JPH01258709A - フィルタプレスの濾布吊装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 丈粟上優且里分団 本発明は、フィルタプレスにおいて、濾板間の濾布を吊
り支持する濾布吊部材を路上下方向及び略前後方向に移
動可能に支持するフィルタプレスの濾布吊装置に関する
。

従来の技術 従来、この種のフィルタプレスの濾布吊装置としては種
々の構造のものが知られている。例えば、本山廓人は、
先に、以下の構成にがかる濾布吊装置を出願した。すな
わち、上記濾布吊装置は、各濾板の両側に夫々支持体を
固定し、該支持体の上部に軸方向沿いに延びて濾布吊部
材の各端部が軸方向沿いに移動自在に挿入される隙間を
有し、上記各支持体内に付勢部材を内蔵し、上記各支持
体内に上記付勢部材の上に軸承部材を上記支持体の軸方
向沿いに移動自在に挿入するとと乙に、該軸承部材によ
り、上記支持体の隙間より挿入された上記濾布吊部材の
各端部を支持′４−るように構成している。

一１―記構成においては、濾板を開枠したのＦ）濾布吊
部材等を振動装置の振動板等でたたいて下降させ、濾布
を弛ませる。その後、に足付勢部材の付勢力で上記濾布
吊部材が−Ｌ昇して濾布を再び元の状態に濾板の前後谷
面沿いに展張した状態に復帰さ０る。ごのような動作を
繰り返すことによって、濾布を略上下方向沿いに移動さ
せて濾布からａ清を剥離さＵるようにしている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構造のものでは、各濾布が略前後方
向にはほとんど移動せず単に弛むたけで！ｉは少なく、
従って、振動装置により濾布吊部材が上下運動さＢられ
ても濾布は路上下方向に移動するだけで濾布は濾板の前
後方向にはさほどバタつかず、細かい濾渣が濾布から剥
離しにくいといった問題が生ずることがあった。

従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、細かい濾渣までも効果的に濾布から剥離させるこ
とができるフィルタプレスの濾布吊装置を堤供すること
にある。

課題を解決するための手段 一ト記目的を達成するために、本発明は、付勢部材を２
つ備え、第２付勢部材でもって濾布吊棒を上方向に付勢
する一方、第１付勢部材で濾布を濾板上り離れる方向に
付勢するようにして、濾布吊棒が下降したとき、上記第
！付勢部材で濾布を濾板前後いずれかの方向に付勢し、
上記第２付勢部材の付勢力で上記濾布吊棒が上昇すると
き、濾布が濾板に接近することにより、濾布が濾板に対
して大きくバタ付き、濾渣が剥離しやすくなるように構
成した。すなわち、隣接する濾板間に配置される濾布を
吊り支持する濾布吊部材を略上下方向沿いにかつ略前後
方向沿いに夫々移動可能に支持４−るフィルタプレスの
濾布吊装置にして、上記濾布吊部材の両端部に夫々レバ
ーを備え、該レバーを揺動自在に支持する支持部材を備
えるととらに、該支持部材に対して上記レバーを上記濾
布が上記濾板から離れる方向に付勢する第１付勢部材を
備える一方、上記各濾板の両側に夫々固定され、かつ、
上部に軸方向沿いに延びて上記支持部材の各端部が軸方
向沿いに移動自在に挿入される隙間を有する支持体と、
該各支持体内に内蔵されかつ上記第１付勢部材より付勢
力が大きい第２付勢部材と、上記各支持体内に上記第２
付勢部材の上に上記支持体の軸方向沿いに移動自在に挿
入され、かつ、上記支持体の隙間より挿入された上記支
持部材の各端部を支持する軸承部材と、を備えるように
構成した。

発明の作ｊＴ］ 上記構成においては、濾板を開枠したのち支持部材を振
動装置の振動板等でたたいて下降させるとき、上記支持
体内で上記支持部材とともに軸承部材が上記第２付勢部
材の付勢力に抗して下降し、上記第１付勢部材の付勢力
によりレバー及び濾布吊棒を介して濾布を濾板から離れ
る方向に移動させろ。そして、上記振動板等が上記支持
部材から離れると、上記第２付勢部材の付勢力により上
記軸承部材を上記支持部材とともに上昇させ、濾布を再
び濾板側に接近させる。この操作により、濾布が濾板に
対して大きくバタ付く。

発明の効果 上記構成によれば、支持部材が下降したとき、第１付勢
部材の付勢力で濾布を一旦濾板から離れる方向に移動さ
せたのち、第２付勢部材の付勢力により上記支持部材を
上昇させて濾布を濾板側に接近させるようにしたので、
濾布が濾板に対して大きくバタ付くことになり、濾布に
付着した細がい濾渣までら該濾布から剥離させることが
できる。

すなわち、濾布を濾板と平行に路上下方向に移動さ１上
る場合よりも濾布が濾仮に対して大きくバタ付き、濾渣
の除去率が向上する。また、濾布には、上記第１付勢部
材により常時濾板の前後方向に付勢力が作用しているた
め、第２付勢力部材に抗して支持部材を下降させたとき
でも、上記第１付勢部材の付勢力により濾布が展張状態
に保持されるので、濾渣が濾布から剥離しやすくなる。

及乳鯉 以下に、本発明にかかる実施例を第１〜５図に基づいて
詳細に説明する。

まず、本実施例にかかるフィルタプレスの濾布吊装置が
適用される周知のフィルタプレスの概略構造を説明する
。すなわち、上記フィルタプレスは、前後スタンド間に
多数の濾板！、・・・、１を前後動自在に配置し、各濾
板１．１間の上方に該濾板１．１間の一対の濾布５，５
を夫々吊り支持する濾布吊部材としての濾布吊棒２，２
を備えるとともに、可動板を移動させて上記多数の濾板
１．・・・、■を閉枠し、各濾板１．１間の一対の濾布
５，５間に原液を供給して濾過を行う。一方、上記可動
板を上記とは逆方向に移動させて上記濾板１．・・・、
ｌを開き、濾板１．１間の一対の濾布５．５の間に保持
された濾渣を除去するように構成する。上記各濾板ｌは
その両側に横方向に夫々突出しに把手１ａ。

ｌａを備え、該各把手ｌａを前後スタンド゛間に架設さ
れた各案内レール４に前後摺動自在に夫々吊り掛は支持
して、各濾板ｌの移動を案内するようにしている。上記
各濾布５の下端部には縫製作業により袋部５ａを形成し
、該袋部５ａを、濾板１の下方に支持された支持枠１５
間に固定された支持体Ｉｃに挿入して、濾布下端部を固
定する。

このフィルタプレスに適用される上記濾布吊装置は、第
１．２図に示すように、濾布吊棒２の両端部に夫々レバ
ー７を備え、該レバー７を揺動自在に支持する支持部材
としての支持棒ＩＯを備えるとともに、該支持棒１０に
対して上記レバー７を上記濾布５が上記濾板ｌから離れ
る方向に付勢する第１付勢部材としての第１コイルバネ
（ねじりばね）ＩＩを備える。さらに、上記濾布吊装置
は、上記各濾板ｌの両把手１ａ、ｌａの所定箇所に夫々
支持体３．３を固定し、該各支持体３内に、第２付勢部
材としての第２コイルバネ９と、該第２コイルバネ９で
上方向きに付勢された軸承部材６とを上記支持体３の軸
方向沿いに夫々移動自在に内蔵し、かつ上記軸承部材６
に上記支持棒１０を固定して大略構成する。

上記各支持体３は中空の断面四角枠状の部材よりなり、
上記各濾板１の上部側面でかつ上記把手Ｉａの上面に上
向きに突出するように固定される。

この支持体３の濾布側の側面には軸方向沿いに延びて上
端が解放された隙間としての長溝３ａを備える。

上記各支持体３内には、上記第２コイルバネ９と、該第
２コイルバネ９の下端に接触するバネ受け８と、上記第
２コイルバネ９の上端に載置されて接触する上記軸承部
材６とを支持体軸方向沿いに夫々移動自在に挿入する。

上記軸承部材６は、その側面に横方向に貫通する螺合穴
６ｂを備え、該螺合穴６ｂ内に上記各支持棒１０の小径
端部１０ａの螺合部を螺合して固定する。従って、上記
支持棒！０は、その小径の各端部１０ａが上記軸承部材
６とともに上記支持体３の長溝３ａ沿いに支持体軸方向
沿いに自由に上下動する。また、上記軸承部材６の下端
面中央部には、上記第２コイルバネ９の内部に挿入され
る突出部６ａを備えて、該突出部６ａの周囲の下面で上
記第２コイルバネ９の上端を受ける。

上記バネ受け８は、上記支持体３の下部に後記する調整
部材（図示せず）を介して支持体３内で略上下方向沿い
に移動可能に支持される。上記バネ受け８の上面中央部
には突出部８ａを備え、該突出部８ａを上記第２コイル
バネ９の内部に挿入して、上記突出部８ａの周囲の上面
で上記第２コイルバネ９の下端を受ける。従って、第２
コイルバネ９は、上記支持体３内で軸承部材６とバネ受
け８との間に縮装され、上記第２コイルバネ９の付勢力
で上記軸承部材６を介して上記支持棒１０を上記濾板Ｉ
の路上下方向に移動可能に支持する。

上記バネ受け８のさらに下方には、具体的には図示しな
いがボルト等の上記調整部材を備えて、該ボルトを上記
把手１ａに対して上向きにねじ込み、Ｌ記バネ受け８を
支持体３の軸方向沿いに移動させて、に兄弟２コイルバ
ネ９の付勢力を調整して濾布５，５の展張力を調整する
ようにしてもよい５つ 一方、上記各支持棒１０の小径の両端部１０ａ。

１０ａには、上記レバー７．７を一対ずつ回動自在に嵌
合４゛る。この一対のレバー７．７の間の上記支持棒１
０には、上記第１コイルバネ１１を嵌挿し、第３図に示
すように、その谷端部１１ａ、１１１）を上記ふレバー
７のＬ部の係止穴７ａ内に係止して、両レバー７．７を
互いに遠ざかる方向に付勢されるようにする。各レバー
７の下部には、断面長方彩状の１−記濾布吊棒２を嵌合
して固定セる。

ζ１濾布吊棒２は」二足濾布５のト端部が固定される。

よって、上記支持棒１０に対して上記第１コイルバネ１
１の付勢力により、上記濾布吊棒２．２及びレバー７．
７を介して濾板１の前後の一対の濾布５，５が互いに離
れる方向に常時付勢される。

なお、上記濾板１の前後に配置された濾布吊棒２゜２は
、いずれか一方の濾布吊棒２を他方の濾布吊棒２より軸
方向に長く形成して、濾板ｌ、・・・、ｌを閉枠したと
き、上記両レバー７．７が濾板５の幅寸法内に互いに突
き合わずに収納されるようにする。また、上記第１コイ
ルバネ！Ｉの付勢力は」−記第２コイルバネ９の付勢力
より十分に小さいものとして、振動装置で支持棒１０が
たたかれて下降したのち上記第２コイルバネ９の付勢力
により上記支持棒１０を上昇させるとき、下端を濾板１
に支持された濾布５，５が濾板１の前後各面沿いに展張
して上記レバー７．７を互い接近させるように揺動させ
、濾布５を濾板側に移動させることができるようにする
。

一方、上記支持棒！０の上方には、具体的には詳しくは
図示しないが周知の濾布振動装置を備えて、濾板開枠時
に上記振動装置の振動板１４（第５図参照）で上記支持
棒ＩＯを下向きにたたき、濾布５．５に振動を付与する
ようにする。

上記構成によれば、濾過工程が終了して濾板！。

・・・、ｌを開枠したのち、上記振動装置の振動板１４
で上記支持棒１０を下向きにたたき、例えば第５図に示
すように支持棒１０を寸法りだけ下降さ０−ると、軸承
部材６．６を介して第２コイルバネ９．９が夫々縮小し
、次の瞬間に第２コイルバネ９，９の付勢力でもって上
記支持棒１ｏとともにレバー７．７，７．７と濾布吊棒
２．２を上向きにＩｌ昇させる。次いで、濾布５，５、
支持棒１０、レバー７．７，７．７及び濾布吊棒２，２
等の自重でら−）で第２コイルバネ９，９を縮小させる
といった略上下方向沿いの減衰運動を支持棒１ｏ等に生
υ１シｙ）る。上記支持棒ＩＯが下降したとき、上記第
１コイルバネ１１の付勢力により、上記濾板ｌの［）４
後各面において支持棒１０に対して両側一対のレバー７
．７が濾布５を濾板１より離れる方向に移動させるよう
に揺動する（第５図参照）。そして、支持棒１０が上昇
するとき、−上記第２コイルバネ９の付勢力により支持
棒１０か」三方に付勢されると、各濾布５が濾板Ｉの前
後６面に沿うように展張され、この展張動作により濾布
５を介して−１−兄弟１コイルバネ１１の付勢力に抗し
てレバー７．７がａ板側に互いに接近中る方向に揺動（
２て濾布５を濾板ｌの各面沿いに位置させる（第４図参
照）。このように、上記振動装置により上記支持棒１０
を略上下方向沿いに移動させると、上記両コイルバネＩ
Ｉ、９の付勢力により上記濾布５゜５が濾板Ｉに対して
略前後方向にも大きくバタつき、−布５に付着した濾渣
を効果的に剥離させることができる。

上記実施例によれば、濾板ｌに対して濾布吊棒２．２を
略上下方向沿いに移動可能にかつ略前後方向に移動可能
に取り付けて、両コイルバネ１１゜９の付勢力により濾
布５，５を濾板！に対して大きくバタつかせるようにし
たので、濾布５，５に付着した細かな濾渣をも」二足濾
布５から効果的に剥離させることができる。すなわち、
濾布５，５を濾板１の前後各面沿いに単に路上下方向に
のみ移動させる従来のらのと比べて、濾布５，５が略ｆ
ｌｉｊ後方向にも移動して濾板ｌの各面に対してバタつ
くので、濾布５，５に対する濾渣の剥離効率を大きく向
上させることができる。また、濾板ｌに対して濾布吊棒
２．２はレバー７．７、支持棒１０及び支持体３を介し
て路上下動可能に連結しているので、濾布吊棒２，２と
支持棒ＩＯとの連結が簡単な構造でもって行うことがで
き、濾布吊装置の構造が全体として簡単なものとなる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
その他種々の態様で実施できる。

例えば、上記濾板Ｉの幅寸法が大きいものでは、上記一
対の濾布吊棒２．２の軸方向長さ寸法を同じ寸法として
、濾板閉枠時には両レバー７．７及び濾布吊棒２．２を
共に濾板Ｉの幅内に収納するようにしてもよい。

また、各濾布５の展張力並びに濾布５のパタつき具合を
調整するものとしては、上記実施例のように上記バネ受
け８の位置を調整して第２コイルバネ９の付勢力を調整
するものに限らず、第２コイルバネ９のバネ力に応じて
上記バネ受け８をその軸方向長さ寸法のより大きなもの
と交換して、上記濾布５．５の展張力従ってその振動幅
を調整するようにしてもよい。また、上記レバー７．７
をその軸方向長さ寸法の異なるものに夫々交換したり、
上記各濾布吊棒２．２を重量の異なるものに交換するな
どして、上記濾布５，５のバタつき具合を調整するよう
にしてもよい。

また、上記支持体３としては、複数の板状部材を上記把
手１ａに上向きに突出させるように固定し、該板状部材
間に支持棒１０の端部１０ａを上下方向沿いに移動自在
に挿入する隙間を形成したもので構成するようにしても
よい。

また、支持体３としては、その断面形状は四角形枠に限
らず環状としてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるフィルタプレスの濾
布吊装置を示す要部正面図、第２図は第１図にがかる濾
布吊装置を備えた濾板の要部側面図、第３図は上記第１
図にがかる濾布吊装置の要部拡大平面図、第４．５図は
夫々振動装置で支持棒を上昇させたときの状態を示すａ
Ｆｉ、の側面図及び支持棒を下降させたときの状態を示
す濾板の側面図である。 ■・・・濾板、１ａ・・・把手、２・・・濾布吊部材、
３・・・支持体、３ａ・・・長溝、４・・・案内レール
、５・・・濾布、６・・・軸承部材、６ａ・・・突出部
、６ｂ・・・貫通穴、７・・・レバー、８・・・バネ受
け、８ａ・・・突出部、９・・・第２コイルバネ、１０
・・・支持棒、ｌｏａ・・・端部、！！・・・第１コイ
ルバネ、１４・・・振動板。 特　許　出　願　人　株式会社栗田機械製作所代理人弁
理士青山　葆　ほか２名 第１図 ｂ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）隣接する濾板（１、１）間に配置される濾布（５
   ）を吊り支持する濾布吊部材（２）を略上下方向沿いに
   かつ略前後方向沿いに夫々移動可能に支持するフィルタ
   プレスの濾布吊装置にして、 上記濾布吊部材（２）の両端部に夫々レバー（７）を備
   え、該レバー（７）を揺動自在に支持する支持部材（１
   ０）を備えるとともに、該支持部材（１０）に対して上
   記レバー（７）を上記濾布（５）が上記濾板（１）から
   離れる方向に付勢する第１付勢部材（１１）を備える一
   方、 上記各濾板（１）の両側に夫々固定され、かつ、上部に
   軸方向沿いに延びて上記支持部材（１０）の各端部が軸
   方向沿いに移動自在に挿入される隙間（３ａ）を有する
   支持体（３）と、該各支持体（３）内に内蔵されかつ上
   記第１付勢部材（１１）より付勢力が大きい第２付勢部
   材（９）と、上記各支持体（３）内に上記第２付勢部材
   （９）の上に上記支持体（３）の軸方向沿いに移動自在
   に挿入され、かつ、上記支持体（３）の隙間（３ａ）よ
   り挿入された上記支持部材（１０）の各端部（１０ａ）
   を支持する軸承部材（６）と、を備えるようにしたこと
   を特徴とするフィルタプレスの濾布吊装置。
2. （２）上記第１付勢部材（１１）はねじりばねである特
   許請求の範囲第１項に記載のフィルタプレスの濾布吊装
   置。