JPH0346807Y2 - - Google Patents

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JPH0346807Y2
JPH0346807Y2 JP1987173931U JP17393187U JPH0346807Y2 JP H0346807 Y2 JPH0346807 Y2 JP H0346807Y2 JP 1987173931 U JP1987173931 U JP 1987173931U JP 17393187 U JP17393187 U JP 17393187U JP H0346807 Y2 JPH0346807 Y2 JP H0346807Y2
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JP
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support
spring
cloth hanging
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handle
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JP1987173931U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フイルタプレスにおいて、板間に
配置されかつ該板間の布が吊り支持される
布吊部材を上記板に調整可能に支持するフイル
タプレスの布吊装置に関する。
従来の技術 従来、この種の布吊装置は種々の構造のもの
が知られている。例えば、第7図に一例を示すよ
うに、板10の枠体の上縁より上方に支持部材
11を突出させ、板10,10間に配置された
布吊棒12をバネ部材13,13で上記支持部
材11,11に吊り支持するように構成したもの
がある(実公昭53−16695号)。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造のものでは、フイルタ
プレスの長期使用によりバネ部材のバネ力が弱く
なると、該バネ力を調整する手段がないので、上
記バネ部材を取り替える必要があり、この取り替
え作業が非常に煩雑であるといつた大きな問題が
あつた。
従つて、本考案の目的は、上記問題を解決する
ことにあつて、布吊部材と板との間に介在さ
せる上記バネ部材のバネ力を簡単に調整すること
ができるフイルタプレスの布吊装置を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、布吊
部材を板の把手に対してバネ部材を介して支持
し、かつ該バネ部材のバネ力を調整可能に構成し
た。すなわち、各板の両側に横方向に突出した
各把手に、上方に突出した支持部材を備え、該支
持部材の上部に、隣接する板間の上方に配置さ
れ該板間の布を吊り支持する布吊部材を取
り付けてなるフイルタプレスにして、上記支持部
材は、上部に軸方向沿いに延びかつ上記布吊部
材の各端部が軸方向沿いに移動自在に挿入される
長溝を有する中空支持体と、該支持体内に内蔵さ
れたバネ部材と、上記支持体内に該支持体の軸方
向沿いに移動自在に挿入されかつ上記バネ部材の
下端部に接触する下側バネ受けと、上記支持体内
に該支持体の軸方向沿いに移動自在に挿入されか
つ上記支持体の長溝より挿入された上記布吊部
材の各端部が固定されるとともに上記バネ部材の
上端部に接触する上側バネ受けと、上記下側バネ
受けを上記支持体に対して該支持体の軸方向沿い
に移動させて上記バネ部材及び上記上側バネ受け
を介して上記布吊部材の位置を調整する調整部
材とを有するとともに、上記調整部材は、上記把
手を上向きに貫通して上端部が上記下側バネ受け
に接触するボルトと、上記把手に対する上記ボル
トの位置を保持するナツトとを有するように構成
した。
考案の作用、効果 上記構成によれば、使用によりまたバネ部材製
造時の誤差等により、バネ部材のバネ力を調整す
る場合には、上記調整部材の上記ボルトを把手に
ねじ込むことにより、上記下側バネ受けを上記支
持体内で軸方向沿いに上昇させ、バネ部材のバネ
力を高めて上記上側バネ受けを介して上記濾布吊
部材を上昇させれば、濾布の張力を簡単にかつ確
実に調整することができる。従つて、バネ部材を
交換する必要がなく、かつ、何ら部品を分解する
ことなしにバネ力の調整作業を非常に簡単に行う
ことができる。また、ケーキ剥離時等において濾
布吊部材が強くたたかれてもその衝撃は上側バネ
受けにしか作用せず、支持体自体には衝撃が作用
しないので、安定性が損なわれることがなく、濾
布吊部材を介して濾布の上下振動を安全に行うこ
とができる。
実施例 以下に、本考案にかかる実施例を第1〜6図に
基づいて詳細に説明する。
まず、本実施例にかかるフイルタプレスの布
吊装置が適用される周知のフイルタプレスの概略
を説明する。すなわち、該フイルタプレスは、前
記スタンド間に多数の板を前後動自在に配置
し、各板間の上方に該板間の一対の布5,
5を吊り支持する布吊部材としての布吊棒2
を備えるとともに、可動板を移動させて上記多数
の板を閉枠し、各板間の一対の布5,5間
に原液を供給して過を行う一方、上記可動板を
上記とは逆方向に移動させて上記板を開き、
板間の一対の布5,5の間に保持された渣を
取り出すように構成する。上記各板はその両側
に横方向に夫々突出した把手1を備え、該各把手
1を前後スタンド間に架設された断面L字状案内
レール4(第1図参照)に前後摺動自在に夫々吊
り掛け支持して、各板の移動を案内するように
している。上記布吊棒2は、その布5を掛け
る布吊部分2bの上部が他の残りの部分よりも
切り欠かれるように形成して、布5が布吊棒
2に対してその軸方向にずれるのを効果的に防止
するようにしている。
このフイルタプレスに適用される上記布吊装
置は、第1,2図に示すように、各板の把手1
の所定箇所に上方向きに突出した支持部材を取り
付ける一方、上記布吊棒2の両端部2a,2a
を上記各支持部材で夫々支持し、該両支持部材に
より上記布吊棒2の高さ調節を行うように大略
構成する。
上記各支持部材は、中空支持体としての支持筒
3と、該支持筒3内に内蔵されるバネ部材として
のコイルバネ9と、該コイルバネ9の上下両端部
を夫々受ける上側バネ受け10及び下側バネ受け
8と、該下側バネ受け8を上記把手1に対して高
さ調整する調整部材としてのボルト6及びナツト
7とを有する。
上記支持筒3は、その上部側面に軸方向沿いに
延びた長溝3aを有し、該長溝3a内に上記布
吊棒2の各端部2aを長溝軸方向沿いに移動自在
に挿入する。上記支持筒3の下部は上記把手1の
四角枠体を前後両側から挟み込むようにはめ込ん
で固定する。
上記調整部材のボルト6は予め上記ナツト7を
ねじ込み、その上で、上記ボルト6を上記把手1
の上面所定箇所に上向きにねじ込み、上記ナツト
7で把手1に対するボルト6の位置を一時的に固
定するとともに、上記ボルト6の上端が上記把手
1の上面を貫通して上向きに突き出すようにす
る。このボルト6の軸方向と上記把手1に固定さ
れた上記支持筒3の軸方向とは一致するようにす
る。
上記下側バネ受け8は、上記支持筒3に対して
軸方向沿いに移動自在に上記支持筒3内に挿入さ
れるとともに、上記ボルト6の上端に載置して上
記コイルバネ9の下端部を受ける。すなわち、上
記下側バネ受け8は、その下面の中央部に上記ボ
ルト6の上端が嵌合する凹部8aを有する一方、
その上面の中央部に上記コイルバネ9の内部に挿
入される突出部8bを有するとともに、該上面中
央部の周囲に上記コイルバネ9の下端を接触させ
る。
上記上側バネ受け10は、上記支持筒3内に軸
方向沿いに移動自在に挿入されるとともに、上記
支持筒3の長溝3aより挿入された上記布吊棒
2の各端部2aを固定する。すなわち、上記布
吊棒2は、その両端部2a,2aが夫々他の部分
より小径になつており、該各端部2aを上記支持
筒3の上部側面の長溝3aを貫通して支持筒3内
に挿入し、かつ該支持筒3内の上記布吊棒2の
各端部2aを上記上側バネ受け10の側面に差し
込んで固定する。該上側バネ受け10は、その下
面の中央部に上記コイルバネ9の内部に挿入され
る突出部10aを備えるとともに、該中央部の周
囲の下面で上記コイルバネ9の上端を受ける。従
つて、上記コイルバネ9は、上記支持筒3内で下
側バネ受け8と上側バネ受け10との間に縮装さ
れ、上記コイルバネ9のバネ力で上記布吊棒2
を上記把手1に対して支持する。
上記構成によれば、まず、第3図に示すように
布吊棒2を上記支持部材で上記板の把手1に
支持する。そして、上記コイルバネ9のバネ力が
板の両側で不揃いである場合には、上記ボルト
6を適宜回して把手1より上方に該ボルト6の上
端を突出させ、上記下側バネ受け8を上記支持筒
3内で軸方向沿いに上昇させ、コイルバネ9のバ
ネ力を高める。これにより、上記上側バネ受け1
0を上記支持筒3内で軸方向沿いに上昇させ、
布吊棒2を上方向に移動させて布5に適正な張
力を与えるようにする。フイルタプレスの長期使
用中、上記コイルバネ9のバネ力が弱まるなどし
て布5が弛み、上記布吊棒2を上昇させたい
場合には、上記と同様に上記ボルト6を回して把
手1にねじ込み、上記コイルバネ9のバネ力を強
めて、上記布吊棒2を上方向きに付勢して、
布5をより強く張るようにする。
上記実施例によれば、使用によりまたコイルバ
ネ製造時の誤差等により、コイルバネ9のバネ力
を調整する場合には、上記ボルト6を把手1にね
じ込むことにより、上記下側バネ受け8を上記支
持筒3内で軸方向沿いに上昇させ、コイルバネ9
のバネ力を高めて上記上側バネ受け10を介して
上記布吊棒2を支持筒3内で上昇させることに
より、布5の張力を簡単にかつ確実に調整する
ことができる。従つて、コイルバネ9を交換する
必要がなくバネ力の調整作業が非常に簡単に行う
ことができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、第5,6図に夫々示すように、コイルバネ9
のバネ力に応じて上記下側バネ受け8の軸方向長
さ寸法hをより大きなもの8′,8″として、コイ
ルバネ9のバネ力を調整することもできる。ま
た、上記布吊棒2は断面円形の円棒に限らず、
断面長方形の平板でもよく、また各布5に対し
て1個ずつ布吊棒2を備え、両布吊棒2,2
を上記1個の支持筒3内に挿入して共に上記上側
バネ受け10に固定するようにしてもよい。また
支持体としては、断面環状の支持筒に限らず断面
角形の中空体でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかるフイルタプ
レスの布吊装置を示す一部断面正面図、第2図
は上記支持部材の下部の一部断面側面図、第3図
は上記布吊装置の概略説明図、第4図は第3図
においてボルトを把手にねじ込んだ状態での概略
説明図、第5,6図は夫々本考案の他の実施例に
かかる布吊装置の概略説明図、第7図は従来の
布吊装置を有する板の概略説明図である。 1……把手、2……布吊棒、2a……端部、
2b……布吊部分、3……支持筒、3a……長
溝、4……案内レール、5……布、6……ボル
ト、7……ナツト、8……下側バネ受け、8a…
…凹部、8b……突出部、9……コイルバネ、1
0……上側バネ受け、10a……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各濾板の両側に横方向に突出した各把手1
    に、上方に突出した支持部材を備え、該支持部
    材の上部に、隣接する濾板間の上方に配置され
    該濾板間の濾布5を吊り支持する濾布吊部材2
    を取り付けてなるフイルタプレスにして、 上記支持部材は、上部に軸方向沿いに延びか
    つ上記濾布吊部材2の各端部2aが上記軸方向
    沿いに移動自在に挿入される長溝3aを有する
    中空支持体3と、該支持体3内に内蔵されたバ
    ネ部材9と、上記支持体3内に該支持体3の軸
    方向沿いに移動自在に挿入されかつ上記バネ部
    材9の下端部に接触する下側バネ受け8と、上
    記支持体3内に該支持体3の軸方向沿いに移動
    自在に挿入されかつ上記支持体3の長溝3aよ
    り挿入された上記濾布吊部材2の各端部2aが
    固定されるとともに上記バネ部材9の上端部に
    接触する上側バネ受け10と、上記下側バネ受
    け8を上記支持体3に対して該支持体3の軸方
    向沿いに上記バネ部材9のバネ力に抗して移動
    させて上記バネ部材9及び上記上側バネ受け1
    0を介して上記濾布吊部材2の位置を調整する
    調整部材6,7とを有するとともに、 上記調整部材6,7は、上記把手1を上向き
    に貫通して上端部が上記下側バネ受け8に接触
    するボルト6と、上記把手1に対する上記ボル
    ト6の位置を保持するナツト7とを有するよう
    にしたことを特徴とするフイルタプレスの濾布
    吊装置。 (2) 上記バネ部材9はコイルバネである実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のフイルタプレス
    の濾布吊装置。
JP1987173931U 1987-11-12 1987-11-12 Expired JPH0346807Y2 (ja)

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JP1987173931U JPH0346807Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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JPH0177812U JPH0177812U (ja) 1989-05-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634512B2 (ja) * 1978-02-23 1981-08-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634512B2 (ja) * 1978-02-23 1981-08-11

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JPH0177812U (ja) 1989-05-25

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