正
しい位置に添加する必要があるので、TIGトーチ本体11
を取り付ける手段に対してはワイヤ添加位置を微調整す
るためのアジャスタ13が設けてある。作業者はこのよう
に構成したトーチ本体14を右手に持ち、トーチ位置を調
整しながら左手で図示しないワイヤ送給装置の遠隔操作
つまみを操作してワイヤ送給速度を調整する。ワイヤ送
給の開始と停止は、溶接トーチの保持部近くにスイッチ
15を設けて、溶接トーチを右手で保持しながら、同じ右
手の指先でこのスイッチ15を操作しているのが一般的で
ある。
第2図はこの従来型の半自動TIG溶接装置の作動シー
ケンスを示す。
先ず最初に、溶接トーチの保持部近くに設けたスイッ
チ15を押すことにより、装置スタート時のアーク電流が
流れ始め、、トーチスイッチ15を離すことによりワイヤ
送給が開始され、更にその後にワイヤ電流、ワイヤ送給
速度が次第に上昇し、最終的には一定値に保持される。
溶接終了時にはトーチスイッチ15を再度押すことにより
ワイヤ送給は停止され、これに対応してワイヤ電流は減
少し、所定時間経過するとクレータ処理用のアーク電流
値となり、更にトーチスイッチ15を離すとワイヤ電流が
停止され溶接作業が完了する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上に具体的に示したように従来型の装置に於いて
は、装置の作動は全てトーチスイッチ15のON、OFF操作
により行われている。この際、トーチスイッチ15をON、
OFFする操作が溶接作業に悪影響を与える虞れがある。
即ち、このトーチスイッチ15は溶接トーチ11の保持部近
くに配置されており、かつこのスイッチを押圧したり、
この押圧状態を解除することにより切り替えを行うよう
になっているため、スイッチによる切り替えを行う際
に、トーチ先端に位置する電極が振れ、タングステンに
接触したり、アークが離れ過ぎてビードの形成が乱れる
等の不都合が生じるという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点は、スイッチにより作業を切り替える
構成とっなっており、このためトーチの振れが生じるこ
とに鑑み、このスイッチを廃止し、ワイヤの母材に対す
る接触の有無等を信号出力し、この信号により溶接作業
の工程の切り替えを行うようにする。
〔作用〕
ワイヤが母材に接触した信号を受けることにより装置
はスタート時のアーク電流を本溶接時のアーク電流に切
り替える。またワイヤ母材から離れたことを示す信号に
より本溶接時のアーク電流をクレータ処理用のアーク電
流に切り替える。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に説明す
る。
第1図において、符号16は従来構成と同様の構成のTI
Gアーク溶接トーチ、17はワイヤ送給装置、18はコンジ
ット、19はワイヤ加熱用電源、20は通電ケーブル、21は
ワイヤ用トーチ、22はコンタクトチップ、23はタッチ検
出回路、24はワイヤ送給制御装置、25はタングステン電
極、26は継続送給回路、27はアーク電流制御回路であ
る。
先ず、TIGアーク溶接用トーチ16をTIGアーク電源3に
接続し、TIGアーク4を形成する。この場合TIGアーク溶
接用トーチ16及びTIGアーク電源3共に従来構成の通常
型装置である。添加ワイヤ5はワイヤ送給装置17からコ
ンジット18を経て供給され、またワイヤ加熱用電源19の
マイナス出力は通電ケーブル20を介してワイヤ用トーチ
21に送られる。添加ワイヤ5はワイヤ用トーチ21を出
て、パルス電流を出力するワイヤ加熱電源19のプラス出
力と接続された母材2に接触し、コンタクトチップ22と
母材2の間で通電加熱され溶融する。ワイヤ加熱電源19
の出力電圧はワイヤ加熱電源19内に組み込まれた検出回
路、即ち本願発明の発明者等が先に発明したタッチ検出
回路23(特願昭61-30649号)に入力される。このタッチ
検出回路23はTIG溶接中に添加ワイヤの先端が母材と接
触しているか否かを検出するものであり、パルス電流を
用いてワイヤ加熱するホットワイヤTIG溶接において、
ワイヤ電流の瞬間値がゼロの時の母材とワイヤ先端の間
の電圧からワイヤ接触の有無の情報を得ようとするもの
である。即ち、ワイヤの先端が母材と接触している時は
OV、ワイヤ先端が母材から離れてアークプラズマの中に
浮いているときはプラズマ電位が検出されることに鑑
み、ワイヤ先端が母材と接触しているか否かを検出する
ものである。このタッチ検出回路23により検出した結果
をワイヤ送給装置17のワイヤ送給制御装置24に出力す
る。この制御装置24ではワイヤ5が母材2に接触したと
の信号を受けると、ワイヤ送給の実施を指令する信号が
来たものと解釈してワイヤの送給を行い、ワイヤが母材
から1秒以上連続して離れた状態が保たれると、ワイヤ
送給を停止する信号が来たものと解釈してワイヤの送給
を停止する。
同様にして、アーク電流制御回路27は、ワイヤ送給装
置17の制御装置24からワイヤ送給開始及び送給停止信号
を受ける。「ワイヤ送給作業開始」の信号を受けると、
スタート時のアーク電流から次第に上昇させ、本溶接の
ためのアーク電流値とする。また反対に、「ワイヤ送給
停止」の信号を受けると、アーク電流を次第に下降さ
せ、クレータ処理用のアーク電流値とする。
この作業を作業員により実際に行う場合には次の手
順、方法で行われる。
作業員は右手にTIGアーク用トーチ16を持ち、左手に
ワイヤ用トーチ21を持つ。アークトーチのタングステン
電極25の先端を母材2に接触してアークスタート信号を
アーク電流に伝達し、以下通常方法によりアーク・スタ
ートする。
母材2の溶融が進行して充分に大きな溶融池が形成さ
れると、左手に持ったワイヤ用トーチ21を母材に接近さ
せ、ワイヤ5の先端を溶融池に接触させる。これにより
この接触信号を受けてワイヤ送給が開始され、同時にア
ーク電流が次第に上昇して溶融電流に保たれるようにな
り、同様にワイヤ加熱電源19から通電が行われて、ホッ
トワイヤ溶接が実施される。
次に、溶接終了時にはワイヤ用トーチ21を母材2から
離すことにより、タッチ検出回路23が母材2からワイヤ
が離れたことを検出し、その信号を出力する。この信号
によりワイヤの送給及びワイヤ電流を停止し、アーク電
流を徐々に下降させ、クレータ処理用のアーク電流と
し、更にクレータ処理後このアーク電流を停止する。
〔効果〕
本発明は以上に示した構成となっているので、スター
ト電流から溶接電流へ、また溶接電流からクレータ処理
電流へと作業工程に合わせて電流を切り替える作業をト
ーチスイッチを使用せずに自動的に行うことができ、ア
ークの振れ等の問題が生ぜず、溶接品質を向上させるこ
とができると共に、溶接作業の効率も向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す半自動ホツトワイヤTIG
溶接装置の構成状態を示す概念図、第2図は溶接時の作
業シーケンスを示す概念図、第3図は従来型の半自動ホ
ツトワイヤTIG溶接装置の構成状態を示す概念図、第4
図は第3図に示す装置の部分詳細図である。 16……溶接トーチ、17……ワイヤ送給装置、19……ワイ
ヤ加熱用電源、21……ワイヤ用トーチ、23……タッチ検
出回路、24……ワイヤ送給制御回路、25……タングステ
ン電極、27……アーク電流制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接用アーク電源、アークトーチ、ワイヤ
    加熱電源、ワイヤ送給装置及びワイヤ送給用トーチから
    成る溶接装置において、母材に対するワイヤの接触状態
    の有無を検出する手段と、ワイヤの母材に対する接触を
    示す信号によりアーク電流をスタート時の値から本溶接
    用の値に切り替える手段と、ワイヤが母材から所定時間
    以上連続して離れたことを示す信号によりアーク電流を
    本溶接用の値からクレータ処理用の値に切り替える手段
    とを有することを特徴とする半自動ホツトワイヤTIG溶
    接装置。
JP29161386A 1986-12-09 1986-12-09 半自動ホツトワイヤtig溶接装置 Expired - Fee Related JP2512729B2 (ja)

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