JP2511795Y2 - 外壁の水切り構造 - Google Patents

外壁の水切り構造

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JP2511795Y2
JP2511795Y2 JP7852691U JP7852691U JP2511795Y2 JP 2511795 Y2 JP2511795 Y2 JP 2511795Y2 JP 7852691 U JP7852691 U JP 7852691U JP 7852691 U JP7852691 U JP 7852691U JP 2511795 Y2 JP2511795 Y2 JP 2511795Y2
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draining
piece
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drainer
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JP7852691U
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JPH0561304U (ja
Inventor
敏明 吉田
範久 馬場
Original Assignee
大同鋼板株式会社
株式会社かな和工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外壁パネルと基礎との
間の水切り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来にあっては、図8に示すように、断
面略L字状の固定部1′の先端から下方に水切り部5′
を突設して水切り板6′を形成し、水切り板6′の固定
部1′の縦片7′を胴縁9に当接させると共にこの縦片
7′に断面略U字状のスタータ27の屋内側の側片28
を当接させ、この側片から固定具8を打入して水切り板
6′とスタータ27を胴縁9に固定し、水切り板6′の
水切り部5′により基礎10の前面を覆うと共にスター
タ27の屋外側の側片29に外壁パネル11の下端面の
凹溝12を被嵌させて外壁の水切り構造が構成されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来にあっては、水切
り板6′とスタータ27の二種の部材を必要として施工
に手間を要するだけでなく、水切り板6′の水切り部
5′の前面を上昇する雨水はスタータ27の屋内側側片
28と水切り板6′の固定部1′の縦片7′との間を毛
細管現象により上昇して屋内側にまで浸入してしまうと
いう問題があった。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、部材点数を削減でき、
施工性が向上し、しかも雨水の屋内側への浸入を確実に
防止できる外壁の水切り構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の外壁の水切り構
造は、断面略コ字状の固定部1の上横片2の先端から上
方に係止部3を突設すると共に下横片4の先端から下方
に水切り部5を突設して水切り板6を形成し、水切り板
6をその固定部1の縦片7から固定具8を打入して胴縁
9に固定して水切り部5により基礎10の前面を覆い、
水切り板6の係止部3に最下部の外壁パネル11の下端
面の凹溝12を被嵌させて成るものであり、この構成に
より上記課題が解決されたものである。
【0006】
【作用】水切り板6により水切りと外壁パネル11の係
止ができ、部材点数を削減できると共に施工性が向上す
るものであり、しかも、水切り板6の水切り部5の前面
を上昇してくる雨水を固定部1によりせき止めて屋外側
へ排水させることができるものである。
【0007】
【実施例】水切り板6は、図2に示すように長尺の塗装
鋼板の板金加工により形成されたものであり、図2に示
すように断面コ字状の固定部1の上横片2の先端部が上
方に向けて略逆V字状に屈曲されて係止部3が設けられ
ており、下横片4の先端部が下方にL字状に折曲されて
段部12が設けられ、この段部13の先端から下方に向
けて水切り部5が突設されている。水切り部5の下端部
は屋外側に向けてU字状に屈曲されて受け部14が設け
られている。この水切り板6はその固定部1の縦片7か
らセルフドリリングスクリューである固定具8が打入さ
れて基礎10上に固着された胴縁9に固定されている。
水切り部5により基礎10の前面が覆われ、水切り板6
の係止部3に最下部の外壁パネル11の下端面の凹溝1
2が被嵌されている。外壁パネル11はサンドイッチパ
ネルであり、図2に示すように金属板である外皮材15
間に発泡樹脂である芯材16が充填されて形成されても
のであり、一端部には覆い片17と嵌合凸部18が突設
されて両者の間が凹溝12となっており、他端部には嵌
合凹部19が設けられ、屋外側に固定用溝20が形成さ
れている。23、30はパッキンである。この外壁パネ
ル11は固定用溝20にパッキン付テクス21を打入し
て縦胴縁22に固定され、下方の外壁パネル11の嵌合
凹部19に上方の外壁パネル11の嵌合凸部18がパッ
キン23を介在させて嵌合されて上下方向で接合されて
いる。各外壁パネル11の覆い片17によりパッキン付
テクス21が覆われ、最下部の外壁パネル11の覆い片
17が水切り板6の段部13上に位置して固定部1が覆
われて固定具8が外部から視認されなくしている。
【0008】而して、水切り板6の水切り部5の前面を
上昇してくる雨水を固定部1によりせき止めて屋外側へ
排水させることができるものである。又、外壁パネル1
1の横方向の接合部における縦目地部分では、水切り板
6だけでは雨水が屋内側に浸入する恐れがあり、従っ
て、図4及び図5に示すように水切り捨板24が水切り
板6の屋内側面から外壁パネル11の下端部の屋内側面
に沿わせて配設されている。31は裏板、32はコーキ
ング材である。この水切り捨板24は水切り板6の段部
13と水切り部5の形状と略同一の本体25の上端に固
定部1よりも高い立ち上げ片26が立設されて形成され
たものである。立ち上げ片26の高さは、例えば55m
mである。この立ち上げ片26により目地部からの漏水
を落下させて水切り板6との間隙33から屋外に排水さ
せるようにしている。尚、この水切り捨板24は水切り
板6の横方向でのジョイナーとしても機能させることが
できる。
【0009】
【考案の効果】本考案にあっては、水切り板をその固定
部の縦片から固定具を打入して胴縁に固定して水切り部
により基礎の前面を覆い、水切り板の係止部に最下部の
外壁パネルの下端面の凹溝を被嵌させているので、水切
り板により水切りと外壁パネルの係止ができ、部材点数
を削減できると共に施工性が向上するものであり、しか
も、水切り板の水切り部の前面を上昇してくる雨水を固
定部によりせき止めて屋外側へ排水させることができ、
確実な水切り処理が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上における水切り板を示す断面図である。
【図3】同上における外壁パネルの上下方向の連結を示
す断面図である。
【図4】同上における縦目地部における納まりを示す断
面図である。
【図5】同上の一部省略斜視図である。
【図6】同上における水切り捨板を示す断面図である。
【図7】同上における外壁パネルを示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定部 2 上横片 3 係止部 4 下横片 5 水切り部 6 水切り板 7 縦片 8 固定具 9 胴縁 10 基礎 11 外壁パネル 12 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−182449(JP,A) 実開 昭63−106807(JP,U) 実開 昭62−189407(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面略コ字状の固定部の上横片の先端から
    上方に係止部を突設すると共に下横片の先端から下方に
    水切り部を突設して水切り板を形成し、水切り板をその
    固定部の縦片から固定具を打入して胴縁に固定して水切
    り部により基礎の前面を覆い、水切り板の係止部に最下
    部の外壁パネルの下端面の凹溝を被嵌させて成る外壁の
    水切り構造。
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