JP2512550Y2 - 織機のテンプル取付位置調整機構 - Google Patents

織機のテンプル取付位置調整機構

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JP2512550Y2
JP2512550Y2 JP11668089U JP11668089U JP2512550Y2 JP 2512550 Y2 JP2512550 Y2 JP 2512550Y2 JP 11668089 U JP11668089 U JP 11668089U JP 11668089 U JP11668089 U JP 11668089U JP 2512550 Y2 JP2512550 Y2 JP 2512550Y2
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JP11668089U
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弘志 石原
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日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は織機の織布幅方向両端に配設され、織布幅
を維持するためのテンプルの取付位置調整機構に関す
る。
(従来の技術) 織機には、製織中に織布が幅方向に縮まないよう、織
布両端部位にテンプル装置が配設されている。
このテンプル装置は実開昭57-111887に示されるもの
や、第2図乃至第4図に示すようなものが知られてい
る。
以下第2図乃至第4図にて従来例を説明する。(な
お、図では左右1対のテンプル装置のうち片側のみを示
す。)テンプル1は第2図に示すように円筒状のテンプ
ルリング2と、同心状に織幅に対し内側の先端部に設け
られたテンプルトップ3とからなっている。テンプルリ
ング2の中心には幅方向に芯金4が挿通されており、一
端が突出してテンプルトップ3の中心に形成された取付
孔3aに嵌合している。またテンプルリング2とテンプル
トップ3とはブッシュ5を介して連結されており、セッ
トスクリュー6により固定されている。さらに、テンプ
ルリング2の外周は第2図では図示を省略し、第3図に
て示すウレタンゴム20で被覆されており、ウレタンゴム
の表面には織布12を外側の方向に引張るようにスパイラ
ル溝が形成されている。
また図示しない織機本体のトップステーには、第3図
に示すようにブラケット7が取り付けられており、この
ブラケット7には更に支持部材8aが取り付けられてい
る。そして、この支持部材8aにはジャッキアップボルト
9が上下位置調整可能に螺着され、ナット13を支持部材
8aに締め付けることでジャッキアップボルトが支持部材
8aに固定される。そして、このジャッキアップボルト9
の上端部はテンプルトップ3の下面に形成しためくら孔
部3bの底部に当接して支持されている。
又、支持部材8a上部にはテンプルトップ3の側面を面
側より支持する凹溝8eが形成された直立部8dが設けてあ
る。
一方、テンプルリング2のテンプルトップ3に対して
反対側では、第4図に示すように、前記織機本体のトッ
プステーに取り付けられたブラケット7に支持部材8fが
取り付けられ、この支持部材8fには長孔8fが形成されて
いる。そして、この長孔8fと心金4とをボルト10にて固
定することで、テンプルリング2は支持部材8bに上下位
置調整可能に固定されることになる。なお、第3図及び
第4図に示す符号11は、テンプルリング2の上部を被覆
し、テンプルリング2とともに織布12を一定幅で保持案
内するテンプルカバーである。
上記の構成においてテンプル1の上下方向の位置決め
を行なう場合は、まずテンプルトップ3を支持部材8aに
対しジャッキアップボルト9で上方向に押し上げ、ナッ
ト13で固定する。そしてテンプルトップ3下面の水平部
3cと支持部材8aの上面8cにより目視により水平方向の調
整を行なった後テンプルリング2を持って支持し、その
状態でテンプルトップ3の反対側の根元部をボルト10で
支持部材8bに締め付け固定する。このときボルト10は支
持部材8bの長孔8fに案内されて上下動可能であり、位置
調整ができる。
この状態でテンプルリング2とテンプルカバー11との
間に織布12を挿通すれば、織布12の張力によってテンプ
ルリング2の上下方向の位置が規制される。しかし織機
運転中に、本体の振動などによりテンプル1が微振動す
るため、テンプルトップ3と支持部材8aの直立部8dの凹
溝8eとが摺動し、すぐに摩耗してこの部位でガタがする
という問題があった。また上記装置にあっては、テンプ
ルトップ3下面の水平部3cと支持部材8aの上面8cを基準
面として目視で水平方向の位置調整を行なった後、テン
プルリング2を片手で持って支持し、その状態でテンプ
ルトップ3の反対側の根元部をもう一方の手でボルト10
にて固定するので、調整が容易ではなかった。すなわ
ち、上記水平方向の位置調整にあっては、第2図乃至第
4図に示されるように、テンプルリング下側には、その
構造上水平部を有する部材がなく、テンプルトップの下
側にて目視により水平方向の調整が行なわれる。そし
て、その状態で前記根元部を固定するのであるが、テン
プル1は長物であるので、片方の手でテンプルリング2
を持ち、その状態でもう一方の手で前記根元部に目を移
して固定作業を行うとき、水平度がずれてしまう場合が
ある。そのときは、上記作業を何度も繰り返す必要があ
る。この問題を解決するため本出願人は第5図に示す機
構を試みた。これは、支持部材8aを上下方向に貫通する
ボルト14を設け、テンプルトップ3の下面にねじ孔3dを
形成して、ねじ孔3dにボルト14の上端を螺着するように
している。この場合は上述したようにテンプルトップ3
をジャッキアップボルト9により押し上げ、支持部材8a
に対する上下位置を調整した後、テンプルトップ3下面
の水平部3cと支持部材8aの上面8cを基準面としてテンプ
ルリング2の水平度の調整を行なう。そしてテンプルリ
ング2が水平の状態でボルト14により支持部材8aに固定
し、さらにテンプル根元部をボルト10により支持部材8b
の長孔8fに固定する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら第5図に示す構造では、上記支持部材8a
の直立部8dの凹溝8eがすぐに摩耗してガタが発生すると
いった問題は解決されたもののテンプルトップ3をボル
ト14で水平調整し、固定する作業が今だ面倒であった。
すなわち、テンプルリング2の根元部をボルト10により
支持部材8bに固定するとき、テンプルトップ3がボルト
14の上端の螺着した部位を支点として時計方向に揺動し
てしまい、テンプルリング2の水平度に誤差が発生し
て、再度水平度の調整をやり直さなければならないこと
があった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、テンプ
ルリングを水平位置調整して固定する作業が容易な織機
のテンプル取付位置調整機構を提供することを目的とす
る。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、織機本体側
の支持部材にテンプルの一端部を少なくとも一点で上下
位置調整可能に固定する固定手段と、該固定手段とは別
に前記支持部材に前記テンプルの一端部を少なくとも2
点において上下位置調整可能に支持する支持手段とを備
えた。
(作用) 上記の構成によると、テンプルの一端部が織機本体側
の支持部材に少なくとも1点で固定され、この固定した
部位とは別に少なくとも二点で支持されるので、容易に
上下位置と水平度の微調整を行なって固定される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図にこの考案の一実施例を示す。図において、第
5図に示す部材と同一または同等部分には同一符号を付
して示し、説明を省略する。
そしてこの実施例の特徴は支持部材8aに設けられ、テ
ンプル1の一端部であるテンプルトップ3に螺着される
固定手段としてのボルト14に対し、テンプルトップ3の
長手方向両側に支持手段としてのジャッキアップボルト
9とジャッキアップボルト15を設けて支持部材8aに対し
て垂直方向に螺着し、ジャッキアップボルト9とジャッ
キアップボルト15の上端をそれぞれテンプルトップ3aの
下部のめくら孔3bの底部と下部外周に当接させて2点で
支持させた点にある。ここで、前記めくら孔の底部とボ
ルト14が貫通する支持部材8aに形成された孔部8eは、い
ずれもテンプルトップ1の軸方向に長い長孔となってい
て、テンプルトップ3の支持部材8aに対する軸方向の位
置が調整可能となっている。なお、図中符号16はジャッ
キアップボルト15を支持部材8aに締め付けるためのナッ
トである。
次にこの実施例の作用を説明する。テンプル1を支持
部材8aに取り付けるときは、まず1対のジャッキアップ
ボルト9,15によりテンプルトップ3を押し上げ、テンプ
ルトップ3下面の水平部3cと支持部材8aの上面8cを基準
面として支持部材8aに対する上下位置の調整を行なう。
同時にこの基準面によってテンプルリング2の水平度を
出した後、1対のジャッキアップボルト9,15をそれぞれ
ナット13,16により支持部材8aに固定する。これにより
二点の支持が行なわれる。次にボルト14を回転させテン
プルトップ3の下面に螺着して、支持部材8aに対しテン
プルトップ3の固定を行なう。(なお、ボルト14にてテ
ンプルトップ3の上下位置を調整して固定した後、ジャ
ッキアップボルト9,15にて水平度を出して支持させるよ
うにしてもよい。)このとき、テンプル1の水平度が正
確に出た状態で固定され、その後テンプルリング2の根
元部をボルト10により支持部材8bに固定する。このとき
ボルト10は支持部材8bに形成された長孔8fに挿通されて
いるので、テンプルリング2の根元部をテンプルリング
2の位置に応じて所定範囲の任意の位置に固定すること
ができる。なお、ジャッキアップボルト9はめくら孔3b
の底部の長孔を介してテンプルトップ3に当接し、ボル
ト14は長孔8eを介して支持部材8aに螺着されているの
で、テンプルトップ3の製作精度のばらつき及び摩耗に
よる軸方向の寸法精度のばらつきを吸収することができ
る。
この実施例によれば、テンプルトップ3を1対のジャ
ッキアップボルト9,15によって上下方向の位置決めを
し、同時にテンプルリング2の水平位置調整を行なった
後に、ボルト14によってテンプルトップ3を支持部材8a
に固定し、さらにテンプルリング2の根元部をボルト10
で固定するようにしたので、簡単な作業でテンプル取付
位置の調整を容易に行なうことができる。
なお、上記実施例においては、織機本体側の支持部と
前記テンプルの一端部とを少なくとも一点で上下位置調
整可能に固定する手段としてボルト14を設け、該固定手
段とは別の前記両部を少なくとも2点において上下位置
調整可能に支持する支持手段として前記ボルト14の両側
にそれぞれジャッキアップボルト9,15を設けた例を示し
たが、これに限らず、例えば支持手段として一点ジャッ
キアップボルトを設け、その両側にそれぞれ一点の固定
手段としての固定ボルトと一点の支持手段としてのジャ
ッキアップボルトを設けるようにしてもよい。
要は、2点の支持手段にて水平度を出し、一点の固定
手段にてテンプルが固定されればよいのである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、織機本体側
の支持部材に前記テンプルの一端部を少なくとも一点で
上下位置調整可能に固定し、少なくとも2点において上
下位置調整可能に支持するようにしたので、簡単な作業
でテンプル取付位置の調整を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、第2図及
び第5図はそれぞれ従来例を示す縦断面図、第3図及び
第4図はそれぞれ第2図のテンプルトップ側及びテンプ
ルリング側から見た側面図である。 1……テンプル 8a……支持部材 9,15……ジャッキアップボルト 10……第2のボルト 14……第1のボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機本体側の支持部材にテンプルの一端部
    を少なくとも一点で上下位置調整可能に固定する固定手
    段と、該固定手段とは別に前記支持部材に前記テンプル
    の一端部を少なくとも2点において上下位置調整可能に
    支持する支持手段とを備えた織機のテンプル取付位置調
    整機構。
JP11668089U 1989-10-04 1989-10-04 織機のテンプル取付位置調整機構 Expired - Lifetime JP2512550Y2 (ja)

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JP11668089U JP2512550Y2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 織機のテンプル取付位置調整機構

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JPH0355889U JPH0355889U (ja) 1991-05-29
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