JP2512425Y2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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JP2512425Y2
JP2512425Y2 JP1990038102U JP3810290U JP2512425Y2 JP 2512425 Y2 JP2512425 Y2 JP 2512425Y2 JP 1990038102 U JP1990038102 U JP 1990038102U JP 3810290 U JP3810290 U JP 3810290U JP 2512425 Y2 JP2512425 Y2 JP 2512425Y2
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俊明 笠原
進 山口
宏 石渡
卓史 大石
徹 横田
研二 岡本
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株式会社ゼクセル
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、アクチュエータによってタイミングロッ
ドを回動させることにより、プリストロークを調節する
ようにした燃料噴射装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、この種の燃料噴射ポンプ(実開昭61−118936
号公報参照)においては、アクチュエータの取り付け精
度がプリストロークに密接に関連しており、アクチュエ
ータの取り付け位置に誤差があると、プリストロークに
狂いが生じる。したがって、アクチュエータについて
は、精度よく取り付けることもさることながら、その後
の使用中においても取り付け精度を良好に維持する必要
がある。ところが、例えば燃料噴射ポンプを車両に用い
た場合には、車両の振動等によってアクチュエータの取
り付け位置が徐々にずれ、このためプリストロークに狂
いが生じることがある。このような場合には、アクチュ
エータを元の位置に戻す必要がある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、アクチュエータを元の位置に精度よく戻す
には、高度の技術が必要であり、ユーザーが簡単に調整
することが困難であった。
なお、従来の燃料噴射ポンプには、ポンプ本体とアク
チュエータとの間に2つの位置決めピンを設け、これら
2つの位置決めピンによってアクチュエータの位置を固
定するようにしたものがある。ところが、2つの位置決
めピンによってアクチュエータを位置固定する場合に
は、各位置決めピン寸法精度および位置精度を高精度に
する必要があるのみならず、各位置決めピンが嵌合する
位置決め孔の寸法精度および位置精度を高精度にする必
要がある。これは、製作上非常に困難であり、製作に多
大の手間を要する。このため、製造費が高騰するという
問題がある。
この考案は、上記の問題を解消するためになされたも
ので、アクチュエータの取り付け位置がずれたとしても
容易に元の正しい取り付け位置に調整し直すことがで
き、しかも安価に製造することができる燃料噴射ポンプ
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記の目的を達成するために、ポンプ本
体にアクチュエータを取り付け、このアクチュエータの
回動する出力軸の偏心部分に係合部を形成し、この係合
部をタイミングロッドの偏心箇所にタイミングロッドの
径方向へ移動可能に、かつ周方向へ移動不能に係合さ
せ、前記出力軸の回動によって前記タイミングロッドを
回動させることにより、プリストロークを調節するよう
にした燃焼噴射ポンプにおいて、前記ポンプ本体と前記
アクチュエータとの間にアクチュエータが回動可能に取
り付けられる1つの位置決めピンを設け、前記ポンプ本
体と前記アクチュエータとの各外面のうちの互いに隣接
する箇所に前記位置決めピンを中心とし、かつ半径の等
しい円弧面をそれぞれ形成し、前記位置決めピンを、前
記アクチュエータを回動させた際に前記出力軸が前記タ
イミングロッドの径方向へ移動するよう、前記出力軸と
直交する線上に配置したことを特徴とするものである。
[作用] アクチュエータをポンプ本体に取り付けた後、2つの
円弧面に合いマークを同時刻印しておく。
燃料噴射ポンプの使用中に、アクチュエータの取り付
け位置がずれた場合には、位置決めピンを中心にしてア
クチュエータを回動させ、ポンプ本体に形成された合い
マークとアクチュエータに形成された合いマークとを一
致させる。これによって、アクチュエータを元の位置に
精度よく戻すことができる。また、アクチュエータの取
付誤差等により、プリストロークと出力軸の回転変位量
との関係が正規の関係からずれた場合には、位置決めピ
ンを中心としてアクチュエータを回動させ、出力軸をタ
イミングロッドの径方向へ移動させる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について添付の第1図ない
し第5図を参照して説明する。
第1図および第2図において符号1は燃料噴射ポンプ
である。この燃料噴射ポンプ1のポンプ本体2には、ブ
ラケット3が2つの位置決めピン(図示せず)によって
位置決めされるとともに、ボルト4によって固定されて
いる。このブラケット3には、電磁アクチュエータ(ア
クチュエータ)5がボルト6によって固定されている。
このアクチュエータ5によって燃料噴射ポンプ1のプリ
ストロークが調節されるようになっている。
ここで、この考案に係る燃料噴射ポンプ1は、アクチ
ュエータ5のブラケット3に対する位置決め構造に特徴
があるのであり、燃料噴射ポンプ1およびアクチュエー
タ5の構造は周知のものと同様である。そこで、位置決
め構造とそれに関連するプリストロークの制御機構につ
いてのみ説明することとし、他の構造については説明を
省略する。
まず、プリストロークの制御機構について説明する
と、ポンプ本体2の上部には、バレル7が配置固定され
ている。バレル7の下端部には、第3図に示すように、
プランジャ8の上端部が摺動自在に挿入されている。こ
のプランジャ8は、カム軸(図示せず)の回転に追随し
て上下動するものであり、上動時にバレル7の内部に形
成された燃料加圧室9内の燃料を加圧するようになって
いる。なお、加圧された燃料は、デリバリバルブ10を介
して燃焼噴射ノズル(図示せず)に圧送され、燃料噴射
ノズルからエンジンの燃焼室に噴射されるようになって
いる。
また、プリストロークを調節するために、プランジャ
8の内部には、燃料加圧室9に臨む上端面から下方へ延
びる縦孔8aが形成されるとともに、縦孔8aの下端部から
径方向に延び、プランジャ8の外周面に開口する横孔8b
が形成されている。一方、プランジャ8の外周には、タ
イミングスリーブ11が摺動自在に設けられている。
上記構成において、プランジャ8の上動当初は横孔8b
がタイミングスリーブ11から露出している。したがっ
て、プランジャ8が上動しても、燃料加圧室9内の燃料
は、縦孔8aおよび横孔8bを介して燃料溜まり(この燃料
溜まり)は、タイミングスリーブ11を囲むようにして形
成されている。)に流出するだけであり、加圧されるこ
とがない。プランジャ8がさらに上動し、横孔8bがタイ
ミングスリーブ11によって遮蔽されると、燃料が加圧さ
れる。プランジャ8が上動を開始してから横孔8bがタイ
ミングスリーブ11によって遮蔽されるまでの間にプラン
ジャ8が上動する距離がプリストロークである。したが
って、プリストロークはタイミングスリーブ11を上方へ
変位させると大きくなり、下方を変位させると小さくな
る。
なお、プランジャ8の外周面には、横孔8bの開口部か
ら上方へ向かって延びる縦溝8c、およびこの縦溝8cの上
端部から螺旋状に延びるリード8dが形成されており、リ
ード8dがタイミングスリーブ11に形成されたスピルポー
ト11aと対向すると、燃料加圧室9内の燃料が縦孔8a、
横孔8b、縦溝8c、リード8dおよびスピルポート11aを介
して燃料溜まりに流出する。これによって、燃料加圧が
終了する。つまり、燃料加圧開始後、リード8dがスピル
ポート11aと対向するまでの間にプランジャ8が移動す
る距離によって燃料噴射量が調節されているのであり、
燃料噴射量は、コントロールロッドおよびコントロール
スリーブ(いずれも図示せず)によってプランジャ8を
回動させ、リード8dのスピルポート11aとの対向箇所を
変えることにより、調節することができる。
また、タイミングスリーブ11をプランジャ8の軸線方
向(上下方向)へ変位させてプリストロークを調節する
ために、ポンプ本体2には、タイミングロッド12が回動
自在に設けられている。このタイミングロッド12は、ピ
ン13を介してタイミングスリーブ11に係合しており、矢
印A方向へ回動するとタイミングスリーブ11が下方へ変
位してプリストロークが小さくなり、矢印B方向へ回動
するタイミング11が上方へ変位してプリストロークが大
きくなる。
上記タイミングロッド12の一端部は、ポンプ本体2を
貫通して上記ブラケット3内に突出しており、その突出
端部にはU字リンク14が固定されている。このU字リン
ク14には、タイミングロッド12の軸線C1と直交する線上
を延びる溝部14aが形成されている。
また、上記アクチュエータ5は、第1図および第2図
に示すように、ケーシング15と、蓋体16とを備えてい
る。ケーシング15は、両端が開放された枠状をなすもの
であり、その一端面をブラケット3に突き当てた状態で
ボルト6によって固定されている。一方、蓋体16は、ケ
ーシング15の他端開放部を遮蔽するためのものであり、
ボルト17によってケーシング15に固定されている。
上記ケーシング15の内部には、第3図に示すように、
コイル18が巻回されたステータ19が固定されるととも
に、軸線C1と平行な軸線C2を有するロータ20が回動自在
に設けられている。このロータ20は、コイル18に通電す
ると、ばね21の付勢力に抗して矢印C方向へ回動するよ
うになっている。勿論、ロータ20の回動量はコイル18に
対する通電量に比例するようになっている。
また、ロータ20には、それと軸線を一致させた出力軸
22が一体的に設けられている。この出力軸22の先端面に
は、軸線C2から偏心した箇所に球状をなす係合部23が固
定されている。この係合部23は、第4図に示すように、
その直径がU字リンク14の溝部14aとほぼ同一寸法にな
されており、溝部14aに摺動自在に挿入されている。し
かも、係合部23は、溝部14aに対しタイミングロッド12
の軸線C1から偏心した箇所に挿入されている。したがっ
て、出力軸22が矢印C方向へ回動すると、タイミングロ
ッド12が矢印A方向へ回動してプリストロークを減少さ
せ、逆に矢印D方向へ回動するとプリストロークを増大
させることになる。
なお、ロータ20(出力軸22)の回動量は、ポテンショ
ンメータ等のセンサ(図示せず)によって検出されてお
り、センサの出力信号(出力電圧)はマイクロコンピュ
ータ等の制御装置にフィードバックされている。制御装
置は、センサの出力信号から実プリストロークを演算す
るとともに、エンジンの回転数、負荷等に基づいて目標
プリストロークを演算する。そして、実プリストローク
が目標プリストロークと一致するよう、アクチュエータ
5を制御するようになっている。
上記構成は、周知の燃料噴射ポンプの構成と同様であ
るが、この燃料噴射ポンプ1はさらに次のような構成を
有している。
すなわち、第1図および第2図に示すように、上記ブ
ラケット3のケーシング15との突き合わせ面3aには、軸
線C1,C2と平行に配置された位置決めピン24が立設固定
されている。一方、ケーシング15のブラケット3との突
き合わせ面15aには、位置決めピン24が回動自在に嵌合
する位置決め孔25が形成されている。この場合、位置決
めピン24および位置決め孔25は、次のようにしてそれぞ
れの位置が決定されている。
いま、コイル18に対する通電を停止させたものとす
る。すると、ロータ20がばね21の付勢力によって矢印D
方向へ回動せしめられ、タイミングロッド12が矢印B方
向へ回動せしめられる。これによってタイミングスリー
ブ11が上方へ変位し、バレル7に突き当たる。タイミン
グスリーブ11がバレル7に突き当たった状態(プリスト
ロークが最大の状態)において、上記位置決めピン24
は、軸線C2と直交するとともに、溝部14aと直交する線
l上に配置されている。勿論、位置決め孔25は、そのよ
うに配置された位置決めピン24と対向する部分に形成さ
れている。
また、ブラケット3とアクチュエータ5のケーシング
15との各外面であって、突き合わせ面5a、15aを間にし
て互いに隣接する箇所には、位置決めピン24を中心と
し、かつ半径が等しい円弧面26,27がそれぞれ形成され
ている。これらの円弧面26,27には、合いマーク28,29が
同時刻印されている。
なお、ボルト6を挿通するためにケーシング15に形成
された挿通孔15bは、後述する理由により、位置決めピ
ン24を中心として円弧状に延びる長孔とされている。
上記構成の燃料噴射ポンプ1においては、ポンプハウ
ジング2にアクチュエータ5を正規の位置に取り付けた
後、円弧面26,27に合いマーク28,29を同時刻印する。こ
のような合いマーク28,29を同時刻印しておけば、仮に
アクチュエータ5が位置ずれした場合には、位置決めピ
ン24を中心にしてアクチュエータ5を回動させ、合いマ
ーク28,29を一致させることにより、アクチュエータ5
を正規の位置に正確に、かつ容易に戻すことができる。
しかも、位置決めピン24と位置決め孔25とをそれぞれ
1個宛形成するものであるから、2個宛形成する場合に
比して製造の容易性が格段に向上し、製造の手間および
製造費を低減することができる。
また、この実施例においては、プリストロークとセン
サの出力電圧とが予め設定された正規の関係になるよ
う、アクチュエータ5を取り付けることができる。すな
わち、プリストロークとセンサの出力電圧との関係が第
5図における特性線イの関係になるように設定されてい
たものとする。これに対し、製造時および組み立て時の
誤差により、タイミングロッド12の軸線C1からピン13と
タイミングスリーブ11との接触箇所までの距離Lに誤差
が生じると、特性線イのような関係にならない。例え
ば、距離Lが正規の距離より長い場合には、タイミング
ロッド12の回動量、つまりロータ20の回動量当たりのタ
イミングスリーブ11の変位量が大きくなるため、プリス
トロークとセンサの出力電圧との関係が特性線ロのよう
になる。一方、距離Lが短い場合には特性線ハのような
関係になる。
しかるに、この実施例の燃料噴射ポンプにおいては、
位置決めピン24を直線l上に配置しているから、特性線
ロのような関係にある場合には、タイミングスリーブ11
をバレル7に突き当てた状態で、位置決めピン24を中心
にしてアクチュエータ5を第4図の矢印E方向へ若干回
動させる。すると、ロータ20の軸線C2が第4図の上方へ
移動するため、ロータ20の一定回動量に対するタイミン
グロッド12の回動量が減少する。この減少量により距離
Lが長いことに起因するタイミングスリーブ11の変位量
増加分を相殺することができ、プリストロークとセンサ
の出力電圧との関係を正規の特性線イの関係に修正する
ことができる。勿論、距離Lが短い場合には、アクチュ
エータ5を矢印F方向へ回動させればよい。
このような調整を行うために、挿通孔15bを位置決め
ピン24を中心とする長孔としたものである。
なお、アクチュエータ5を位置決めピン24を中心にし
て回動させると、ロータ20の軸線C2が溝部14aが延びる
方向と直交する方向へ移動しようとする。このとき、タ
イミングスリーブ11がバレル7に突き当たった状態で位
置固定され、ひいてはU字リンク14が位置固定されてい
るため、ロータ20は、溝部14aが延びる方向へ軸線C2
移動しようとする分だけ回動してしまう。このため、プ
リストロークとセンサの出力電圧との関係が特性線イの
ようにならなくなってしまい、例えば特性線イを上また
は下に平行移動したような関係になってしまうおそれが
ある。しかし、実際には位置決めピン24が溝部14aが延
びる方向と直交する直線l上に配置されているので、ア
クチュエータ5の回動による軸線C2の溝部14aが延びる
方向への移動量が僅かである。したがって、ロータ20の
回動量も極めて僅かであり、ほとんど無視することがで
きる。よって、アクチュエータ5を回動させることに起
因して、特性線イが上下に平行移動してしまうような新
たな不具合が発生することを防止することができる。上
記のようなロータ20の回動量をさらに少なくするために
は、位置決めピン24を軸線C2からできる限り離間させる
のがよい。
なお、この考案は、上記の実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可
能である。例えば、上記の実施例においては、位置決め
ピン24を直線l上に配置しているが、プリストロークと
センサの出力電圧との修正を考慮しないのであれば、直
線lから外れた箇所に配置してもよい。
また、上記の実施例においては、位置決めピン24をブ
ラケット3に設けているが、アクチュエータ5のケーシ
ング15に設けてもよい。さらに、アクチュエータ5をブ
ラケット3を介してポンプ本体2に取り付けているが、
ポンプ本体2に直接取り付けてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の燃料噴射ポンプによ
れば、アクチュエータを1つの位置決めピンを介してポ
ンプ本体に回動可能に設け、ポンプ本体とアクチュエー
タとの各外面のうちの互いに隣接する箇所に位置決めピ
ンを中心とし、かつ半径の等しい円弧面をそれぞれ形成
したものであるから、円弧面に合いマークを同時刻印し
ておき、アクチュエータが位置ずれした場合には、アク
チュエータを位置決めピンを中心に回動させて、各円弧
面に形成された合いマークを一致させることにより、ア
クチュエータを元の取り付け位置に容易に、かつ高精度
に戻すことができる。また、位置決めピンおよびそれが
嵌合する位置決め孔をそれぞれ1つだけ形成するもので
あるから、製造が容易であり、製造費を低減することが
できる。さらに、アクチュエータの取付誤差等により、
プリストロークと出力軸の回転変位量との関係が正規の
関係から外れた場合には、位置決めピンを中心としてア
クチュエータを回動させ、出力軸をタイミングロッドの
径方向へ移動させることにより、正規の関係に調節する
ことができる。しかも、アクチュエータを回動させるこ
とに起因して、プリストロークと出力軸の回転変位量と
の関係が正規の関係から新たに外れてしまうような不具
合が発生するのを防止することができる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
添付の第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図はその一部省略正面図、第2図は第1図
のII矢視図、第3図はプリストロークの調節機構を示す
斜視図、第4図はタイミングロッドおよび出力軸の各軸
線と位置決めピンとの位置関係を示す図、第5図はプリ
ストロークとセンサの出力電圧との関係を示す図であ
る。 1…燃料噴射ポンプ、2…ポンプ本体、5…アクチュエ
ータ、11…タイミングスリーブ、12…タイミングロッ
ド、14…U字リンク、14a…溝部、15…アクチュエータ
のケーシング、22…出力軸、23…係合部、24…位置決め
ピン、25…位置決め孔、26,27…円弧面、28,29…合いマ
ーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大石 卓史 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 ヂーゼル機器株式会社東松山工場内 (72)考案者 横田 徹 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 ヂーゼル機器株式会社東松山工場内 (72)考案者 岡本 研二 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 ヂーゼル機器株式会社東松山工場内 (56)参考文献 特開 昭60−32943(JP,A) 実開 昭63−162940(JP,U) 実開 昭63−143732(JP,U) 実開 昭63−140152(JP,U) 実開 昭58−167770(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体にアクチュエータを取り付け、
    このアクチュエータの回動する出力軸の偏心部分に係合
    部を形成し、この係合部をタイミングロッドの偏心箇所
    にタイミングロッドの径方向へ移動可能に、かつ周方向
    へ移動不能に係合させ、前記出力軸の回動によって前記
    タイミングロッドを回動させることにより、プリストロ
    ークを調節するようにした燃料噴射ポンプにおいて、前
    記ポンプ本体と前記アクチュエータとの間にアクチュエ
    ータが回動可能に取り付けられる1つの位置決めピンを
    設け、前記ポンプ本体と前記アクチュエータとの各外面
    のうちの互いに隣接する箇所に前記位置決めピンを中心
    とし、かつ半径の等しい円弧面をそれぞれ形成し、前記
    位置決めピンを、前記アクチュエータを回動させた際に
    前記出力軸が前記タイミングロッドの径方向へ移動する
    よう、前記出力軸と直交する線上に配置したことを特徴
    とする燃料噴射ポンプ。
JP1990038102U 1990-04-11 1990-04-11 燃料噴射ポンプ Expired - Lifetime JP2512425Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6032943A (ja) * 1983-08-03 1985-02-20 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 小形デイ−ゼル機関用燃料噴射ポンプの調節装置
JPH063163Y2 (ja) * 1985-01-11 1994-01-26 株式会社ゼクセル 燃料噴射ポンプ

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